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2022/05/31 (Tue) 09:35:44
部屋には名画複製画を飾ろう
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2022/08/02 (Tue) 08:05:34
芸術の起源
雑記帳
2021年11月21日
最初の芸術とは何か
https://sicambre.at.webry.info/202111/article_21.html
最初の芸術に関する見解(McDermott., 2021)が公表されました。スラウェシ島では遅くとも45000年前頃までさかのぼるイノシシ(図1)を描いた洞窟壁画が発見され(図2)、現時点では世界最古の具象芸術とされており、世界最古の芸術との評価もあります(関連記事)。しかし、どの絵画や描画や彫刻が「最古」という言葉に値するのか、議論の余地があります。考古学者が芸術をどう定義するのかによっても、この呼び名は変わってきます。以下は本論文の図1です。
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スラウェシ島のイノシシは、確かに最古の具象的もしくは表象的芸術です。それは実物から描くもので、平均的な観察者が一目見て、抽象作品ではなくイノシシとして認識するようなものだ、とスラウェシ島の洞窟壁画を報告したブラム(Adam Brumm)氏は説明します。表象芸術は、ギリシアのヘレニズム美術の大理石の女神から、アメリカ大陸先住民のシャチやワタリガラスの仮面まで、芸術史において一般的です。以下は本論文の図2です。
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非具象的もしくは非表象的表現もあります。キャンバス上のロスコ(Mark Rothko)のカラーブロックからトゥルイット(Anne Truitt)の色彩豊かな最小限の柱まで、現代劇場では豊富な事例があります。最初の抽象的な模様は、スラウェシ島のイノシシの洞窟壁画よりも数万年早く出現し、現生人類(Homo sapiens)や他の人類が、平行線や格子や円を貝殻や骨に刻みつけました。しかし考古学者の間では、これらが実際に芸術的表現の最初の煌めきなのかどうか、意見が分かれています。
ドイツで最近発見された、ネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)の所産と考えられている51000年前頃の骨に刻まれた線(図3)を含む、具象的および抽象的画像両方の最近の発見により、芸術はいつ本当に、どの種で誕生したのか、という問題への関心が高まっています。考古学的証拠に加えて、古代の線刻の写真を用いた現代の認知実験があります。この研究は、彫刻が元々「芸術」、つまり視覚を刺激するために意図的に作られた画像や線刻として意図されていたのかどうか、研究者が認識するのに役立ちます。以下は本論文の図3です。
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●手と火明かり
進化認知考古学者のスタウト(Dietrich Stout)氏は、旧石器時代芸術の研究において、何が芸術なのかわからないことに大きな問題がある、と打ち明けます。スペインのアルタミラ(Altamira)で1880年に洞窟壁画が発見された時、考古学者は偽造と推測しました。数十年後、アルタミラの洞窟壁画が遅くとも13500年前頃と明らかになってさえ、研究者は芸術の定義にあまり時間を費やさなかった、とスタウト氏は指摘します。見れば分かる、というわけです。アルタミラの洞窟壁画には、技術やさまざまな素材や絵を描く時の灯りが必要です。それらは、19世紀のヨーロッパの美術館が展示するような、抽象的なものよりも具象的なものを多用した絵のようでした。
これは初期の考古学者には、ヨーロッパの洞窟壁画を描いた人々が認知的には完全に現代的で、粗野なものから比較的洗練されたものへと急激に変わったのではないか、と考えられました。これにより、現実世界の印象を頭の中で思い浮かべ、岩の線を用いることで、それらの印象の物理的表現が可能となりました。直接的証拠がないにも関わらず、その頃の考古学者は、旧石器時代の芸術家が、言語や抽象的思考や宗教など、他の「現代的な」特徴の全てを有していたに違いない、と推測しました。初期の考古学者が想像していたような芸術は、最初期のヨーロッパの洞窟壁画と同時に創造的な革命を起こし、それはフランスの当時としては最古の洞窟壁画となるショーヴェ(Chauvet)洞窟の3万年前頃のことでした。
しかし、これは軽率な結論と分かりました。現生人類では脳サイズが過去50万年間あまり変化しておらず、問題のある概念だ、とスタウト氏は指摘します。現代文化の多くでは、具象的芸術も抽象的芸術も作られています。したがって、ヨーロッパの具象的な芸術作品が、表象的芸術技術を有する新たな集団の到来を告げるものではなく、認知的飛躍の証拠である、と仮定する妥当な理由はありません。重要なのは、「革命」との発想がヨーロッパの考古学的記録のみを見ていた人為産物だったことです、とスタウト氏は指摘します。ヨーロッパにおける移住の兆候は、急激な革命的変化との印象を与えていましたが、他地域ではもっと緩やかな変化だった、と分かっています。現在、世界中で「芸術」表現に多様性が見られ、具象的芸術を「現代的」特徴のより広範な一括品の主要な指標としてみなす理由はもはやない、とスタウト氏は指摘します。
スタウト氏は、現在考古学の分野にはいくつかの異なる陣営があり、それぞれが微妙に異なる定義に固執している、と考えています。それは全て、明らかに現代の難問である、芸術とは何か?の核心に迫っています。芸術とみなされるものの最も一般的な基準は、明らかな実用性のない行動です。たとえば、スラウェシ島のイノシシを描くために用いられた赤色顔料のオーカー(鉄分を多く含んだ粘土)です。この顔料は具象的芸術に先行するより古い遺跡でも発見されており、顔や他の身体部位の装飾として芸術的に用いられたかもしれませんが、その証明は困難です。オーカーは、たとえば動物の皮の加工など、実用的にも用いられます。ある種の美的原理もしくは意味を伝える意図がじっさいにあった、というより強い証拠を求める考古学者もいる、とスタウト氏は指摘します。たとえば、ビーズは装飾品ですが、集団の独自性を示すこともあります。しかし、その実用性を除外することは困難です。
それでも、合意が得られつつある分野もいくつかあります。現生人類の芸術がヨーロッパで4万年前頃に始まった、との考えは「崩れかけている」とブラム氏は指摘します。スラウェシ島のイノシシの洞窟壁画は、その先駆けとなります。このイノシシの絵は表象的で、ヨーロッパにおける同等の具象画よりも5000年以上先行する、とブラム氏は指摘します。スラウェシ島のイノシシの洞窟壁画は、最古の具象的芸術ではないかもしれません。インドから中国までの狩猟採集生活を描いた洞窟の風景は、もっと古い可能性があります。
大きな課題の一つは、ほとんどの洞窟壁画の年代測定が難しいことです。たとえばインドネシアでは、1950年代にアンテドンゲ(Leang Tedongnge)の一部地域で洞窟壁画が最初に報告され、それは伸ばした手の周りに一口の顔料を吹きつけ、洞窟の壁につけたものでした。最近まで、インドネシアの高温湿潤な環境ではそれほど古くないだろう、と推測されていました。塗料はすぐに侵食されるだろう、というわけです。
しかし2011年に、ブラム氏たちは、インドネシアの石灰岩洞窟の一部の壁画の上に形成された、ポップコーン型の成長物に気づきました。これは、絵が描かれた後しばらくして形成されたようです。この成長物は、鍾乳石に似た方解石の沈殿堆積物と明らかになりました。この成長物は、何世紀にもわたって何百もの硬化層に蓄積します。ウランとその崩壊物であるトリウムの比率を測定することにより、ポップコーン型の堆積物の最古層が年代測定されました。2014年に、手形の上のポップコーン型の堆積物は少なくとも4万年前頃だと公表されました(関連記事)。その後、インドネシアの他の洞窟で狩猟場面が発見され、最古の具象的芸術の年代は43900年前頃までさかのぼりました(関連記事)。2021年には、上述の現時点で世界最古の表象的芸術とされるイノシシの絵に関する研究が公表されました(関連記事)。スラウェシ島でのこれらの発見は、表象的芸術がアジアで始まったことを示唆している可能性がありますが、より可能性が高いのは、人類史を通じての表象的芸術の軌跡の一部にすぎないことです、とブラム氏は指摘します。最古の壁画は現生人類の出アフリカ前にさかのぼる、とブラム氏は予想しています。
●記号と意味
「芸術」を構成するものに関する他の解釈は、異なる起源の物語を示唆しているかもしれません。つまり、現生人類で始まるとは限らない、ということです。抽象的表現の証拠は50万年前頃までさかのぼり、ジャワ島のホモ・エレクトス(Homo erectus)がジグザグ形の線を貝殻に刻みました(関連記事)。ドイツのネアンデルタール人が居住していた洞窟では、51000年前頃となるシカの骨に刻まれた抽象的な三重のL字型バターンが発見され、ホラアナグマの頭蓋1点とシカの肩甲骨2点との間に置かれていました。顕微鏡検査とCT走査により、骨の三次元画像が明らかになり、骨では彫刻が正確に刻まれ、きちんとした確度で切りつけられており、それらが道具から偶然切り刻まれた跡ではなく、意図的に作成されたことを示唆します。この彫刻は骨自体の放射性炭素年代測定により51000年前頃と水位呈されており、この遺跡の道具がネアンデルタール人的な特徴を示すことともに、現生人類がヨーロッパに到来する数千年前に作られたことを示唆します。
この線刻のある骨を報告したリーダー(Dirk Leder)氏は、この発見について収穫が二つある、と指摘します。まず、ネアンデルタール人には意図的な象徴的表現を構築する能力があった、ということで、これは過去には議論となってきました。次に、芸術の起源は45000年前頃よりもずっと長い時間枠にさかのぼる、ということです。現生人類とネアンデルタール人はともに表象的ではないとしても、表現的で伝達的な線刻や描画を行なっており、今後も議論は続くでしょうが、芸術的表現がネアンデルタール人や恐らくはそれ以前の人類によっても作られている、とますます認識されるようになるだろう、とリーダー氏は予想しています。
リーダー氏たちの芸術の定義が主観的に見えるならば、そうです。しかし、認知科学者たちは、象徴性の起源を正確に示すことにより、さらに客観的な評価を試みています。一部の考古学者は、それぞれの落書きには何らかの意味を示している、と主張します。たとえば円は「馬」を意味するかもしれませんが、その形態は動物とはまったく似ていません。他の考古学者は、彫刻を美的には興味深いものの、それ以外には意味のない装飾と考えています。
この問題の解決のため、認知科学者のティレン(Kristian Tylén)氏は2017年から考古学者と協力して、南アフリカ共和国のブロンボス(Blombos)洞窟や他の遺跡の10万年前頃までさかのぼる線刻を用いて研究しました。ティレン氏たちは、現代人を対象とした一連の認知実験を設計しました。たとえば、刻まれたパターンがどれほど識別可能か、といった検証です。たとえば、単純な格子から図像や単語に進化するなど。経時的にパターンが特定のものを意味するようになる何らかの適応的圧力があったならば、数覧年にわたってパターンがより記憶に残り、区別しやすくなる、と考古学者は予測するでしょう。
実験では、被験者たちに古代の線刻、たとえば、画面上で数秒間点滅した画像が見せられ、次に記憶から見たばかりのパターンを再描画するよう指示されました(図4)。象徴性の進化と一致して、より新しい人工物は以前のものよりも思い出しやすい、と示されました。しかし、同じ研究の別の一連の実験では、参加者はできるだけ早く同じパターンに一致しました。この場合、研究者たちはより新しい若しくはより新しいパターンの識別可能性に意味のあるパターンを見つけられませんでした。これらの落書きは最初の芸術と考えるべきで、特定の意味を示す伝達標識ではなく、美しくて視覚系を刺激するように作られた、とティレン氏は指摘します。以下は本論文の図4です。
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神経考古学者であるホジソン(Derek Hodgson)氏は、2019年に本質的な同じ結論に達する見解を公表しました。最初の意図的な模様は平行線か交差が多く、神経が水平線と垂直線にとくに敏感な視覚野の偏りに起因している、とホジソン氏は考えています。記号がより大きな象徴的意味を持てば、言語が異なるように、文化ごとに象徴的意味の間の違いがより大きくなると予測される、とホジソン氏は指摘します。しかし代わりに、最初の格子やV字型や線は、世界中で限られた数の形状で現れており、視覚的に興味深いものの、明示的に意味はない、とホジソン氏は示唆します。
しかし、ホジソン氏の理論と反するような見解がすぐに提示されました。デリコ(Francesco d’Errico)氏は機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて、54万~3万年前頃の線刻、景観、物体、アルファベットでの意味のない単語、古代の書記体系である線文字Bの断片など、さまざまな画像と、これらすべての刺激の組み換え版により刺激された、脳領域を特定しました。デリコ氏たちは、全ての刺激の組み換え版が参加者一次視覚野で処理されことを明らかにし、これは、脳によるそれ以上の処理なしの単純な視覚認識を示唆します。しかし、線刻は脳領域を物体の認識方法と同様のパターンで活性化しており、組織化された視覚表現として処理され、象徴的意味づけのために用いられたかもしれない、と示唆されます。
現代の研究の一つの制約は、現代人の被験者を用いることです。たとえば、デリコ氏の研究では、複雑な形態と関連する領域での現代人の脳の活動が、何千年も前の象徴的意味の証拠として解釈されています。問題は、現代人が読み書きを学んできたため、脳のその領域にひじょうに象徴的な脳力を持っていることです、とホジソン氏は指摘します。人々が文字を用いる前に脳の領域が同様に活動したのかどうか分からない、というわけです。デリコ氏は、今後刊行予定の研究で、考古学者の脳活動のパターンを非専門家のそれと比較することにより、現代人で研究する限界に対処しようと計画しています。専門家と非専門家の両方が、実際の線刻と、線刻のように見える意図的ではない自然の模様の集合を見ます。考古学者は、じっさいの線刻に必要な手の動きを覚えている脳の運動野を用いることで、意図的ではない模様をすぐに見つける必要があります。現代の専門家の脳の反応を、現代の非専門家のそれと比較することは、過去の象徴的意味を推測するために、現代の参加者の反応を用いるよりも公平である、とデリコ氏は指摘します。
デリコ氏は芸術がひじょうに曖昧な概念であることを、注意深く指摘します。デリコ氏やティレン氏やホジソン氏たちは、芸術の曙について明確に議論しているわけではなく、むしろ象徴的な物質文化の出現と進化について議論しています。カラハリのサン人は平行線の記号を用いて、たとえば矢の所有権を示します。その模様には象徴的役割がありますが、サン人は芸術ではなく職人技とみなします。それでも、一部の考古学者が、芸術的であるには表現は象徴的であるべきだ、と主張するので、象徴性の出現時期は依然として、芸術の始まりと関連する問題です。
デリコ氏は個人的には、そうした見解に同意しておらず、象徴性と芸術は必ずしも関連していない、と指摘します。研究者たちが象徴性の定義で何らかの合意に達したとしてさえ、芸術自体の定義について一致に達するのは難しいでしょう。そうした一致は、芸術時代の信念から逸脱する可能性があります。デリコ氏は、特定の社会が芸術家にとって独立した役割を有している、との証拠がなければ、集団が「芸術」を作った、と述べることに躊躇います。芸術は誰かが芸術家として社会的役割を得る時に社会で始まる、とデリコ氏は考えています。その場合社会は、誰かが特別な訓練と他の人にはできない経験を有すると認識している、というわけです。
では、最初の芸術はいつだったでしょうか?答えは、考古学者がどの芸術の定義を支持し、考古学者が問うている特定の研究の問題に依存します。抽象的な芸術は原始的で、表象的芸術に進化した、との見解はますます説得力を失いつつあるようです。ティレン氏は、抽象的な芸術とスラウェシ島のイノシシの洞窟壁画など具象的な作品には独立した起源があるかもしれない、と推測しています。ヨーロッパでは、一部の旧石器時代の動物の小立像は、表象的芸術の始まりの後に出現したようで、ずっと古いパターンと類似した抽象的な線刻で装飾されています。これは、二つの表現の同時形態を示唆します。一方は、純粋に美的で抽象的であり、もう一方は、少々的で表象的であり、おそらくはより複雑な認知を必要とします。
今後、スラウェシ島のイノシシの洞窟壁画が最古の具象的芸術ではなくなるかもしれません。ブラム氏は現在、スラウェシ島とニューギニア島のインドネシア側との間の島々の調査資金を申請中で、最初にインドネシアの島々を下り、65000年前頃にオーストラリアの北端に到達した人々の経路をたどっています。ブラム氏は、スラウェシ島の東側の未調査の島々で、スラウェシ島よりも古い壁画が見つかることを期待しています。これまで未調査の島々の絵がオーストラリアの最初の住民と同じくらい古ければ、19~20世紀の一部の考古学者が考えていたよりも少なくとも2倍の期間、この地域の最初期の旅人は芸術表現を有していた、と示唆されます。考古学者を初めとする人々の関心をそそるのは、このような大きな問題と歴史の修正です。それは考古学で最大級の問題の一つで、現代人の祖先もしくは近縁がいつ芸術の連続体である模様もしくは形態を作り始めて、その理由は何だったのか、注目されます。
参考文献:
McDermott A.(2021): News Feature: What was the first “art”? How would we know? PNAS, 118, 44, e2117561118.
