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2023/06/25 (Sun) 02:56:13
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ロシア大ピンチ!「ワグネル」武装蜂起で反乱勃発!ロシアを知り尽くす北野幸伯 緊急参戦で徹底解説!【こーゆーナイト第92夜】 6/24土22時〜
https://www.youtube.com/watch?v=iNYDd4L41ok
露軍とワグネルが戦闘 モスクワへ向け北上か 各地で銃声(2023年6月24日)
ANNnewsCH
https://www.youtube.com/watch?v=Ez5VH-Xh7EA
モスクワの南およそ500キロのボロネジ州では、激しい銃撃戦が行われていました。
日本時間24日午後5時半すぎに投稿された映像です。
先ほど、ロイター通信は治安当局者の話として、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が、ボロネジの全ての軍事施設を占拠したと報じました。
ワグネルは、ウクライナの激戦地バフムトから、ロシア南部のロストフへ進軍。
その後、ボロネジへ北上し、戦闘を続けているとみられています。
イギリスの国防省は、ワグネルの部隊は北上中で、モスクワを目指しているのはほぼ間違いないとしています。
そのモスクワ市内では、治安当局や軍が警備にあたるなど、緊張が高まっています。
またSNS上では真偽は不明ですが、モスクワ市内で煙が上がっているとの情報もあります。
きょう、プーチン大統領は急きょ演説を行いました。
(ロシア プーチン大統領)
「ロシア国民の皆様、ロシア軍、警察、諜報機関、勇敢に敵と戦っている兵士と指揮官のみなさま」
「我々の団結を妨げる行為は、自国民や前線で戦う兵士に対する背徳行為であり、わが国とわが国民に対する背後からの攻撃である」
大統領が「背後からの攻撃」と表現したものは…
(SNS動画の音声)
「自動小銃で撃っているの?」
「離れて 離れて」
夜の闇に響く銃声。
これらの映像はロシアのロストフ州で撮影されたものと見られます。
プリゴジン氏が率いる民間軍事会社「ワグネル」が進軍したロストフ。
空が明るくなったころに撮影された映像ではロシアの南部軍管区の本部や行政庁舎などが戦車や銃を持った兵士らに取り囲まれています。
ウクライナと国境を接するロストフ州はアゾフ海に注ぐドン川の河口にあるロシアで6番目に人口が多い州で、州都ロストフナドヌーにはロシア軍の南部軍管区司令部がある重要な拠点でもあります。
ロストフに入ったプリゴジン氏は…
(「ワグネル」創設者 プリゴジン氏)
「軍管区司令部にいます。朝7時半です。飛行場を含むロストフナドヌーの全ての軍事施設が私たちの管理下にあります」
空港や軍の指令部などを占拠したといいます。
これが事実であれば、ロシア南部最大の都市の一つを制圧するのに10時間かからなかったことになります。
そしてSNSにプリゴジン氏が国防省の幹部と会談しているという映像が投稿されました。
そこで語られた要求とは…
(「ワグネル」創設者 プリゴジン氏)
「もう一回言う。我々が求めているのは参謀総長とショイグ国防相だ。彼らがここに来ないのならロストフを封鎖し、モスクワに向かう」
プリゴジン氏はショイグ国防省相とゲラシモフ参謀総長との面会を求め、要求がかなわなければ「モスクワを目指す」と述べています。
この言葉の通りワグネルはモスクワに向かって北上しました。
その車列と見られる映像も撮影されています。
モスクワへ向かう途中のボロネジの高速道路と見られる場所では銃声と閃光が目撃されています。
ロイター通信はワグネルがボロネジの軍施設も全て占拠したと伝えています。
こうした中、ワグネルへの支持を表明する非正規軍も…
(ロシアの非正規軍)
「我々はあなたたちに賛同する。必要なら我々も参加する、あいつらを打倒するために」
プリゴジン氏は今回の進軍を「正義の行進」と呼び、武装蜂起を呼び掛けています。
進軍を続ける一方でロストフではワグネルの兵士たちがロシア軍の攻撃に備えていました。
(ロシア プーチン大統領)
「我々は、あらゆる脅威から国民と国家を守る。内部の裏切りも含めて我々が直面しているのは、まさに裏切りである。過剰な野心と個人的な利益が反逆を引き起こした。自身の国家と国民に対する裏切りであり、我々の軍と共に戦い、戦死したワグネルの兵士と指揮官に対する裏切りである」
アメリカでは緊迫したロシア情勢を速報で伝えています。
(CNN)
「速報です。ロシアで事態が大きく急変しています。情報当局者は『プリゴジン氏はクーデターを企てている』と非難しています」
そしてゼレンスキー大統領は自身のSNSを更新
(ゼレンスキー氏のSNS)
「ロシアの弱点は明らかだ。ロシア全体が弱っている。そして、ロシアが我々の土地に軍隊や傭兵を駐留させ続ければ続けるほど、より多くの混乱、苦痛、問題を自ら作り出すことになる。これも明らかだ。ウクライナは、ロシアの悪と混沌の蔓延からヨーロッパを守ることができる」
ウクライナのブタノフ情報総局長が地元テレビで…
(ウクライナ ブタノフ情報総局長)
「記者:;このプリゴジンとショイグが代表するロシア国防省の紛争は本当ですか、それともフェイク、茶番ですか?
ブタノフ情報総局長:私の意見では、フェイクも、茶番ではないと思います。これは本当の紛争で、彼等(ワグネルと国防省)は特に隠そうともしない様子です」
クーデターがフェイクではないと強調しました
アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は「クーデターの成功の可能性は低い、ただワグネルの攻撃はウクライナでのロシアの戦争に重大な影響を与えるであろう」と分析。
イギリス国防省は「モスクワを目指しているのはほぼ間違いない。ワグネルとロシアの治安部隊との間で戦闘があった形跡はほとんどないため、一部の部隊はワグネルに屈服している可能性が高い。今後数時間、ロシアの治安部隊、とりわけロシア国家警備隊の忠誠心が、この危機の行方を占うカギとなるだろう。これはロシア国家にとってここ最近で最も重大な挑戦である」
今回武装蜂起したプリゴジン氏。
これまではロシア軍の侵攻に協力してきた立場でしたが、23日、SNSでこんなメッセージを発していました。
(「ワグネル」創設者 プリゴジン氏)
「国防省が国民を騙そうとし、プーチン大統領も騙そうとしています」
また5月には…
(「ワグネル」創設者 プリゴジン氏・5月)
「ショイグ、ゲラシモフ!! 弾薬はどこだ!!!」
面会を要求していたショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長に対し、必要な弾薬が不足していると激しく激怒。
ウクライナ侵攻をめぐり「同族同士の戦いで具体的な目的がない」などと侵攻自体も批判していました。
そして…
(「ワグネル」創設者 プリゴジン氏・5月)
「私たちはバフムトから部隊を撤退させます。今日は5月25日の朝5時、6月1日までに部隊の大部分は後方のキャンプに移動します」
激戦地バフムトから撤退。
その後はロシア国防省との契約を拒否し、政権批判ともとれる発言を繰り返していました。
こうした一連の動きの背景について、軍事ジャーナリストの黒井氏は。
(軍事ジャーナリスト 黒井文太郎氏)
「ショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長に対する怒りは本音だと思うんです。プーチン大統領がかくまってくれると思ったのが裏目に出た」
「ワグネルが下に見られて弾薬の補給も滞ったり、捨て石にされた怒りはあるんだと思う」
進軍したロストフについては、こう話します。
(軍事ジャーナリスト 黒井文太郎氏)
「元々ワグネル自体がロストフ州、クラスノダール地方というところで、ワグネルの発祥地のようなエリア。ウクライナの部隊も引き上げてそこから北上することを考えていると思う」
一気に緊迫したロシア国内の情勢。
モスクワへ向かっているというプリゴジン氏ですが、今後どうなるのでしょうか。
(軍事ジャーナリスト 黒井文太郎氏)
「プーチン大統領が明確に裏切り行為だと断罪しましたのでプリゴジンの運命は決まった」
「プーチン大統領の命令がはっきりなかったからロシア国内に静観の動きがあったがはっきり名言したから自分の意思を通すことが不可能になった」
「プリゴジン氏としては未来ははい、兵を引くのか、やぶれかぶれで最後まで行くのか彼の判断」
プリゴジン大統領誕生か破滅か? ワグネルはモスクワに進軍中
2023.06.25
https://www.thutmosev.com/archives/28188.html
反乱を宣言するプリゴジン(6月23日)
画像引用:https://www.theguardian.com/world/2023/jun/23/wagner-chief-accuses-moscow-of-lying-to-public-about-ukraine-yevgeny-prigozhin
関連動画が記事下にあります
ワグネル政権奪取へクーデター
軍事会社ワグネルのプリゴジンは6月23日夜にロシア軍から攻撃を受けていると言い、何万人ものロシア兵の命を奪った連中に、罰を与えるとロシア軍への報復を宣言した
ロシア軍兵士や市民に対し抵抗しないよう求め「我々の前に立ちはだかるすべての人や検問所や航空機を破壊する」と事実上のクーデターを宣言した
「これは軍事クーデターではなく、正義の行進だ」「大統領権限、政府、警察、国家親衛隊も通常通りに機能しロシア部隊の行動を妨げない」と主張した
ワグネルは6月24日未明ににそれまでの持ち場を離れてウクライナ東部から国境を越えてロシア南西部ロストフ・ナ・ドヌに入った
ワグネルはボロネジ州の州都ボロネジの全ての軍関連施設を制圧し、報道によると約2万5000人の兵力でモスクワ方面に進んでいる
プーチン大統領は24日午前モスクワで緊急テレビ演説を行い、ワグネルの行動は「わが国民を後ろから刺す」「裏切り」だと非難した
プリゴジンは「自分たちは全員しぬ覚悟だ。2万5000人が全員。そしてその後にはさらに2万5000人が」と述べ5万人の兵力を持っているとほのめかした
イギリス国防省は「ワグネルはロストフ・ナ・ドヌでロシア軍司令本部など主要な防衛拠点を占拠した」と状況分析を公表した
さらに一部のワグネル部隊が「ヴォロネジ州から北へ移動し首都モスクワを目指している」「ロシア治安部隊の一部はワグネルを受け入れ、ロシア軍の一部は戦わず見送っている」と話した
モスクワへの進路にあるリペツク州のイーゴリ・アルタモノフ州知事はヴォロネジ州の境でロシア連邦道路M4を封鎖したと発表した
ロシア軍はロストフ・ナ・ドヌに軍用車両を配備しモスクワの市内警備も強化しモスクワを防衛する体制を作っている
ロシア政府とロシア軍はクーデタある事を否定し「刑事事件」として捜査しているので、表立ってロシア軍がワグネルと衝突するのを避けようとしている
ロシア連邦保安庁(FSB)はロシア軍兵士に「プリゴジンに従わず拘束せよ」と指示を出しているがワグネルは大きな抵抗を受けていない
ロシア軍の動向次第でプリゴジン大統領も
ワグネルのエフゲニー・プリゴジンは23年6月23日、ウクライナ侵攻は軍上層部が「でっち上げたうそ」にによって始まったと激しく非難した
2月24日(侵攻開始の日)にショイグ国防相は国民と大統領を欺き、ウクライナとNATOがロシア攻撃を計画しているという作り話を信じさせたなどと話した
全てはショイグ国防相が元帥に昇格するための嘘であり、侵攻によってウクライナを非武装化する必要はそもそも無かったとも述べた
プリゴジンは「侵攻開始前にウクライナと協定を締結できた筈なのに、無益な戦いで有能な将校と数万人の若者の命が失われた」とも話した
これは名指ししてはいないがプーチン大統領の主張を全否定するもので、プーチンは「ウクライナがロシアを侵略している」とずっと主張しています
プリゴジンはバフムートの戦いで前面に立ち存在感を増したころからプーチンに変わる大統領の座を狙っていると噂されていました
このタイミングでクーデターに踏み切ったのは勝算があるからだと思われ、英国防省などによるとウクライナにはロシア軍37万人が駐留している
ロシア国内にはもっと多くのロシア兵が居るが優秀な兵士や戦闘力のある部隊はすべてウクライナに派遣され、ロシア内陸部に残っているのは弱小部隊だと考えられる
5月22日から23日に自由ロシア軍とロシア義勇軍が越境攻撃し、ロシア軍は国境の守りを固めるため内陸部から部隊を引っ張ってきた筈です
