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2024/01/01 (Mon) 18:39:12
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世界の名画・彫刻
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=16831535
西洋美術史を流れで学ぶ(第14回)~バロック美術編~
https://irohani.art/study/5538/
西洋美術史を流れで学ぶ(第15回)~オランダ・バロック美術編~
https://irohani.art/study/5696/
ZERO ART / ゼロアート - YouTube
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ウェブブラウザに Brave を使うと、広告なしで youtube を視聴することができます
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ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(Gian Lorenzo Bernini, 1598年12月7日 - 1680年11月28日)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%8B
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%8B
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2024/01/01 (Mon) 18:42:14
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カトリックは信者独占状態からプロテスタントという競合が生まれたわけです。かつての規模まで復興したい、と絵画や彫刻を“広告”として使います。広告なので、できるだけ「魅力的に見せたい」。そのためカトリック教会は画家や彫刻家に「ダイナミックな表現をしてくれ」と依頼をするんですね。
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テレビ通販みたいな感じですかね。「初めて飲んだ日から、朝起きたときの気持ちよさが全然違うんですよ! もう、この枕以外は使えないです!」みたいな。ちょっと過度にキリスト教の素晴らしさをアピールするんです。
そんなカトリックの発注で生まれた「超ダイナミックな様式」がバロック美術です。バロックとはもともとドイツ語で「歪んだ真珠」といいます。
「あるがまま」を描いていたルネサンスに比べ、バロック美術はとにかくドラマチック。静でなく「動」。コントラスト(明暗)もはっきり意識しています。そのため最初「ちょっと派手過ぎない?下品っていうか……」と受け入れられていなかったんですね。
第6回でご紹介した「ゴシック美術」の「ゴシック」も、もともとは侮蔑的な意味合いでした。やはり急激に文化が変わるときは多くの人が受け入れられないもんですね。もちろん今ではゴシックもバロックも、素晴らしい文化として受け入れられています。
ただしバロック美術の時代はルネサンスのように「みんな同じ表現を目指した」というわけではないです。この時代はイタリア、フランス、スペイン、オランダ(ネーデルラント)と各国で美術文化が育ちますが、それぞれに特色があります。
ルネサンスの表現を継承したり、風景画や風俗画が育ったりするんです。そのなかでも特にバロックといえば「カトリック教会に関するダイナミックな表現がメインだった」という認識だと分かりやすいでしょう。
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ
『自画像』
Gian Lorenzo Bernini
, Public domain, via Wikimedia Commons
イタリア・バロックを代表する彫刻家です。彼の作品のなかでも特に「聖テレサの法悦」はこの時代の傑作でしょう。
『聖テレサ(聖テレジア)の法悦』
Santa Maria della Vittoria
, CC BY-SA 2.5, via Wikimedia Commons
「天使に黄金の槍で体を貫かれた」という聖テレサ(聖テレジアとも)。その場面を彫った作品です。なんというオーバーな演出。聖堂コルナーロ礼拝堂の装飾の一部なのですが、この建築物はベルニーニが設計から内装壁画、装飾まで全体をプロデュースしています。
中央の像の素晴らしさもさることながら、両隣に注目。観客席のような作りになっており、身を乗り出して“奇跡”を観る一般人がいます。これにより、礼拝堂を訪れた人々も感情移入をして、入信したくなるというわけですね。
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