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笠智衆 原節子『東京物語』松竹 1953年

1:777 :

2024/09/30 (Mon) 03:46:04

監督 - 小津安二郎
脚本 - 野田高梧・小津安二郎
撮影 - 厚田雄春
音楽 - 斎藤高順

動画
https://www.youtube.com/watch?v=vvKauPP9GaQ
https://www.youtube.com/watch?v=PUeWAs_GUMs


『東京物語』は、1953年(昭和28年)に公開された日本映画である。監督は小津安二郎、主演は笠智衆と原節子。モノクロ、スタンダード・サイズ、136分。

『晩春』(1949年)、『麦秋』(1951年)、『東京物語』(1953年)で原節子が演じたヒロインはすべて「紀子」という名前であり、この3作品をまとめて「紀子三部作」と呼ぶことがある[2][3][4][5]。昭和28年度文化庁芸術祭参加作品。

上京した年老いた両親とその家族たちの姿を通して、家族の絆、親と子、老いと死、人間の一生、それらを冷徹な視線で描いた作品である[3][6][7][8][9]。戦前の小津作品、特に『戸田家の兄妹』などにすでに見出されるテーマだが、本作でより深化させられることになった。「ロー・ポジション」[注 1]を多用し、カメラを固定して人物を撮る「小津調」と形容される独自の演出技法で、家族を丁寧に描いている。家族という共同体が年を経るとともにバラバラになっていく現実を、独特の落ち着いた雰囲気でつづっている[注 2]。

作品は国内外において極めて高く評価されている[3][11][12]。Rotten Tomatoesでは51件の批評家レビューがあり、100%の批評家支持率を保持し、平均点は9.3/10となっている[13]。2012年に英国映画協会の映画雑誌『Sight&Sound』が発表した史上最高の映画ベストテン(英語版)の映画監督が選ぶランキングでは第1位[11][14]、2023年ではトップ100で同率第4位[15]を記録している。主なオマージュ作品にヴィム・ヴェンダースの『東京画』、ジュゼッペ・トルナトーレの『みんな元気』、侯孝賢の『珈琲時光』、ドーリス・デリエの『HANAMI』、山田洋次『東京家族』がある[5]。


あらすじ
尾道に暮らす周吉(笠智衆)と妻のとみ(東山千栄子)は、小学校教師をしている次女の京子(香川京子)に留守を頼み、東京にでかける。ふたりは下町で小さな医院を開業している長男の幸一(山村聡)の家に泊めてもらうが、東京見物に出ようとしたところで急患が入り、結局でかけることが出来ない。

その後、やはり下町で美容院を営む志げ(杉村春子)の家に移るが、志げも夫(中村伸郎)も忙しく、両親はどこにも出かけられぬまま二階で無為に過ごしている。志げは、戦死した次男の妻の紀子(原節子)に一日両親の面倒を見てくれるよう頼む。紀子はわざわざ仕事を休んで2人を東京の観光名所に連れて行き、夜は彼女の小さなアパートで精一杯のもてなしをする。

幸一と志げは金を出し合って両親を熱海に送り出す。しかし志げの選んだ旅館は品のない安宿で、夜遅くまで他の客が騒いでいるため2人は眠ることができない。翌日、2人は尾道に帰ることに決め、予定を切り上げていったん志げの家に戻る。ところが志げは、今夜は同業者の集まりがあるのでもっと熱海でゆっくりしてきてほしかったと迷惑そうな態度を取る。2人は「とうとう宿なしになってしもうた」と言いながら今夜泊まるところを思案し、狭い紀子のアパートにはとみだけが行くことにする。紀子ととみは親しく語り合い、紀子の優しさにとみは涙をこぼす。一方周吉は尾道で親しくしていた服部(十朱久雄)を訪ねるが、服部は家に泊めることは出来ないから外で飲もうと言い、やはり尾道で親しかった沼田(東野英治郎)にも声をかけて3人で酒を酌み交わす。結局周吉はしたたかに酔い、深夜になってから沼田と共に志げの家に帰ると、2人とも美容室の椅子で眠り込んでしまう。志げは夫に対して父への文句をぶちまける。

翌日、皆に見送られて帰路の列車に乗った2人だったが、とみが体調を崩し、大阪で途中下車して三男の敬三(大坂志郎)の家に泊めてもらう。回復したとみと周吉は、子供たちが優しくなかったことを嘆きながらも、自分たちの人生は良いものだったと語りあう。

2人が尾道に帰って間も無く、母が危篤だという電報が届き、3人の子供たちと紀子は尾道にかけつけるが、とみは意識を回復しないまま死んでしまう。とみの葬儀が終わった後、3人は紀子を残してさっさと帰って行ってしまい、京子は憤慨するが、紀子は義兄姉をかばい、若い京子を静かに諭す。