ウクライナ軍は6月に入って反攻作戦を開始したがうまく行っておらずロシア軍の守りが硬いが、これを裏返すとロシア国内の守りは手薄になっている
過去の報道によるとロシアにはワグネル以外にも20以上も軍事会社や地方軍事勢力があり、プーチン政権やウクライナ侵攻に反感を抱いている者も多い
ウクライナに駐留しているロシア軍37万人などは家に還れるならプリゴジンが大統領になっても歓迎する筈で、誰もがこの戦争を辞めたいと考えている
ワグネルにとって最大の障害はモスクワを防衛するロシア軍で、プリゴジンは彼らがワグネルを見逃すかワグネルの側に付くことに賭けた
1917年のロシア革命も1991年のソ連崩壊も結局は首都の国軍がクーデター側に寝返った事で成立し、こんな場合首都防衛隊は「空気を読んで」勝者に付く可能性があります
プーチンがどうするかですが、プリゴジンがプーチンの身分や身の安全を保障すればプーチンから権力を禅譲される可能性もあります
新たな情報によるとロシア政府専用機がモスクワを離陸しサンクトペテルブルクの方向に向かったとの事で、プーチン大統領はモスクワを脱出した可能性がある
その後ベラルーシのルカシェンコ大統領は24日、ワグネル創業者のプリゴジンと協議し、ワグネル戦闘員のロシア国内での武装蜂起を停止することで合意したと発表した
プリゴジンは混乱を避けるためにモスクワに進軍していた部隊を引き返させたと言っているが、事態は混とんとしている
動画:ロストフ・ナ・ドヌ市内を進軍するワグネルとそれを生ぬるく見守る市民
https://www.youtube.com/watch?v=8yY00OxsIhQ
https://www.thutmosev.com/archives/28188.html
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2023/06/25 (Sun) 03:04:33
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プーチンの後継者はワグネルのプリゴジン
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14119287
偽プーチンが複数存在
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14098621
「重病診断」で頻繁に登場か プーチン大統領“影武者”徹底検証
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ロシアはなぜ民主化できないか、気がつけば帝政ロシア
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14105860
ロシア軍で囚人兵やウクライナ人兵はウクライナ軍の攻撃の「的」として使われている
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14048884
玉砕を覚悟したプーチン大統領が弾くソ連軍歌『カチューシャ』
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14003159
ペテルブルク大学の法学部教授になろうとしていたプーチンが政治家に転身した経緯
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14015915
プーチンはユダヤ人だった _「ロシアという国」の本当の姿をジェームズ斉藤が解説!
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/187.html
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1184.html
プーチンとその師ドゥーギンはサタニスト(キリスト教の神を拒絶する者)だった
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14038739
ジェームズ斉藤 : 「ウクライナ侵攻」の真実
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14006468
ジェームズ斉藤 _ ロシア軍敗北は演出、プーチンの謀略で“欧州経済崩壊&NATO分裂”へ
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14057646
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NATO軍の軍事演習が終了した日にロシア政府が傭兵会社の捜査開始を公表
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306250000/
NATOの軍事演習「エア・ディフェンダー23」が終了した6月23日、ロシアの連邦保安庁(FSB)は傭兵会社ワグナー・グループを率いるエフゲニー・プリゴジンの捜査を開始した。武装反乱の呼びかけ容疑だ。「私たち全員が死ぬ準備ができている。25,000人全員、そしてさらに25,000人だ」と語ったと言われている。ロシア軍がワグナー・グループの「後方野営地」を攻撃したという話も流れたが、ロシア国防省は否定している。
ワグナー・グループの役割はロシア軍の支援を受け、都市を攻略する作戦に従事してきた。岩塩の採掘場を利用してアメリカ/NATOが築いた地下要塞のあるソレダルを今年1月に制圧した後、アルチョモフスク(バフムート)へ向かう。5月上旬にはその80から90%を制圧、ワーグナー・グループの任務も終わりに近づいた。
そうした5月5日、プリゴジンは自分が率いる部隊を5月10日にバフムート(アルチョモフスク)から撤退させると宣言。十分な弾薬が供給されず、部隊に多くの死傷者が出ているとしてセルゲイ・ショイグ国防大臣を批判している。チェチェン人部隊を率いているラムザン・カディロフも同じことを主張していた。そうした批判があった時期にショイグと司令官たちが武器の供給について話し合った。
それから間もなくしてワーグナー・グループはバフムートで勝利、プリゴジンは5月20日、アルチョモフスクの「解放」を宣言、25日から部隊を撤退させると発表した。その際、セルゲイ・スロビキン上級大将とミハイル・ミジンチェフ上級大将に謝意を表している。
スロビキンは昨年10月からドンバス、ヘルソン、ザポリージャの先頭を指揮している軍人。ミジンチェフはマリウポリを解放した作戦の指揮官だった。今年5月4日からミジンチェフはワグナー・グループの「副司令官」を務めているが、料理人のプリゴジンではなくミジンチェフが本当の司令官だと考える人もいた。
マリウポリを占領、拠点化していたのはネオ・ナチを主力とするアゾフ特殊作戦分遣隊(アゾフ大隊やアゾフ連隊とも言われる)。内務省に所属する親衛隊の中核で、ロシア軍が攻撃を始めると住民は人質として使っていた。
ジョー・バイデン政権はウクライナでロシア軍が「ジェノサイド」を行っていると主張、それを西側の有力メディアは宣伝しているが、解放されたマリウポリ市民は異口同音に親衛隊の残虐行為を告発していた。その様子を撮影した映像がインターネット上に流れている。
ロシア軍参謀本部の第1副本部長を務めているウラジーミル・ステパノビッチ・アレクセーエフ中将も注目されている。多くの秘密作戦の計画に参加、彼を通じてさまざまな民間の警備会社や軍事会社が国防省と契約している。ワグナー・グループ創設の背後にもアレクセーエフがいたとも言われているのだ。
プリゴジンには犯罪歴があり、暴力犯罪で2度刑務所に入っているようなので、性格に問題があると言えそうだが、彼の周辺には有名な軍人がいる。プリゴジンやワグナーの何者がウクライナ軍へロシア軍に関する情報を提供しているという「噂」があるそうだが、ならば早い段階から捜査は始まっていた可能性が高く、身の危険をプリゴジンは感じていたかもしれない。
今回の騒動は彼の性格に起因するのか、彼が外国の工作員なのか、ロシア軍が計画している何らかの作戦の布石なのか、何が正しいのか不明だ。エア・ディフェンダー23を利用してNATO軍がロシアを攻撃、それに合わせてロシア国内で武装蜂起を計画していた可能性もあるだろう。プリゴジンの背後には米英金融資本と結びついた反プーチン派のオリガルヒがいるという見方もある。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306250000/
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2023/06/25 (Sun) 06:03:00
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孤立無縁のプリゴジン
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306250000/
ベラルーシでの報道によると、同国のアレクサンドル・ルカシェンコ大統領と6月24日に話し合ったエフゲニー・プリゴジンはロシアにおけるワグナー・グループの行動を中止することに同意したという。ロシア軍は軍事蜂起した部隊に対し、手遅れになる前に降伏するよう呼びかけていた。
ワグナー・グループ創設の背後にはロシア軍参謀本部の第1副本部長を務めているウラジーミル・ステパノビッチ・アレクセーエフ中将がいると言われ、今年5月4日からミハイル・ミジンチェフ上級大将がワグナー・グループの副司令官を務めている。ミジンチェフの副司令官就任は同グループ内に不穏な動きがあったからかもしれない。
プリゴジンに従った兵士は限られているだろうが、それだけでなくロシア国内で彼らに同調する人がほとんどいない。つまり孤立無縁の状態で、ロシア軍の治安部隊が作戦を開始すれば短時間で制圧される可能性が高い。NATOの軍事演習「エア・ディフェンダー23」を利用した何らかの作戦があったのかもしれない。
その一方、プリゴジンの蜂起はロシア国外に逃れているオリガルヒは支援を表明している。その代表格がミハイル・ホドルコフスキー。ソ連時代、彼はコムソモール(全ソ連邦レーニン共産主義青年同盟)の指導者だった。
1989年にはロシアの「モデル」をニューヨークへ送るビジネスを始めたリチャード・ヒューズなる人物のため、ホドルコフスキーは出国ビザを手に入れている。彼にはKGB人脈があった。(Michael Gross “From Russia with Sex”, New York, August 10, 1998)その年に彼は銀行設立のライセンスを取得、メナテプ銀行を設立。後にCIAから「世界で最も腐敗した銀行のひとつ」と言われている。(The Village Voice, September 7, 1998)
1995年には石油会社のユーコスを買収、中小の石油会社を呑み込んでいく。同時にモスクワ・タイムズやサンクトペテルブルグ・タイムズを出している会社の大株主になった。また西側の広告会社からアドバイスを受け、彼はジョージ・ソロスの「オープン・ソサエティ基金」をモデルにした「オープン・ロシア基金」を2002年9月にアメリカで創設、ヘンリー・キッシンジャーやジェイコブ・ロスチャイルド卿を雇い入れている。
ユーコスは西側の銀行から数億ドルの融資を受けていたが、それ以外に強大な投資会社カーライル・グループからも資金を得ていたことが知られている。
ホドルコフスキーが裏で手を握っていた相手はリチャード・チェイニーを含むアメリカの支配層で、ユーコスの発行済み株式のうち25から40%をアメリカの巨大石油会社であるエクソン・モービルとシェブロンへ売り渡そうとした。つまり、ロシアのエネルギー資源をアメリカが支配する仕組みを作り上げようとしていたのだ。(Natylie Baldwin & Kermit Heartsong, “Ukraine,“ Next Revelation Press, 2015)
それに対し、ウラジミル・プーチンはオリガルヒに対し、クレムリンに従うように命令、その要求を飲めない富豪はロンドンやイスラエルなどへ脱出した。ロシアに残ったオリガルヒはロシア政府に従うことを承諾したわけだが、ホドルコフスキーは例外で、国内にとどまりながらクレムリンと対決した。そして2003年10月、ロシアの石油資源をアメリカの会社に売り渡す直前、彼は逮捕された。恩赦で釈放され、国外へ脱出したのは2013年12月のことだ。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306250000/