https://doi.org/10.1073/pnas.2117561118
https://sicambre.at.webry.info/202111/article_21.html
2022/08/02 (Tue) 08:04:34
西洋画家の生年と出身国
■西洋の画家 年代別一覧(1240年ー1992年)■
https://www.akibi.ac.jp/~suzuki/10artist/01gakanen.html
■No■画家名 ■生年期間 ■没年 ■国 ■様式・流派
001 チマブーエ 1240ー1302 62才 イタリア ゴシック
002 ドゥッチオ・ディ・ブオニンセーニャ1255ー1319 64才 イタリア ゴシック・シエナ派
003 ジオット・ディ・ボンドーネ 1266ー1337 71才 イタリア ゴシック
004 ピエトロ・ロレンツェッティ兄 1280ー1348 68才急逝ペストイタリア ゴシック・シエナ派
004 アンブロジオ・ロレンツェッティ弟1290ー1348 58才急逝ペストイタリア ゴシック・シエナ派
005 シモーネ・マルティーニ 1284ー1344 60才 イタリア ゴシック・シエナ派
006 タッディオ・ガッディ 1300ー1366 66才 イタリア ゴシック
007 ヴィターレ・ダ・ボローニャ 1334ー1359 25年活動期 イタリア ゴシック・ボローニャ派
008 アンドレア・オルカーニャ 1343ー1368 25年活動期 イタリア ゴシック
009 ジョヴァンニ・ダ・ミラノ 1346ー1369 23年活動期 イタリア ゴシック
010 トマソ・ダ・モデナ 1325ー1379 54才 イタリア ゴシック
011 ブルーデルラム 1381ー1409 28年活動期フランドル 国際ゴシック
012 ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ1360ー1427 67才イタリア 国際ゴシック
013 アンドレイ・ルブリョーフ 1360ー1430 70才 ロシア ロシア・イコン
014 ロレンツォ・モナコ 1370ー1422 52才 イタリア 国際ゴシック
015 ポール・ランブール兄弟1 ?ー1416 フランス 国際ゴシック
015 エルマン・ランブール兄弟2 ?ー1416 フランス 国際ゴシック
015 ジャヌカン・ランブール兄弟3 ?ー1416 フランス 国際ゴシック
016 ロベルト・カンピン 1380ー1444 64才 フランドル 初期フランドル派
017 マソリーノ・ダ・パニカーレ 1383ー1447 64才 イタリア 国際ゴシック
018 フラ・アンジェリコ 1387ー1455 68才 イタリア ルネサンス・フェレンツェ派
019 ヒューベルト・エイク兄弟1 ?ー1426 フランドル 初期フランドル派
019 ヤン・エイク兄弟2 1390ー1441 51才 フランドル 初期フランドル派
020 サセッタ 1392ー1450 58才 イタリア ルネサンス・シエナ派
021 ピサネロ 1395ー1455 60才 イタリア 国際ゴシック
022 パオロ・ウッチェロ 1397ー1475 78才 イタリア ルネサンス・フェレンツェ派
023 ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデン1399ー1464 65才フランドル 初期フランドル派
024 シュテファン・ロッホナー 1400ー1451 51才 ドイツ 国際ゴシック ケルン派
025 ヤコポ・ベリーニ 1400ー1471 71才 イタリア ルネサンス・ヴェネツィア派
026 コンラート・ヴィッツ 1400ー1445 45才 ドイツ ゴシック
027 マサッチオ 1401ー1428 27才 イタリア ルネサンス・フェレンツェ派
028 ジョヴァンニ・ディ・パオロ 1403ー1483 80才 イタリア 国際ゴシック・シエナ派
029 フラ・フィリッポ・リッピ 1406ー1469 63才 イタリア ルネサンス・フェレンツェ派
030 ドメニコ・ヴェネツィアーノ 1410ー1461 51才 イタリア ルネサンス・フェレンツェ派
031 ペトルス・クリストゥス 1410ー1473 63才 フランドル 初期フランドル派
032 ピエロ・デラ・フランチェスカ 1415ー1492 77才 イタリア ルネサンス・ウンブリア派
033 ディクル・ボウツ 1415ー1475 60才 フランドル 初期フランドル派
034 アンゲラン・カルトン 1415ー1466 51才 フランス 国際ゴシック・アヴィニヨン派
035 ジャン・フーケ 1420ー1481 61才 フランス 国際ゴシック
036 アントニオ・ヴィヴァリーニ父 1420ー1484 64才 イタリア 初期ヴェネチア派
036 アルヴィーセ・ヴィヴァリーニ子 1447ー1504 57才 イタリア 初期ヴェネチア派
037 ベノッツオ・ゴッツォリ 1421ー1497 76才 イタリア ルネッサンス・フェレンツェ派
038 アンドレア・デル・カスターニョ 1423ー1457 34才 イタリア ルネッサンス・フェレンツェ派
039 アレッソ・ヴァルドヴィネッティ 1425ー1499 74才 イタリア ルネッサンス・フェレンツェ派
040 ジェンティーレ・ベリーニ 1429ー1507 78才 イタリア ルネサンス・ヴェネツィア派
041 ジョヴァンニ・ベリーニ 1430ー1516 86才 イタリア ルネサンス・ヴェネツィア派
042 アントネロ・ダ・メッシーナ 1430ー1479 49才 イタリア ヴェネツィア派
043 コジモ・トゥーラ 1430ー1495 65才 イタリア ルネサンス・フェラーラ派
044 ヴィンチェンツォ・フォッパ 1430ー1515 85才 イタリア ルネサンス
045 カルロ・クルヴェリ 1430ー1500 70才 イタリア ルネサンス
046 ハンス・メムリンク 1430ー1494 64才 フランドル 初期フランドル絵画・ブリュッゲ派
047 アンドレア・マンテーニャ 1431ー1506 75才 イタリア ルネサンス・パドヴァ派
048 アントニオ・ポライウォーロ兄弟1 1432ー1498 66才 イタリア ルネッサンス・フェレンツェ派
048 ピエロ・ポライウォーロ兄弟2 1441ー1496 55才 イタリア ルネッサンス・フェレンツェ派
049 アンドレア・デル・ヴェロッキオ 1435ー1488 53才 イタリア ルネッサンス・フェレンツェ派
050 ミヒャエル・パッハー 1435ー1498 63才 ドイツ ゴシック
051 フランチェスコ・デラ・コッサ 1436ー1478 42才 イタリア ルネサンス・フェラーラ派
052 メロッツオ・ダ・フォルリ 1438ー1494 56才 イタリア ルネサンス
053 ヒューホ・ヴァン・デル・グース 1440ー1482 42才精神病・没 フランドル 初期フランドル派
054 サンドロ・ボッティチェルリ 1444ー1510 66才 イタリア ルネサンス・フェレンツェ派
055 ルカ・シニョレリ 1445ー1523 78才 イタリア ルネサンス
056 ドメニコ・ギルランダイオ 1449ー1494 45才 イタリア ルネサンス・フェレンツェ派
057 マルティン・ショーンガウアー 1450ー1491 41才 ドイツ ゴシック
058 ペルジーノ 1450ー1523 73才 イタリア ルネサンス・フェレンツェ派
059 ヒエロニムス・ボス 1450ー1516 66才 ネーデルランド ゴシック
060 エルコレ・デ・ロベルティー 1450ー1496 46才 イタリア ルネサンス・フェラーラ派
061 レオナルド・ダ・ヴィンチ 1452ー1519 67才 イタリア ルネサンス
062 ムランの画家 1480ー1501 21年活動期 フランス 国際ゴシック
063 ヴィットーレ・カルパッチオ 1455ー1526 71才 イタリア ルネサンス・ヴェネツィア派
064 フィリッピーノ・リッピ 1457ー1504 47才 イタリア ルネサンス・フェレンツェ派
065 ロレンツォ・デイ・クレディ 1459ー1537 78才 イタリア ルネサンス・フェレンツェ派
066 ロレンツォ・コスタ 1460ー1535 75才 イタリア ルネサンス・フェラーラ派
067 ヘラルト・ダヴィット 1460ー1523 63才 ネーデルランド フランドル派・ブリュッゲ派
068 ヘールトヘン・トット・シント・ヤンス1460ー1495 35才 フランドル 初期フランドル派
069 ピエロ・ディ・コジモ 1462ー1521 59才 イタリア ルネサンス・フェレンツェ派
070 ブラマンティーノ 1465ー1530 65才 イタリア ルネサンス
071 クエンティン・マセイス 1465ー1530 65才 フランドル 北方ルネサンス
072 マティアス・グリューネヴァルト 1470ー1528 58才 ドイツ ドイツ・ルネサンス
073 アルブレヒト・デューラー 1471ー1528 57才 ドイツ ドイツ・ルネサンス
074 ルーカス(父)・クラナハ 1472ー1553 81才 ドイツ ドイツ・ルネサンス
075 フラ・バルトロメオ 1472ー1517 45才 イタリア ルネサンス・フェレンツェ派
076 ミケランジェロ・ブオナローティ 1475ー1564 89才 イタリア ルネサンス・フェレンツェ派
077 マルカントニオ・ライモンディ 1475ー1534 59才 イタリア ルネサンス
078 ジョルジョーネ 1476ー1510 34才 イタリア ルネサンス・ヴェネツィア派
079 ソドマ 1477ー1549 72才 イタリア ルネサンス・シエナ派
080 マビュース 1478ー1536 58才 フランドル 北方ルネサンス
081 ドッソ・ドッシ 1479ー1542 63才 イタリア ルネサンス・フェラーラ派
082 アルブレヒト・アルトドルファー 1480ー1538 58才 ドイツ ドナウ派
083 ヨアヒム・パティニール 1480ー1524 44才 フランドル フランドル絵画
084 パルマ・イル・ヴェッキオ 1480ー1528 48才 イタリア ルネサンス・ヴェネツィア派
085 ロレンツォ・ロット 1480ー1556 76才晩年修道僧 イタリア ルネサンス
086 ベルナルディーノ・ルイーニ 1481ー1532 51才 イタリア ミラノ派
087 ラファエロ・サンツィオ 1483ー1520 37才 イタリア ルネサンス
088 ハンス・バルドゥング・グリーン 1484ー1545 61才 ドイツ ドイツ・ルネサンス
089 セバスティアーノ・デル・ピオンボ1485ー1547 62才 ルネサンス ヴェネツィア派
090 ベッカフーミ 1485ー1551 66才 イタリア マニエリスム・シエナ派
091 アンドレア・デル・サルト 1486ー1531 45才 イタリア フェレンツェ派
092 ティツィアーノ・ヴェチェリオ 1488ー1576 88才 イタリア ルネサンス・ヴェネツィア派
093 コレッジオ 1489ー1534 45才 イタリア ルネサンス
094 ジャン(父)・クーザン 1490ー1560 70才 フランス マニエリスム・フォンテーヌブロー派
095 ルーカス・ファン・レイデン 1494ー1533 39才 フランドル 北方ルネサンス・マニエリスム
096 ポントルモ 1494ー1557 63才 イタリア マニエリスム
097 ロッソ・フィオレンティーノ 1494ー1540 46才自殺 イタリア マニエリスム
098 ハンス(子)ホルバイン 1497ー1543 46才 ドイツ ドイツ・ルネサンス
099 ジュリオ・ロマーノ 1499ー1546 47才 イタリア マニエリスム
100 パリス・ボルドーネ 1500ー1571 71才 イタリア ルネサンス・ヴェネツィア派
101 パルミジャニーノ 1503ー1540 37才 イタリア マニエリスム
102 アーニョロ・ブロンツィーノ 1503ー1572 69才 イタリア マニエリスム
103 フランチェスコ・プリマティッチオ1505ー1570 65才 イタリア マニエリスム・フォンテーヌブロー派
104 ニッコロ・デル・アバーテ 1509ー1571 62才 イタリア マニエリスム・フォンテーヌブロー派
105 サルヴィアーティ 1510ー1563 53才 イタリア マニエリスム
106 ジョルジョ・ヴァザーリ 1511ー1574 63才 イタリア マニエリスム
107 ヤコポ・バッサーノ 1517ー1592 75才 イタリア ルネサンス・ヴェネツィア派
108 ティントレット 1518ー1594 76才工房経営 イタリア ルネサンス・ヴェネツィア派
109 ピーテル(父)ブリューゲル 1525ー1569 44才 フランドル 北方ルネサンス
110 ジュゼッペ・アンチンボルド 1527ー1593 66才二重イメージ イタリア マニエリスム
111 パオロ・ヴェロネーゼ 1528ー1588 60才 イタリア ルネサンス・ヴェネツィア派
112 フェディリゴ・バロッチ 1528ー1612 84才 イタリア マニエリスム・バロック
113 エル・グレコ 1541ー1614 73才 ギリシア・スペイン マニエリスム・バロック
114 バルトロメウス・スプランヘル 1546ー1611 65才 フランドル 北方マニエリスム
115 ニコラス・ヒリヤード 1547ー1619 72才 イギリス ルネサンス
116 アニーバレ・カラッチ 1560ー1609 49才 イタリア ボローニャ派
117 オラッツィオ・ジェンティレスキ父1563ー1638 75才 イタリア バロック
117 アルテミシア・ジェンティレスキ娘1597ー1623 26才1623以後 イタリア バロック
118 ヤン(父)ブリューゲル 1568ー1625 57才 フランドル 北方ルネサンス
119 ミケランジェロ・カラヴァッジオ 1573ー1610 37才 イタリア バロック
120 グイード・レーニ 1575ー1642 67才 イタリア バロック・ボローニャ派
121 ピーテル・パウル・リュベンス 1577ー1640 63才 フランドル バロック
122 ドメニキーノ 1581ー1641 60才 イタリア バロック・ボローニャ派
123 フランス・ハルス 1581ー1666 85才 オランダ 17世紀オランダ絵画
124 モンス・デジデリオ 1588ー1644 56才1644以後 フランス マニエリスム
125 アントワーヌ ル・ナン兄弟1 1588ー1648 60才 フランス バロック・古典主義
125 ルイ ル・ナン兄弟2 1593ー1648 55才 フランス バロック・古典主義
125 マチュウ ル・ナン兄弟3 1607ー1677 70才 フランス バロック・古典主義
126 グェルチーノ 1591ー1666 75才 フランス バロック
127 ホセ・デ・リベーラ 1591ー1652 61才 スペイン バロック・ナポリ派
128 ジャック・カロ 1592ー1635 43才 フランス マニエリスム・バロック
129 ヤコブ・ヨルダーンス 1593ー1678 85才 フランドル バロック
130 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 1593ー1652 59才 フランス バロック・古典主義
131 ニコラ・プーサン 1594ー1665 71才 フランス バロック・古典主義
132 ピエトロ・ダ・コルトーナ 1596ー1669 73才 イタリア バロック
133 ヤン・ファン・ホイエン 1596ー1656 60才 オランダ 17世紀オランダ絵画
134 フランシスコ・デ・スルバラン 1598ー1664 66才 スペイン バロック
135 アンソニー・ヴァン・ダイク 1599ー1641 42才 フランドル・イギリス バロック
136 ディエゴ・ベラスケス 1599ー1660 61才宮廷画家 スペイン バロック
137 クロード・ロラン 1600ー1682 82才 フランス バロック・古典主義
138 レンブラント・ファン・レイン 1606ー1669 63才晩年貧困 オランダ 17世紀オランダ絵画
139 ダヴィッド・テニールス 1610ー1690 80才 フランドル 17世紀フランドル絵画
140 サルヴァトール・ローザ 1615ー1673 58才 イタリア バロック
141 ヘラルト・テル・ボルフ 1617ー1681 64才 オランダ 17世紀オランダ絵画
142 バルトロメー・エステバン・ムリーリョ1618ー1682 64才スペイン バロック
143 シャルル・ル・ブラン 1619ー1690 71才 フランス 古典主義
144 カレル・ファブリティウス 1620ー1654 34才夭折爆発事故死オランダ 17世紀オランダ絵画・バロック
145 ヤコブ・ファン・ロイスダール 1625ー1682 57才 オランダ 17世紀オランダ絵画
146 ヤン・ステーン 1626ー1679 53才 オランダ 17世紀オランダ派
147 ピーテル・デ・ホーホ 1629ー1677 48才 オランダ 17世紀オランダ絵画
148 ヤン・フェルメール 1632ー1675 43才 オランダ 17世紀オランダ絵画
149 マインデルト・ホッベマ 1638ー1709 71才 オランダ 17世紀オランダ絵画
150 セバスティアーノ・リッチ 1659ー1734 75才 イタリア 18世紀ヴェネツィア派・ロココ
151 ジュゼッペ・マリーア・クレスピ 1665ー1747 82才 イタリア バロック・ロココ
152 アレッサンドロ・マニャスコ 1667ー1749 82才 イタリア ロココ
153 ジョヴァンニ・バティスタ・ピアツェッタ1682ー1754 72才 イタリア 18世紀ヴェネツィア派・ロココ
154 アントワーヌ・ヴァトー 1684ー1721 37才胸病早世 フランス ロココ
155 ジャン・マルク・ナティエ 1685ー1766 81才 フランス ロココ
156 ニコラ・ランクレ 1690ー1743 53才 フランス ロココ
157 ジョヴァンニ・バティスタ・ティエポロ1696ー1770 74才イタリア 18世紀ヴェネツィア派・ロココ
158 カナレット 1697ー1768 71才 イタリア 18世紀ヴェネツィア派
159 ウィリアム・ホガース 1697ー1764 67才風刺画家 イギリス ロココ
160 ジャン・シャルダン 1699ー1779 80才 パステル フランス 写実主義 ロココ
161 シャルル・ジョゼフ・ナトワール 1700ー1777 77才 フランス ロココ
162 ジャン・エティエンヌ・リオタール1702ー1789 87才 パステル スイス ロココ
163 ピエトロ・ロンギ 1702ー1785 83才 イタリア ロココ・ヴェネツィア派
164 フランソワ・ブーシェ 1703ー1770 67才タピスリー下絵フランス・ロココ
165 モーリス・カンタン・ド ラ・トゥール1704ー1788 84才晩年精神病 フランス・ロココ
166 フランチェスコ・グァルディ 1712ー1793 81才 イタリア 18世紀ヴェネツィア派
167 ジョヴァンニ・バティスタ・ピラネージ1720ー1778 58才建築空間 イタリア 古典主義・ロマン主義
168 ジョシュア・レノルズ 1723ー1792 69才ロイヤルアカデミー初代会長 イギリス ロココ
169 ジャン・バティスト・グルーズ 1725ー1805 80才不遇な晩年 フランス ロココ
170 トマス・ゲーンズボロ 1727ー1788 61才 イギリス 18世紀イギリス絵画
171 ジャン・オノレ・フラゴナール 1732ー1806 74才不遇のうち没 フランス ロココ
172 ベンジャミン・ウェスト 1738ー1820 82才 アメリカ 新古典主義・ロマン派
173 ヨハン・ハインリヒ・フュースリ 1741ー1825 84才 スイス・イギリス ロマン派
174 フランシスコ・デ・ゴヤ 1746ー1828 82才 スペイン ロココ・ロマン派
175 ジャック・ルイ・ダヴィッド 1748ー1825 77才亡命先客死 フランス 新古典主義
176 ウィリアム・ブレーク 1757ー1827 70才 イギリス ロマン派
177 ピエール・ポール・プリュードン 1758ー1823 65才 フランス 新古典主義
178 アントワーヌ・ジャン・グロ 1771ー1835 64才晩年不遇自殺フランス 新古典主義・ロマン派
179 カスパル・ダヴィト・フリードリヒ1774ー1840 66才 ドイツ ロマン派
180 ウィリアム・ターナー 1775ー1851 76才水彩画 イギリス ロマン派
181 ジョン・カンスタブル 1776ー1837 61才 イギリス 自然主義
182 フィリップ・オットー・ルンゲ 1777ー1810 33才夭折ドイツ ロマン派
183 ドミニック・アングル 1780ー1867 87才 フランス 新古典主義
184 フランチェスコ・アイエツ 1791ー1882 91才 イタリア 新古典主義
185 テオドール・ジェリコー 1791ー1824 33才 フランス ロマン派
186 カミーユ・コロー 1796ー1875 79才 フランス 自然主義・バルビゾン派
187 ウジェーヌ・ドラクロワ 1798ー1863 65才 フランス ロマン派
188 リチャード・パークス・ボニントン1802ー1828 26才夭折25歳 イギリス 自然主義
189 グランヴィル 1803ー1847 44才晩年精神異常没フランスロマン派
190 サミュエル・パーマー 1805ー1881 76才水彩画 イギリス ロマン派
191 オノレ・ドーミエ 1808ー1879 71才投獄フランス 写実主義
192 テオドール・ルソー 1812ー1867 55才 フランス バルビゾン派・外光派
193 ジャン・フランソワ・ミレー 1814ー1875 61才 フランス 写実主義・バルビゾン派
194 シャルル・フランソワ・ドービニー1817ー1878 61才 フランス バルビゾン派・写実主義
195 アントニオ・フォンタネージ 1818ー1882 64才日本工部美術学校教師 イタリア 自然主義
196 リチャード・パークス・ダッド 1819ー1886 67才父殺害し43年間精神病院没イギリス ロマン主義・ヴィクトリア朝絵画
197 ギュスタヴ・クールベ 1819ー1877 58才 フランス 写実主義
198 テオドール・シャセリオー 1819ー1856 37才 フランス 新古典主義・ロマン派
199 ジャン・レオン・ジェローム 1824ー1904 80才 フランス 新古典主義
200 ピエール ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ1824ー1898 74才フランス 象徴主義
201 ウジェーヌ・ブーダン 1824ー1898 74才 フランス 外光派・印象派
202 アドルフ・モンティセリ 1824ー1886 62才 フランス ロマン派
203 ジョヴァンニ・ファットーリ 1825ー1908 83才 イタリア マッキア派
204 ウィリアム・ブーグロ 1825ー1905 80才 フランス 新古典主義
205 ギュスターヴ・モロー 1826ー1898 72才 フランス 象徴主義
206 シルヴェストロ・レーガ 1826ー1895 69才 イタリア マッキア派・印象派
207 ウィリアム・ホルマン・ハント 1827ー1910 83才 イギリス ラファエル前派
208 アルノルト・ベックリン 1827ー1901 74才 スイス 世紀末芸術・象徴主義
209 ダンテ・ガブリエル・ロセッティ 1828ー1882 54才 イギリス ラファエル前派
210 ジョン・エヴァレット・ミレイ 1829ー1896 67才 イギリス ラファエル前派
211 カミーユ・ピサロ 1830ー1903 73才 フランス 印象派
212 ギュスターヴ・ドレ 1832ー1883 51才 フランス ロマン派
213 エドゥアール・マネ 1832ー1883 51才 フランス 写実主義・印象派
214 エドワード・バーン・ジョーンズ 1833ー1898 65才 イギリス ラファエル前派
215 フェリシアン・ロップス 1833ー1898 65才 ベルギー 世紀末芸術
216 エドガー・ドガ 1834ー1917 83才 フランス 印象派
217 ジェームズ・ホイッスラー 1834ー1903 69才 アメリカ 印象派・世紀末芸術
218 ジェームズ・ティソ 1836ー1902 66才 フランス ヴィクトリア朝絵画・新古典主義
219 アンリ・ファンタン・ラトゥール 1836ー1904 68才 フランス 写実主義・印象派
220 アルフレッド・シスレー 1839ー1899 60才 フランス 印象派
221 ポール・セザンヌ 1839ー1906 67才 フランス 後期印象派
222 クロード・モネ 1840ー1926 86才 フランス 印象派
223 オディロン・ルドン 1840ー1916 76才 フランス 象徴主義
224 フレデリック・バジール 1841ー1870 29才 フランス 印象派
225 ベルト・モリゾ 1841ー1895 54才 フランス 印象派
226 オーギュスト・ルノワール 1841ー1919 78才陶器絵付け職人フランス 印象派
227 ジョヴァンニ・ボルディーニ 1842ー1931 89才 イタリア 写実主義
228 イリヤ・レーピン 1844ー1930 86才フィンランド亡命ロシア 写実主義
229 アンリ・ルソー 1844ー1910 66才 フランス 素朴派
230 メアリ・カサット 1845ー1926 81才 アメリカ 印象派
231 ギュスタヴ・カイユボット 1848ー1894 46才 フランス 印象派
232 ポール・ゴーガン 1848ー1903 55才35歳から画家 フランス 後期印象派
233 ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ 1853ー1890 37才南仏自殺 オランダ 後期印象派
234 フェルデナント・ホドラー 1853ー1918 65才 スイス 象徴主義・世紀末芸術
235 ジョン・シンガー・サージェント 1856ー1925 69才 アメリカ 印象派・写実主義
236 マックス・クリンガー 1857ー1920 63才 ドイツ 世紀末芸術・象徴主義
237 フェルナン・クノップフ 1858ー1921 63才 ベルギー 世紀末芸術・象徴主義
238 ジョヴァンニ・セガンティーニ 1858ー1899 41才独学スイス 象徴主義
239 ヤン・トーロップ 1858ー1928 70才 オランダ 象徴主義
240 ジョルジュ・スーラ 1859ー1891 32才 フランス 新印象派
241 ジェームス・アンソール 1860ー1949 89才 ベルギー 象徴主義
242 グスタフ・クリムト 1862ー1918 56才 オーストリア世紀末芸術・ユーゲントシュティル
243 フランツ・フォン・シュトゥック 1863ー1928 65才 ドイツ 象徴主義・世紀末芸術
244 エドヴァルド・ムンク 1863ー1944 81才 ノルウェイ 表現主義・世紀末芸術
245 アンリ・ド・トゥルーズ・ロートレック1864ー1901 37才アルコール中毒フランス 世紀末芸術・印象派
246 ワシリー・カンディンスキー 1866ー1944 78才パリ亡命 ロシア 表現主義・抽象絵画
247 エミール・ノルデ 1867ー1956 89才ナチス迫害 ドイツ 表現主義
248 ピエール・ボナール 1867ー1947 80才 フランス ナビ派・印象派
249 モーリス・ドニ 1870ー1943 73才 フランス ナビ派・象徴主義
250 ジョルジュ・ルオー 1871ー1958 87才 フランス フォーヴィズム・表現主義
251 オーブリー・ビアズリー 1872ー1898 26才胸病夭折 イギリス 世紀末芸術
252 ピエト・モンドリアン 1872ー1944 72才 オランダ デ・スティル 新造形主義・キュビズム
253 カシミル・マレーヴィチ 1878ー1935 57才 ロシア シュプレマティズム・キュビズム
254 パウル・クレー 1879ー1940 61才バウハウス教鞭スイス 表現主義・シュルレアルスム
255 フランツ・マルク 1880ー1916 36才戦死第一次世界大戦ドイツ 表現主義
256 エルンスト・ルードヴィヒ・キルヒナー1880ー1938 58才スイス自殺ドイツ 表現主義
257 カルロ・カルラ 1881ー1966 85才 イタリア 形而上絵画・ノヴェチェント
258 フェルナン・レジェ 1881ー1955 74才アメリカ亡命 フランス キュビズム
259 パブロ・ピカソ 1881ー1973 92才 スペイン キュビズム・シュルレアルスム
260 ジョルジュ・ブラック 1882ー1963 81才 フランス キュビズム
261 ウンベルト・ボッチョーニ 1882ー1916 34才早世イタリア 未来派
262 モーリス・ユトリロ 1883ー1955 72才 フランス エコール・ド・パリ
263 アメデオ・モディリアーニ 1884ー1920 36才早世 イタリア エコール・ド・パリ
264 ジュール・パスキン 1885ー1930 45才パリ自殺 ブルガリア エコール・ド・パリ
265 オスカー・ココシュカ 1886ー1980 94才工芸学校 オーストリア 表現主義
266 アウグスト・マッケ 1887ー1914 27才戦死第一次世界大戦ドイツ 表現主義
267 マルク・シャガール 1887ー1985 98才フランス帰化 ロシア・フランス シュルレアリスム
268 マルセル・ヂュシャン 1887ー1968 81才 フランス ダダ
269 ジョルジオ・デ・キリコ 1888ー1978 90才 イタリア 形而上絵画
270 エゴン・シーレ 1890ー1918 28才夭折 オーストリア 世紀末芸術
271 ジョルジオ・モランディ 1890ー1964 74才 イタリア 形而上絵画
272 マックス・エルンスト 1891ー1976 85才フランス帰化 ドイツ・フランス シュルレアリスム
273 オットー・ディクス 1891ー1969 78才ナチス迫害 ドイツ 新即物主義
274 ジョアン・ミロ 1893ー1983 90才 スペイン シュルレアリスム
275 ルネ・マグリット 1898ー1967 69才 ベルギー シュルレアリスム
276 ジャン・デュビュッフェ 1901ー1986 85才 フランス アンフォルメル
277 マーク・ロスコ 1903ー1970 67才ニューヨーク自殺ロシア・アメリカ 抽象表現主義
278 フランシス・ベーコン 1909ー1992 83才絵画独学 イギリス
279 ジャクスン・ポロック 1912ー1956 44才 アメリカ シュルレアリスム 抽象表現主義
280 ロイ・リキテンスタイン 1923 - アメリカ ポップ・アート
281 アンディ・ウォーホル 1928ー1987 59才 アメリカ ポップ・アート
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2022/08/02 (Tue) 06:59:20
「ドイツ表現主義」の画家と作品
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エドヴァルド・ムンク _ 世紀末の画家
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世紀の名画 ムンク『マドンナ』の複製画を部屋に飾ろう
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ニーチェやドストエフスキーはエドヴァルド・ムンクにどんな影響を与えたか
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世紀末の画家 ポール・ゴーギャン
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まともな人間に芸術は理解できない _ ゴッホは何故ゴッホになれたのか?
