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初代ゴジラ映画 (1954年東宝)

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2023/12/26 (Tue) 09:54:28

初代ゴジラ映画 (1954年東宝)

監督:本多猪四郎
原作:香山滋
脚本:村田武雄、本多猪四郎
撮影:玉井正夫
美術監督:北猛夫
美術:中古智
音楽:伊福部昭
特殊技術 圓谷英二
配給東宝
公開 1954年11月3日


動画
https://www.facebook.com/moviesandfilmsonline/videos/%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9-1954%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB-gojira-1954/1754872751401206/


ゴジラ (1954年の映画) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9_(1954%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)

ゴジラ (初代) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9_(%E5%88%9D%E4%BB%A3)


『ゴジラ』は、東宝が製作し1954年(昭和29年)11月3日に公開した[注釈 2]日本映画。観客動員数961万人。モノクロ、スタンダード。

キャッチコピーは「ゴジラか科学兵器か驚異と戦慄の一大攻防戦!」「放射能を吐く大怪獣の暴威は日本全土を恐怖のドン底に叩き込んだ!」。

巨大怪獣ゴジラが登場するゴジラシリーズ第1作で、日本の怪獣映画の元祖[出典 8]。海底の洞窟に潜んでいた侏羅紀(ジュラ紀)[注釈 5]の怪獣「ゴジラ」がたび重なる水爆実験で安住の地を追われ、東京に上陸して破壊の限りを尽くす[19]。監督は本多猪四郎、原作は香山滋、脚本は村田武雄と本多猪四郎、特殊技術は円谷英二[2]、音楽は伊福部昭。出演者は宝田明、河内桃子、平田昭彦ら。

同年に発生した第五福竜丸事件を背景に、反核や文明批判をテーマとした濃密な人間ドラマは単なる娯楽映画の粋を超えていると高く評価され、その後の日本映画界に大きな影響を与えている[30]。


キャスト
尾形秀人:宝田明
山根恵美子:河内桃子
芹沢大助:平田昭彦
山根恭平:志村喬


設定
大戸島(おおどじま)
太平洋上の小島。島民の生活は主に漁業で成り立っている。古来より怪物「呉爾羅」の伝説が伝えられており、かつては若い娘を生贄にする風習が存在し、現在も厄払いの儀式として神楽が受け継がれている。
深夜にゴジラが上陸し、死者9名、破壊家屋17戸、牛12頭、豚8頭の被害を受けた。

最初に現れたゴジラ。出現地点は大戸島→太平洋→東京湾→品川第二台場→品川駅→東京湾→芝浦→田町→新橋→銀座→数寄屋橋→永田町→平河町→勝鬨橋→東京湾。

作中で山根恭平博士により、200万年前の侏羅紀から白亜紀にかけてまれに生息していたと推測される、海棲爬虫類から陸上獣類(本来、「陸上獣脚類」だったはずがシナリオミスで「脚」が抜けたまま直されなかったらしい)への進化途上の生物であることが語られる。その一部が秘かに大戸島近海で生き永らえていたが、たび重なるビキニ環礁の水爆実験によって生活環境を破壊された結果、人間が自分たちを苦しめたと知って怒りを抱き、日本近海で貨物船や漁船を何隻も襲撃しては沈めていく]。大戸島に出現したのち、東京湾から品川へ上陸し、東京の各所を次々と破壊する[7]。最後は東京湾で潜伏中にオキシジェン・デストロイヤーによって苦しみ、海上で断末魔を残して窒息死すると、死骸は白骨化を経ての溶解から泡と化して消滅し、海底へ沈んでいった。


本作品は封切りと同時に当時としても例を見ない観客動員数を記録して空前の大ヒットとなり、東宝の同年度の初日観客動員数の記録を塗り替えた。渋谷東宝に並ぶ観客の列は道玄坂まで伸び、待ち時間は2時間に達した。封切り初日は都内だけで14万 - 15万人の動員があったという。あまりの大入りに、田中友幸自ら渋谷東宝や日劇でチケットもぎを手伝うこととなった。1番館での封切り動員だけで観客動員数は961万人に上り、国民のほぼ10人に1人はこの映画を見たことになる。『ゴジラ』の成功は、当時傾いていた東宝の屋台骨を一気に立て直したとも言われている。