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2023/06/25 (Sun) 06:10:52
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プリゴジン氏、流血回避で合意=ベラルーシ大統領、電話で仲介―ワグネル撤退開始・ロシア
ウクライナ侵攻を巡りロシアで反乱を起こした民間軍事会社ワグネル創設者プリゴジン氏は24日、ベラルーシのルカシェンコ大統領と電話会談し、流血の事態回避に向けて緊張緩和策を講じることで合意した。ベラルーシ政府が発表した。ルカシェンコ氏はロシアのプーチン大統領の同意を得て、仲介を図ったという。
タス通信によると、これを受け、ワグネル戦闘員が占拠するロシア軍南部軍管区司令部から撤退を始めた。
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%B3%E6%B0%8F-%E6%B5%81%E8%A1%80%E5%9B%9E%E9%81%BF%E3%81%A7%E5%90%88%E6%84%8F-%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B7%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98-%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E3%81%A7%E4%BB%B2%E4%BB%8B-%E3%83%AF%E3%82%B0%E3%83%8D%E3%83%AB%E6%92%A4%E9%80%80%E9%96%8B%E5%A7%8B-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2/ar-AA1cYXDB?ocid=00000000&cvid=b393f89752584c4d861bad1b9197e070&ei=25
プリゴジン氏は「捜査取り下げられ、ベラルーシへ」 ロシア報道官
ロシアのペスコフ大統領報道官は24日、ロシア軍への反乱を起こした後に中止した民間軍事会社「ワグネル」創設者のエフゲニー・プリゴジン氏について、「捜査は取り下げられ、ベラルーシに行くだろう」と報道陣に話した。インタファクス通信が伝えた。どんな立場で迎えられるのかは分からないとしている。
【人物像と発言】影の存在だったはずのプリゴジン氏、なぜ反乱
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20230624003549.html?oai=ASR6T1S4WR6TUHBI001&ref=msn_kijinaka
プリゴジン氏は23日に反乱を宣言し、ワグネル部隊のモスクワへの進軍を開始した。だが、ベラルーシのルカシェンコ大統領の提案を受け入れ、進軍を停止。部隊は退却を始めた。
ペスコフ氏によると、ルカシェンコ氏とプリゴジン氏は20年以上の親交があるという。ほかのワグネル戦闘員についても、反乱の罪は問われないとしている。
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%B3%E6%B0%8F%E3%81%AF-%E6%8D%9C%E6%9F%BB%E5%8F%96%E3%82%8A%E4%B8%8B%E3%81%92%E3%82%89%E3%82%8C-%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%81%B8-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%A0%B1%E9%81%93%E5%AE%98/ar-AA1cZ0xK?cvid=7d86cf5735114787b22b5bb8f7be2911&ei=5
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2023/06/25 (Sun) 11:02:01
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プーチン大統領、軍事蜂起のプリゴジン氏を反乱罪に問わず
2023/06/25
ロシア南部ロストフ州の南部軍管区司令部周辺から離れる際に、地元市民と写真を撮るワグネルのプリゴジン氏(右)=2023年6月24日、AP
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が武装蜂起した問題を巡り、プーチン大統領は24日、ワグネル創設者のプリゴジン氏を反乱罪に問わない決定を下した。ペスコフ大統領報道官が国営メディアで明らかにした。プリゴジン氏がモスクワへの進軍停止と事態の沈静化に同意したため。
プーチン氏は24日午前のテレビ演説で、南部ロストフ州の軍施設などを占拠したワグネルの行動について「裏切りだ」と糾弾し、プリゴジン氏ら指導部を処罰する考えを示していた。
この方針をわずか半日で転換したことに関し、ペスコフ氏は「流血と内紛、先の見通せない衝突を避けることがより重要な目的だった」と指摘。そのためにベラルーシのルカシェンコ大統領がワグネルとの交渉に乗り出し、プーチン氏も「適切な決断を下した」と意義を強調した。一度は「反乱」だと非難したプリゴジン氏について、ベラルーシに出国できるようにプーチン氏が身の安全を保証したとも説明している。一連の交渉を巡っては、プーチン氏とルカシェンコ氏も電話で協議したという。
ペスコフ氏によると、モスクワを目指して進軍していたワグネルの部隊を拠点に戻すことで合意した。更に蜂起に参加しなかったワグネルの雇い兵に関しては、ロシア軍と契約を交わせることを約束したという。政府がワグネルの懐柔策にも乗り出した格好だ。【モスクワ大前仁】
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20230625k0000m030018000c.html
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2023/06/25 (Sun) 16:23:33
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2023.06.25XML
プリゴジン騒動:「大山鳴動して鼠一匹」も現れず
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306250001/
ワグナー・グループのエフゲニー・プリゴジンはベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領との交渉を経て、自分の部隊に対し、移動の停止とロストフ・オン・ドンの明け渡しを命じた。それにともない、ロシア政府はワーグナー・グループの幹部に対する訴追を取り下げると発表している。
ロストフ・オン・ドンのワシリー・ゴルベフ州知事はワグナー・グループの戦闘員がロストフを離れたと述べた。部隊のメンバーはソレダルやアルチョモフスク(バフムート)の近くにあるキャンプへ戻り、武装解除されると見られている。蜂起に参加しなかった隊員はロシア国防省と新たな契約を結ぶことができ、プリゴジンはベラルーシに行くという。ロシア国内の高速道路に課されたすべての制限が解除されたと伝えられている。
この騒動は何だったのか?
ひとつの可能性はロシア国防省が契約更新を拒否したことにプリゴジンが怒ったというもの。第2はプリゴジンがアメリカ/NATOに内通していて、両者が連携して軍事作戦を予定していたが、梯子を外されてしまった可能性。そしで第3は「マスキロフカ」、つまり欺瞞作戦だったというもの。
第1のシナリオは可能性が小さいだろう。第2のシナリオは、例えばNATOの軍事演習「エア・ディフェンダー23」を利用した軍事作戦があり、それと連動して蜂起する予定だったが、その作戦が取りやめになったというようなもの。ジョー・バイデン大統領やその取り巻きの好戦派ならやりそうだが、すでに少なからぬNATO加盟国は米英主導の対ロシア戦争に乗り気ではない。そもそも、自国の武器庫は空だ。
そして第3のシナリオ。これは元CIA分析官のラリー・ジョンソンが提示しているもの。まずジョンソンはワグナー・グループがロシアの情報機関によって創設されたと指摘する。ロシア軍参謀本部の第1副本部長を務めているウラジーミル・ステパノビッチ・アレクセーエフ中将が背後にいたと言われ、しかも今年5月4日からミハイル・ミジンチェフ上級大将が副司令官を務めている。軍事的素人のプリゴジンが独断で動かせるような武装集団ではないということだ。
また、サンクトペテルブルクのワグナー・グループ本部へ警官隊や軍隊を派遣するまでロシア政府が約12時間待ったという不自然さを指摘する。プリゴジンはワグナー部隊に対し、ロストフ・オン・ドンからモスクワへ向かうように命令したというが、その距離は1200キロメートル近い。燃料を補給しながらその距離を20時間以内に移動できるのかともジョンソンは指摘している。
第3のシナリオが正しいなら、騒動の間にロシア軍の新たな作戦の布石を打った可能性がある。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202306250001/
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2023/06/25 (Sun) 23:46:26
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ワグネルの反乱はプーチンのミスか? プリゴジンの裏にCIAとウクライナ諜報機関トップ=ジェームズ斉藤
2023.06.25 20:00 文=中村カタブツ君
https://tocana.jp/2023/06/post_252807_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
【ジェームズ斉藤が明かす「ウクライナ侵攻」の真実】
第1回:全ては出来レース… 米露は密約を交わしている
第2回:真の黒幕はバチカンか!? 裏世界の縮図を暴露
第3回:ロシアの目的はウクライナの「隠し核兵器」か!?
第4回:侵攻直前にロシアが流した“謎の映像”の意味
第5回:ウクライナ大統領の正体は“ロシアのスパイ”か?
第6回:侵攻の陰でロシア軍内部にプーチン暗殺の陰謀!?
第7回:プーチンはチェルノブイリに核を落とすつもりか!?
第8回:ゼレンスキーの“報じられない闇”! 黒すぎる人脈
第9回:侵攻苦戦は“伝統”… プーチンを操る「影の支配者」
第10回:プーチンはすでに核兵器使用を決意か!? “三重の裏”
第11回:プーチンは「ユダヤ・ファースト」で動いていた!?
第12回:ロシアは核攻撃で「日本の再現」狙う!? 本当の戦況
第13回:“ウクライナ後”に待ち受ける「新たな世界秩序」
第14回:露の危機、米の利益、英の謀略… 侵攻と世界情勢の裏
第15回:オリガルヒ怪死の真実、「グレート・ナラティブ」へ
ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ):ロシアは完全に内戦になりましたね。とりあえず、ここで中間報告ですが、こうやって話している間も動きがあるので、それは追加していきましょう。
──お願いします!
ジェームズ:まず、皆さんが疑問に思っているのはなぜここに来てプリゴジンがプーチンまで裏切ったのかということでしょう。
──これまでの標的はずっとショイグ、ゲラシモフでしたよね。
ジェームズ:今回も最初はそうだったんですよ。プリゴジンは「ロシア軍の悪をやめさせ、正義を回復する」と言っているわけですから、標的は完全にショイグ、ゲラシモフでした。プーチンに関しては「プーチンはショイグたちに騙されてウクライナに参戦させられた」と言っています。ロシアの悪は完全にショイグとゲラシモフです。それでワグネルグループはロシア軍南部軍区司令部を占拠したわけです。ここはこの司令部はウクライナ侵攻の拠点であり、ショイグ、ゲラシモフの権力基盤でもありますから。
──そうなんですね。で、その前にちょっと確認しておきたいのが、ロシア軍がワグネルをミサイル攻撃したというのは本当なんですか?