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闇が深すぎる。未だ解明されていないダ・ヴィンチの謎
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レオナルド・ダ・ビンチの音楽
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14007228
2022/05/31 (Tue) 09:45:57
アート解説 _ ZERO ART / ゼロアート - YouTube動画
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フラ・アンジェリコの絵を部屋に飾ろう
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サンドロ・ボッティチェリの絵を部屋に飾ろう
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レオナルド・ダ・ヴィンチの絵を部屋に飾ろう
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ミケランジェロの絵を部屋に飾ろう
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ラファエロの絵を部屋に飾ろう
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カラヴァッジョの絵を部屋に飾ろう
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ルーベンスの絵を部屋に飾ろう
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ディエゴ・ベラスケスの絵を部屋に飾ろう
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レンブラントの絵を部屋に飾ろう
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ゴヤの絵を部屋に飾ろう
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ミレーの絵を部屋に飾ろう
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ギュスターブ・クールベの絵を部屋に飾ろう
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エドゥアール・マネの絵を部屋に飾ろう
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クロード・モネの絵を部屋に飾ろう
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ルノワールの絵を部屋に飾ろう
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ポール・セザンヌの絵を部屋に飾ろう
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ポール・ゴーギャンの絵を部屋に飾ろう
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フィンセント・ファン・ゴッホの画を部屋に飾ろう
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グスタフ・クリムトの画を部屋に飾ろう
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僕が投稿した記事が沢山削除されています。
新しい記事を書いてもすぐに削除される様になったので、これからはもう投稿しない事にしました。
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最高の観光地タイが急速に崩壊している
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家にキッチンが無い!?日本とこんなに違う!タイの食文化!
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アジアの屋台飯は美味しい
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タイは天国に二番目に近い国 1
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タイは天国に二番目に近い国 3 _ 鴨ネギにされる日本人
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サルはなぜサルか 1 _ 白人崇拝がタイ人を猿にした
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サルはなぜサルか 2 _ タイの政治動向
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2026/02/10 (Tue) 16:36:28
最高の観光地タイが急速に崩壊している
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2025/06/28 (Sat) 06:00:18
マリファナはふたたび非合法化となる?タイ政府の無責任なマリファナ政策転換
2025.06.28
https://blackasia.net/?p=51302
2025年6月、タイ政府は方針を大きく転換した。新たに任命された保健相ソムサク・テープスティンが記者会見で、「マリファナは将来的にふたたびドラッグと分類される」と断言し、医療目的以外での使用は禁止される方針を明らかにした。タイ政府の対応は、無責任で場当たり的だ。(鈴木傾城)
アジア初の解禁国がふたたび方向転換
2022年、タイはアジアで初めてマリファナを非犯罪化した国となった。保健省がマリファナを麻薬リストから除外し、個人の栽培や販売が事実上自由となったことで、タイ国内は「グリーンラッシュ」と呼ばれるブームに突入した。多くの市民がこのビジネスに参入し、観光地や都市部ではマリファナの販売店が急増した。
だが、その解禁は明確な法律や規制が整わないまま実施された。議会では解禁後に制度設計を詰めるはずだったが、法案の審議は遅れ続けた。
そのあいだに、医療用と銘打ちながら実質的に娯楽用の販売が拡大し、店舗は1万軒以上に膨れ上がった。観光客向けのマーケティングが進み、首都バンコクの繁華街やリゾート地では、マリファナの香りが漂う光景が日常となった。
解禁直後から懸念されていたのは、若年層への影響であった。学校でのマリファナ使用や、未成年者への販売が報告され、保護者や教育関係者からは強い反発が起きていた。タイ国内で医療用以外の使用は公式には認められていなかったが、実態としては処方箋なしで容易に入手可能な状態が放置されていた。
この状況に対し、2024年以降は反マリファナ派の声が急速に強まった。世論調査では、マリファナ解禁に賛成する層と反対する層が拮抗するようになり、「マリファナの野放し状態が社会秩序を乱している」という認識が広がった。
警察や医療機関からも、乱用による精神症状や事故の報告が相次ぎ、問題が表面化していった。
こうした中、2025年6月、タイ政府は方針を大きく転換した。新たに任命された保健相ソムサク・テープスティンが記者会見で、「マリファナは将来的にふたたびドラッグと分類される」と断言し、医療目的以外での使用は禁止される方針を明らかにした。
新たな保健省通知では、処方箋がなければマリファナの所持や販売はできなくなり、違反者には罰金や懲役刑が科されることになる。それにしても、なぜこんなことになってしまったのか……。
インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたタイ歓楽街での出会いと別れのリアル。『ブラックアジア タイ編』はこちらから
国外からの批判も招いたマリファナ合法化
2022年のマリファナ非犯罪化以降、タイ国内では急激に販売店が増加していた。
観光地のチェンマイ、プーケット、バンコクを中心に、カフェ風の店舗や屋台形式の簡易ショップが次々に開店した。タイ観光庁によれば、2024年時点でマリファナを扱う店舗は1万店を超え、一部推計では1万8000店以上に達していた。
その背景には、法的な空白があった。政府は「医療目的」での利用を前提としていたが、医師の診断や処方を必要とする制度設計が不十分で、実際には誰でもマリファナを購入できる状態が放置されていた。
名目上は医療用としつつ、店舗では「リラックス」「よく眠れる」「気分が上がる」といった文言が並び、販売員が「これは気分が良くなるタイプ」「これは強いから初心者には向かない」などと説明していた。
さらに、未成年者への販売や、公共の場での喫煙も多く報告されていた。
教育省の報告によれば、2023年には全国で500件以上の「学生によるマリファナ使用」が学校側から報告され、深刻な問題として扱われた。治安当局は一部の違法業者の摘発をおこなっていたが、大半は取り締まりの対象にならなかった。
このような状況は国内だけでなく、国外からの批判も招いた。近隣諸国からの観光客がマリファナを持ち帰って逮捕される事件が続出し、国際問題にも発展していた。たとえば2023年末には、マレーシア人観光客がタイで購入したマリファナを帰国時に所持していたため、現地法により逮捕され、重刑が科された。
経済面では、マリファナ産業の成長は目覚ましかった。2024年時点での市場規模は約12億ドル(約1.6兆円)に達すると推計され、多くの地元農家や中小事業者が新たな収入源を見いだした。
地方ではマリファナの栽培が米の代替作物として注目され、政府の補助金制度も存在した。一部では、「マリファナこそが地方経済の再生策」と持ち上げる声もあった。だが、政府は一瞬で方向転換し、マリファナにかかわってきた人たちを切り捨てようとしている。
あるバンコクの販売店オーナーは「政府が認めたから投資した。こんな急な方針転換では生活が成り立たない」と不満を口にしているが当然だろう。
また、これまで免許不要で販売されていたマリファナについては、今後はGACP(適正農業・収穫慣行)認証を受けた農園からの供給のみが許可される。すべての店舗は販売記録を保健省に報告しなければならず、事業者にとって大きな負担となる。
すでに10万人以上が産業に従事している
タイのマリファナ政策に大きな影響を与えてきたのは、「ブムジャイターイ党(Bhumjaithai Party)」だった。2022年の非犯罪化は、この政党が保健省を担当していたことが直接の契機となった。
同党は医療用マリファナの活用を掲げており、農業支援や地方経済の振興を目的に解禁を強く推進していた。
だが、2023年に総選挙がおこなわれたあと、連立与党内の力関係が変化した。親軍政派と結びついていたブムジャイターイ党は、2024年半ばに連立から離脱する。代わって、プアタイ党(Pheu Thai Party)を中心とする新たな政権が誕生し、マリファナ政策の見直しが本格化した。
プアタイ党は、従来からマリファナ解禁には慎重な姿勢を示していた。同党の支持基盤には、保守的な地方有権者や教育関係者が多く、マリファナの乱用や青少年への影響を懸念する声が強かった。
こうした背景もあり、政権発足後すぐに保健相に任命されたソムサク・テープスティン氏は、マリファナ規制の強化を最優先事項に据えた。
2025年6月には、同氏が署名した新たな保健省通知が発表された。内容は明確で、マリファナは「医療用に限り厳格に管理される薬草」と再定義され、娯楽用の販売や使用はすべて禁止となった。
だが、反対派の議員からは「すでに10万人以上がマリファナ産業に従事している現状を無視している」との批判が出ている。可決には時間がかかる可能性がある。一度開けた「パンドラの箱」を閉めるのは、なかなか難しいのだ。
それにしても、政権交代によって政策が180度転換される事実は重い。わずか数年のあいだに「解禁」と「規制」の間を行き来することになったのは、政治的な合意形成の不在と、場当たり的な行政対応の結果である。
結果として、タイのマリファナ政策は一貫性を欠いたまま混乱を深めている。市民や事業者は、合法と違法の境界が短期間で変動する状況に翻弄されており、法の安定性が著しく損なわれている。
マリファナにかかわる政策が、単なる保健や経済の問題を超えて、政治的な駆け引きや権力闘争の一部として扱われてきたことは否定できない。政策決定のプロセスそのものに対する不信感が、今後の社会的分断をさらに深める可能性がある。
これは政策ではなく、ただの迷走だ
新たな政策転換によって、タイで合法的にマリファナを使用できるのは医療目的に限定されることになる。保健省の通知によれば、使用には医師、タイ中医学の専門家、あるいは歯科医などによる処方箋が必要で、処方の有効期間は最長で30日とされている。
さらに、販売は政府が認可した事業者に限られ、購入記録や使用履歴は保健当局へ報告する義務が課される。
合法化後にマリファナ産業へ参入した中小の農家や起業家は、政府の方針に従って設備投資や栽培を始めたが、短期間で一転して違法化のリスクにさらされることになった。その結果、どうなるのだろうか。
今のペートンタン政権なんか、ほとんど支持されていないのだが、こんな朝令暮改の行き当たりばったりなことをしていると、ますます市民の法的信頼を損なっていくだろう。
合法化の際には、政府が「マリファナによる新たな経済の柱」として推進してきたのだ。それを信じた人々が事業に参入した。そうした人々は、今度はいきなり政府から見捨てられた上に、撤退しないと罰金や摘発される可能性があるのだ。政策の信頼性は根底から破壊されていく。
さらに懸念されているのは、今回の制度の厳格化により、合法市場からあふれた需要が地下市場へ流れることだ。一部の業者は、すでにSNSなどで「処方不要」「秘密厳守」などとうたって販売を開始している。
あまりにもタイ政府のやっていることは稚拙だ。観光立国として外国人をもっと引き寄せるために合法化したのであれば、もうそれは政府の方針として堅持すべきなのだが、それすらも貫徹する覚悟がない。
それだったら、最初から合法化しなければよかった。
タイ政府の対応は、無責任で場当たり的であり、国家としての成熟をまるで感じさせない。自らマリファナを合法化し、観光資源として世界に売り出しておきながら、批判が強まると掌を返す。これは政策ではなく、ただの迷走だ。
https://blackasia.net/?p=51302
2025/06/19 (Thu) 20:51:12
タイの株式市場は7年で半分に下落。ペートンタン政権も支持されておらず弱体化
2025.06.19
https://blackasia.net/?p=51207
タイの株式市場は長期チャートを見ても、2018年初頭に100ドル超となったあと、ずるずると下落して現在は50ドル近辺となっている。この7年で株価は半分まで下落した。さらに現在は、政治経験も浅く、力のない首相がトップに立って政治は荒れるばかりだ。しばらくタイには期待しないほうがいい。(鈴木傾城)
タイの株式市場は7年で半分になってしまった
タイは躍進する中進国であったが、株式市場で見ると2018年あたりがピークであり、以後はずるずると株価も落ちて悪化していくばかりとなっている。
iShares MSCI Thailand ETF【THD】の長期チャートを見ても、2018年初頭に100ドル超となったあと、ずるずると下落して現在は50ドル近辺となっている。つまり、この7年で株価は半分まで下落したということにある。
どうして、こんな悲惨なことになっているのか。
主因は政治的な不安定性と経済成長率の鈍化にある。タイはタクシン派と王室派の利権争いで、複数回のクーデターや政権交代があった。それが市場に混乱をもたらし、有効な政策運営を阻害、企業の投資意欲と外資流入を低下させた。
さらに、2020年からのパンデミックで観光収入が激減し、GDPが大幅縮小。国内需要の低迷により企業収益は回復が遅れ、銀行の不良債権問題と金利水準の限界も金融セクターの地盤を弱体化させた。
もっと根源的な問題があるとしたら、人口高齢化だ。人口が減少して高齢者が増えている。人口が減れば内需が減って国家は衰退する。まして若者が減って高齢者が増えるのであれば、なおさら国は経済成長できない。
タイも日本と同じで人口減少による経済衰退・国家脆弱化が起きているのだ。
タイ経済も高い政府債務残高と緩和的金融政策の限界に直面して、政策の信頼性が揺らいでいる。バーツ高も続いて輸出を圧迫し、観光にも悪影響が出ている。こうした状況があって、投資家はタイを敬遠するようになっているのだ。
これら複合的な構造・外的要因が、7年以上にわたりタイ株式市場の回復力を阻害している。今後も改善は容易ではない。
ペートンタン首相の「馬鹿な発言」で政権危機に
政治も荒れている。2025年6月18日、ブムジャイタイ党がペートンタン・シナワット首相率いる与党連合から正式に離脱を表明した。このブムジャイタイ党というのは、下院500議席中69議席を占める国内第二党である。
この党の離脱で、与党連合で構成されたペートンタン政権の議会運営はさらに不安定なものになるはずだ。
たしかにブムジャイタイ党が離脱しても、与党連合はかろうじて過半数(251議席)を維持する。しかし、影響力は大きく減少する。このため、予算案や重要法案の可決にも問題が発生するのではないかと危惧されている。
ペートンタン政権が落ち目だと確信したら、ますます政権からの離脱者が増えていくだろう。
ブムジャイタイ党が離脱したのはなぜか。その背景には、6月15日に流出したペートンタン首相とカンボジア元首相フン・セン氏との電話会談内容がある。現在、タイとカンボジアは国境問題で揺れている。
そもそも、タイとカンボジアの国境はフランスがカンボジアを植民地にしていた時代に適当に引いたものだったので、カンボジア人が住んでいるのにタイ領だったり、その逆だったりして問題があった。その問題を今も引きずっている。
そして2025年の5月にもチョン・ボク地域で双方の軍が衝突し、カンボジア兵の死亡者が出るなど緊迫した事態となった。以後、両国はドローン飛行や部隊増強、経済制裁などを通じて相手側の主権を主張しあい、緊張が続いている。
そんな中で、ペートンタン首相はカンボジアの実質的な支配者であるフン・センと会議をおこなったのだが、その中で、ペートンタン首相は「保守派や軍部のせいで、自分が動けない」という旨の発言をして「タイの反対側(=強硬な軍部・保守派)には耳を傾けないでほしい」と言い出したのだった。
これが、漏れた。その結果、保守派や軍部が激しくペートンタン首相を批判し、主権と領土保全を重視するブムジャイタイ党も激怒してペートンタン政権を見限ったという経緯になったのだった。
ペートンタン首相はカンボジアの実質的な支配者であるフン・センと会議をおこなったのだが、その中で、ペートンタン首相は「保守派や軍部のせいで、自分が動けない」という旨の発言をして「タイの反対側(=強硬な軍部・保守派)には耳を傾けないでほしい」と言い出したのだった。
ペートンタン政権はレームダックと化した
国境問題で両国が激しく対立している中で、タイの首相が「うちの保守派や軍部が言うこと聞かないんで困ってるんです」とか相手国にぼやくというのが信じがたい話だ。しかし、そういう間抜けなことをするのがペートンタン首相である。
当初から「政治経験が浅いのにいきなり首相になって大丈夫なのか?」と疑問視されていたのだが、まったく大丈夫ではなかった。
結局、これでペートンタン首相は一気に信用を失った。当然、与党連合の政策運営能力にも深刻な打撃が及ぶ。事実上のレームダックと化した。
行政機関の人事や省庁間調整は連立間の交渉を通じておこなわれるが、政権基盤が弱体化したことで公務員や関連業界の不安も増大し、実務面での停滞が懸念される。今日、タイの株式市場が一気に売られたのは、そういう意味がある。
国際的な投資家の目も厳しくなっている。ペートンタン首相の想定以上の無能ぶりを懸念して、2025年に入ってから外国人投資家は約23億ドル相当のタイ株を売却するような状況になっていた。
今回の件で、政治リスクの高まりはさらなる資本流出を招く可能性がある。
政権不安が長引けば市場のボラティリティが高まり、ますます政府の経済再生戦略に対する信頼が損なわれるのは避けられないだろう。
首相は今後、連立維持を呼びかける構えだが、その成果は不透明である。議会運営における与党の協調性が崩れれば、政権は重****案の採決さえ乗り切れなくなる恐れがある。
もともと私自身もペートンタン・シナワットには1ミリも期待していなかったが、こうなるのは起こるべくして起こったといえるかもしれない。(ブラックアジア:ペートンタン政権はタクシン一族の復活であり、タイの政治の新たな火種となる?)
