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2024/01/02 (Tue) 14:20:13
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世界の名画・彫刻
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西洋美術史を流れで学ぶ(第23回)~象徴主義編~
https://irohani.art/study/7242/
ZERO ART / ゼロアート - YouTube
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ウェブブラウザに Brave を使うと、広告なしで youtube を視聴することができます
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シャルル・マルタン・エミール・ガレ(Charles Martin Émile Gallé、1846年5月4日 - 1904年9月23日)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%AC
エミール・ガレ - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%A8%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%AC
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2024/01/02 (Tue) 14:21:10
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「アール・ヌーヴォー(新しい芸術)」
https://irohani.art/study/7242/
「アーツ・アンド・クラフツ運動」
ただ、一方でさまざまな反動が起こるんです。
例えばイギリス機械化によって「安いけど粗悪なもの」が大量に出回るようになった。例えば「皿の型枠」をつくるときに「とりあえず正円で白だよね」という発想になると思います。すると何の創造性もない正円のお皿が大量に出回る。
これに対して産業革命の中心地・イギリスで異議を唱えたのがウィリアム・モリスさん。彼は「いやいや、ちゃんと創造的でイケてるものを作ろうよ。職人の技術を見直そうぜ」って思い「アーツ・アンド・クラフツ運動」を起こしました。
これによって生活必需品や消費物、ポスターなどにも、ちゃんと技術力の高い画家のデザインが組み込まれていくんですね。結局高くなっちゃうんですけど、アーツ・アンド・クラフツ運動はブルジョワ層に受けまくります。
アーツ・アンド・クラフツ運動の代表的なデザイナー、アーチボルド・ノックスのティーセット
ポスター美術
アーツ・アンド・クラフツ運動のなかで盛り上がったものの一つが「ポスター美術」です。このジャンルではアンリ・ド・トゥールーズ・ロートレックやアルフォンス・ミュシャといった人気画家が出てくるんですね。今でいうと中村佑介とか、長場雄みたいな感じで人気イラストレーターが現れるわけです。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック『ディヴァン・ジャポネ』
アルフォンス・ミュシャ『モード・アダムス演じるジャンヌ・ダルク』
上はロートレックによるパリの音楽喫茶「ディヴァン・ジャポネ」、下はミュシャによる名女優、モード・アダムス主演の舞台「ジャンヌ・ダルク」のポスター(一点もの)です。
これらのポスター美術では「アール・ヌーヴォー(新しい芸術)」といった様式が生まれます。さっきのアーツ・アンド・クラフツ運動に端を発したもので、ざっくりいうと「創造性が高くてお洒落なデザインをやろう」という考えです。例えば新しい素材(ガラス、鋼、鉄)をよく使ってインテリアや日用品を作りました。
エミール・ガレ『ユリとヒナギクの花瓶』
また「植物とか昆虫みたいな“自然物”って美しいよね」と思い、 よく作品にあしらうようになった。先ほどのミュシャの「ジャンヌ・ダルク」では植物が装飾されていますが、これはまさにアール・ヌーヴォーの特徴です。自然的なものに美しさを見出したのも「機械化への反発」が含まれているのは間違いないでしょう。
ちなみにこの後1910~30年代になると 「アール・ヌーヴォーのゴテゴテな装飾ってうざくね?」となり、安価で装飾の少ない「アール・デコ」が流行します。ただ、その後の1960年代に「装飾あったほうがお洒落やん」と、またアール・ヌーヴォーが流行ったり、最近では「ミニマリスト」が増えましたが、あれは思想的にアール・デコ寄りでしょう。こんな感じで、ヌーヴォーとデコは時代によって行ったり来たりしつつ、共存しています。
https://irohani.art/study/7242/