ジェームズ:あれはフェイクでしょうね。プリゴジンが流した証拠映像は、森の木が燃えている映像だけで、ミサイル攻撃があったかどうかは判断できないんです。極端に言えば、プリゴジン自身が勝手に火をつけて「ロシア軍にやられた!」と言っても全くおかしくないほどの「超小規模」な山火事被害でした(苦笑)。ですから、あれは単に、ロシア軍南部軍区司令部を攻めるための口実が欲しかったんでしょう。いずれにせよ、これをきっかけに南部司令部はワグネルの手に落ちてしまいました 。さらに国防省の本部があるモスクワに向けてワグネルの兵力を移動させていたのです。ところが、その最中に異変が起きました。プーチンの演説が始まったんです。
──プーチンのあの演説ってモスクワへの進軍途中だったんですね。
ジェームズ:全文訳はすでにメルマガのほうに載せてありますが、大事な点はプーチンは「裏切り者がいる」と言っていながら、誰も名指しにしていなかったことです。日本のメディアではプリゴジンを名指しにしなかったと言っていますが、ショイグやゲラシモフもプーチンを裏切っているのです。ウクライナ戦争を始める前に「ウクライナは3日で制圧できる」と言ったショイグたちですからプーチンはショイグたちに対しても裏切られた気持ちというのはあるはずです。私は昨年2月24日のロシアのウクライナ全面侵略が開始された直後の記事で、ショイグがプーチンに軍事侵攻の案を吹き込んだと暴露しています。いずれにせよ、そもそもプリゴジンが昨年9月以降台頭してきたのは「ショイグ下ろし」を狙うプーチンの謀略の結果です。ですから、プーチンはここ最近はずっとワグネルを評価してきたのです。バフムトの制圧の時にはプリゴジンに勲章を贈るという話にまでなっていましたからね。ですから、プーチンはあえて、裏切り者の名を言わずにいたのです。
──特別な意図があったと。
ジェームズ:ありました。ショイグたちとプリゴジンを両天秤にかけてさらに競わせようとしていたのです。これがプーチンの誤算でした。たぶん、ショイグたちはプーチンの演説で名指しされなかったことにホッとしたと思います。しかし、プリゴジンはどうでしょうか? ワグネルの兵まで動かしてロシア軍のヘリ3機も撃ち落としているわけです。であるのに、自分が裏切り者だと言われかねないどっちつかずの宙ぶらりんの状態にされてしまったのです。これでプリゴジンは「プーチンに裏切られた」と思いました。
──あの演説が良くなかったんですね。
ジェームズ:逆効果になったと思います。この演説が終わった直後に出したプリゴジンの声明で、「大統領の言うこともきかない」とはっきり言って事態が大きく変わってしまったのです。プリゴジン率いるワグネルがクレムリンに対してクーデターを仕掛けたのです。それまではロシア国防省を標的とするクーデターでしたが、現在はクレムリンを標的にしています(この後、モスクワ侵攻は中止し、プリゴジンたちはベラルーシへと向かう)。
──プリゴジンは国内の支持基盤が揺らいでいるんですね。大ピンチじゃないですか。
ジェームズ:しかし、プリゴジンにはまだ味方がいます。実はアメリカのCIAとウクライナの軍事インテリジェンスのトップ、ブダノフがプリゴジンに対してアプローチをかけていたのは事実です。彼らの戦略としてはロシアの内部分裂を誘発してプーチン体制を中から崩すやり方です。
──それは以前から言ってましたね。
ジェームズ:ロシアの内部分裂後、割譲の地図まで出回っていました。モスクワはアメリカが取るとかです(苦笑)。ブラックウォーターのエリック・プリンス氏がワグネルとコンタクトしているという話も関係者から聞いています。先日私がプリンス氏に直接聞いた時、「まぁ、ウクライナには最近よく出張に行く」と否定もしませんでした(苦笑)。プリンス氏は2012年にモスクワに行った際、民間軍事会社のノウハウを教えてくれと言われて断っていますが、それをきっかけにプリゴジンとつながりができています。プリゴジンがここまでの博打に出られた背景には西側のインテリジェンスが裏で間接的に支持しているという事実もあります。
ともかく、今回のクーデターはプーチンの演説でのミスが大きいです。あそこでプリゴジンの気持ちが大きく変わってしまいました。その前からプーチンはプリゴジンにプレッシャーをかけていたというのもあります。先日もロシアの民間軍事会社はすべて国防省と契約しなければいけないという命令を出していたのです。その期限は7月1日で、その日までに契約しないとワグネルは解散させられる可能性がありました。プーチンとすれば、ショイグとの抗争をより一層激化させる思惑があったようですが、プリゴジンのほうは「プーチンは何を考えているのか?」と思ってしまうでしょう。
そういう疑心暗鬼がある中で、あのはっきりしない裏切り者発言があって、今回の****につながったようです。ただし、事態は始まったばかりです、まったく予断を許さない状況であるのは確かです。ロシア軍とワグネルが撃ち合っているので、内戦は既に始まったとは言えますが、本格的なクーデターとしてはプリゴジン側に兵力が少なすぎます。
(※)この後、プリゴジンはベラルーシに亡命しました。これによってロシア、ウクライナ、ベラルーシの3カ国の力関係が激変しました。これまで弱小だったベラルーシがワグネルグループを味方に引き込むことで大きな力を得たのです。プーチンは現状、劣勢に回ってしまっているということです。とはいえ、予断はできません。なにか分かり次第また速報していきます。特にメルマガは早めに更新していくので、ご確認ください。
https://tocana.jp/2023/06/post_252807_entry.html
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2023/06/26 (Mon) 07:26:21
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ロシア革命失敗、プリゴジン逃走とワグネル解散までの2日間
2023.06.26
ロストフ・ナ・ドヌ市民と握手してベラルーシに向かうプリゴジン。もう彼を見る事はないかも知れない
画像引用:https://www.reuters.com/world/europe/russian-mercenary-boss-prigozhin-move-belarus-under-wagner-deal-kremlin-says-2023-06-24/ REUTERS/Alexander Ermochenko
ワグネルのモスクワ前進と停止
23年6月23日に勃発したロシアの軍事会社ワグネルとプリゴジンのクーデターは24日夜に停止を発表したプリゴジンがロシアを去る事で終息した
プーチン大統領と親しいベラルーシ共和国のルカシェンコ大統領が仲介し、プリゴジンは衝突で人命が失われるのを避けるため前進を停止したと発表した
だがワグネルはこれまで何万人も若い兵士を強制的に徴兵して前進させ、前進しない兵士や後退した兵士は後方から撃って無為に犠牲を出していました
間違っても人命尊重するような人ではないので停止した理由は失敗が明らかになったからで、そう確信する何かがワグネルに起きていました
24日にボロネジ郊外の高速道路をモスクワに向かっていたワグネル部隊の車列をロシア軍の攻撃ヘリが襲撃し黒煙が上がったと複数のメディアが報じた
ロシア軍はその気になればワグネルの車両を全滅させるのも可能で、おそらくこれがプリゴジンのモスクワ入りを断念させた
プリゴジンのプランではロシア軍の多くの部隊はワグネルに同調するか静観すると予想し、抵抗を受けずにモスクワ入りすると考えていた
プリゴジンは23日の反乱宣言で2万5千人の部隊を2つ合計5万人がいるとしていたが、対空ミサイルと航空戦力はロシア正規軍が握っているのが弱点でした
加えてワグネルは2つに分かれてウクライナ東部からロシア領に入り、プリゴジンはロストフ・ナ・ドヌという最南部の町にいて、別動隊がボロネジからモスクワに向かったが両部隊は500キロも離れた場所にいた
前進部隊はモスクワから300キロ以内に接近したとされるがそこでロシア軍の攻撃ヘリに防止され、リーダーのプリゴジンはいないので前進をやめた
写真を見ると前進部隊は高速道路を普通に一列に走行していて、空からの攻撃に準備ができているようには見えませんでした
ロシア政府専用機は24日にモスクワから北西方向に飛行してるので、プーチンは首都占領を恐れてモスクワを離れていたと考えられる
プリゴジンはベラルーシへ逃走
プーチン大統領は23日にワグネルを厳罰に処すと言っていたが24日にプリゴジンが停止を命じると、一転して罪に問わないと話した
その後プリゴジンはロストフ・ナ・ドヌを離れて部隊は解散してロシア軍に合流し、プリゴジンはベラルーシに出国したと言われている
プリゴジンと親しいチェチェン共和国のカドイロフ首長は反乱の理由を「サンクトペテルブルク当局が彼の娘に望んだ土地を与えなかったことで、怒りが頂点に達した」と説明したが真偽は分からない
ワグネルとプリゴジンがロシア領に入り市を占領した時、多くの市民が握手を求めたりワグネルに差し入れをしていた
プリゴジンが去る時も青年が握手を求めて応じているなどロシア国民の人気が高かったが、ロシア軍や武装勢力を依然としてプーチンが抑えているのが分かった
プーチンは表向き処罰しないと言ったが実際は「消す」ように指示したと言われていて、これまでのパターンではその可能性が高い
ワグネルが5万人も居るか疑問だが2つのワグネルが合流し、多くのロシア軍部隊や武装勢力が雪崩を打って合流するのがプリゴジンが描いた革命プランだったと思われる
彼にとって誤算だったのはモスクワに前進する部隊と切り離されたのとロシア軍の攻撃ヘリが実際の攻撃をした事、ワグネル側に加勢するロシア軍部隊が現れなかった事でした
プーチン政権に不満を持つ部隊や兵士が次々に合流してきたらモスクワの守備隊もプーチンを見限ったかも知れないが、そうなりませんでした
1990年前後のソ連圏崩壊の時は多くの市民が警察や軍隊の前に立ちふさがり、警察と軍が市民側に寝返ったが今回そのような光景は見られなかった
プリゴジンはオリガルヒからプーチンの料理係として接近しウクライナ侵攻ではバフムート攻略で最前線にたち、ウクライナ軍に「ワグネルは手強い」と言わしめた
ロシアの最高権力の座を狙ってクーデターを起こしたが支持は広がらず、2日間で失敗しベラルーシに亡命した
動画:集まった市民に拍手で見送られ握手するプリゴジン。ワグネルは解散した
https://www.youtube.com/watch?v=4hLN2nk9RsY
https://www.thutmosev.com/archives/282135jd.html
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2023/06/26 (Mon) 11:27:11
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プーチン大統領、武装反乱のワグネルトップに“暗殺指令” ウクライナは複数方面で攻撃、前進 ロシア軍士気低下か