力量のない首相が立てば状況が悪化する
政局混乱は予算案承認の遅延を招くため、財政出動による景気下支え策の実行タイミングが後ろ倒しとなる懸念が強まっている。
公共投資や失業対策、低所得層向け支援の着手時期も遅れるだろう。企業向け融資保証や設備投資促進策も見通しが不透明化し、企業の投資意欲は一段と冷え込むだろう。これによって景気は悪化し、家計消費の回復も阻害される。
結果として国内景気は落ち込みを免れない。観光立国を目指し、外需依存度の高いタイ経済では輸出環境の改善も政局安定と連動しているため、政治リスクが長引けば外資の再流入も遅れ、資金調達コストが上昇する。
折りしも、FRB(連邦準備銀行)が利下げに向かうとの見方や、トランプ政権の信用破壊によってドルが売られているのだが、結果的にそれで新興国通貨全般に資金が回っており、この流れの中で、タイもバーツ高の傾向を強めている。
観光立国であるタイにとって、バーツ高は不利に働く。
これらの要因が重なり、タイの景況感は今後も一層悪化し、失業率上昇や企業倒産の増加を招く可能性が高い。政府が迅速に予算案を成立させ、明確な景気対策を示さなければ、経済の悪化傾向はさらに深刻化するだろう。
何らかの救いがあるとしたら、トランプ政権がますます信用を失って、米国株式市場から資金が抜けて新興国に向かい、タイもまた新興国のひとつとして「どさくさにまぎれて一緒に上がる」ことくらいかもしれない。
いずれにしても、ペートンタン首相では、タイ経済を力強く浮揚させるのは無理だ。政治基盤が極めて不安定で、連立離脱など政局混乱が続き、長期的な経済政策を打ち出す余地なんかない。
首相自身も政治経験が浅く、経済運営の専門家でもなく、政策立案や数値目標の設定において明確なビジョンを欠いている。力量のない首相がトップに立てば、状況が悪化する。当たり前のことが起きていると私は見ている。
https://blackasia.net/?p=51207
2025/05/06 (Tue) 08:27:53
タイ人の健康破壊。もともと高塩分・調味料まみれの料理にジャンクフードまで定着
2025.05.06
https://blackasia.net/?p=50578
知っている人は知っていると思うが、タイの飲み物は死ぬほど甘い。一口で歯が溶けるのではないかというくらい甘い。日本人の中には「とても飲めない」という人もいる。おまけにタイの料理は極度に味が濃かったりする。タイではそこにジャンクフードも定着した。それで、タイ人の健康が破壊されている。(鈴木傾城)
高カロリー・高塩分・高糖質の食事
タイ人は、もともと極端に甘い、塩辛い、スパイシー、酸っぱい料理が好きなのだが、最近はそれに加えてジャンクフードもまた広がってタイ保健省健康増進局(DHPS)が警告を発するほどになっている。
特に都市部では、コンビニエンスストアや屋台で簡単に手に入るスナックやファストフードが広く普及している。従来の料理は、たしかに調味料は使い過ぎではあったが、野菜や魚が多く食べられていた。
ところが今は超加工食品の嵐で、高カロリー・高塩分・高糖質の食事が急速に広がっている。多くのタイ人がデザート感覚で砂糖入りの炭酸飲料、ミルクティー、アイスコーヒー、フルーツジュースを一日に何度も飲んでいる。
知っている人は知っていると思うが、東南アジアの国々はどこの国でも飲み物は死ぬほど甘い。一口で歯が溶けるのではないかというくらい甘い。タイの飲み物もすさまじい甘さで日本人の中には「とても飲めない」という人もいる。
それを、タイ人は朝から晩まで飲んでいるのだ。
そこに、揚げ物や炒め物、ファストフードである。目玉焼きも焼くのではなくて油で揚げる。それがまた旨いのだが、こういうのを日常的に食べることで、脂質の摂取量が極度に増えていく。
調味料のナムプラー(魚醤)や唐辛子、ナムプラー風のソースを多く使うことで、塩分摂取量もとんでもないことになっている。これによって、タイ人も肥満だらけになって、心血管疾患、糖尿病、がん、慢性呼吸器疾患、腎臓病で苦しむようになってきているのだった。
それで、タイ保健省健康増進局が「事態は深刻だ」と警告しているのだが、それはタイ国民を思っているというよりも、医療制度や経済にも大きな影響を与えるからではないかと噂されている。
タイ人が淡白な味に耐えられるのかはわからない
タイ国民のことを思っているのか、それとも医療制度が膨らむのを恐れているのかはともかく、特に若い世代では、伝統的なタイ料理よりも西洋風のファストフードを好む傾向があるので、もっと事態は悪化するだろう。
SNSの影響もあり、見た目が派手で甘いドリンクや加工食品への人気も高まっている。一部の学校では給食の改善や栄養教育を導入しているが、たぶん無駄骨だろう。ジャンクフードの魅力に抗える子供は少ない。
ただ、面白いことに、タイにも中流階級が増えてきて、彼らが何と健康意識に目覚めるようになっている側面もあるのだという。
あのどぎつい味が大好きなタイ人の中から健康志向の人たちが出てくるというのが信じられないが、こうした人たちをターゲットに、オーガニック食材を使った店まで出てきているという。
ただし、まだそれが流行になっている、というほどでもないようだが、タイの食文化を守りつつ、現代のライフスタイルに合った健康的な食習慣を模索するようになっているのだという。
もともとタイ料理は、野菜や果物、ハーブを豊富に使った料理が多いので、入れすぎの砂糖・塩・調味料を調整したら健康的な料理になりそうだ。しかし、果たして濃い味しか興味のないタイ人が淡白な味に耐えられるのかはわからない。
健康に留意するのであれば、自然にそうなっていくのだろうが、こうやってタイ人のあいだでも健康のことを考える余裕を持つ人たちが出てきているということ自体に私は興味深く感じる。
ただ、そうした人たちはまだ多数派にはなっておらず、大多数の人たちはむしろ昔よりも健康に悪いジャンクな食事に毒されている。大多数がジャンクフードまみれになって、少数がオーガニック志向になるという構図だろうか。
タイ人の「どぎつい味が好き」な国民性
2025年2月に実施された全国52,000人を対象とする調査では、回答者の過半数となる51%が甘い飲食物を週に3回以上摂取していた。また46%が揚げ物やファストフードを定期的に食事に食べていた。
この傾向はさらに高まっていく可能性が高い。
とは言っても、タイの伝統的な料理であるソムタム(青パパイヤのサラダ)、ヤム(スパイシーサラダ)、ラープ(挽肉料理)なども、やたらと塩分が含まれていて、けっして健康に良いわけでもない。
その「健康に悪い」伝統料理を週3回以上食べる人々も約50%に達する。いずれにしても、タイ人の「どぎつい味が好き」な国民性を変えないことにはタイ人は健康になれないだろう。
タイ人は外食が好きだが、外食では調味料はなおさら過剰に使われる。しかし、約60%の回答者が「調味料を控えめにしてほしい」と店員に依頼することに躊躇を感じると回答している。
その結果、どんどん辛い・甘い・酸っぱいが強くなっていき、それに慣れ、健康に良いほどほどの量が物足りなくなっていく。塩分や脂肪の摂取量を自ら制限することができず、気づかないうちに健康リスクが蓄積されていく。
結局のところ、「健康への関心は高まっているが、実際の行動変容には至らない」というのがタイの現状だろうか。健康を意識した料理や低糖質のメニューなんか、ほとんどのタイ人には無理かもしれない。
私も東南アジアの底辺の人々が食べる料理ばかり食べてきたし、彼らと一緒になって死ぬほど甘い飲み物をたっぷり取ってきたので、すっかりジャンクフードまみれの食事になって、誰に何を言われてもそこから離れられない。
長生きは無理だな、と思いつつ他の日本人には飲めないくらい砂糖まみれのコーヒーなんかを飲んでいる。
人々の味覚はすぐに変わるわけではない
タイでは現在、3300万人以上の国民が何らかの健康問題を抱えている。毎年40万人が心血管疾患・がん・慢性呼吸器疾患・糖尿病で死亡し、新規に200万人以上が発症して治療を受けている。
タイでも糖尿病は年々増加傾向を示しているのだが、2021年時点では成人11.6%に相当する約606万人が糖尿病だった。おそろしいのは、約30%が未診断のまま放置されていると報告されている。
糖尿病というと都会のほうが患者が多いような感覚もあるが、有病率は都会でも地方でも差がなく、地方でも食事だけはジャンク化しているのが統計でも出ている。肥満もかなり増えている。
2024年度には国民健康保険局が予算の52%以上(1,527億バーツ)が悪しき食生活に起因する病気に使われているとタイ保健省健康増進局は述べた。「これで他の医療分野や予防施策への投資余地が奪われている」という話だ。
保健大臣ソムサック・テプスティン氏は「国民がこうした病気で健康を損なっているせいで、GDPの約9.7%が失われている。だからこそ、食事の改善を早急に考えなければならないのだ」と強調する。
タイはここ数十年で急速な経済成長を遂げ、かつて食事の量を確保することが最優先だったが、今では「豊かさ」を実感するための外食や嗜好品への支出が増大し、それが健康問題を生み出しているのだった。
しかし、そうは言っても人々の味覚はすぐに変わるわけではない。タイ人が健康的な食事をよろこぶようになる日は来るのだろうか? どぎつい味に慣れた人間からそれを引き離すのは難しいと思う。私も健康食品なんか食べたくない。
タイ人も私も健康になるのは無理そうだと思いつつ、タイで飲むのと同じくらい甘いコーヒーと、心臓発作を起こしそうなジャンクフードを食べている。
https://blackasia.net/?p=50578
2025/04/29 (Tue) 16:21:11
ギャンブル23種類を合法化して、ギャンブル依存の外国人のカネを狙うタイ政府
2025.04.29
https://blackasia.net/?p=50463
タイの歴史や祭りで外国人のカネを吐き出させ、歓楽街のセックスで外国人のカネを吐き出させ、マリファナで外国人のカネを吐き出させていたタイ政府だが、今度はギャンブルを合法化して、これで外国人のカネを吐き出させるつもりだ。タイ政府は外国人にカネを吐き出させるためには見境がない。(鈴木傾城)
扱いを間違うと人生を破滅させてしまう
ギャンブルにのめり込んで、初対面の私にも熱くギャンブルを語る人にまた最近になって出会った。かなり高齢になっているのに、四六時中ギャンブルのことを考え、生活費もそこに注ぎ込んでいる気配があった。
ギャンブルは、深入りしたら強い快楽と依存を生み出す。そして損がかさんでも、借金が膨らんでも、生活が破綻しても抜け出せなくなる。彼女もどうやらそのようなタイプのようだった。
ギャンブルにのめり込めば危ない、下手したら人生が破滅する、というのは誰でも知っている話だ。にもかかわらず、のめり込んでしまう人がいる。本人も深みにハマっていることを自覚していて、「このままでは人生が破滅する」と思っている。それでもやめられない。
本来であれば、ギャンブルは「ほどほどの距離感」を持ってつき合うべきものなのだが、その「ほどほど」が難しく、理性が働かなくなる。どうしても一定数の人が、どっぷりとのめり込んで抜け出せなくなってしまうのだ。
感情や欲望に流されやすく、瞬間的な快楽を優先してしまう人、日常の不安やストレスを抱えやすい人、快楽によって一時的な満足感や承認欲求を満たそうとする人、周囲の影響を受けやすい人……。
脳内のドーパミン回路が過敏で依存形成がしやすい体質の人、失恋・離婚・死別・失業などで大きな喪失感を抱え、その穴埋めを求めている人、感情の波が激しく、人間関係でも不安定さを抱えやすい人……。
生活に張り合いがなく、空虚感を埋めるために刺激を必要としている人、苦しい現実から目を背けるために何かを必要としている人……。
人間が動物と違うのは理性があるか否かである。動物は本能のまま生きていけばいいが、人間は理性を持って行動しなければ社会から逸脱して生きていけなくなる。
ギャンブルに溺れると理性を破壊してしまい、もはやブレーキが効かなくなってしまうのだ。そういう意味で、ギャンブルは「ドラッグ」と呼んでも過言ではない。扱いを間違うと人生を破滅させてしまう。
前のめりで「ギャンブル・カジノ解禁」するタイ
ところで、タイの話をしたい。タイはインバウンドで稼ぐ方向に振り切っているのは、よく知られている話だ。
観光で外国人を呼び込み、歓楽街のセックスで外国人を呼び込み、同性愛者歓迎で外国人を呼び込み、マリファナで外国人を呼び込み、タイでカネを散財させるように仕向けている。
そして、ペートンタン政権は、前のめりで「ギャンブル・カジノ解禁」で外国人を呼び込もうとしている。ギャンブルは、それがどんなものであれ強烈な依存を生み、社会問題化するのはわかりきっている。そのため、野党はこれに大反発している。
だが、ギャンブルを合法にして外国人のカネを吸い取れるのであればそれでいいとペートンタン政権は考えているようだ。さすが「インバウンドで稼ぐためなら何でもする国」と揶揄されるだけある。
特定のギャンブルにハマった外国人は、人生を破綻させるまでタイでカネを落とし続けるようになるのだろう。歓楽街のセックスで外国人のカネを吐き出させ、マリファナで外国人のカネを吐き出させ、ギャンブルで外国人のカネを吐き出させる。
タイ政府も、外国人にカネを吐き出させるためには見境がない。
もっとも、水牛レース、ボクシング、レスリング、輪投げ、ビンゴ、麻雀、タイルゲーム、カードゲームなど、合わせて23種類のギャンブルが合法化されるので、外国人だけでなく、タイ人も一緒にギャンブル依存症に転がり落ちていくだろう。
タイ人はもともとギャンブル好きな国民であることで知られている。タイの国技であるムエタイも賭博文化と密接に結びついているし、地方や村では闘鶏や闘魚の試合で賭けをする伝統もある。
バンコクで見られる政府宝くじは、実に国民の約60%以上が定期的に購入しているほど日常的で、抽選日は市場や街角で宝くじが飛ぶように売れている。
違法なものとしては、地下カジノもあれば、オンライン・ギャンブルもあれば、サッカー賭博もある。タイはギャンブルまみれの国なのだ。そこに23種類を合法化するのだから壮観だ。
タイの社会全体が憂慮すべき状態になってしまう
ギャンブル依存症になると脳が変わる。長くギャンブルをやって、その興奮がずっと維持されると、脳がギャンブルしている状態に最適化されるようになり、朝から晩までその興奮を求めるようになっていく。
これが「ギャンブル脳」と呼ばれるものだ。
ギャンブル脳になってしまうと、ギャンブルの興奮と快楽のためにはすべてを犠牲にしても、なんとも思わなくなってしまう。脳が変質して、もう意思の力ではどうにもならなくなっていく。
分別の付いているはずの大人が、すぐにバレるのを承知で自分の会社の金を横領してそれに注ぎ込んでしまうのも、もはや自分で自分をコントロールできなくなっているからだ。
ギャンブル依存症になるというのは、有り金をすべてそこに注ぎ込むだけに生きる「奴隷のような存在になる」ということなのだ。まさに『どん底に落ちた養分たち』である。
タイが大々的にギャンブルを合法化していくのであれば、長い目で見るとタイの社会全体が憂慮すべき状態になってしまうのは誰もが指摘するところでもある。
まだ計画段階ではあるが、合法カジノの設立候補地として、バンコク、パタヤ、プーケットなどが挙げられている。これらの施設は、ホテルやショッピングモールと併設される予定である。
世の中はどんな時代でも一定数のギャンブラー気質の人間が世界中にいて、彼らは公営だろうがヤミだろうがギャンブル依存に堕ちる性質がある。
どうせ、ギャンブル依存の人間が出てくるのであれば、タイ国内でどんどんカネを落としてもらおうというのがタイ政府の目論見なのだが、外国人のカネのためにここまでする国というのはタイくらいなものではないだろうか……。
「もしかしたら、勝てるかも。次こそ勝てるかも」
ギャンブルが日常にあふれる国になると、当然のことながらハマっていく国民も続出して、ますますタイ国内ではギャンブル依存が社会問題になるだろう。何も持たない貧困層がなけなしのカネを持ってギャンブルに高じるようになるはずだ。
タイ南部のヤラー県、パッタニー県、ナラティワート県は貧困率が20%を超え、タイ全体でも2400万人が大きな不況などがくれば一瞬で深刻な貧困に陥るリスクを抱えている。ギャンブルは、こうした貧困層に忍び寄って広がっていく。
学歴も職歴もない貧困層が必死で働いていても金持ちになる確率はゼロに近い。だが、ギャンブルは違う。確率的には少なくても「一発大逆転を成し遂げられるかもしれない」という一縷の望みがそこにある。
場合によっては、一瞬にして大金持ちになるかもしれない。
ギャンブルでは、学歴も、職歴も、知的レベルも、容姿も、年齢も、犯罪歴も、性別も、人種も、出自も、まったく何も関係ない。ただ「運」さえ良ければ、大金持ちになれる可能性はわずかに残っている。
政府宝くじを買って、白けた顔で歓楽街のオープンバーに座っている女性も、私はよく覚えている。彼女は当たりもしないと思いつつ「買わなければ当たらない」と考えて宝くじを買っていた。
鉄火場でカネを張るギャンブル依存症は、その積極版であると言える。「やらなければ当たらない」ので、彼らはギャンブルをするのだ。「もしかしたら、勝てるかも。次こそ勝てるかも」と彼らは小さい希望を抱え、祈りながらカネを賭ける。
ギャンブルにのめり込んでしまった人からギャンブルを取り上げるのは、夢と希望を取り上げるのと同じなのだ。
ギャンブルにハマった夫を止める妻がしばしば家庭内暴力の対象になるのは、自分から夢や希望を取り上げる妻が憎いからだ。夢を叶えてくれるかもしれないギャンブルよりも、絶望しかない現実に引き戻す妻の方が憎い存在と化す。
今後のタイではそうした人たちが増えるのかと思うと、何か殺伐とした気持ちになっていく。
https://blackasia.net/?p=50463
2025/04/07 (Mon) 06:55:56
タイに“家族”で移住した人気YouTuberが明かす「生活費は月平均10万バーツ(約44万円)」のリアル――人気記事ベスト
2025年4月6日 日刊SPA!
https://news.livedoor.com/article/detail/28501633/
マンペーさんは、妻でタイ人モデルのヴィエンナさん(写真右)と娘のモニカちゃんと3人でバンコクで暮らしている
海外移住は夢のまた夢? 昨今の物価上昇や急激な円安の影響により、以前にも増して“難しい”と感じてしまうはずだ。しかし一方で、依然として海外移住に新たな希望を見出す日本人も少なくない。そこで過去5万本の記事より大反響だった話をピックアップ!(初公開2024年11月15日 記事は取材時の状況) * * *
今年の春からタイ・バンコクに移住してきたのが、旅系YouTuberとして人気を誇る「EXIT JACK」のマンペーさん(34歳)である。マンペーさんは2022年、タイ人モデルのヴィエンナさん(29歳)と結婚し、現在は一児の父でもある。
かつて「月5万円で生活できる」と言われていたタイも、現在では状況が大きく変化しているが、今回はタイ移住の経緯、国際結婚や現地での子育てについてマンペーさんに話をうかがった。
◆人気YouTuberがタイに移住したワケ
現在、日本からタイ・バンコクに生活の拠点を移しているマンペーさん。移住の決断に至った理由とは何だったのか。
「妻のヴィエンナがタイ人であることから、彼女の母国に住みたいと考えたことが大きな理由です。お互いの仕事が動画の撮影などで場所に縛られないという点もありました」
国際結婚の際に特に苦労したことや費用についてもたずねてみた。
「実際に苦労したのは婚姻届の提出に必要な書類関係です。日本とタイの両方に婚姻届を提出しなければならず、妻のほうは婚姻状況証明書や住居登録証、独身証明書などが必要でした。
僕の場合は、日本の領事館とタイ国外務省領事局で『認証を受けた戸籍謄本・英語訳文』と『タイ語翻訳文』の両方に領事認証が必要で、領事館に電話がなかなかつながらずに苦労しました(笑)。最終的に入籍手続きには書類の翻訳代などを含めて5万円ほどかかりましたね」
◆タイでの子育て事情
そんな2人には昨年(2023年)11月20日に子ども(モニカちゃん)が生まれ、マンぺーさんは一児の父となったが、タイでの子育てはどうなのか。
「日本と比べて、タイではベビーシッターを頼みやすいので助かっています。週1回のペースでお願いしていますが、1日頼んでも1万円程度。服やベビーカーなどのベビーグッズも日本に比べて割安です。さらに、タイは1年中温暖な気候で、バンコクは雨季でも雨が1日中降り続けるなんてことはないため、意外と快適に過ごせています。
タイ人は子どもに対してとても優しく、外食に行ってもスタッフが子どもと遊んでくれたり、泣いても周りの人があやしてくれたりすることが多いので子育てしやすいと感じています」
一方で、苦労することもあるという。
「3月から5月の暑季は日中の気温が40度近くまで上がります。また、バンコクは交通量が多いため排気ガスがすごいんです。子どもをベビーカーに乗せていると、ちょうど排気ガスが当たる位置になってしまい、かわいそうだと感じます。道路には穴があったり割れ目ができていたりして、ベビーカーでの移動がしにくいのが難点。子連れでの移動には車が便利だと思いますね。
また、良い保険をまだ見つけられていないので、子どもが中耳炎にかかったときに病院に連れて行ったら、日本円で約8万円ほどの費用がかかってしまい驚きました。自分も含め、どの医療保険に加入するかも今後の課題ですね」
◆生活費は家賃も含めて月に平均10万バーツ(約44万円)
タイは東京に比べて家賃が安いのが魅力だというマンペーさん。
「現在住んでいるのはバンコクのコンドミニアムで、日本でいうところの1LDKほどの広さがあります。詳しい家賃はお話しできませんが、たとえば東京都内であれば50~60万円ほどする物件が、タイではその約1/3程度で借りられます」
旅系YouTuberとして、タイには何度も旅行で来ていたが、移住前に抱いていたイメージと実際の生活には、どのようなギャップがあったのだろうか。
「物価が安いイメージがありましたが、単身と家族連れでは生活費が全く違います。僕一人なら、スーパーのフードコートやローカル食堂で1日の食費が300バーツ(約1,300円)程度、月にすると9,000バーツほどで収まります。なので、単身なら月2万バーツ(約9万円)ほどで生活が可能だと思います。
ただし、家族で生活するとなると、家賃も含めて、月に平均10万バーツ(約44万円)が現在の我が家の生活費です」
◆「陽気な雰囲気のタイで子育てがしたかった」
増税や低賃金が叫ばれる日本と比べて、どちらが住みやすいと感じているのだろうか。
「子育てを含めて、僕としてはタイの方が生活しやすいですね。僕は日本に会社があるため、住民票は日本に残していますが、タイでは所得税のみが課税対象で日本のような住民税がないため、生活コストが抑えられます。また、今の日本は少し空気が重いというか、落ち込んでいる印象があるので、陽気な雰囲気のタイで子育てがしたかったというのもあります」
このままタイでの子育てを続けていくつもりなのか。
「妻は子どもにいろいろな国を経験させたいと考えているので、小学校入学までの間は家族で2~3年ごとにさまざまな国に移り住むことを考えています。また、将来的には子どものためにも英語圏の国で暮らすことができたらいいなと」
◆YouTuberとしては“転換期”「家族で楽しめる動画も」
以前は観光客が訪れないような海外の危険なスポットの撮影や、ぼったくり店の潜入などの体当たり企画も行っていたが、家族ができたことで変化がありそうだ。今後のYouTuberとしての展望についてもたずねてみた。
「独身の頃はスラム街に行ったり、ナンパ企画や夜の店のレポートもしていましたが、やっぱり子どもが生まれてからは少し方向性を変えていこうと思っています。以前はどんな危険地帯でも怖くなかったのですが、今は家族のために死ぬことが怖いと感じるようになりました。
ちょうどYouTuberとして転換期でもあり、今後は家族で楽しめる動画も作っていけたらと考えています。たとえば、同じ国での旅でも、独身の貧乏旅行と子連れ旅行では視点が全然違うじゃないですか。ただし、EXIT JACKの本来の方向性は崩さずに、夜の街のレポートなど、ギリギリセーフな部分で過激さも残しておきたいです」
最後に、これからタイへの移住を考えている日本人に向けてメッセージも聞いてみた。
「日本円の収入で生活する場合、円安の影響もあって、昔のようなイメージとは異なり、節約生活が強いられるかもしれません。ただ、せっかくタイに来たのに節約ばかりだと、本来の目的を見失ってしまうこともあります。ですから、タイに来るなら、現地採用でタイバーツを稼ぐ仕事を探すのが良いかもしれませんね」
【マンペー】
大阪府出身のYouTuber。34歳。「EXIT JACK」のチャンネル登録者数は57.4万人。観光地ではなくスラム街や貧困街をメインに発信しており、これまで訪れた国は80カ国以上。2022年にタイ人モデルのヴィエンナと結婚。現在は一児の父。2024年よりタイ・バンコク在住。
<取材・文・撮影/カワノアユミ>
【カワノアユミ】
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
https://news.livedoor.com/article/detail/28501633/?p=2
2025/01/23 (Thu) 04:38:42
バンコクで逮捕されたアフリカの男たち。ハードドラッグの売買が広がっている
2025.01.23
https://blackasia.net/?p=48907
以前からよく指摘されていることだが、バンコクの歓楽街、特にスクンビット通りやナナ地区では、多くの黒人男性・黒人女性がたむろしている光景が見られる。彼らの多くはタイで合法・非合法を問わずさまざまな手段で生計を立てている。女性はストリートバイシュン 、男性はハードドラッグの密売をしていた。(鈴木傾城)
バンコクで逮捕されたアフリカの男たち
バンコクにおけるドラッグ密売の取り締まりが強化される中、タイ警察はプラナコン区にて13人の外国人およびタイ人を逮捕した。この中で、11人がナイジェリアやコートジボワールなどのアフリカ諸国出身者であり、残る2人がタイ人だった。
以前からよく指摘されていることだが、バンコクの歓楽街、特にスクンビット通りやナナ地区では、多くの黒人男性・黒人女性がたむろしている光景が見られる。彼らの多くはタイで合法・非合法を問わずさまざまな手段で生計を立てている。
女性はストリートバイシュンをしている。(ブラックアジア:バンコクは黒人のセックスワーカーだらけだったが、日本もそうなっていくか?)