紀子が東京に帰る日、周吉は紀子の優しさに感謝を表し、早く再婚して幸せになってくれと伝えて、妻の形見の時計を渡す。紀子は声をあげて泣く[注 3]。

翌朝、がらんとした部屋で一人、周吉は静かな尾道の海を眺めるのだった。



配役

平山周吉
演 - 笠智衆
尾道に妻と次女と共に暮らしている。
とみ
演 - 東山千栄子(俳優座)
周吉の妻。
紀子
演 - 原節子
戦死した次男の妻。BG[注 4]として働き、アパートで暮らしている。
金子志げ
演 - 杉村春子(文学座)
周吉の長女。美容院を営む。
平山幸一
演 - 山村聡
周吉の長男。内科・小児科の医院を営む。
文子
演 - 三宅邦子
幸一の妻。
京子
演 - 香川京子
周吉の次女。小学校の教員。
沼田三平
演 - 東野英治郎(俳優座)
周吉の旧友。
金子庫造
演 - 中村伸郎(文学座)
志げの夫。
平山敬三
演 - 大坂志郎
周吉の三男。国鉄に勤務している。
服部修
演 - 十朱久雄
周吉の旧友。
よね
演 - 長岡輝子(文学座)
服部の妻。
おでん屋の女
演 - 桜むつ子
隣家の細君
演 - 高橋豊子
周吉の家の隣人。
鉄道職員
演 - 安部徹
敬三の同僚。
アパートの女
演 - 三谷幸子
紀子の隣室に住んでいる。
平山實
演 - 村瀬襌(劇団ちどり)
幸一の長男。

演 - 毛利充宏(劇団若草)
幸一の次男。
美容院の助手
演 - 阿南純子
美容院の客
演 - 水木涼子、戸川美子
下宿の青年
演 - 糸川和廣
患家の男
演 - 遠山文雄
巡査
演 - 諸角啓二郎
会社の課長
演 - 新島勉
事務員
演 - 鈴木彰三
旅館の女中
演 - 田代芳子、秩父晴子
艶歌師
演 - 三木隆
尾道の医者
演 - 長尾敏之助
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E7%89%A9%E8%AA%9E#:~:text=%E3%80%8E%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%80%8F%EF%BC%88%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%8D#:~:text=%E3%80%8E%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%80%8F%EF%BC%88%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%8D
2:777 :

2024/09/30 (Mon) 06:34:03

■東京物語(リメイク)
https://www.youtube.com/watch?v=Jhbo6Wo6xFY&t=0s
https://www.youtube.com/watch?v=fAQM-p0_RBE

【出演】宇津井健、八千草薫、松たか子、室井滋、白井晃、金子賢、小西美帆、深浦加奈子、阿倍サダヲ、谷啓、湯浅実
【特別出演】竹中直人
【友情出演】天海祐希、谷原章介、海東健、玉山鉄二、田山涼成、木村多江

【原作】小津安二郎、野田高梧
【主題曲】斎藤高順
【放送】2002年7月6日(フジテレビ)



@yamanokanata6826
5 か月前
なんで名作を下手にリメイクするんだろう。不思議です。砂の器とか二十四の瞳とか、リメイクするたびに本作の価値が貶められるような気がします。ネタがないのかな。テレビ局は、新しいネタ・ストーリーを創作せずに、安易に本作をパクってお茶を濁すような低レベルのドラマ作りをする風潮・姿勢を大いに反省して欲しいと思います。


@18ken14
2 か月前
これだけのキャストを使ってもこうなるのか、、小津のあの空気感を映像に残すことがいかにすごい事かがよくわかった やはり時代が変わると無駄に説明しすぎるし 映像に情報が多すぎる無駄なカットも多い 動かないローポジジョン構図の理由がよくわかった まあ時代設定にかなり無理があるのが1番の理由だが 戦後のあの時代”わしらはまだいい方じゃという”言葉で全てを受け入れようとする 笠智衆のセリフの重さを超えるものはない 時代は変わっても普遍的な物語と証明したかったのでしょうが、、格の違いが大きすぎた それゆえにいい比較実証映像です



@百済義純
1 年前
名作程リメイクする必要はない。オリジナルを観るべきだ。まだ観ていない日本人がいる、海外の人々の方が知っている事実は恥ずかしい。山田洋次もリメイクして失敗。昔笠智衆と東山千栄子が存命中に出演したテレビ版リメイクがある。長男は名優芦田伸介が演じた。プロデューサーは確か吉永小百合のご主人だ。それでも駄目だった。


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