ロシアで武装反乱が起きた24日、ウクライナ軍が東部戦線で大規模攻撃を仕掛け、前進に成功したことがわかった。
ウクライナの国防次官は24日、東部の部隊が要衝・バフムトを含む複数の方面に向けて攻撃を開始し、全方位で前進がみられていることを明らかにした。
イギリス国防省も、戦況分析でウクライナ軍が東部と南部を中心に大規模攻撃を展開していると指摘。徐々にではあるが、重要な地域で着実に作戦を進めているとの見方を示した。
ロシア軍も東部で攻撃に向けた準備を進めているとの情報もあるが、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、ワグネルの武装反乱が、前線で戦っているロシア軍兵士の士気をほぼ間違いなく低下させたと分析している。
一方ロシアは?武装反乱のプリゴジン氏に“暗殺指令”
一方、ロシアのプーチン大統領は、武装反乱を起こしたワグネルのトップ・プリゴジン氏の暗殺指令を出したと複数のメディアが報じている。
ロシアの独立系オンラインメディアは、ロシア軍の将校クラスから聞いた話だとして、“プーチン大統領は、ワグネルの兵士に対しては反乱を不問に付すが、プリゴジン氏に対しては暗殺指令を出した”と報じている。
プリゴジン氏はベラルーシに行くとされているが、現在の居場所はわかっていない。
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98-%E6%AD%A6%E8%A3%85%E5%8F%8D%E4%B9%B1%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%82%B0%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%AB-%E6%9A%97%E6%AE%BA%E6%8C%87%E4%BB%A4-%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AF%E8%A4%87%E6%95%B0%E6%96%B9%E9%9D%A2%E3%81%A7%E6%94%BB%E6%92%83-%E5%89%8D%E9%80%B2-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%BB%8D%E5%A3%AB%E6%B0%97%E4%BD%8E%E4%B8%8B%E3%81%8B/ar-AA1d1AkD?cvid=f531f3d684fc4824aa304647424f1bc0&ei=6
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2023/06/28 (Wed) 07:23:50
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プリゴジンはベラルーシ入りしワグネル部隊の一部が合流か
2023.06.28
https://www.thutmosev.com/archives/282507tu.html
クーデターに参加した部隊はロシア軍への合流を認められずベラルーシでプリゴジンと合流するという
果たしてロシア軍がそのような事を認めるのだろうか
画像引用:https://theconversation.com/wagners-mutiny-punctured-putins-strongman-image-and-exposed-cracks-in-his-rule-208430
関連動画が記事下にあります
ワグネルの一部はプリゴジンに合流か
ロシアの民間軍事会社ワグネルは6月23日にロシア軍への報復を宣言してロシア領に入り、一つの部隊はモスクワから200キロまで迫ったがロシア軍の攻撃ヘリに襲撃され停止した
24日夜にプリゴジンは停止を宣言しワグネルはロシア軍に合流しプリゴジンはロストフナドヌーから姿を消してベラルーシに亡命すると伝えられた
26日にプリゴジンは2日ぶりにSNSを更新し、ロシア国防省の陰謀によってワグネルは7月1日で消滅する事になったと説明した
英語圏のSNSではワグネルが進軍を停止した真の理由はプリゴジンの家族を人質に取ったからだという説が流布されたが真相は良くわからない
27日の情報ではワグネル本社は通常営業をしており兵士募集の番号に電話をすると条件や契約期間などをいつも通りに説明されるという
独立系メディアはワグネル兵士がベラルーシに送られ、ベラルーシで8000人規模のキャンプが建設されていると報じています
プーチン大統領は最初23日にクーデターを厳罰に処すと言ったが24日に罪には問わないと言い、26日にはまた処罰すると言い27日にロシア連邦保安局(FSB)は捜査終結を宣言するなど文字通り朝令暮改を繰り返した
クーデターの発端になったと考えられるのはショイグ国防相が6月10日に、ワグネルなど武装勢力が7月1日までにロシア軍と契約すると発表したことだった
今までワグネルはロシア政府と直接関係を持たず資本家のプリゴジンが創設した民間軍事会社だったが、新方針でロシア軍の指揮下に入る事になった
これが実現するとワグネルはプリゴジンの所有物ではなくなるので、大統領やロシアの権力を目指すプリゴジンには不都合になる
ロシアには40を超える民間軍事会社や武装勢力が存在するが、各自が別々の指揮系統なので統率された行動はとれなくなっていた
またワグネルとプリゴジンはロシア大統領の座を狙っていると囁かれていて、プーチン大統領にとって危険な存在になっていた
ロシアのさらなる混乱に期待するウクライナ
ロイターによるとプリゴジンが搭乗した可能性があるロシア籍のエンブラエル「レガシー600」型機が6月27日、ロシアを発ちベラルーシに到着した
仮にプリゴジンがベラルーシに居るとして、監視下に置かれるのかワグネルがベラルーシに移動するのか、プリゴジンはワグネルの指揮権を持ち続けるのかは分かっていない
ペスコフ露大統領報道官によるとワグネル蜂起に参加しなかった戦闘員はロシア軍の正規兵になるが、蜂起に参加した部隊をウクライナの前線に送り出すことはあり得ないと説明している
こうした情報を総合するとワグネルは2つに分裂しクーデター不参加者はロシア軍に合流し、クーデター兵はベラルーシに集合するのかも知れない
だとしてもロシア政府やプーチンが危険な存在になったワグネル兵士のベラルーシ出国を認めたり、再びワグネルの活動を認めるのかは不透明です
ワグネルは今まで弾薬をロシア軍から供給されていたのでベラルーシでは入手できなくなり、利用できるのは軽火器くらいになるでしょう
ロシア連邦保安局(FSB)は6月27日、民間軍事会社ワグネルによる「武装反乱」の捜査を打ち切ると発表し国営通信が伝えた
ワグネル反乱はプリゴジンとプーチン双方と親しいベラルーシのルカシェンコ大統領が仲介して終息し、プリゴジンは今後ベラルーシに滞在するとみられている
ロシアはこの1週間で大きな混乱を見せたが、にも拘わらずウクライナの反攻作戦は目立った進展を見せず膠着が続いている
サボリージャ州でウクライナ軍が前進し新たな村を占領したと発表したが、地図で調べるとそこは「既に占領した村の隣」で前進してはいなかった
6月2週目頃にウクライナ軍は前進したがレオパルド2やブラッドレイなど20両以上を失ったと報道され、以降は損失を恐れて戦車など車両を突入させていない
ウクライナ側はロシアのさらなる混乱を期待しているように見え、プリゴジンやワグネルのさらなる反乱などを想定しているのかも知れません
動画:ロストフナドヌーから撤退するワグネル、クーデター参加者はロシア軍への合流を認められないという
https://www.youtube.com/watch?v=-OR8AM5U7Is
https://www.thutmosev.com/archives/282507tu.html
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2023/06/28 (Wed) 07:38:42
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808回 プリゴジンの乱その後、やはり彼は粛清される
髙橋洋一チャンネル
2023/06/27
https://www.youtube.com/watch?v=UmaLCjDZfH0
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2023/06/28 (Wed) 08:24:51
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プリゴジンのベラルーシ亡命と核配備の奇妙な符号… ウクライナ軍がクレムリンを占領、ゼレンスキーがロシア大統領に!?=ジェームズ斉藤
2023.06.27
https://tocana.jp/2023/06/post_252911_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
【ジェームズ斉藤が明かす「ウクライナ侵攻」の真実】
第1回:全ては出来レース… 米露は密約を交わしている
第2回:真の黒幕はバチカンか!? 裏世界の縮図を暴露
第3回:ロシアの目的はウクライナの「隠し核兵器」か!?
第4回:侵攻直前にロシアが流した“謎の映像”の意味
第5回:ウクライナ大統領の正体は“ロシアのスパイ”か?
第6回:侵攻の陰でロシア軍内部にプーチン暗殺の陰謀!?
第7回:プーチンはチェルノブイリに核を落とすつもりか!?
第8回:ゼレンスキーの“報じられない闇”! 黒すぎる人脈
第9回:侵攻苦戦は“伝統”… プーチンを操る「影の支配者」
第10回:プーチンはすでに核兵器使用を決意か!? “三重の裏”
第11回:プーチンは「ユダヤ・ファースト」で動いていた!?
第12回:ロシアは核攻撃で「日本の再現」狙う!? 本当の戦況
第13回:“ウクライナ後”に待ち受ける「新たな世界秩序」
第14回:露の危機、米の利益、英の謀略… 侵攻と世界情勢の裏
第15回:オリガルヒ怪死の真実、「グレート・ナラティブ」へ
【ジェームズ斉藤のワグネル関連記事】
・ワグネルトップで元囚人のプリゴジン氏が次期ロシア大統領候補!?
・今秋にロシアが核兵器使用か!?
・ワグネルの反乱はプーチンのミスか?
ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ):しばらく連絡できず、すいません(苦笑)。各国の国防関係者からの問い合わせに追われていました。その他関係者とも話した中で今後のロシア情勢の見立てをお話ししましょう。まず、プリゴジンですけど、いまポジショニング的に一番いいところにいて、彼を止めることはプーチンでもできない状態です。
──ベラルーシに亡命したのに一番強いのはプリゴジンだと。
ジェームズ:そもそも彼の亡命はプーチンがお膳立てをしているんです。ベラルーシのルカシェンコ大統領に電話して、「プリゴジンを頼む」とお願いしているのはプーチンです。
──プーチンから電話したんですか?