男性のビジネスは複雑で、観光客向けにアクセサリーや衣類を販売する者もいれば、バーの客引きや通訳業をおこなう者もいる。そして、一部はハードドラッグの売買に関与している。
夜になると、彼らはナナ・プラザやソイ・カウボーイ周辺に集まり、観光客に声をかける姿が目立つ。彼らがこの地域に集まる背景には、アフリカ系移民のコミュニティが形成されていることや、英語が通じる歓楽街の特性がある。
警察によれば、彼らはこの界隈を拠点に、観光客をターゲットにしてコカインやヤーバー(覚醒剤)を販売していた。彼らは主に観光客に声をかけ、購入を持ちかけて売っていたという。
今回の摘発は、クロントイ区、ワッタナー区、ナナ地区を中心に進められ、バンコク都心でのドラッグ密売の根絶を目指したものだった。
ナナ地区はバンコクにおける歓楽街のひとつであり、世界各国からの観光客が集まる場所である。そのため、ドラッグの需要が高く、密売組織にとっては魅力的な市場となっていた。彼らは巧妙にネットワークを構築し、口コミやSNSも活用しながら顧客を増やしていたと見られている。
インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたタイ歓楽街での出会いと別れのリアル。『ブラックアジア タイ編』はこちらから
不良外国人がハードドラッグを求める
2021年もアフリカ諸国の男たちがドラッグ密売で逮捕されていたが、タイはドラッグの蔓延を防ぎ切れていない。
この摘発はバンコク警察による組織的な捜査の一環であり、違法薬物の供給ルートを断つ目的で進められていた。警察はナナ地区での覆面捜査を実施し、実際にアフリカ人の密売人からドラッグを購入するなどして証拠を集めた。
その後、事前に準備された強制捜査により、容疑者を逮捕するに至った。
逮捕されたアフリカ人の多くはビザを持たず、不法滞在の状態にあった。また、一部は就労ビザを保持していたものの、実際にはドラッグの売買をビジネスにしていたことが判明している。
彼らの中にはイスラム系も多い。このナナ・プラザ界隈にはアラブ人も多いのだが、それは数十年も前からグレースホテルがアラブ系の御用達ホテルとなっていて、この近辺がアラブ人街でもあったからだ。イスラムの強固なネットワークで彼らはつながっている。
警察の調査によれば、密売されたドラッグはタイ国内で製造されたものではなく、国外から密輸されたものだった。
特に、コカインは主に南米からの供給ルートを通じて持ち込まれたとみられ、ヤーバーについてはミャンマーの山岳地帯やラオスなどの隣国で製造されたものが流入していた可能性が高い。
この事件の発覚後、タイ警察はさらなる取り締まりを強化し、密売組織の根絶を目指している。しかし、バンコクのような大都市ではドラッグが絶え間なくおこなわれており、一度摘発されても新たな供給ルートがすぐに生まれるという現実がある。
バンコクのような大都市ではドラッグの需要が高く、一度摘発されたとしても、それですべてが壊滅するわけではない。新しい人間がやってきて、新たな供給ルートを構築して、ドラッグの供給を埋めていく。
タイはインバウンド大国だ。快楽を求め、不良外国人たちがよりハードなドラッグを求めるケースが後を絶たない。このため、密売組織は次々と「儲かるドラッグビジネス」に乗り込んでくる。
インドネシアの辺境の地で真夜中に渦巻く愛と猜疑心の物語。実話を元に組み立てられた電子書籍『カリマンタン島のデズリー バイシュンと愛と疑心暗鬼』はこちらから。
ドラッグの密売が続いている背景
バンコクでドラッグの密売が続いている背景には、複数の要因がある。そのひとつは、お馴染みの経済的格差の問題だ。
バンコクは東南アジアでも経済的に発展した都市であるが、その一方で移民労働者や不法滞在者が多く、彼らが生計を立てる手段が限られているという現実がある。
アフリカ諸国からきた男たちも正式な労働ビザも持っていない。LCC(ローコストキャリア)で勝手にやってきてバンコクに住み着いているので、合法的な職を得ることが難しく、違法な手段に頼る者が少なくない。
何も持たない人間が儲けられるビジネスというと、ドラッグはその筆頭に挙げられる。
タイの観光産業依存は大きい。その観光客の多くは夜の娯楽であるアルコール・セックス・ドラッグを求めているのだが、最近はマリファナで不良外国人を呼び込んだせいもあって、ハードドラッグにも関心を示す旅行者も多い。
特に欧米からの旅行者のあいだではコカインの人気が高く、これが供給側の密売組織を活性化させる要因となっている。今回の摘発は大規模なものであったが、密売人の多くは逮捕を恐れず、すぐに新たなルートを開拓する。
国際的な視点から見ると、アフリカ諸国からのドラッグ密売人が東南アジアに流入する背景には、グローバルなドラッグ市場の変化がある。かつては欧州や北米が主なターゲットだったが、近年ではアジア市場が拡大している。
バンコクはその中心地のひとつである。バンコクは、アジアや中東の主要ハブ空港と広範なネットワークで接続されているので、アフリカ諸国の人間たちもアクセスがしやすい環境にある。
たとえば中東のドーハやドバイを経由してLCCを利用してアフリカ諸国とタイを結ぶルートを組むことができる。その結果、タイの首都バンコクや歓楽地パタヤは、多国籍の犯罪組織が絡み合う場となっている。
インバウンド大国の宿命
アフリカ諸国の男たちがドラッグの密売で逮捕されたこの事件は、氷山の一角に過ぎない。この事件を通して浮かび上がるのは、インバウンドがもたらす経済的な恩恵の裏で、違法ビジネスも増殖しているという現実だ。
これはインバウンド大国の宿命ともいえる。
特にタイは、真夜中の女たちを目当てにした「ハイエナ」たち、同性愛者やトランスジェンダーたち、あるいはマリファナなどの常習者など、不良外国人化しやすい旅行者もタイ特有の「マイ・ペンライ」精神でどんどん入れてきたので、なおさらだ。
当然、ハードドラッグの需要もあるのだから供給もある。
だから、ナナ地区やスクンビット通りといった歓楽街では、外国人観光客をターゲットにした密売ネットワークが形成されている。この事件は、そうしたアンダーグラウンドのブラックビジネスの一端をあきらかにしたに過ぎない。
今後も、インバウンド需要の増加に伴い、違法ビジネスに関与する外国人労働者の流入も進んでいくだろう。
このような状況が続く限り、今回の事件のような摘発がおこなわれても、すぐに新たな人間がLCCでやってきて、すぐに違う密売ルートが生まれることは避けられない。
結局のところ、観光業の発展とともに、こうした違法活動が増加し、ドラッグの密売人や犯罪組織が徐々に力を持つようになっていく。インバウンド市場と裏社会が密接に絡み合っていく。そうした現状を垣間見せる事件でもあった。
ちなみに、黒人女性はこのスクンビット界隈を拠点にしてストリートバイシュンをしているのだが、黒人女性に関心のある男たちは少なからず存在するので彼女たちにも需要がある。日本からは遠すぎるアフリカ大国まで行かなくても、タイで黒人女性と出会える時代になっているのだから興味深い。
(スクンビット界隈の黒人女性については、電子書籍『ブラックアジア外伝2: バイシュン地帯をさまよい歩いた日』でも取り上げている)
インバウンドに邁進するタイは、アルコール・セックス・ドラッグの三点セットで今後も次々と問題が引き起こされるのだろう。
https://blackasia.net/?p=48907
2025/01/14 (Tue) 02:57:32
◆自殺するハイエナ。私も「金がなくなったらおしまいだ」と常に思っていた
2020.08.08
ちょうど一週間ほど前、タイのローカル紙『パタヤ・ニュース』に、白人(ファラン)が自殺していたという記事を載せていた。3日間で2人の白人(ファラン)が自殺に追い込まれていた。
ひとりはイギリス人だった。部屋の中で首を吊って死んでいた。金がなくなってどうしようもなかったのだと思われるが、詳細は書かれていない。もうひとりはスウェーデン人だったが、こちらはバルコニーで首を吊っていた。
別に珍しい事件ではない。コロナでハイエナは減ったかもしれないが、バイシュン地帯として機能しているパタヤは、白人(ファラン)が次々と死んでいく場所だ。バイシュン地帯で金を使い果たしてどうにもならなくなって死ぬ。
二年ほど前は、ノルウェー人がコンドミニアムの屋上で首を吊って、街の全員が遺体を観察できる状態になっていて大騒ぎとなったこともある。
相変わらずだな、と私は思いつつ溜息をつく。「ノーマネー、ノーハネー」を忘れたハイエナには破滅か死しか残されていない。私もまだそういう世界に片足を突っ込んでいるので、とても切実に感じる事件でもある。
いつだったか、ブラックアジアの何冊目かを出版する際に、題名を『ノーマネー、ノーハネー』にしたいと私は思ったことがあった。
言うまでもなく、タイのバイシュン地帯をうろついている男はみんな “No Money, No Honey(金の切れ目が縁の切れ目)”という言葉を合言葉にそこに沈没している。「金がなくなったらおしまいだ」と常に心の片隅に置いている。
東南アジアの裏世界の本を出すのに、『ノーマネー、ノーハネー』は最高の題名だと思った。ところが、何気なくアマゾンで同名の本がないかどうか確認してみたら、何と私よりも早く『ノーマネー、ノーハネー』を題名に使っていた書籍があった。
アリソン・マレーという著者が書いた本で、正式名称は『ノーマネー、ノーハネー ジャカルタの女露天商とバイシュン婦たち』となっていた。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4896180119/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=blackbook2tok-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4896180119&linkId=c52f6764b71330f511540b83973e6f42
この題名は先を越されていた。(アマゾン:ノーマネー、ノーハネー ジャカルタの女露天商とバイシュン婦たち)
https://blackasia.net/?p=19546
2024/11/27 (Wed) 05:49:10
◆マリファナ入りクッキーは、強烈なものより効き目がマイルドなほうが危ない?
2024.11.27
タイ政府は2022年にマリファナを解禁した。それからというもの、錯乱した外国人の飛び降り、交通事故、未成年の吸飲と、問題が噴出して「タイ政府はなにをやっているのだ」と良識ある国民からも周辺国からも責められている。
しかし、いったん開いたパンドラの箱は、そう簡単に閉められない。マリファナの栽培でビジネスをすることを覚えたタイ人と、なにがなんでもマリファナを吸いたい外国人が、そう簡単に法令遵守するとは思えない。
最近、タイで奇妙な事件があった。
ある夜、ひとりの母親が娘からの電話を取った。娘は「ボーイフレンドの男に毒を盛られたような気がする」と話し、それから連絡が途絶えた。
早朝、パニックに陥った母親が、南パタヤのソイ・ワット・ブーン・カンジャナラムにあるマンションで娘が薬物を飲まされ意識不明で横たわっているのではないかと心配し、救助センターに電話をかけた。
警察と救助隊が現場に急行すると、そこにはボーイフレンドと娘が別々の場所で意識不明となって倒れていたのだった。救助隊員らはすぐに応急処置を施し、ふたりを近くの病院に搬送して緊急治療を受けさせた。
このふたりの倒れていた部屋のテーブルには、奇妙なものが置かれてあった。宇宙飛行士の形をしていて「浮遊体験ができる」と謳っているマリファナ入りクッキーの箱である。名前は「スペースクッキー」と書かれてあった。
じつは、このスペースクッキーこそが ふたりを意識不明の状態にさせた原因だった。クッキーの中に強烈なマリファナが「これでもか」と混ぜられており、たった一枚食べるだけで意識が飛ぶものだったのだ。
浮遊体験は嘘ではなかったらしい。パタヤでは、こうした強烈な作用のマリファナがどこにでも売られていて、吸うだけではなくて食べ物にも飲み物にも混じられて売っていたりする。
https://blackasia.net/?p=47514
2024/11/16 (Sat) 04:27:13
タイ人の借金まみれ体質。タイの家計債務問題は経済の時限爆弾となりかねない
2024.11.16
https://blackasia.net/?p=47173
タイの家計債務GDP比率は91.3%という驚異的な水準に達している。一世帯あたりの平均債務額も調査開始以来最高水準となっている。じつは、昔からタイ人の借金癖は有名だったが、データを見ると悪化しているようにも見える。この家計債務問題は時限爆弾となりかねない。(鈴木傾城)
タイの家計債務GDP比率は91.3%
タイの家計債務(それぞれの家庭が抱える借金)問題が、国家経済の重大な懸念事項として浮上している。
2023年末時点でタイの家計債務GDP比率は91.3%という驚異的な水準に達していたが、2024年9月の調査でも、一世帯あたりの平均債務額は60万6,378バーツ(約269万円)で、前年から8.4%増加し、調査開始以来最高水準となっている。
この数値は、世界的に見ても極めて高い水準であり、アジアでは韓国、香港に次ぐ第3位の高さである。じつは、昔からタイ人の借金癖は有名だった。データを見ると、今でも状況が変わっていないのがわかる。
なぜ、こんなことになっているのか? この異常な状況の背景には、タイの金融システムの特性がある。タイでは消費者が金融サービスや融資へ容易にアクセスできる環境が整い過ぎているのだ。これが債務の累積を助長している。
特に問題視されているのは、家計債務の59%が個人ローンやクレジットカードローンなどの短期高金利ローンであり、直接的な所得増加につながらない「非生産的ローン」であるという点だ。
さらに深刻なのは、特に低・中所得層の家計において、債務返済を含む全支出が収入を上回る状況が常態化していることがある。日々の支出をまかなうために、借り入れを増やすという悪循環が生じている。
最終的にはこれが、「借金を返すために借金する」という状況になっていく。
この家計債務問題は、タイ経済全体に深刻な影響を及ぼしている。高水準の債務は消費を抑制し、経済成長の足かせとなっている。また、債務返済の負担増加は、家計の貯蓄能力を低下させ、将来の投資や老後に対する不安を高めている。
家計債務問題が重大な足かせとなる可能性
それにしても、一世帯あたりの債務が約269万円というのは驚くべき数字だ。前年比で8.4%増加したということなのだが、これは2009年の調査開始以来、最高額を記録しているのだ。家計債務の総額も16兆バーツ(約71兆円)を超える規模となっているのだからすさまじい。
それだけの借金があっても、きちんと返済できるのであれば問題ないが、債務返済に困難を抱える世帯も増加している。タイ商工会議所大学の2022年8月の調査によると、過去1年間で債務の返済不払いがあった世帯の割合は65.9%だった。
借金している世帯のうち、7割は返済に苦しんでいるということになる。この水準は先進国の基準では非常に高く、タイの借金している家庭が債務返済に苦しんでいる実態を浮き彫りにしている。
銀行の家計向け債権の状況も悪化している。債務返済期限を30〜89日超過した要注意先債権の比率が急上昇しており、これは多くの家計が「すでに」債務返済に窮していることを示しているのだ。
タイ経済の成長は、この家計債務問題が重大な足かせとなる可能性がある。
2024年10月16日、タイは約4年半ぶりに2.25%の利下げをしている。これは通貨バーツ高の抑制が表向きの理由なのだが、もうひとつには家計の負担軽減がある。借金をしている世帯の7割が返済に苦しんでおり、ここを放置していたら経済が完全失速する。これをタイの中央銀行は恐れたはずだ。
だが、皮肉なことがある。
たしかに利下げで借金返済は楽になる。ところが、利下げは「借金をしやすい環境を作る」ので、これによって家計債務はむしろ悪化していくこともあるのだ。借金をしやすい体質の人にとって、金利の引き下げは「新たな借金」への導入口となる。
かくして、タイ人はみんな借金まみれに
タイの家計債務問題が悪化している理由は、もちろんタイの経済成長が鈍化し、多くの家庭で所得が減少していることが上げられる。パンデミックでも、インフレでも痛めつけられて、多くのタイ人が経済的ダメージを受けた。
それだけが原因ではない。タイも経済発展に伴い、消費者の欲求が多様化・高度化した。30~40代の中間層は品質や性能にこだわるようになってきた。
さらに、タイ女性はヘルスケアに敏感で、美白やアンチエイジング製品などのヘルスケア市場も成長している。ところが、所得の伸びがそれに追いついていない。この乖離が、借り入れによる消費が増える理由になっている。
また、タイの金融システムの構造的問題も無視できない。金融機関の競争が激化する中、消費者向けローンの審査基準が緩和され、過剰な融資がおこなわれてきた経緯がある。
非正規雇用者や低所得層向けの高金利ローンも活発で、返済能力を超えた借り入れを助長している。
高齢層はどうか? 現在、タイは高齢化社会へと突入している。(ブラックアジア:深刻化するタイの超高齢化。タイ政府は思いっきり「これ」をやるような気がする)
この高齢層もまた、社会保障制度が脆弱なこともあって、医療費などを借金でまかなったりする現状もある。本来、公的制度でカバーされるべき支出を、個人が負担せざるを得ない状況になっているのだ。
かくして、タイ人はみんな借金まみれになっていった。
この「借金まみれ体質」は消費を抑制し、経済成長の足かせとなっているだけでなく、社会の格差拡大にも拍車をかけている。低所得層ほど高金利のローンに依存せざるを得ず、結果として債務の罠に陥りやすいからだ。
タイのショッピングモール。タイ人の「借金まみれ体質」は消費を抑制し、経済成長の足かせとなっているだけでなく、社会の格差拡大にも拍車をかけている。低所得層ほど高金利のローンに依存せざるを得ず、結果として債務の罠に陥りやすいからだ。
タイの家計債務問題は時限爆弾となりかねない
タイ政府や中央銀行はこの問題に対して、債務再編事業や、金融リテラシー教育の強化などを実施しているのだが、根本的な解決には至っていない。問題の本質が、個人の財務管理能力だけでなく、社会経済システム全体に及んでいるためだ。
全体を見ると、タイ経済はけっこうな綱渡りの状態にあるように見える。
アメリカではふたたびトランプ政権の時代となるが、これはタイ経済にも大きな影響を及ぼしそうだ。米中貿易摩擦や地政学的リスクの増大により、タイの主要産業である輸出セクターが打撃を受ける事態も想定されるからだ。
米中間の貿易摩擦が長期化すると、世界経済全体の成長が鈍化し、タイの輸出需要が減少する懸念があるし、国際的なサプライチェーンが混乱すると、タイの製造業が必要とする部品や原材料の調達が困難になる。
これは雇用や所得に直接的な影響を与え、多くの家計の債務返済能力をさらに低下させる恐れがある。
次に、気候変動の影響も無視できない。タイは農業国であり、気候変動による農作物への影響は農村部の所得を直撃する。これにより、すでに高水準の債務を抱える農村部の家計がさらなる困難に直面することになる。
金融政策の面でも、タイ中央銀行は難しい舵取りを強いられている。
利上げしたら、債務返済負担を直接的に増大させるので、借金まみれの国民を破綻に追い込むことになるし、一方で、景気刺激のための利下げは、さらなる借り入れを促進し、長期的には問題を悪化させるからだ。
こうやって考えると、タイの家計債務問題は時限爆弾となりかねない現状が見えてくるはずだ。
結局、この問題を解決するには、まずはタイ人の「借金まみれ体質」を変えていかなければならない。とはいっても、そう簡単に国民気質が変わるとは思えない。啓蒙して変えていくにしてもそれには時間がかかり、そのあいだに問題は悪化し続ける恐れがある。
唯一、この問題を一気に解決できるとしたら、タイ経済をどんどん好景気にしていくことだ。しかし、今の政権は政治経験の浅いペートンタン・シナワトラである。(ブラックアジア:ペートンタン政権はタクシン一族の復活であり、タイの政治の新たな火種となる?)