東宝の重役陣もこの大成功に喜び、撮影スタッフらが重役室に招かれ、各館の興行レコードが次々報告される中、藤本真澄ら本社重役がビールや洋酒をふるまうという異例の待遇でこれをねぎらった。東宝では封切り劇場内で多数の児童にアンケートがとられ、ゴジラに同情する意見が多く寄せられた。観客からも「なぜゴジラを殺したんだ?」「ゴジラがかわいそうだ」という抗議の声があがった。宝田明も「ゴジラにシンパシーを感じた」「なぜ人間が罪のない動物を殺さなければならないのか、無性に涙が出るのを禁じ得なかった」と述べ、脚本担当の村田も「ゴジラがかわいそうですよ」と語るなどスタッフにも同情の意見は多い。

一方、公開時の日本のジャーナリズムの評価はおおむね低く、「ゲテモノ映画」「キワモノ映画」と酷評されることも多かった。各新聞の論評でも特撮面では絶賛されているものの、「人間ドラマの部分が余計である」として本多の意図したものを汲んだ評価はなされなかった。しかし、田中によれば当時、三島由紀夫だけが「原爆の恐怖がよく出ており、着想も素晴らしく面白い映画だ」「文明批判の力を持った映画だ」としてドラマ部分まで含めて本作品を絶賛した。著名人としてはのちに小津安二郎、手塚治虫、淀川長治、水木しげるらが本作品を絶賛している。

作品は外国でも大評判となり、すでに特撮技術者として並ぶ者のなかった円谷英二の名が外国にまで広く知れ渡ることとなった。田中や本多は「まず欧州で認められ、米国で大ヒットしたことで日本国内の評価が定まったようだ」としている。



各シリーズへの関連

昭和ゴジラシリーズ(『ゴジラの逆襲』から『メカゴジラの逆襲』まで)
山根博士の予想が的中し、新たなゴジラが出現する。『ゴジラの逆襲』では山根博士が登場。


平成ゴジラシリーズ(『ゴジラ (1984年の映画)』から『ゴジラvsデストロイア』まで)
昭和シリーズの出来事はすべてリセットされた。

『ゴジラ (1984年の映画)』
1954年以来30年ぶりに新たなゴジラが出現、日本を襲撃する。

『ゴジラvsデストロイア』(1995年)
オキシジェン・デストロイヤーは初代ゴジラを葬ったが、東京湾を無酸素状態にした結果、海底に眠る先カンブリア時代の微生物を目覚めさせた。この微生物は東京湾横断道路トンネルの工事で酸素に曝露された結果、適応のため怪獣デストロイアに異常進化し、体内炉心の暴走で死期の迫ったゴジラと対決する。
本作品には山根恵美子や新吉の子供たちが登場する[270]。恵美子は第1作と同じく河内桃子が演じた[270]。
本作品の映像が挿入されているほか、山根博士の書斎も再現されている[270][200]。伊集院博士のセリフでは、第1作での山根博士や芹沢博士のセリフを引用している[270]。
企画初期には、初代ゴジラが亡霊となったゴーストゴジラを登場させるという案も存在した[271]。


ミレニアムシリーズ(『ゴジラ2000 ミレニアム』から『ゴジラ FINAL WARS』まで)
各作品はそれぞれ異なる世界となっている。

『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』(2000年)
初代ゴジラが倒されないまま生き延びた平行世界の設定。ゴジラは繰り返し日本を襲撃し、その度に甚大な被害をもたらす。

『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001年)
初代ゴジラは東京を襲撃したが、「ある科学者」の作った「未知の毒化合物」で消滅したとされている。
この世界では自衛隊の代わりに「防衛軍」が存在しており、ゴジラ出現時も対処に当たったがゴジラに通常兵器では歯が立たなかったため、「未知の毒化合物」によってゴジラは消滅した。しかしその事実が公になれば防衛軍そのものの不要論に繋がりかねないことを危惧した政府によって表向き「ゴジラは防衛軍によって倒された」とされ、真実を知るのは政府の高官だけである。

『ゴジラ×メカゴジラ』(2002年)、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(2003年)
初代ゴジラはオキシジェン・デストロイヤーで葬られたが、骨だけは残ったという設定。その後、日本政府は初代ゴジラの骨をメインフレームにサイボーグ怪獣三式機龍(メカゴジラ)を建造、ゴジラとの戦いに投入する。

『シン・ゴジラ』(2016年)
ストーリー上の繋がりはないが、名前の由来が大戸島の呉爾羅、自衛隊の攻撃がまったく効かない、一度東京に上陸するも海に引き返す、最後は薬品で無力化される(ただし、動きを停止しただけで生死は不明)といった、初代と類似した展開がある。また鳴き声や劇伴に初代の音源が使われている。

『ゴジラ -1.0』(2023年)
ストーリー上の繋がりはないが、名前の由来が大戸島の呉爾羅

モンスター・ヴァース
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019年)
劇中、ゴジラが最初に現れた基地のナンバー「54」は、本作品の公開年からと言われている。

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