ジェームズ:彼の頼みがあったんで、ルカシェンコが仲介に入ったんです。プリゴジンとルカシェンコは20年ぐらいの付き合いなんですけど、プリゴジンが電話したとか、そういう流れではなくて、トップ同士の取り決めで決定しました。ルカシェンコからするとこれは凄くいいオファーです。「プリゴジンのような危険人物を受け入れることはリスクじゃないか?」と思う人もいるかもしれませんが、ルカシェンコからすれば大きなメリットがあります。時期が来たらプリゴジンをロシア側に放って混乱を起こすこともできますし、自分の懐刀にもなります。
──ルカシェンコはプリゴジンという獰猛な番犬を手に入れることができたという意味ですね。
ジェームズ:そういう見方ができます。ただし、これとはまったく真逆の見方をしている人たちもいて、それについてはあとでお話しします。
まず、ルカシェンコにとってのメリット説で言うと、そもそもロシアという国は国境があいまいな国なんです。国際法上の国境はもちろんはっきりしているのですが、ロシアの感覚からすると周辺諸国は「ここもロシアだろう。ここもロシアじゃないか」という勝手な線引きをしているんです。ウクライナ戦争だってクリミアはロシアのものだと思っているから出兵しているわけです。ロシアの隣国であるベラルーシも同様で、ロシアから見たら「ここもロシアのものだ」と本気で思っています。ただし、ベラルーシは別の考えを持っています。スラブ系の正当性で見るならばベラルーシのほうが正統なスラブ人であり、自分たちのほうがロシア人よりも正統なスラブ人だという意識です。
──そもそも国名にルーシが入ってますもんね。
ジェームズ:そうです。ベラ・ルーシはベラが白、ルーシがロシアという意味で、スラブ民族の血はロシアよりも濃いです。いまのロシア人はモンゴル系なんかの血がかなり混じっていますので、スラブ系の正当性を言えばロシアはベラルーシが取ってもいいんですよ。
──ベラルーシがロシアを攻める可能性もあると。
ジェームズ:クレムリンを攻める可能性はあります。そのための手駒としてのプリゴジンです。
──プリゴジンのように軍事に影響力を持つ人間を国内において味方にしておくことは用心棒にもなりますよね。
ジェームズ:ベラルーシの軍事力というよりも総合力が一段とアップしますね。今後、ベラルーシのモギレフ地方でワグネルの基地が作られるそうです。8000人規模の兵士が駐留するようです。現状ではプリゴジンだけがベラルーシに亡命していますが、ロシア国内のワグネル兵士たちへの影響力は維持したままです。しかも、いまロシア軍の兵士たちが続々とワグネルに入っているという話もあります。ショイグ(セルゲイ・ショイグ国防大臣)の指揮下だと死ぬ確率が高いので(苦笑)。
──ただ、ワグネル自体はどうなるんですか? プーチンは罪には問わないと言っていますが、存在したままってこともないですよね?
ジェームズ:組織としては残し、ワグネルの要員との個人契約を通じロシア軍に吸収される予定です。しかし、ロシア正規軍がワグネルを本当に吸収できるのかというと疑問です。そもそも組織を丸呑みするのではなく、個人契約なので。つまり、契約をしない者が大量に残ることになります。しかも、ロシア正規軍の中でワグネル派という派閥ができているんです。
──そこにワグネル本体がきたら吸収するどころか、ロシア正規軍がワグネル化しかねいと。
ジェームズ:そうです。軒を貸して母屋を取られてしまう可能性が高くなっています。
──ショイグやゲラシモフ(ワレリー・ゲラシモフ参謀総長)はどうなるんですか?
ジェームズ:ショイグの去就はまだ発表されていません。日本時間の26日にプーチンとショイグが会って話をするということでしたが、会った様子はありませんね。ただ、現時点でショイグをクビにすることはできないと思います。ショイグをクビにするとプリゴジンの要求を飲むことになってしまうので、プーチンからすると国家の裏切り者の要求に屈する形になってしまいます。将来的にはあるかもしれませんが、いまはないと思います。ゲラシモフは作戦がずさん過ぎるということで処分したいのですが、ショイグと同じ理由でクビにできないんですよ(苦笑)。
──プーチンは軍事的にかなりピンチですね。
ジェームズ:ウクライナはこれで本格的にロシアに侵攻してくるでしょう。そうなるとプーチンはかなり追い詰められることになって核兵器のボタンを押す可能性が高まります。しかし、ここでプリゴジンがベラルーシにいることが鍵になります。実はプリゴジンは前から核攻撃には反対しているのでロシアの核使用を阻止する可能性があります。
──えっ、いまベラルーシに核があるんですか!?
ジェームズ:今年の3月にプーチンはベラルーシに戦術核を配備する計画を発表しているんです。核兵器専用の特殊な保管施設を7月までに作ってロシア版の核の傘みたいなものを作ろうとしています。この話はあとで、もう一つの説とも関係してくるので覚えておいてください。
ともかく、プーチンは核攻撃をしたいのですが、それができるかどうか疑問があります。さきほど言ったようにロシア正規軍がワグネル化しているので、プーチンの言うことを聞くのかわからないのです。
──ロシアの核脅威の可能性はかなり低くなったということですね。
ジェームズ:この見方では低くなりました。プーチンが命じてもロシア軍が動かないと思います。笛吹けども踊らずです(笑)。そうなると、逆に今度はクレムリンがウクライナ軍に占領される可能性が高まってきます。今回のクーデターではウクライナ国境からモスクワ付近まで簡単に北上できてしまったじゃないですか。
──そうですね。なんか、アッという間にモスクワ近郊に迫ってましたよね。
ジェームズ:あれができてしまうということはロシアの国土防衛力はザルだということです(苦笑)。
──そういえば、昔、赤の広場に西側のセスナが降りたことがありましたね(苦笑)。
ジェームズ:ありました。基本的には今もその状態とさほど変わりないということが今回のクーデターで露呈してしまいました。ですから、いまプーチンはかなり追い詰められています。ウクライナの戦車がロシアに入れば余裕で陸路を駆け抜けてモスクワに迫るでしょう。
──つまりロシアは負けると。
ジェームズ:もしも、ウクライナ軍がクレムリンを落としたら、ロシア大統領のイスにはゼレンスキーが座ることになるでしょうね(苦笑)。
──えーっ、ゼレンスキーがロシア大統領!? あの胡散臭い、Tシャツマニアがですか?
ジェームズ:そうです。あのオリーブ色のTシャツでロシア大統領のイスに座ります(笑)。
──なんか凄い光景ですね(苦笑)。
ジェームズ:しかし、ありえないことではないんです。そもそもスターリンがそうで、彼はウクライナから出てロシアのトップに立ちましたから。前から言っているようにロシアという国は異民族が常に権力のイスに座って、ロシア人が権力の座につくことができない国なんです。
──言われてみるとその通りですね。
ジェームズ:しかもゼレンスキーはウクライナ出身でユダヤ人ですからロシアのトップの座に座る資格を持っています。ただし、ここで待ったをかけるのがベラルーシのルカシェンコ大統領です。プリゴジンをロシアに送り込んで政権転覆を狙う可能性が高まります。そうなれば、プリゴジンのワグネル軍とウクライナ軍がロシア国内で戦争を始めるということになり戦争は終わりません。もちろん、あくまでこれは可能性の話ですが、決して起こらないとは言えないものです。すべてはプーチン体制がどこまでこの政変を持ちこたえられるかにかかっていますが、現状かなり弱体化しています。
──朝日新聞でも「プーチン体制の終わりの始まり」なんて見出しの記事を出していますが、プーチン体制を内側から追い落とすような人間っていまクレムリンの中にいるんですか?
ジェームズ:それはいません。逆説的ですが、今回のプリゴジンの反乱によって、プーチンの権力が「国内だけ」に限るとある意味より強固なものになりました。理由はプーチン体制を支えるエリートの中で国内残留組はプーチンが倒れると共倒れ確実なので、無理心中回避のために必勝祈願の毎日だからです(苦笑)。彼らは経済制裁等でロシアしか行き場所がない輩です。いまのロシア国内でプーチンに歯向かえるのはワグネルグループしかありません。ショイグではロシア軍はついてきません。ですから、ロシア軍がワグネル化してプーチンに牙を剥いたらプーチンは終了です。
──そうなる前に第二のプーチン、プーチンに代わるリーダーが出てこないんですか?
ジェームズ:それがプリゴジンだったんです。その前はショイグでした。ですから、いまクレムリンに人材はいないんです。二人とももうプーチンの後継者にはなれません。誰かを無理矢理選んでもクレムリン内の派閥争いが激化するだけで、ロシア国民はもとよりロシア軍もついてこないでしょう。それではリーダーといえませんよね。
──結局、一番のミスはプーチンが民間軍事会社を国防省の下に置くと決めたことですよね。
ジェームズ:プーチンのやり方というのは自分の権力基盤を固めるために下の人間たちを競わせるんです。それをずっとやってきたんですが、今回は誤算が生じてプリゴジンを追い込み過ぎましたね。プリゴジンはアフリカのゴールドという独自の資金源を持っていますし、ワグネルの兵士たちも元特殊部隊の人間で、その数5万人です。ロシア最強の兵士たちなので「そろそろクーデターを起こすか」となってしまったようです。
──ロシア人の間でもワグネルのほうが人気あるんですか、ロシア軍よりも。
ジェームズ:反逆以降、ますますそうなっています。
──反逆者ではなくヒーロー扱いなんですね。
ジェームズ:そうですね。ただし、さっきから言っているように、これは一つの見方であって、もう一つ別の見方もあります。
それはプーチンはプリゴジンをわざとベラルーシに送り込んだんではないか? という説です。
──えっ、これまでの話とまったく逆じゃないですか!?
ジェームズ:逆ですけど、これもありえないとは言えないんですよ(苦笑)。さきほども話したように今年の3月にプーチンはベラルーシに戦術核を配備すると発表し、すでに核兵器を送り込んでいるようなのですね。これはウクライナへの核包囲網になります。ベラルーシはウクライナのすぐ上ですし、キエフにも近いです。そんなところにプリゴジンが亡命したというのは意味深ではないですか?
──意味深ですね……えっ、つまり、それって今回のプリゴジンの反乱そのものがフェイクの可能性があるってことですか!?
ジェームズ:その見方でいけば、そうなりますね。プーチンは最初からプリゴジンをベラルーシに送り込むことが目的で、しかし、普通にワグネルをベラルーシに送り込むわけにはいかないので、見せかけの反逆をさせて、ベラルーシに「亡命」させたというものです。
──凄い謀略っぽくってロシア的ですね(笑)!
ジェームズ:しかも、7月に核保管施設も完成すると言ってるわけですよ(笑)。プリゴジンと核がここでセットになりました。
──怖い話ですねぇ。でも、プリゴジンは核反対じゃなかったですか?
ジェームズ:どういう意味で反対しているかはわからないですよね。人道的な意味では決してないでしょうから、状況次第で核反対はすぐに核賛成になるでしょう(苦笑)。
──そうですね。いやぁ、なかなか面白い話ですね(笑)。
ジェームズ:私も「反逆はフェイク」説は面白いと思いますし、ロシアならやりかねないとは思います。何しろ、ロシアという国の存在自体がフェイクですので(苦笑)。しかし、ショイグがいまだに健在で国防大臣を更迭されていませんから、指揮系統的に現状では難しいとは思います。また、この説の通りだと、ベラルーシはプーチンの子飼いの国扱いということになってしまいます。もちろん子飼いの国ではありますが、常識的に言えば、大国ロシアから核を押し付けられ、扱いにくいプリゴジンもやはり押し付けられたと考えるほうが普通ですからね。まあ、普通が通用しないのがロシアですが(苦笑)。
──両方の可能性があると。西側はいまどう判断しているんですか?