タイの家計債務問題がどうなるのか、注意して見ておく必要がありそうだ。
https://blackasia.net/?p=47173
2024/11/13 (Wed) 07:05:40
マレーシアに移住した50代男性が見た地獄。4000万円で購入したコンドミニアムのせいで「破産するかも」
2024年11月11日 日刊SPA!
https://news.livedoor.com/article/detail/27531240/?p=1
マレーシアのマンションはプールとジムつきが一般的だという
いつかは海外でのんびり暮らしたい。語学力を身につける意味でも海外で働きたい――そう思う日本人は少なくありません。
しかし、何も調べずに準備不足で移住すると、思わぬ地獄を味わうことも残念ながら事実です。
私(宮脇咲)は宮崎県から大学進学を機に上京し、現在はドバイに移住し、海外の物件をメインとした不動産投資をしている他、富裕層向けの海外移住支援も行っております。そういった経緯もあり、これまでに多くの海外移住者の方と知り合ってきました。
この記事は、筆者が過去に見てきた思わぬ失敗を味わった方たちのエピソードを通し、移住に失敗しないためには何が必要か、どんなことに気をつけなければならないかを知っていただければと思います。
◆ドバイ移住も、富裕層から一気に転落
海外移住で地獄を見るケースとして金銭面での失敗がまず挙げられます。海外移住者の中には、日本でビジネスで成功を収めた人も少なくありません。しかし、そんな成功者であっても築き上げた財産をなくしてしまうということがあるのです。
仮想通貨で財産を築いた中井さん(仮名)という30代男性の事例を紹介します。
彼は3年前、節税のためにドバイに移住しました。日本では仮想通貨で得た利益の55パーセントを税金として収める必要がありますが、ドバイではすべてを自分の手元に残すことができます。ただ、節税という堅実な手段での移住でしたが、移住後に彼は豪遊生活を始めてしまいました。
中井さんのドバイでの家賃は年間2000万~3000万円。富裕層向けのマンションで生活し、無計画に高級車やパテックフィリップなどの高級腕時計を購入し、イスラム教の国なのでアルコールが高いにもかかわらず、彼は気にせずに毎日のように飲酒もしていました。
◆結局日本に帰国も、いまどこで何をしているのか…
なお、ドバイに現在住んでいる筆者にはたくさんの富裕層の知人がいますが、中井さんのようなお金の使い方は一般的ではありません。むしろ富裕層であればあるほどビジネスでしっかりとした固定収入を得た上で堅実な暮らしをしています。
しかし、中井さんは違いました。
彼は固定収入も乏しく、お金の使い方も無計画でした。ドバイにいる本当の富豪とは違ったのです。当然ですが、毎月のキャッシュフローがマイナスになり続ければ破綻します。さらに彼はリスクの高い仮想通貨に手を出し、貯金は底をつきます。
結局、日本に戻った中井さんですが、ドバイ在住時にInstagramに毎日派手な生活を投稿していたこともあり顰蹙を買い、日本での人脈も失ったようです。いまどこで何をしているのかは筆者も知りません。
◆日本との感覚の違いが足かせに…ビジネスで失敗するケースも
中井さんの失敗は厳しい言い方をするならば「身から出た錆」とも言えるかもしれません。しかし、堅実に生活をしていれば海外移住に成功できるかというと必ずしもそうではないという現実もあります。
筆者の知人に東南アジアのある都市で飲食店を開業した和田さん(仮名)という40代男性がいます。現在、東南アジアでは寿司をはじめとした日本食が注目されていることもあり、和田さんのように国外での成功を夢見る飲食店経営者は多いです。
そんな大きな希望を持って海外移住した和田さんでしたが、彼は撤退を余儀なくされました。
「理由は現地の法規制や商慣習に適応できなかったことです。例えば、従業員に働いてもらうマネジメントひとつをとっても日本人と現地スタッフでは感覚が大きく違います。マニュアルを用意しても守らない、遅刻も当然。日本では当たり前にできることも現地では違いました」(和田さん)
こうした文化や慣習の違いに適応できずにBさんのビジネスは失敗に終わります。
「開業資金の1500万円はついに回収できませんでした。現在は日本に戻りましたが、40代ということもあり再就職先も限られており、帰国後も厳しい現実が続いています」(和田さん)
◆ローン返済は月40万円、家賃収入は15万円の大赤字
筆者の周囲にいる海外移住した日本人は不動産や株式投資によって固定収入を得ているという人が多いです。
しかし、その投資によって借金を抱えてしまう事例もあります。
シンガポールからほど近いマレーシア・ジョホールバルに移住した50代男性の美濃田さん(仮名)はまさに投資によって失敗してしまったケースです。
「ジョホールバルでは2006年からスタートしたイスカンダル計画という大規模な開発計画があります。ジョホールバルはシンガポールにクルマで通勤できることもあり、国が資金を投じて開発させる目的でスタートした計画です。当時の私はここに目をつけました。土地やマンションの価格が上がるのではないか、と」(美濃田さん)
美濃田さん含め、当時このイスカンダル計画には多くの日本人投資家が目をつけました。
「2013年に約4000万円を投資してコンドミニアム(家具家電付きのマンション)を投資目的で購入しました。ここから計画通りにジョホールバルが発展すればよかったのですが、話はそう上手くは進みませんでした」(美濃田さん)
購入から10年以上が経ちましたが、美濃田さんはいまだに期待していたような収益を得られずにいます。
「現在もローンを返済している状況ですが、家賃として得られるのはわずか15万円程度。日本の貯金を切り崩して何とか返済をしている状況です。さらに、ジョホールバルの物件価値が上がらないため、売却しようにも買い手も見つからない状態が続いています」(美濃田さん)
たしかに、ジョホールバルはシンガポールまでのアクセスはよいものの、開発の計画が遅れたり、最悪の場合中止したケースもあります。
美濃田さんが「このまま好転することがなければいずれは破産するかもしれません」と吐露していたことが印象に残っています。
◆「金銭面に問題がないパターン」にも落とし穴が
ここまで紹介した3人の事例はどれも金銭面に関連する移住の失敗でした。では、金銭面にさえ気をつければ移住は成功するのかというとそうではありません。海外はやはり日本とは文化、習慣、天候などさまざまなことが違います。この違いによって移住を後悔することもあるのです。
マレーシアに移住した65歳の鈴木さん(仮名)という女性はその一人です。鈴木さんは楽園のような生活を夢見て夫婦での移住を決断しました。しかし、住み始めてから早々に大きなストレスを感じるようになります。
「日本人に比べて約束の時間を守らない、割り込みなど公共の場でのマナーが悪い、などちょっとしたことで苛立ちを覚えました。それに想像以上に英語力が必要でした」(鈴木さん)
さらには鈴木さんの夫が病気になってしまったことも追い打ちとなります。
「日本は国民健康保険もあり、医療費はやすいですし、病院で安心して通えます。しかし、現地の医療水準が低かったこともあり、夫と日本に一時帰国をして治療を受けることにしました」(鈴木さん)
◆移住費用がパー。貯金を切り崩して生活することに
こういった生活への負荷から、3年間のジョホールバルでの生活を経て鈴木さん夫婦は日本への帰国を決意しました。
「移住費用に加え、帰国してからの新居探しなど金銭的にも想定外の損失となりました。いまは、経済的な不安を抱えつつ貯金を切り崩して生活しています
老後はあたたかい東南アジアで海外でのんびり生活を……と思っている高齢者の方には鈴木さん夫妻のような失敗談は耳の痛い話ではないでしょうか。
では、海外移住を後悔しないためには何が必要でしょうか。 彼らのエピソードを通じてわかるのは、いきなり移住するのではなく、現地での短期滞在を経験すべきということです。特に現地での文化や慣習は旅行だけではわからないことがあります。最低でも季節を変えて3度、一ヶ月は滞在すべきです。
また、英語力が必要な国の場合、言語学習に取り組み、できれば現地の日本人コミュニティとも連携を取れるように知人や友人を作っておくことを筆者はおすすめしています。たしかに、海外は日本よりも労働賃金が高かったり、気候的に魅力的かもしれません。しかし、彼らの失敗事例からわかるように、できるだけ事前準備を行うことが必要と言えるでしょう。
https://news.livedoor.com/article/detail/27531240/?p=3
2024/10/15 (Tue) 18:43:53
Thailand To Become First South East Asian Nation To Recognise Same-Sex Marriages | WION - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ioNY-KcY_KY
タイで成立した結婚平等法。LGBTにも結婚を保証する法律の裏側にあったものは?
2024.10.15
https://blackasia.net/?p=46529
2024年9月24日、タイのワチラロンコン国王が署名した結婚平等法案は、2025年1月22日に施行される。これによりタイは東南アジアで、はじめて同性婚を法的に認める国となる。タイ政府はLGBTに寛容だから、結婚平等法を可決したのだろうか。いや、カネだったのか?(鈴木傾城)
観光客を呼べるなら何でもするスタンス
タイは観光立国であり、観光で経済効果が得られるのであれば、できることは何でもするというスタンスを持っている。国民の懸念や不安や反対を押し切ってマリファナ合法化をおこなったのも、それで大量の観光客を呼び込めるからだ。
タイは長らくヤーバーなどのドラッグの蔓延に苦しんでいる国なのだが、それでも世界では「ゲートウェイドラッグ」といわれているマリファナを合法化したのは、それをしたら外国人が大量にやってきて観光で儲かるという皮算用があったからだ。
たしかに外国人はやってきた。しかし、このマリファナ合法化は、タイ国内に大量のマリファナ流通、依存者の急増、未成年の使用、事件の多発を引き起こして、結局は娯楽目的の使用を禁じる新法案が提出されている。
「観光客を呼べるなら何でもする」というスタンスは、タイ政府独特の感覚だろう。
この観点で、次にタイ政府が目につけたのが、世界中で広がる「LGBT理解促進」の動きである。タイ政府もこの流れに乗って「タイはLGBTQに理解のある国です」と示すために、同性愛者の結婚を認める「結婚平等法案」を可決した。
2024年9月24日、タイのワチラロンコン国王が署名した結婚平等法案は、2025年1月22日に施行される。これによりタイは東南アジアで、はじめて同性婚を法的に認める国となる。
もともとタイは同性愛者や性的マイノリティに対して寛容な国として知られ、美しいレディーボーイたちが歓楽街にひしめく希有な国だ。ブラックアジアの読者の中にも女性よりもレディーボーイを愛する男すらもいる。(ブラックアジア:【投稿】レディーボーイ・マニア。タイはLB好きの天国)
こうしたレディーボーイの存在が好奇心を刺激して外国人観光客を増やしているのだが、タイ政府が「LGBTフレンドリー」であることを打ち出すことによって、さらに多くの観光客が流れ込んで経済効果が拡大することを期待している。
今回の結婚平等法案の可決についても、「観光客を呼べるなら何でもする」というスタンスを指摘する人もいるくらいだ。
インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたタイ歓楽街での出会いと別れのリアル。『ブラックアジア タイ編』はこちらから
他のアジア諸国にも大きな影響を与える
タイのレディーボーイたちのコンテスト「ミス・インターナショナル・クイーン」「ミス・ティファニーズ・ユニバース」は、世界中でテレビ放映されるくらいのドル箱コンテンツでもある。
日本では激しく議論になっているトランスジェンダーも、タイという国では「観光で使えるコマ」となっている。
ただ、ここまで彼らを観光立国のコマとして扱いながらも、権利を保障しないのもおかしな話だと思ったのか、タイ政府は「この国の寛容さを一歩進め、具体的な法的保護と平等な権利を与える」として動いたのだった。
逆にいえば、ここまでLGBTに寛容であったにもかかわらず、タイでも同性カップルは異性愛カップルと同等の法的権利を持つことができなかった。この背景には、伝統的な家族観や保守的な宗教観の影響もあった。
しかし、レディーボーイや同性愛者が目立つこの国では若年層を中心に、LGBTの許容が浸透していた。さらに国際的にも人権問題としてLGBTの権利拡大が取り上げられているので、そうした意識が結婚平等法の支持にもつながっていた。
そのため、今回の結婚平等法は下院でも上院でもほとんど反対もなく通過している。
裏の思惑が何であれ、この法案はタイで成立したのだから、LGBT界隈にとっては大きな勝利でもある。「同性愛者や性別の多様性を持つ人々が長年にわたり社会的に抑圧されてきた状況に対する是正措置としての意味を持つ」と彼らのコミュニティは述べている。
タイのこの動きは、他のアジア諸国にも大きな影響を与える可能性が高い。
タイが東南アジアで、はじめてこの法律を施行することは、これらの国々に対しても「先行者モデル」としての役割を果たす可能性がある。特に、東南アジアにおける人権問題の進展は、他国にも波及効果をもたらすだろう。
観光を強化するのは最重要課題だった
結婚平等法の成立を支えるデータや数字を見ると、この法案が社会に与える影響の大きさが浮かび上がる。
タイにおけるLGBTコミュニティの規模については、正確な統計は存在しない。しかし、世界銀行のデータによれば、「同国の全人口の約8%がLGBTQ+に該当する」とされている。この約560万人がこの新しい法律の恩恵を受ける可能性がある。
しかし、タイ政府が見ているのは、おそらく「経済効果」のほうだろう。笑ってしまうのは、さっそくタイ政府は経済効果の試算を出しているのだが、同性婚に伴う経済効果は年間で少なくとも数十億バーツに達すると政府は見込んでいることだ。
タイ国内でLGBTの結婚式や関連イベント、法律サービス、そして住宅購入や養子縁組に関する需要が増加する。さらに、世界中から「LGBTフレンドリーなタイで同性愛結婚をしたい」と考えるカップルもやってくる。
アンダーグラウンドの世界ではよく知られていることだが、タイは目立つレディーボーイだけでなく、多くのゲイも集結する国でもある。ゲイにとっても、タイは人気のある目的地なのだ。
結婚平等法の施行により、同性カップルがタイで法的に結婚できるようになることで、さらに多くの同性愛の観光客がタイを訪れることも予想されている。
東南アジアだけでなく、世界を見まわしてもまだ同性愛者の存在や結婚を認めない国は多いので、タイ政府にとってはこれは良いチャンスに見えている。他国が認めなければ認めないほど、真っ先に結婚平等法を可決したタイは儲かる。観光業を含む幅広い分野に経済的な恩恵をもたらす。
タイの観光業がGDPに占める割合はパンデミック以前は20%を超えていた。総雇用者に占める観光業の雇用者の割合は21%以上である。タイの観光業は国の経済と雇用に非常に大きな影響を与える重要な産業である。
だからこそ、観光を強化するのはタイ政府にとっては最重要課題なのだ。
「寛容」の裏側に違う本音が隠されていたりする
もちろん、タイ国内でもこの結婚平等法に対する反対意見も存在した。特にタイ南部のムスリム・コミュニティにおいては、同性愛は宗教的に許容されないものであり、結婚平等法は彼らの伝統的な家族観を脅かすものとされている。
このような反発は、特に宗教的指導者たちから強く発せられていた。敬虔な年配の仏教徒の一部からも反対の声はある。伝統的な価値観を守りたい人々もいるわけで、タイ国内の全員が結婚平等法を支持しているわけではない。
結婚平等法の成立は、一見するとLGBTコミュニティにとっての完全勝利のように見えるが、実際にはさまざまな問題が潜んでいるのだ。
結婚平等法が成立したとしても、それがすべてのLGBTの人々にとって平等な権利を保証するものではないという課題もある。法案が施行されたあとも、差別や偏見が根強く残る可能性があり、彼らが直面する課題は解消されないかもしれない。
いくらタイが寛容だといっても、全員がLGBTを認めているわけでもない。タイでも建前と本音が乖離していることが多く、「寛容」の裏側に違う本音が隠されていたりする。
そもそも、「寛容」なはずのタイでも、まだトランスジェンダーが公式文書で性別を変更することもできないし、雇用、居住、医療サービスといった生活の基盤となる分野でも「区別」されている。
学校におけるいじめや差別も大きな問題となっている。多くのLGBTの生徒が、同級生や教師から偏見や暴言を受け、その結果、精神的に深刻な影響を受けている。
「ホテルの入口に、犬とトランスジェンダーお断り」と書かれていることもある。けっこう、露骨な差別である。LGBTは言葉による虐待や嫌がらせを受けることも日常だ。
今回の結婚平等法でこのあたりは変わっていくのだろうか。それとも、LGBTに対する健常者の拒絶感は払拭されることはないのか。結果は数年後に見えてくるのだろう。
https://blackasia.net/?p=46529
2024/09/14 (Sat) 05:57:31
ペートンタン政権はタクシン一族の復活であり、タイの政治の新たな火種となる?
2024.09.14
https://blackasia.net/?p=46144
タクシン・シナワトラはタイを大混乱させ、国民を分断させ、あげくの果てにクーデターで国を放逐された人物である。娘であるペートンタンの登場は、ふたたびタクシンの政治が戻ってくることを意味する。またもやタイは、国民が分断して激しい衝突が起こるのだろうか?(鈴木傾城)
タクシンの娘ペートンタン・シナワトラの登場
最近、タイの「政権交代」について興味深く見つめている。セター・タウィーシン首相が失職し、後任としてタクシン・シナワトラ元首相の次女であるペートンタン・シナワトラが就任した。
もしかして、これがまたタイ政治の動乱のはじまりになるのかもしれないと思いつつ、私はこの情勢を眺めている。
セター氏の失職は、2023年8月に就任してからわずか9か月後のことだった。タイ憲法裁判所は、セター氏が禁固刑を受けた人物を閣僚に任命したことで「重大な」倫理違反を犯したと判断し、解職命令の判断を下した。この判決により、セター氏は即日で首相職を解任された。
タイでは2023年5月の総選挙以降、政治的な混乱が続いている。当初、前進党のピタ・リムジャルンラット党首が首相候補として有力視されていたが、議会での承認が得られず、セター氏が代わりに就任した経緯がある。
今回、そのセターが短期間で解任されたのだ。そして、後任として選出されたのがペートンタン・シナワトラ氏だった。彼女が38歳という若さで首相に抜擢されたのは、彼女が最大与党であるタイ貢献党の党首であり、タイ政界の大物であるタクシン元首相の次女であることが大きい。
ペートンタン氏の首相就任は、タイ議会の両院合同会議で決定された。投票の結果、518票中382票を獲得し、野党候補を大差で下した。これは圧倒的な支持を得たように見えるが、この結果にはタイの複雑な政治事情が反映されているとの指摘がある。
タイの政治評論家は、「ペートンタン氏の勝利は、タクシン一族の影響力と軍部を含む既得権益層との妥協の産物だ」と分析している。
難しい政治課題に直面することが予想される
タクシン・シナワトラは私利私欲に明け暮れ、タイを大混乱させ、国民を分断させ、あげくの果てにクーデターで国を放逐された人物である。娘であるペートンタンの登場は、ふたたび「あの」タクシンの政治が戻ってくることを意味する。
タイの国内には依然として「反タクシン(黄シャツ派)」勢力が残っている。ペートンタンが一族の権益を優先するような政治姿勢を見せたら、すぐに反タクシンの抗議が盛り上がってふたたびタイの政治は混乱に落ちていくだろう。
タイ経済は近年パンデミックの影響から回復傾向にあるものの、依然として課題は多い。依然としてくすぶるインフレや景気の不透明感があり、典型的な「中進国のワナ」に陥っていると指摘されている。
中進国のワナというのは、低賃金労働力を活用した経済成長が限界に達し、人件費上昇により工業品の輸出競争力が失われ、技術開発力では先進国に及ばず、経済成長が停滞するという状況である。
ペートンタンは就任演説で「タイの未来のために全力を尽くす」と述べ、国民に向けて団結を呼びかけた。また、汚職撲滅や社会格差の是正にも取り組む姿勢を示し、「クリーンで透明性の高い政治」を実現すると約束した。
しかし、政治的能力も経験もない「若すぎる」ペートンタンが、うまく舵取りをできるのかどうかは完全に未知数だ。とくに、軍部との関係改善や王室との関係維持など、難しい政治課題に直面することが予想される。
タイの政治は、軍部や王室との関係が複雑に絡み合っている。ペートンタンは、これらの既得権益層との関係をどのように構築していくかが、政権の安定性を左右する重要な要素となる。
とくに、軍部との関係改善は喫緊の課題とされており、ここでつまづくと、タイは一気に政治的混乱に陥る。かつてのタクシン政権も、ここで失敗してクーデターによって放逐されたのだ。
タイ政治の新時代の始まりではなく過去への回帰
とにかく、今後の最大の懸念はペートンタンの経験不足である。政界入りしてからわずか3年の彼女が、タイの複雑な政治状況をうまく舵取りできるのか。
これについては疑問の声のほうが大きい。タイ商工会議所の調査によると、ビジネスリーダーの62%が「ペートンタン氏の経験不足が経済政策に悪影響を与える可能性がある」と回答している。
ネーション紙も「若さと経験不足が、国家運営の足かせとなる可能性がある」と論じている。
そうなると、間違いなくペートンタンは父親タクシンを頼ることになる。タクシン元首相の影響力は必然的に強まっていく。多くの観測筋は、タクシンが娘を通じて実質的な権力を握る「影の首相」となる可能性を指摘している。
バンコク大学の政治学者のひとりは、「ペートンタン氏の就任は、タクシン一族の政治復帰を意味する。これは民主主義の後退につながる危険性がある」と警告している。今回も娘を首相にしているのだから、批判を浴びても当然だろう。
タクシン支持派(赤シャツ派)と反タクシン派(黄シャツ派)の対立は、過去20年間のタイ政治を特徴づけてきた。ペートンタン氏の就任により、この対立が再燃する可能性は十分にある。
世論調査では、タイ国民の45%が「政治的分断が深刻化する」と回答しており、私が懸念しているのもまたこの点である。タクシン・シナワトラはあきらかにタイの政治を私物化している。
国際社会の反応も複雑だ。アメリカやEUなどは表面上、ペートンタン氏の就任を歓迎する声明を出しているが、内部では懸念の声も上がっている。とくに、タイと中国の関係強化を警戒する声が強い。
タイの主要メディアも、ペートンタン政権に対して慎重な姿勢を示している。バンコクポスト紙は社説で「ペートンタン氏の就任は、タイ政治の新時代の始まりではなく、過去への回帰の危険性がある」と指摘している。
反タクシン派の不満が醸成されていくことになる
ただ、一方でペートンタン氏を支持する声もないこともない。若い世代からは、「新しい視点で政治を変えてほしい」との期待の声も上がっている。
タイ国立大学の学生団体が実施した調査では、18歳から25歳の若者の57%が「ペートンタンの就任を肯定的に評価する」と回答している。若い世代が若い政治家を支持したくなるのは心境としては理解できる。
また、ビジネス界の一部からも期待の声がある。タイ商工会議所のトップは「ペートンタン氏の経済政策には、デジタル化の推進や外国投資の誘致など、前向きな要素が多い」と評価している。
しかし、これらの期待の声を上まわる形で、懐疑的な見方が広がっているのが現状だ。結局、彼女はタクシンの娘であり、タクシンの傀儡《かいらい》というのが現実の姿である。
それであれば、これはやはり「過去の亡霊が蘇った」と見るのが正しい。
ペートンタン政権がうまくいくとしたら、徹底的に父親であるタクシン元首相の存在を消して、ペートンタン自らが自発的に課題に向き合い、タクシン一族の利害を追及しないで清廉潔白に動くことしかない。
しかし、タクシン元首相は自己顕示欲が強く、かつ自身の利害を徹底的に追求する政治家でもある。おとなしくしているとは思えない。娘であるペートンタンを差し置いて前面に出てくることも多くなるはずだ。
そうなると、結局は「これはタクシン政権ではないか」という認識になって、反タクシン派の不満が醸成されていくことになる。
ペートンタン氏の首相就任は、タイ政治の新たな局面を開いたが、その行く末には多くの不確実性が残されている。国内外の懐疑的な見方を払拭し、国民の信頼を勝ち取ることができるのか。ペートンタン政権の今後の動向が、タイの将来を大きく左右することになる。
https://blackasia.net/?p=46144
2024/04/23 (Tue) 11:53:23
日本そのものが「ソフト老害」になっている…タイ長期滞在で痛感した「貧乏で老人ばかりの国・日本」の凋落ぶり
「暗い未来」を子に残そうとする愚
中川 淳一郎
https://president.jp/articles/-/79398?cx_referrertype=yahoo&yhref=20240417-00080597-president-bus_all
日本はこれからどうなるのか。ライター・編集者の中川淳一郎さんは「今年2月から1カ月ほどタイに長期滞在して、日本の衰退ぶりをあらためて痛感した。いまの日本は硬直性が高く、高齢者ばかり優遇される社会となっていて、このままでは明るい未来は描けない」という――。
タイの長期滞在で感じた日本の「凋落」
昨年に続き、今年も2月初旬から3月初旬にかけてタイに長期滞在した。その間に人口約1億2500万人の日本が「2023年のドル建て名目GDPで人口8200万人のドイツに抜かれ、世界4位に後退」という報道を目にした。また、昨年末に報道されたところによると、2022年、日本の1人あたり名目GDPはOECDに加盟する38カ国中21位で、G7ではイタリアを下回る最下位だったという。
見事なまでの凋落っぷりだが、タイで過ごしてみるとそれが肌感覚でもわかってくる。なにしろ主要な繁華街で、日本人観光客の姿をとんと見かけなかったのだから。
本稿では、現在のバンコクの様子に加えて、2006年のバンコクの様子も振り返っていく。2000年代、タイでは日本人の旅行者が数多く見受けられた。とくに若者が多かった。当時、私は編集を担当していた雑誌『テレビブロス』で、「ワールドカップはタイで見よう!」というテーマの特集記事を作ったのだが、そのくらい若者のタイ旅行需要は高かったのだ。
私がタイに初めて訪れたのは2000年のこと。すぐに魅了されて時間を見つけては出向くようになり、たまたま開催時期が重なった2002年のFIFAワールドカップ日韓大会は、バンコクのバーで観戦した。これが、たまらなくよかった。タイに来ていた世界中の人々と一緒に、店のテレビで熱狂的に観戦するスタイルがすっかり気に入ってしまい、2006年大会ではその観戦スタイルを日本の読者に提案したかったのだ。
20年ほど前のタイ物価事情
当時、『テレビブロス』は1冊210円だったと記憶している。読者は基本的に、個性的な連載陣やユニークな特集企画を目当てにしたサブカル好き、もしくは新聞を取る余裕がないので「ひとまずテレビ欄だけほしい」といった人々が中心だった。『BRUTUS』や『pen』、『25ans』といったお金に余裕のある人が読む雑誌とは性質が違うにもかかわらず、私は『テレビブロス』の読者に向けて、タイ旅行とタイで楽しむサッカー観戦という提案をしたのだ。
別の言い方をするなら、当時の日本人であれば、タイに一週間程度は余裕で滞在できたのである。そのころ、タイの通貨・バーツは1バーツ3円台の前半(現在は約4円)で、街角の食堂でタイ米におかずをかけたものは25バーツだった。ラーメンも25~30バーツほど。私が宿泊していたホテルは、世界中のヒッピー的な人々が集うカオサンロード近くに立地しており、ツインルームで1泊300バーツ。友人と2人で泊まったため、1人500円以下である。もちろん高級ホテルや洒落たレストランもあったが、そうした施設を選ばなければ、そうとう安価に滞在を楽しめた。
タイの物価は確実に上昇している
私は2023年と2024年の2年間連続でタイに長期滞在したが、物価は確実に上がっている。去年、アイリッシュパブでタイガービール(シンガポール)の1パイントを頼むと、ハッピーアワーは90バーツだった。が、今年は110バーツに値上がりしていた。
食事にしても、サービス料が取られるような店で一人あたりビール2本ほど飲むと、2人分の支払いが6000~8000円になるなんて当たり前。これでは日本とあまり変わらない。ホテルの料金も10%ほどは上がった印象だ。
寺など観光施設の料金も高騰が激しい。寝釈迦で知られるワット・ポーの拝観料は、2006年ごろは100バーツだったが、昨年には200バーツに上がっていた。さらに、2024年1月1日からは300バーツになった。ちなみにタイ人は無料である。
また「暁の寺」としても知られるワットアルンについては、チャオプラヤー川を渡るための船代がかつて2バーツだったところ、4バーツ、5バーツと値上がりが続き、先日訪れた際には10バーツになっていた。加えて、以前はワットアルンの近くに行くだけなら入場無料だったのだが、現在は船から降りるときに一律で100バーツを徴収されるようになっている。
バンコクのOLは20年前の日本で見かけたような雰囲気
こうしたカネを欧米人は抵抗なく支払っている。だが、もともとタイを含めた東南アジアを「物価がとにかく安く、気軽に楽しめる国々」と捉え、最大の魅力はリーズナブルさだと思っていた日本人からすると、もはや高級な旅行先である。寺の拝観料が「タイ人は無料/外国人は有料」といった差だけでなく、「タイ人が中心の飲食店」と「外国人も多い飲食店」などでも激しい価格差が目に付くようになった。
そして、若干の敗北感すらおぼえてしまうのが、昨年や今年のタイ滞在で透けて見えてきたタイの人々のフトコロ事情だ。明らかにタイ人の懐も潤っていると、日々感じていた。たとえば、オフィスビルに入っているスターバックスをはじめとしたコーヒーチェーンで、フラペチーノなどを平然と買う20~30代OLの姿を頻繁に目にする。そうしたドリンク類は500~800円ほどで、モノによっては日本よりも高い。
現状、タイの給与水準は日本よりも低いのだが、人々の暮らしぶりや街が放つ雰囲気は活気に満ちあふれている。人々は海外ハイブランドの商品を手にするのがステータスと感じているのか、それらを携えてエレベーターに乗り、颯爽とオフィスに入っていく。
2000年代前半あたりによく見かけた日本のOLのような気合の入れ方というか、仕事もプライベートもスマートにこなす、トレンディなワーキングウーマン的世界観がタイのOLたちにも広まっている。夜になれば、ビールが1杯1000円するような高級店にも彼女たちは臆することなく入店し、仲間とディナーを楽しむ(それほど酒は飲まないが、料理もそこそこの値段はする)。
若さや勢いに溢れる成長国と、老人ばかりの衰退国
タイにはもう、日本の背中が見えているのだろうな……と思わずにはいられないわけだが、特筆すべきは両国の年齢中央値である。アメリカの中央情報局(CIA)が発表した2023年のデータでは、年齢の中央値は日本が世界3位で49.5歳と高齢。一方、タイは53位で41歳。2024年は団塊ジュニアが50歳を越えているだけに、中央値はさらに上昇することだろう。
この約10歳の差はデカい。日本の団塊ジュニアが70歳を迎える約20年後、さすがにタイの農村といった地方部はさておき、都市部の労働者の給料水準は日本を追い抜いている可能性もあるだろう。これから成熟していこうとする国と、老人ばかりが増えていく高齢国で競争するのは、何事も困難なものだ。
しかも、日本はさまざまな分野で業界団体の思惑が絡んだガッチガチの規制が存在するため、今後の成長も期待できない。その象徴がタクシー業界だ。海外にかなり後れを取っていたライドシェアの導入議論がようやく進み、2024年4月に日本でも解禁される運びだが、議論の過程においてタクシー業界は既得権を守りたいのか、あれこれと反発。結局、タクシー会社の管理下で運営され、値段もタクシー並みとなる。インバウンドの増加などでタクシーが足りない状態ながら、なんとも中途半端な決定である。
不合理な規制のないタイはライドシェアでも日本の先をいく
タイにはこんな不合理な規制はない。その象徴は、2012年にマレーシアで誕生した配車アプリ「Grab(グラブ)」である。1982年生まれの若き経営者、アンソニー・タン氏が開発したこのアプリは東南アジアを席巻。極めて便利なサービスだし、利用者(運転手と乗客)にとってメリットしかない。個人とタクシー会社の両方がGrabに参画しているが、個人にとっては本業・副業のどちらでも活用可能で、タクシー会社にしてもさらなる顧客獲得につながる。
乗客からすると、悪評高いタイのタクシーに乗らずに済むのも利点だ。タイのタクシーはとにかく面倒くさい。停車したタクシーの助手席の窓を開けてもらって行き先を伝え、運転手の提示した金額に納得すれば交渉成立。あるいは止まった車に乗り込んで行き先を伝え、相手が言い値をふっかけてきても「メーターメーター」と強く主張し、確実にメーターを稼働させないと正規料金で乗ることもままならない。しかしながら「それじゃダメだ!」とドライバーから追い返されたり、わざと遠回りされたりすることも少なくない。そもそも道を知らなかったり、あとになって交渉金額を覆したりと、信用ならない運転手も残念ながら多い。
その点Grabであれば、道はスマホ画面に表示されているし、相手も行き先がわかったうえで申請を承認しているので確実性は高い。料金はGrabのアプリ上で事前に決めた額がクレジットカードで決済される。メーター料金より少々割高なものの、余計なストレスがないというのは大きな利点で、金額の負担感を補って余りあるほど快適に移動できる。
コロナワクチン接種に絡んだ規制と、背後にある利権
規制に関連して付言すれば、日本では新型コロナウイルスのワクチン接種についても、当初は医師もしくは医師の指示の下で保健師、助産師、看護師、准看護師だけが注射を打つことができるとされた。ここでも医師会らの利権があったのでは、と思ってしまう。
のちに歯科医師、臨床検査技師、救急救命士による接種も特例承認されたが、歯科医らは当初から「私たちも社会を救うために打たせてくれ」と言い続けていた。2021年のゴールデンウィーク前に菅義偉首相(当時)は島村大参院議員(歯科医師)と会談し、注射の担い手不足を解消するため、歯科医にも許可を出すべきか話し合ったと報道されている。
歯科医だって注射を打つ技術はあるのだから、最初から担い手に含んでもよかっただろうに「筋肉注射は難しい」などと意見する(ケチをつける⁉)医者が少なからず出現し、接種は不可能だった。もっというと、元看護士でもいいだろうし、獣医師でもいいだろう。イギリスは注射を打った経験のない一般人さえ3万人規模がボランティアで接種の担い手になった。一方、日本は人件費の高い医者が打ちまくった。ここにも参入障壁があったのである。
タイで働く幼なじみの話から浮かび上がる日本の硬直性
Grabの件で明確なのは、タイは新しいものを柔軟に取り入れて合理的に取り組もうとするのに対し、日本では業界団体や受益者が合理化に反対したり、時代の変化を受け入れないどころか逆行させたりする場面が多い、ということだ。ハンコなんて、その際たるものだろう。印章業界の利権を代表し、印章制度の存続を訴える自民党の議員連盟だが、彼らがハンコの必要性を訴えるものだから、なかなかハンコ文化がなくなってくれない。
こうした細かいところに日本社会の硬直性が散見されるわけだが、タイの企業は実に柔軟性に富んでいる。先日、バンコクに暮らす小学校の同級生と会った。彼女は某世界的ビールメーカーの日本向けシステム管理の仕事に、タイ企業に所属する形で外注先として携わっているのだが、この仕事に就くまでの経緯が面白かった。
もともとはタイ現地の日系企業向けのシステム管理をやっていたのだが、あるとき追加業務を振られた。EUの某国企業のシステム管理である。その企業(ビール会社)が日本での販売提携先から契約解除されたため、受発注や在庫管理に関するシステムを失ってしまい、新たな仕組みが必要になったのだ。
そこでビール会社は、まずEUの企業にシステム構築を依頼。その依頼を受けた企業は、日本の企業でなく、タイの企業に実務を発注したのである。そこで白羽の矢が立ったのが、私の同級生だ。すでに外注先としてシステム管理の実績があり、日本語も喋れるという点が評価されたらしい。
「日本企業に頼むより費用が多少安いから、ということも理由にあるだろうけど、タイ企業に依頼するほうが工数も少なく、『会議のための会議』などもないのでプロジェクトを進捗させやすい――そうEUのクライアント企業は踏んだのでは」と彼女は考察していた。
そして彼女は、こう続けた。「日本人は英語ができないので、欧米諸国の組織がアジア圏でビジネスパートナーを選ぶにあたり、東南アジアの企業がよく選ばれるようになっている。私の場合、幸いなことに英語も日本語も話せて、タイ語もそれなりに使えるから、仕事があるのだと思う。日本人は本気で英語力を改善させないと、欧米企業からの発注を東南アジアにほとんど取られるのではないか」
子どもや若者に冷淡で、高齢者ばかり優遇する日本
最近、日本で話題となった言葉のひとつに、放送作家・鈴木おさむ氏の引退に伴って用いられた「ソフト老害」がある。メディアもこの言葉に関連した特集を次々と繰り出しているが、大抵の場合、若者による嘆きが紹介される。言い分の傾向としては「上の人間がやり方を押し付ける」「こちらが提案しても『オレのやり方のほうが経験に基づいているから、正しい』と採用されない」あたりが多い。
選挙でも、高齢者が票田として圧倒的なため、候補者は高齢者優遇の公約を並べ、政治家になってからも医療費の2割負担に反対したりする。一方、票を持たぬ子どもや投票率の低い若者に対してはあまりにも冷淡だ。コロナの折も政治家は「おじいちゃん・おばあちゃんの命を守るために全国一斉休校」などとやらかした。「子どもや若者は重症化しないでしょ」「若い世代の学びや経験の機会を奪っていいの?」といった声には耳を傾けず、「高齢者の命ガー!」で押し切った。
選挙演説中の男性写真=iStock.com/imacoconut※写真はイメージです
「子どもの声がうるさい」と公園は閉鎖され、保育園建設反対運動も発生する。そりゃあ2016年、新語・流行語大賞のトップ10に「保育園落ちた日本しね」が入るわけだ。こうしたマインドが国全体を覆い尽くし、多数派である中高年が幅を利かせる社会になっている。そんな国が今後、発展するのは難しいだろう。
日本は「衰退国家」であることを認めるしかない
現在のタイは相変わらず渋滞だらけで、大気汚染もすさまじい。ぼったくりも時々見かけるし、人々は平気で信号無視をする。しかし、バンコクの一部エリアには東京にも匹敵するような高い格を誇るホテルや飲食店も多数存在する。それに加えて、日本よりも若くて柔軟な人々、貪欲に生活を向上させようとする人々が多い。彼らが今後の経済成長を牽引することだろう。
JETROの発表によると、2014年、訪日したタイ人観光客は65万7570人だった。以降、2015年79万731人、2016年90万1525人、2017年98万7211人、2018年113万2160人、2019年131万8977人と右肩上がりで推移した。コロナ騒動下の2020年~2022年はさすがに激減したものの、2023年以降は力強く回復している。
対する日本を見てみると、2019年、タイを訪れた日本人はおよそ180万人でタイ人の訪日客を上回っている。だが、コロナ明けの2023年には逆転された。「日本語総合情報サイト@タイランド」をうたう「newsclip.be」の2023年7月26日の記事に以下の記述がある。
〈【タイ】タイ観光スポーツ省によると、2023年1~6月にタイを訪れた日本人旅行者数は32万7041人で、同期間に日本を訪れたタイ人旅行者数49万7700人(日本政府観光局調べ)を下回った。タイ国政府観光庁(TAT)によると、半期ベースで訪日タイ人数が訪タイ日本人数を上回るのは初めて。日本人旅行者はかつて、訪タイ外国人数1位の常連だったが、今年1~6月は10位以内にも入っていない〉
これがすべてを物語っているのではなかろうか……。日本人はもう、日本が衰退国家であることを認めて、それなりの処世術を身に付けるべきであろう。一握りの日本人富裕層、そして外国人様にかしずくようにして働き、それにもあぶれた者は海外へ出稼ぎに行く。そうした未来が予見されることを、子どもたちに伝えなければならない日は、それほど遠くないのかもしれない。
【まとめ】今回の「俺がもっとも言いたいこと」
・2年連続でタイに長期滞在し、タイの経済成長を実感する一方、日本の凋落を改めて意識した。
・日本社会は硬直性が著しく、「若者を軽視し、老人ばかり優遇する」傾向に拍車がかかっている。そんな社会に明るい未来など期待できない。
https://president.jp/articles/-/79398?page=5
2024/01/12 (Fri) 13:59:56
◆タイ政府はマリファナを規制するが、その裏側でタイ政府は大きな野望がある?
2024.01.12
観光立国タイはコロナ禍でインバウンド事業が窮地に陥ってから、起死回生の一手として一気にマリファナ解禁に舵を切った。(ブラックアジア:マリファナでのインバウンド。タイ政府ががむしゃらにマリファナ解禁に走る理由)
もともとタイはその数年も前から欧米のマリファナ合法化の動きを睨んでタイミングを計っていたこともあって、コロナ禍で減った観光客を取り戻すためには、「まさにこのタイミング」であったのだと思う。
「医療目的」という目的(建前)を掲げていたが、娯楽用を黙認したので、タイ政府の目論見通りこのマリファナ解禁は大成功して、タイはコロナ禍があけた2023年から一気に観光客を取り戻したのだった。
2022年6月から、もう外国人はタイでマリファナを吸うのに、こそこそ隠れなくてもよくなった。コンビニよりも多いマリファナ店やそこらのレストランでマリファナを買って、用意された場所やホテルの部屋でマリファナを堂々とふかすことが可能になったのだ。
ハイエナたちは喜んでマリファナを吸い、歓楽街で女性をつかまえてマリファナ・セックスに溺れた。
それはいいが、マリファナが解禁になったことからタイの成人から未成年までが娯楽用のマリファナで朝から晩まで酩酊するようになって依存者が爆発的に増加し、クリニックでも依存者で溢れかえるようになってしまった。
普通、マリファナは適宜に取っている限りはそれほど依存症状を起こさない「ハーブ」なのだが、おやつでも取るような気軽さで朝から晩までマリファナを吸っていたら、心身の調子がおかしくなってもおかしくない。
結局、どうなったのか……。
https://blackasia.net/?p=41163
2024/01/07 (Sun) 13:36:31
2022アジア入国状況リポート
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_bVQ8IXbyuU-nARTD7hSRARJGwF-fISO
ローカルグルメリポート【2022タイ・バンコク編】
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_bVQ8IXbyuU_jwWDlSkCUj1I6RRHi06A
| 外国人犯罪の半数がベトナム、罪の意識が薄い | ■↑▼ |
2023/03/30 (Thu) 07:03:43
外国人犯罪の半数がベトナム、罪の意識が薄い
2023.03.30
ベトナム人は「大金を稼げる」と騙され借金して実習生になるが、実際は超低賃金で絶対に稼げない
だから脱走し犯罪に走るというシステムが出来上がっている
画像引用:https://www.mbs.jp/news/feature/scoop/article/2022/11/091676.shtml ベトナム人の犯罪急増『技能実習の闇』…毎年5000人前後が失踪 保護活動者が「もぐらさん」と呼ぶ人々の犯罪の根源にある厳しい現実 _ 特集 _ MBSニュース
犯罪天国日本
外国人犯罪でベトナムが最多になり増え続けていて、日本がベトナム人の犯罪天国になっている
ベトナム人による直接の犯罪行為の他に、外国人犯罪が増加した国では若者が影響を受けて元々住んでいた人種の犯罪率も増加する
先にベトナム人を人道問題などで受け入れてきたオーストラリアなどでベトナム人による犯罪が激増していたが、その後日本も大量にベトナム人労働者を受け入れた
受け入れたのはまた安倍首相で外国人労働者1000万人を受け入れると言って実習生や留学生や労働者を受け入れていた
安倍氏はなくなったが安倍氏が受け入れたベトナム人約49万人(22年末)は日本で2022年に3432人が逮捕された(2020年は7000件)
これは逮捕された人数なのでもっと多くの犯罪行為に関わっていて、先日も大阪で電動アシスト自転車のバッテリーを盗みまくっていた窃盗グループの2人が逮捕された
盗んだバッテリーを売って得られるのは数千円から1万円台だが盗まれた方の修理額は数万円から10万円にもなり、憎んでも飽き足らないでしょう
最近は何かの犯罪があって「犯人はアジア系外国人」という証言があったら、ほぼベトナム人という事になっています
ベトナム人犯罪の温床になっていると指摘されるのが外国人実習制度で約20万人が滞在しているが、毎年5000人前後が行方不明になっている
ベトナム人留学生約6万人も滞在しているが報道によるとベトナムからの留学生のほとんどは就労目的の偽装留学生だと書かれている
技能実習生は実際には最低賃金以下の格安労働者で、職業選択の自由はなく労働者としての権利も保証されず非常に劣悪であると指摘されている
ベトナム人技能実習生はベトナムの斡旋業者から「日本に行けば大金を稼げる」と騙されて数百万円の手数料を払い日本語学校に通って来日するが実際は稼げない
ベトナムの常識と日本の常識が違う
ベトナムの1人あたりGDPは約50万円だが実習生仲介業者は「日本で大金を稼げる」と言って200万円ほどの仲介料を取っている
日本で稼げると思ったベトナム人は親戚や知人から借金して来日するが、そこでは時給数百円の仕事しかなく寮費や食費などで差し引かれてお金は残らない仕組みになっている
200万円ほどの斡旋料すら払えないので逃げ出して不法就労したり、ベトナム人の犯罪組織に入って日本で盗みなどを働く事になる
多くの実習生が派遣先から逃げ出すが実習生に労働選択の自由がなく、実習先から逃げ出すと滞在自体が違法になりもちろん労働も違法です
制度そのものに欠陥があるので今後も実習生の逃亡は無くならないし、ベトナム人による犯罪がなくなる事もないでしょう
実習先から逃げ出したベトナム人をかくまう場所まで存在し、田舎に逃げ込んだベトナム人は家畜や野菜を盗むなどして生活している
ベトナム人が外国で犯罪を起こす理由は事情通によるとベトナム政府の取り締まり能力が低いので、母国では「逃げれば捕まらない」からだという
牛や馬を盗んでも車を盗んでも強盗に入っても自転車バッテリーを盗んでも、ベトナムではその場だけ逃げ切れれば絶対に捕まらない
共産主義は非効率な社会なので警察の捜査能力も低く、中国はそれを補うためにITを駆使したり全国民のDNAを登録している
ベトナムの農村地帯では盗んだ車で他人の山に入って動物を捕まえるのは大した罪ではなく、誰も騒がないという事です
https://www.thutmosev.com/archives/2582634.html
2026/02/10 (Tue) 15:43:19
ベトナムの没落 _ 第二の中国はなかった。 外資流出とベトナム経済成長の限界
https://a777777jp.hatenablog.com/entry/2026/02/10/151721
2025/04/14 (Mon) 13:59:26
民主化を口にすると国家転覆罪に。ベトナムでは政権批判するような自由はない
2025.04.12
https://blackasia.net/?p=50164
****として逮捕される人々の多くは、SNSやブログを通じて政府の腐敗や政策の失敗を批判した人物である。日本では、SNSで自由に政権批判や政治家批判ができるが、これをベトナムでやったら人生が終わる。2025年現在、少なくとも170人以上が****として収容されている。(鈴木傾城)
少しでも政府批判を口にすると拘束される国
あまり報道されていないので国際社会では「ほぼ無視されている」のだが、ベトナムでは近年、政府批判をおこなう活動家やジャーナリストが標的となり、****として長期刑を受ける事例が急増している。
2025年現在、少なくとも170人以上が****として収容されている。
これは過去数十年でもっとも多い人数である。この増加は、2016年から始まった弾圧の強化と密接に関連している。特に、表現の自由や集会の自由を求める声が高まる中で、それを抑え込むための政府の強硬な対応が背景にある。
****として逮捕される人々の多くは、SNSやブログを通じて政府の腐敗や政策の失敗を批判した人物である。日本では、SNSで自由に政権批判や政治家批判ができるが、これをベトナムでやったら人生が終わる。
彼らは「国家転覆罪」や「反政府プロパガンダ罪」といった強烈な罪状で起訴されることが多い。これらの法律は共産党政権によって広範に適用され、反体制的な意見を封じ込めるための道具として利用されている。
逮捕者には環境活動家や宗教的少数派も含まれている。環境汚染問題に抗議しても、少数民族の権利擁護を訴えても、逮捕される。こうした弾圧は都市部だけでなく農村地域でも機能している。
とにかく、少しでも政府批判を口にすると拘束されるのだ。
ベトナムでは****への処遇も厳しい。拘束中に弁護士へのアクセスが制限されたり、暴力・拷問を伴う不当な取り調べを受けたりすることが常態化している。裁判は形式的なものであり、多くの場合、事前に決定された有罪判決が下される。
ベトナムは近年になって何となく経済発展して民主的になっているようなイメージがあるが、政治的には強烈な共産****国家である。
インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたタイ歓楽街での出会いと別れのリアル。『ブラックアジア タイ編』はこちらから
民主主義促進を掲げたら「国家転覆罪」
ベトナムでは、これまで多くの著名な活動家やジャーナリストが****として収監されているのだが、その中でも特に注目されるのがレ・ディン・ルオン氏とチャン・アン・キム氏である。
レ・ディン・ルオン氏は、人権擁護と民主主義促進を掲げた活動家であり、共産党政権による権力集中を批判していた。2016年に発生した台湾系企業による環境汚染事件では、被害を受けた漁民を支援し、その責任追及を求めた。
それで、どうなったのか。このような活動は「国家転覆罪」と糾弾され、禁固20年という重刑を受けた。民主主義促進を謳うのは許されないのだ。
チャン・アン・キム氏は女性ジャーナリストとして政府の汚職問題や人権侵害を告発する記事を書いていた。彼女はSNS上でも積極的に情報発信を行い、多くの支持者を得ていた。
ところが、その活動が「反政府プロパガンダ」と見なされ、懲役13年の長期刑に処せられた。
彼らは犯罪を犯したわけではない。ただ、「民主主義の国になってほしい」とか「貧しい人を守れ」とか「少数民族の人権を大切にしよう」とか「環境汚染で被害を受けた人たちを助けよう」とか言っていただけである。
しかし、ベトナム当局にとっては、これらはすべて「重大な犯罪」となる。
あまりにも理不尽なのだが、これがベトナムで起こっている現実である。これらの事例は、ベトナム政府がどれほど厳しく反体制派を抑え込もうとしているかを示していると言える。
このような弾圧を目の当たりにしたら、ほとんどの国民は何も言わなくなる。そうなのだ。彼らは「見せしめ」なのだ。実際、これらの逮捕によって、多くの市民が政府批判や社会問題への発言を控えるようになり、表現の自由が著しく制限されている。
ベトナム共産党の書記長トー・ラム
とにかく、ベトナム政府は反体制派はひとりでも許さない覚悟でいる。最近になってひどくなったのは、2024年8月に、トー・ラム氏がベトナム共産党の書記長に正式就任してからだ。
トー・ラムは公安省出身であり、2016年から公安相を務めてきた。その間、反体制派や人権活動家に対する弾圧を強化し、多数の逮捕や投獄を主導してきた人物である。政府批判をおこなう活動家やジャーナリストを「反国家プロパガンダ」や「国家転覆罪」で摘発していったのは、まさにトー・ラム自身なのだ。
2024年に書記長に就任したあとも、この弾圧政策は継続されている。この年には少なくとも43人の人権活動家や反体制派が根拠のない容疑で有罪判決を受けた。
弾圧に関しては多様な手法でおこなわれている。
目立つのは、不当に長い拘束と裁判である。警察は活動家やジャーナリストを恣意的に逮捕し、その後長期間拘束することが一般的だ。取り調べ中には脅迫や暴力が用いられるのは当たり前で、最初から人権侵害という概念なんかない。
公正な裁判もない。なぜなら、裁判所は共産党政権の影響下にあるからだ。公安が恣意的に誰かを逮捕したら裁判所は公安を擁護するために、そのまま有罪判決にする。そのため、有罪判決率は極めて高い。
弁護士へのアクセスも制限されている。つまり、いったん逮捕されると、被告人は十分な防御手段を持たないまま裁かれることになる。
移動の自由も大きく制限されている。活動家やその家族は国内外への移動を妨害されることが多く、自宅軟禁状態に置かれるケースもある。そのあいだ、インターネット上での情報統制も厳しくおこなわれる。
インドの貧困層の女性たちを扱った『絶対貧困の光景 夢見ることを許されない女たち』の復刻版はこちらから
共産党の****政治はけっこう長続きする?
これらの手法は、まぎれもなく国際法違反である。国外の人権団体からも強い非難を受けている。しかしながら、ベトナム政府はこれらの行為を「国家安全保障」の名目で正当化し、その姿勢を変えようとはしない。
にもかかわらず、ベトナムは2023~2025年まで国連人権理事会理事国として活動しているのだ。自国で組織的な人権侵害を続けながら、国連人権理事会理事国なのだから、国連も国連である。こういうことをしているから国連も信用されないのだ。
アムネスティ・インターナショナルやヒューマン・ライツ・ウォッチなどの団体は繰り返しベトナム政府に対し、人権状況の改善と****の即時釈放を求めてきた。また、一部の国も人権改革を要求している。
しかし、そんなことを言ったところで、公安出身のベトナム共産党の書記長トー・ラムがこれらの要求に応じるわけがない。何か言われると「国内問題」「内政干渉」だと言って話し合いも介入も拒否して終わりだ。
トー・ラムが偽善的なのは、そうやって激しい言論弾圧をしながらも、表向きには人権擁護の促進に取り組んでいると白々しく主張していることだ。裏ではかたっぱしから気に入らない言動をする人間を逮捕して拷問して長期刑にしつつ、「人権擁護」とか言うのだから冷酷である。
ベトナム国内外で表現の自由や基本的人権への関心が高まっているが、政府がこのような状態なのであれば、ベトナムの市民社会はさらに萎縮し、人々の声は消されてしまうだろう。
中国共産党を見てもわかるが、 こうした共産党の****政治は、外から見ていると異様で長続きしそうにないように見えるのだが、****を破壊するためには国を破壊するくらいのエネルギーが必要なので、けっこう長続きするのが現実だ。
ベトナムで生きるのは、息苦しそうだ。
https://blackasia.net/?p=50164
2025/01/12 (Sun) 14:41:34
Chika VietVlog ベトナム探検隊 - YouTube
https://www.youtube.com/@chikavietvlog6755/playlists
https://www.youtube.com/@chikavietvlog6755/videos
【ベトナム旅行】行くなら覚悟。99%の人が直面、 最も注意すべき詐欺被害9選。帰国後に気づく罠も...
Chika VietVlog ベトナム探検隊 2024/12/31
https://www.youtube.com/watch?v=_9wZyA-kX8Q
2024/11/25 (Mon) 17:12:08
ベトナムの貧困率が下がっても、ベトナムが豊かになったという意味ではない理由
2024.11.24
https://blackasia.net/?p=47440
ブラジルで開催されたG20で、ベトナムのファム・ミン・チン首相が「ベトナムの貧困率が下がった」と報告している。これを聞くと、ベトナムは豊かになったのかと勘違いしてしまうかもしれない。しかし、貧困率が下がっても、ベトナムが豊かになったという意味ではない。(鈴木傾城)
1日1.90ドル以下で生活する人が貧困者
日本国内でベトナム人が万引き・窃盗・強盗・ドラッグ密売などの事件に関与していて社会問題になっている。
彼らは借金をして日本にきている。日本で低賃金・悪条件の仕事に従事し、耐えきれずに仕事をやめたら借金だけが残るので、どうしてもアンダーグラウンドに取り込まれてしまう。
そうした現状を知っていると、ブラジルのリオデジャネイロで開催されたG20で、ベトナムのファム・ミン・チン首相が「ベトナムの貧困率が下がった」と報告しているのを聞くと、「そうなのか?」と疑問も湧き上がる。
実際、統計データによると、1998年に37.4%だったベトナムの貧困率は、2008年には13.4%まで減少し、2021年の調査では、全国の貧困世帯率は2.23%(約61万世帯)となっている。2024年時点でわずか1.9%にまで低下したと報告されている。
そんなに貧困率が下がっているのであれば、なぜベトナム人は日本で「出稼ぎ労働」をして、日本で犯罪に手を出しているのか。
それは、ベトナム政府がいう「貧困」というのは「絶対貧困」のことであり、具体的にいえば「1日1.90ドル以下で生活する人口」を指しているからだ。
要するにベトナム政府は「絶対貧困は減った」といっているだけで、たとえばベトナム人がみんな月収20万円以上の収入を得られるようになったという意味ではないことには留意する必要がある。
ちなみに、現在のベトナム人の平均月収は760万ドン(約4万6,730円)だ。
日本で「月収4万6,730円」といえば貧困かもしれないが、ベトナムでは貧困には入っていない。ファム・ミン・チン首相が「貧困率が下がった」といっても、ベトナム人が先進国並みに豊かになったのではない。
インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたタイ歓楽街での出会いと別れのリアル。『ブラックアジア タイ編』はこちらから
絶対貧困ではないが、貧しい
ベトナムはかつて、長期的な戦争と経済制裁により荒廃した国であり、深刻な貧困に直面していた。つまり、絶対貧困の人々が国にあふれていた。絶対貧困というのは、「今日の食事も食べられない」くらいの生死にかかわる貧困だ。
曲がりなりにも、そうした人たちが減っているのであれば、それはそれで、よろこばしいことではある。だが、絶対貧困が低下したとしても、まだまだベトナムは「豊か」ではない。
生活の質や社会的な不平等の問題も、解決されているわけではない。
最近、マレーシアでバイシュン摘発があって多数の「外国人セックスワーカー」が逮捕されているのだが、その中には多くのベトナム人女性が含まれていた。
カンボジアでもベトナム人女性がセックスワークしているし、貧しいベトナム女性が中国の農村に売られるような事件も相変わらずある。(ブラックアジア:ディエンビエン省・広西チワン族自治区・雲南省の山岳地帯にある人身売買の闇)
これらは、すべて山岳地帯や地方の僻地で取り残された人たちだ。
あと、例に漏れず農村部と都市部の格差も深刻だ。都市部の住民はそれなりに経済成長の恩恵を受けられても、農村部の住民はなかなかその恩恵にあずかれない。農村部の平均月収は都市部の半分しかない。絶対貧困ではないが、貧しいのは間違いない。
農家の収入が、これから都市部に追いつけるのかというと、厳しいものがある。ベトナムは地理的に台風や洪水などの自然災害に頻繁に見舞われる地域に位置している。これらの災害は農家に大きなダメージを与える。
気候変動の影響でベトナムの農業生産性が低下するリスクが指摘されている。すでにメコンデルタ地域では、海面上昇や塩害の進行により、稲作の生産量が大幅に減少しつつある。
グローバルな気候変動の影響を考慮すると、今後の見通しは一筋縄ではいかない。さらに農村部は、インフラ整備や教育機会の不足により、貧困から抜け出すことが難しい現状にある。
なかなか良い仕事にはつけない理由
では、都会に出て農業ではない仕事にでも就けば貧困から脱却できるのか。じつは、ベトナムでも農村から都市部の流入によって大きな社会問題が起こっている。
急速に進む都市化は、雇用の集中と生活コストの上昇を引き起こし、都市部の貧困層をも増加させているのだ。たとえば、ホーチミン市やハノイ市では、低所得層が高騰する住宅費に対応できず、スラム化が進行している地域が存在する。
ホーチミン市でいえば、8区のドイ運河周辺が古くから貧困層が住むエリアとして知られており、特にドイ運河周辺の地域がスラム化している。多くの家屋は川に反り出す形で建てられており、これらの多くは違法建築だ。運河沿いの住居の多くが生活排水を直接川に流している。
スラムの住民は、都市部にいるとはいえども、なかなか良い仕事にはつけない。それは、教育格差もあるからだ。
ベトナムでは教育へのアクセスが改善されたものの、地域間の教育水準の差は依然として大きい。これは、労働市場での競争力を低下させ、貧困の連鎖を断ち切る妨げとなっている。
とくに最近では、ベトナムでもハイテクが急激に社会に取り入れられており、この技術革新に伴って、高度なスキルを持つ労働者の需要が増加しているのだが、多くの貧困層は基礎教育がないので、そこに入れない。
低スキルの労働者が成長市場から排除される姿はどこの国でも似通っている。ベトナムの大学進学率は約30%程度だ。この30%は「良い仕事」を得られる確率は高いが、逆に70%は高スキル・高収入の仕事からは排除されるということになる。
ベトナム政府は2030年までに中等教育以降の教育就学率を45%に引き上げることを目標としているが、多くの家庭にとって、大学教育にかかる費用が負担となる。特に地方では、大学進学が経済的に困難な場合が多い。
教育の面から格差の解消は、まだまだ時間がかかるはずだ。
ベトナムは「化ける」可能性もある
ただ、それでもベトナムがじわじわと豊かになっていこうとしているのは感じられる。かつてのベトナム戦争で荒廃した大地と経済の傷跡は、今も完全に消えたわけではないのだが、もう過去のものになろうとしている。
おそらく、ベトナム経済自体は今後も伸びていくはずだ。少なくとも、世界の投資家はそのように見ている。
ベトナムには、若く豊富な労働力がある。人口の約70%が35歳以下ということは、これからベトナムは若者がハイテクを存分に吸収して、社会を変えていくバイタリティーを持ち合わせているということでもある。
技術革新に対応する柔軟性を持つというのは、グローバル企業の求める人材としての価値を高めていけるという意味であり、このあたりをうまく汲み取ることができれば、ベトナムは「化ける」可能性もある。
最近は中国が西側諸国の「敵」として認識されつつあり、欧米の企業は「脱中国」を目指している。中国を脱して、インドと共にベトナムが選択されることも多くなってきている。
スマートフォンや電子部品、 衣料品などの輸出額は年々増加しており、2023年には輸出総額が4,000億ドルを超えた。第二次トランプ政権も中国と激しく対立することが予測されるのだが、そうなればなるほどベトナムは有利になる。
中国が世界の敵性国家になっていけばいくほど、ベトナムはインドと共に、グローバルなサプライチェーンの重要な拠点としての地位を確立していくことになるはずだ。
ベトナムはすべてが順調なわけではない。しかし、地政学的な面で非常に有利なポジションにいる。私自身は、今後の東南アジアでも、ベトナムはかなり伸びしろがある国なのではないかと前向きに考えている。
https://blackasia.net/?p=47440
2024/11/14 (Thu) 12:12:58
ベトナム人が世界へ密航する理由 共産主義と貧困
2024.11.14
https://www.thutmosev.com/archives/81354742.html
中国人とあるが実際には中国を経由したベトナム人だった
20191025-00148225-roupeiro-000-7-view
画像引用:中国人密航者39人が冷凍コンテナで凍死 英工業団地で発見 過去5年で中国人「現代の奴隷」430%増(木村正人) – 個人 – Yahoo!ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20191025-00148225/
経済成長率世界一位の国から脱出する国民
数年前にイギリスのロンドン郊外でトラックのコンテナから39人のベトナム人が遺体で発見されるできごとがあり注目されました
39人のベトナム人は密航者と思われ、コンテナ内の酸素が欠乏しなくなったと見られ、イギリスではベトナム人などを密入国させ低賃金労働をさせる行為が横行している
最近日本でもベトナム人実習生や留学生という名目の労働者が増え、他の先進国でもベトナムからの密航者や労働者が増えている
オーストラリアやカナダは古くからベトナム難民や脱出者を受け入れたが、ベトナム難民は犯罪率が高く治安の悪化も引き起こしている
ベトナム人はなぜベトナムを脱出して日米欧のような外国を目指すのか、そこにはベトナムの共産主義や貧困などの原因がある
ベトナムは今高度成長の真っただ中にあり、2010年代の10年間の世界経済成長率1位は中国ではなくベトナムだった
2024年第3四半期(7~9月)に前年同期比7.40%と加速し、2022年の成長率は12.5%と世界でもトップクラスだった
だが一方でベトナムはまだ貧しく、高度成長が長く続いたといっても1人当たりGDPはようやく4400ドルに達した段階にすぎない。
隣国のタイの一人当たりGDPは7200ドルでマレーシアは1万1000ドル、中国も1万2000に達しているのでベトナムは中国の1/3という事になる
労働者一人当たりの平均年収はおよそGDPの3分の2程度が多いので、ベトナム人労働者の平均年収は約44万円程度でしょう
この平均には富裕層や資産家や高所得者も含まれているので、庶民の年収はもっと低い30万円以下だろうという推測ができます
すると月給としては2万円ちょっとであり日本や欧米人の10分の1か20分の1といったところで、成長著しいと言ってもまだまだ貧しいのです
ベトナム人がベトナムを嫌う理由
ちなみにカンボジアの一人当たりGDPはもっと低い1800ドル、ミャンマーは1200ドルなのでベトナムのさらに半分以下です
ベトナムは米軍が南ベトナムから撤退した1969年に南北統一し共産主義国になり現在に至っているが、資本主義によって欧米企業の工場が多く存在する
ベトナムの共産主義は北朝鮮よりマシだが中国やキューバと同じくらいで、国民への締め付けは厳しく特に思想や言論の自由は皆無です
民主的な選挙は建国以来一度もしていないし、共産党****政権がずっと一党支配し言論の自由は無く司法や警察が共産党の手先なのは他の共産国と同じです
現在は外国企業が多数進出し市場原理が導入されたが、貧富の差が拡大し富裕層や権力者が腐敗し貧困が問題になっている
24年にベトナムでは440億ドル(約6兆7300億円)を不正融資させたチュオン・ミー・ラン被告(67)が死刑判決を受けている
ベトナムが市場開放して巨額マネーが流入し、共産党幹部や新興企業経営者、富裕層などが有り余るほどの資産を手にした
だがこうした新興国ではたとえGDPが増えても庶民や労働者に渡ることは無く、富裕層が豊かになると多くの労働者は相対的に貧困化する
貧しかった国が経済成長すると富裕層が増えるので、労働者と庶民は前より相対的に自分を貧しく感じる事になります
ベトナムはバイクブームで国中を走り回っているが彼らが乗っている125ccバイクは20万円くらいで半年か1年の収入にほぼ等しい
日本でいえば300万円台の高級車に相当する買い物で、それを買うのにかなり無理をしている
ベトナムの選挙では投票率99%で候補者の9割が共産党で、残りの1割も共産党推薦の実質共産党です
投票は強制であり、本人が投票しなくても家長や地区会長や会社の代表などが「替わりに投票」してくれます
なので例え誰も投票していなくても、 投票率は必ず100%近くになり、共産党有力候補が当選します
こんな制度なので言論の自由は無く、共産主義体制や指導者への不満を口にしたら逮捕されます
https://www.thutmosev.com/archives/81354742.html
2023/08/24 (Thu) 07:31:20
ベトナム投資に失敗した韓国人が夜逃げ、韓国に嫁ぐベトナム人花嫁は年数千人
2023.08.24
https://www.thutmosev.com/archives/29321.html
高校を卒業したくらいのベトナム人女性が離婚歴のある韓国人と毎年数千人結婚している。貧しい家庭ではこうして口減らしするのは珍しくない
http://japanese.china.org.cn/life/txt/2010-09/17/content_20953740_7.htm
ベトナムで起業ブームがあった
韓国では2010年代後半に国内の人件費やコストが上昇したので生産を海外に移転したり、外国に工場を建設して韓国から脱出っする動きがあった
半導体やスマホや自動車のような工業製品も韓国での製造は割高になったので、移転先として韓国企業はベトナムに多く進出した
また韓国の成長率が低下するにつれて外国で投資や開業して成功を目指す人もいて、彼らの行先もまたベトナムが多かった
ベトナムには日本企業も生産移転していてホンダなどの2輪工場が多くあり、サムスンなど半導体工場や自動車やスマホ工場などもある
ベトナムに住む日本人は約2万人だが韓国人は20万人以上で企業関係者も多いが個人でやってきてベトナムで成功しようする冒険者もいる
これには前置きがあり韓国は大学進学率100%で就職競争も厳しく、何年も就職予備校に通って100ほどの資格を取得し成功者は20代後半でサムスン・LG、SKのような有名企業に就職するが失敗する人が多い
勝ち組になった人も40代で解雇され2流企業に、そこも50代で解雇され3流企業に行き結局露天商などの自営業になる人が多い
韓国は自営業の割合が多く個人経営の飲食店が多いが、あまりにも多いのでそこも過当競争になっています
韓国は過当競争だがまだ発展途上のベトナムなら成功するかも知れないので、得意の焼き肉やカフェや韓国料理で開業したり調理師として働く人が増えた
2020年に始まった新型コロナはベトナムでも流行し、多くの韓国料理店やカフェは閉店し韓国人たちは借金を背負って帰国していった
韓国に渡るベトナム人もいる
ベトナムにも住宅の価格は下がらない神話が存在したが2022年の秋からベトナムで不動産価格の下落が始まった
ベトナムは新築マンションの総戸数の30%までは外国人が購入できるので韓国人は投資目的でソウルより安いベトナムの不動産を購入した
だが商売がうまく行かなくなり地価が下落すると店を開いていた韓国人が事実上の夜逃げをし、支払いをせず踏み倒して帰国する人が続出した
ベトナムに渡る韓国人がいる一方で韓国に渡るベトナム人も多く、出稼ぎ労働者と韓国人と結婚するベトナム花嫁に大別される
統一教会が合同結婚式で多くの日本女性を強制結婚させているが、韓国では若者の半数が一生結婚できないので外国人女性との結婚を希望する男が多い
だが悪名高い韓国男と結婚を望む外国人は少ないので、宗教で無理やり連れて来るか金で買ってくるかという事になります
22年に韓国人男性とベトナム人女性の婚姻届は3319件、韓国人女性とベトナム人男性は586件で再婚の割合が高い(1/3は再婚)
これは離婚歴がある男性が外国人女性と結婚するという他に、韓国籍や永住権を希望するベトナム人と偽装結婚や本当に結婚する場合がある
ベトナム人の妻が韓国国籍を取得した後、子どもを置いて家を出て離婚するケースが多く、組織的な国籍ロンダリングとも批判されている
ベトナム人労働者は韓国で4万人が働いているが彼らはビジネスをしたり永住権を得ることは無く、契約期間が終わればベトナムに帰っていく
韓国人とベトナム人双方の感情は韓流コンテンツを除くとベトナム戦争の遺恨から悪いが、互いにメリットがあるので遺恨を我慢して付き合っている印象です
https://www.thutmosev.com/archives/29321.html
2023/03/30 (Thu) 07:05:10
東南アジアでみんなに嫌われているベトナム人の民族性とは
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/169.html