ジェームズ:ロシアが弱体化していることは確かなので、高笑いしています。デイヴィッド・ペトレイアス元CIA長官などは、CNNのインタビューでプリゴジンに対し「窓際には行くなよ」とアドバイスしています。これは「窓際にいると突き落とされるので、クレムリンの暗殺工作に気をつけよ」という意味です。プリゴジンはすでに欧米の諜報機関関係者の間では事実上「英雄」の扱いを受けています。誰も今回の反乱で彼を責めた者はいません。
──そうでしょうね(苦笑)。
ジェームズ:アメリカの国務省はプリゴジンの反乱が「もっと流血していてもよかった」などと発言しています(苦笑)。これはアメリカが裏でプリゴジンの反乱を支援していたと取られかねない発言なのに、本当に脇が甘いです(苦笑)。あとは中国の動きですね。台湾侵攻、北海道侵攻なども含めて話しておかなければいけないことがたくさんあります。これについてはメルマガでお話ししましょう。ともかく、二転三転しているので、ますます予断を許さない状況になっています。
https://tocana.jp/2023/06/post_252911_entry.html
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14:777
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2023/06/28 (Wed) 10:00:17
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「虫のようにつぶされるぞ」 ルカシェンコ氏がプリゴジン氏に警告
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E8%99%AB%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%B6%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%9E-%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B3%E6%B0%8F%E3%81%8C%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%B3%E6%B0%8F%E3%81%AB%E8%AD%A6%E5%91%8A/ar-AA1d7r7J?cvid=59c9a607d12e4fc384f965951ef18fa5&ei=39
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の反乱を巡り、創設者のプリゴジン氏と交渉したベラルーシのルカシェンコ大統領は27日、交渉内容の一部を明らかにした。ルカシェンコ氏はプリゴジン氏に「(反乱の)途中で虫のようにつぶされるぞ」と警告し、進軍の中止を促したという。
ベラルーシ国営通信によると、ルカシェンコ氏は24日午前10時過ぎにロシアのプーチン大統領と電話協議した。プーチン氏は「(プリゴジン氏が)電話にすら出ない。誰とも話したくないのだろう」と述べ、当時、露南部ロストフ州に入っていたワグネルと戦う決意を固めたようだったという。ルカシェンコ氏はプーチン氏に結論を急がず、プリゴジン氏と協議することを提案。急いで連絡先を調べ、同11時には電話がつながったという。
ロシア軍幹部の解任求めたが
プリゴジン氏は当初、興奮した状態で、ロシアのショイグ国防相または露軍のゲラシモフ参謀総長の解任、そしてプーチン氏との面会を要求。また「我々は正義を求めている。彼らはワグネルを壊すつもりだ。我々はモスクワに向かう」と主張したという。
ルカシェンコ氏は、反乱は「虫のようにつぶされる」と強調。そして反乱の影響はロシアだけでなく、その周辺国にも及ぶと説明し、ベラルーシ軍をモスクワに向かわせる準備ができていると述べた。また「故意でもそうでもなくても、一人でも市民を殺した場合、交渉は成立しない」とくぎを刺した。交渉は同日午後5時まで続き、最終的には、ルカシェンコ氏がプリゴジン氏とワグネル戦闘員の身の安全を保障する確約を得て、説得に成功したという。
ルカシェンコ氏が秘密とされる交渉内容を明かした背景には、合意に貢献したという自身の役割を幅広くアピールする狙いがある模様だ。
これに先立ち、ロシア大統領府に近い関係者も独立系メディア「メドゥーザ」の取材に応答。プリゴジン氏がプーチン政権幹部と交渉する際、「信頼できる第三者」も加えるように求めてきたことから、ルカシェンコ氏が加わったと説明している。
ルカシェンコ氏は27日、進軍の中止を決めたプリゴジン氏がベラルーシに到着したと明らかにした。ベラルーシに移動したワグネル戦闘員については、かつての軍事基地を活動拠点として提供するという。またベラルーシにはワグネルの求人センターを設置しないと述べた。プリゴジン氏は26日夕、通信アプリ「テレグラム」への投稿で政権を転覆させる意図はなかったと主張し、ワグネル存続に意欲を示している。【エルサレム三木幸治】
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E8%99%AB%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%B6%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%9E-%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B3%E6%B0%8F%E3%81%8C%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%B3%E6%B0%8F%E3%81%AB%E8%AD%A6%E5%91%8A/ar-AA1d7r7J?cvid=59c9a607d12e4fc384f965951ef18fa5&ei=39
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15:777
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2023/06/28 (Wed) 10:02:06
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ロシア当局、ワグネル指導部の「家族に危害」と脅迫か 英紙報道
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏による反乱がわずか1日で収束した背景を巡り、英紙テレグラフ(電子版)は26日、ロシアの情報機関が「ワグネル指導部の家族に危害を加える」とプリゴジン氏側を脅迫していたと報じた。英治安当局の話として伝えた。
プリゴジン氏は23日に武装蜂起を宣言し、24日には部隊の車列が首都モスクワへ進軍を始めたが、同日中に停止し、撤退した。報道によると、「脅迫」はこの間に起きたという。脅迫の有無やワグネル指導部家族の安否、脅迫が実際に進軍停止の理由だったかなどの真偽や詳細は不明。
また、同紙はワグネル戦闘員の人数について、プリゴジン氏が主張する「2万5000人」ではなく、「実際は8000人」との見方も伝えた。このため、仮にモスクワまで到達していても敗北を喫した可能性が高かったという。【ロンドン篠田航一】
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%BD%93%E5%B1%80-%E3%83%AF%E3%82%B0%E3%83%8D%E3%83%AB%E6%8C%87%E5%B0%8E%E9%83%A8%E3%81%AE-%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%AB%E5%8D%B1%E5%AE%B3-%E3%81%A8%E8%84%85%E8%BF%AB%E3%81%8B-%E8%8B%B1%E7%B4%99%E5%A0%B1%E9%81%93/ar-AA1d8aPq?cvid=3eaeda119f1043fbb911abed25397bc0&ei=15
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16:777
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2023/06/28 (Wed) 11:20:50
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ベラルーシ、部隊受け入れ 周辺国から懸念相次ぐ
09時47分共同通信
ベラルーシのルカシェンコ大統領は27日、ロシアで武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの部隊をベラルーシ国内で受け入れる考えを表明した。創設者プリゴジン氏が同日、空路でベラルーシに到着したことを明らかにし、同氏に対して安全を約束したと述べた。国営ベルタ通信が伝えた。ベラルーシの周辺国では安全保障上の脅威になるとの懸念が高まった。
プリゴジン氏はベラルーシで公の場に姿を見せていない。部隊の戦闘員が合流したかどうかも不明だ。ルカシェンコ氏はワグネルに国内で放棄された基地を提供し、必要な支援を行うと述べた。部隊に対しては慎重に監視を続ける考えを示す一方、戦闘経験は「価値がある」と評価。自国軍を強化する上で得るものがあるとの認識を示した。
NATOのストルテンベルグ事務総長は、来月のNATO首脳会議で集団防衛のさらなる強化を目指す考えを示した。リトアニアのナウセーダ大統領は「近隣諸国はさらなる危険に直面する」と訴え、ポーランドのドゥダ大統領も「NATOによる厳しい対応が必要だ」と強調した。
https://www.47news.jp/9515377.html
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17:777
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2023/06/28 (Wed) 15:18:59
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【真相はこうだ!】反乱から視えるウクライナの未来 [桜R5/6/28]
https://www.youtube.com/watch?v=XOlMIPPQfuY
ゲスト:矢野義昭(元陸上自衛隊小平学校副校長 陸将補)
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18:777
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2023/07/04 (Tue) 11:38:07
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ワグネル消えてもウクライナの反攻に進展なし
2023.07.04
https://www.thutmosev.com/archives/283737tc.html
巨大本部は実は借家だった
画像引用:https://www.nytimes.com/2022/12/22/world/europe/north-korea-wagner-group-russia-ukraine.html
ワグネルがロシアから撤退
ロシアの軍事会社ワグネルはプリゴジンの予告によれば7月1日をもって消滅しロシア軍に吸収されたが、7月1日にはサンクトペテルブルクの本社からワグネルの看板が外されているのが確認された
ビルはワグネルの所有ではなくオフィスビルだがワグネルが広い面積を借りていたので「ワグネル・センター」と呼ばれていました
サンクトペテルブルクにワグネルセンターが開設されたのは22年11月4日のことで、それまで公式な事務所はなかったのでウクライナ侵攻の活躍で一時的な優遇措置だったと思われる
6月30日にはワグネル創設者プリゴジンが保有するメディアグループ「パトリオット」がプリゴジンの指示で活動を停止した
パトリオットはロシアのためにフェイクニュースを制作する偽ニュース工場として機能していて、2016年の米大統領選に介入してトランプを当選させたと言われていた
またワグネルが運営するSNSは7月2日、特別軍事作戦への不参加とベラルーシへの移転のために、今後1カ月間新規募集を停止すると投稿した
クーデター失敗後も6月末まで平常通り新兵を募集しているのが確認されていたが、ロシア国内での活動ができなくなっているのを伺わせる
ロシア下院のカルタポロフ国防委員長はワグネルは反乱直前に「1ウクライナでの特別作戦に参加させない、2資金供給を断ち切る、3 7月1日までにロシア軍と直接契約(解体)する」の3つの最後通牒を受けていたと語った
ロシア軍としてはこれだけの最後通牒をしたのだからクーデターは十分に予測できたことで、むしろロシア軍が挑発し罠にかけたともいえる
ロシア議会のボロジン下院議長は7月2日、多くのワグネル兵士が7月1日までにロシア国防省との契約に同意したと話した
一方ワグネルを受け入れると表明していたベラルーシの首都ミンスクから約103キロ南東では、衛星写真でワグネルのキャンプ地と見られる場所が確認された
長さと幅がそれぞれ数キロの使われていない軍事施設で、ワグネルが撤退した6月24日以降に宿舎とみられる細長い建物が多く建設されていた
プリゴジンを乗せた自家用ジェットは一旦ベラルーシに到着したがその後ロシアに戻っていて、サンクトペテルブルクで見かけたという目撃情報もあり所在地は分からない
ワグネル消えてもウクライナの反攻に進展なし
6月23日から24日にプリゴジンと行動を共にしたワグネル兵士は数万人で、ロシア軍は「反乱に参加した部隊の合流を認めない」と言っていた
ではクーデターに参加したワグネル戦闘員はベラルーシでプリゴジンと合流するのか、個人個人がばらばらにロシア軍と契約するのか等不透明な事が多い
ワグネルは行動が荒っぽかったがロシアでは「最強部隊」とウクライナ軍が警戒するほどで、ウクライナから抜ければロシアは弱体化する
本社ビルを引き払ったワグネルだがスタッフは移転して活動を続けると話していて、ロシアでの活動を禁止された訳ではないらしい
ワグネルの隠れたメンバーだったロシア軍のスロビキン上級大将が拘束され行方不明になっていて、プーチンの指示で1人1人「消して」いるのではないかとも噂されている
ワグネル受け入れを表明しているルカシェンコ大統領はワグネル戦闘員にベラルーシ入りを促し、兵士の訓練やベラルーシの防衛任務に就くよう要請している
ロシアがこれだけの混乱に陥っているにも関わらずウクライナ軍の前進は限定的で、6月はサボリージャ州とドネツク州境界の無人集落をいくつか占領しドネツク市郊外まで迫った
だがバフムート市で1年も戦っているのを見てもウクライナ軍は決定力不足で、ドネツク市を包囲して総攻撃をかけるような事は期待できない
ドニエプル川下流のヘルソン市対岸に一時上陸したが、これも小規模だったようで今までに大きな前進はしていない
ウクライナ軍の反攻作戦は期待した速度とはほど遠く、部分的に前進しているがこの速度でロシア軍を追い出すには100年かかる
問題のひとつはロシア軍の駐留兵力37万人に対してウクライナ軍の戦闘員が少ない事で、実数は分からないものの半分か2/3程度でしょう
2番目の問題は西側の援助で戦車100両を1000キロの戦場に投入しても10キロあたり1台しかなく、実際に何の役にも立たなかった
動画:本社ビルのシールを剥がし引き払うワグネル
https://www.youtube.com/watch?v=NE7fsleGseE
https://www.thutmosev.com/archives/283737tc.html
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19:777
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2023/07/14 (Fri) 01:40:06
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Wagner chief Prigozhin announces 'we're going to Moscow' as attempted take over continues - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_FcMuOhuOyY&t=18s
今後のウクライナ・ロシア情勢で最も注目すべき人物をジェームズ斉藤が暴露! プリゴジンの反乱はGRUの大幹部が画策か
2023.07.13 20:00 文=中村カタブツ君
https://tocana.jp/2023/07/post_253658_entry.html
──ロシアのプリゴジンの反乱もとりあえずいまは落ち着いていますが、終わったわけじゃないですよね?
ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ):まったく終わっていません。今は嵐の前の静けさです。なお、プリゴジンは既にロシアに戻っているという話です。
──ロシア!? ベラルーシに亡命したんじゃないんですか!?
ジェームズ:すでに戻ってきてプーチンと会ったという話まであります(苦笑)。あとはロシア連邦保安庁(FSB)によってプリゴジンの自宅が家宅捜索されて日本円で15億円ぐらいのアメリカドル、20億ドル分ぐらいのルーブル、金塊が5つ出てきました。あとは大量のかつらです。
──かつら?
ジェームズ:変装用です。プリゴジンのFSBのエージェント時代の変装画像がFSBによって大量にリークされていますね、いま。ともかく、大量の資産が自宅から見つかったのですが、プリゴジンがロシアに戻るとその資産をFSBが全部返したらしいです。
──えっ!? なぜ返すんですか?
ジェームズ:不思議ですよね。返す意味がないですし、FSBはプリゴジンと遭遇した時点で殺さないといけないはずなんですが(苦笑)。
──前からプリゴジンはロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)なのか、FSBなのかって話があったじゃないですか?
ジェームズ:その辺がはっきりしないところがあったんですが、プリゴジンはもともとソ連国家保安委員会(KGB)関係者でソ連崩壊のあとはFSBの関係者になっています。正規職員ではなく、「汚れ仕事」専門のエージェントです。ワグネルグループの仕事を始めた時は、プーチンの代理人として乗り込んでいっています。ワグネルはGRUの組織で、プリゴジンはワグネル及びGRUを監視するためのFSBの要員だったんです、その時は。つまり、「トロイの木馬」だったことになります。しかし、ワグネルのCEOとしてアフリカに進出し、ゴールドの採掘でボロ儲けしているうちにだんだんGRU寄りになっていったようですね。兵士と金を持っているのはGRUのほうですから、プーチンやFSBは裏切れてもGRUは裏切れないようです。
──ならば、FSBがプリゴジンの資産を返すのは余計変ですよね?
ジェームズ:変ですね。しかしこれは、GRUが後で資産奪回のためにFSB側に刺客を送らないようにするための予防処置です。一連の騒動で重要なのは、クレムリン発の情報は基本的にフェイクまみれのディスインフォメーションだということです(苦笑)。プリゴジンがベラルーシにいるとか、戻ったとかという話はぜんぶ「ロシアン・ゲーム」です。つまり、「クレムリン内の玉座を巡る椅子取りゲーム」ということです。
──国内の椅子取りゲーム!?
ジェームズ:ロシアを見る時は「何を軸に考えるか」という視点ががないと即ディスインフォメーションに埋もれ、何も見えなくなります。では、何が軸なのかというと「力の論理」です。単純といえば単純で、裏を返せば「力の論理」さえ理解できればロシアほど単純明快な国はないです。この基礎ができていない「自称ロシア専門家」がマスコミで発言するのでややこしくなります。今回のプリゴジンの反乱によってプーチン体制が弱体化したことはまぎれもない事実です。これはもう隠すことはできません。朝日新聞が書いたように「プーチン体制の終わりの始まり」というのは間違いありません。ただ、プリゴジンだけでは力不足でしたので、ベラルーシの大統領のルカシェンコが登場したということです。
──ロシアの大統領を巡る椅子取りゲームにルカシェンコまで加わったということですか?
ジェームズ:そうです。ルカシェンコがこれだけ発言権を増しているのにプーチンが黙っているのがその証拠です。昔だったら考えられませんよ。プーチンはルカシェンコを雑魚扱いしてましたからね。ロシア南部のソチで二人が会談中、突然プーチンが「海で泳いだらどうだ?」とルカシェンコに言ってるんですよ。5月のソチなんか寒くて普通は泳げないですよ。しかし、ルカシェンコは海に飛び込んで泳いでますからね(苦笑)。
──一国の大統領に若手のお笑い芸人みたいなことをさせたってことですか!?
ジェームズ:そうです。ルカシェンコはプーチンの靴を舐めんばかりでした。そこまでしていたルカシェンコでしたが、今年の5月27日、プーチンと密室会談を終えた直後にルカシェンコは倒れて病院に緊急搬送されています。これはFSBの毒殺が失敗したようですけど。 それでも反抗できなかったルカシェンコがいまはプーチンと同じぐらいの発言権を持っています。ルカシェンコもクレムリンの玉座を狙った椅子取りゲームに参加しているのでこういう動きになっています。
──プリゴジンがロシアに戻ったのもルカシェンコの命を受けているんですね。
ジェームズ:プーチンに対してゆさぶりをかけています。「俺はプリゴジンをロシアに戻すぐらいの力を持っているぞ」「ワグネルがクレムリンを狙っているぞ」という。プリゴジンはいまルカシェンコの駒として使われています。
──プリゴジンが駒扱いですか?
ジェームズ:プリゴジンは軍も持ってるし、個人資産もありますが、ルカシェンコよりは権力はありません。逆にルカシェンコを後ろ盾の一つにして動いています。ベラルーシの軍としてもワグネルの存在は大きいです。なにしろ、いまの最先端のハイブリッド戦における最も豊富な実戦経験を持っているのはワグネルですから。ベラルーシの軍隊は6万人ぐらいですが、実戦経験がないスカスカの軍隊です。そこにワグネル軍が来たので軍事訓練でいま徹底的に鍛えてもらっているらしいです。もしかしたらロシア軍より強くなる可能性がありますね。
──ショイグ国防大臣とかはどうなっているんですか?
ジェームズ:先日、ロシア南部の軍事訓練を視察したという報道と映像が出ていますが、真偽はわかりません。いつ撮った映像なのか明言していないですから。ゲラシモフ参謀総長のほうは9日の軍の会議に出席している姿が公開されています。前回の記事でも言っていますが、いまはショイグ、ゲラシモフの更迭はないと思います。それをしたらプリゴジンの要求を飲んだことになります。プーチンがプリゴジンに屈したことになりますから、それは絶対にしないと思います。プリゴジンの反乱で捕まったのはセルゲイ・スロビキン上級大将です。彼はプリゴジンの反乱に賛成していましたし、実は裏の顔はワグネルの重役でクーデターの謀議に直接関わっていました。もう一人、ロストフという南部軍区司令で反乱直前にプリゴジンに会った国防次官のユヌス=ベク・エフクロフ上級大将がいるんですが、彼も捕まっています。気になるのがウラジミール・アレクセイエフ中将というGRUのナンバー2で、私は彼が今回のプリゴジンの反乱の黒幕と判断しています。彼はウクライナ出身で純血のウクライナ人ですが、ソ連崩壊後はロシア軍に従軍しGRUの特殊部隊であるスペツナズで活躍した伝説の特殊部隊員です。2011年から12年間もGRUのナンバー2を務めていて、ワグネルグループを作ったのはこの人です。プリゴジンは登記上の創業者ですけど、ワグネルを実際に組織として作ろうとしたのはアレクセイエフです。ロシア軍に戦争をさせると国家間の争いになるのでGRU管轄下の非政府組織に戦争をやらせようと発想しました。紛争が起こっても民間軍事会社であれば「ロシア連邦は戦争をしていない」と言えますからね。それで2012年ごろからワグネル創設の動きが出てきて14年に正式にデビューしました。ですから、システムの構築及び運用を担当したのはアレクセイエフです。
──プリゴジンの上司みたいな人がまだいたんですね。
ジェームズ:このアレクセイエフはプリゴジンの反乱の前にスロビキンと一緒にビデオメッセージを作っていて、「プリゴジン、お前のやろうとしていることは国家に対する反逆行為だ。背中にナイフを刺しにいくようなものだ」と言ってるんです。プリゴジンの反乱を止めています。ところが、そのビデオメッセージが公開された1時間後ぐらいにロストフの司令部でプリゴジンと会って談笑しています。プリゴジンが「ショイグ、ゲラシモフのリーダーシップには飽き飽きした。俺がモスクワに乗り込んで国防省を乗っ取る」と言うと、アレクセイエフは「Да, забирай!(どうぞ、取りに行け!)」と答えているんですよ。しかも二回もニヤニヤしながら連呼しています(苦笑)。それがビデオに残っています。
今後のウクライナ・ロシア情勢で最も注目すべき人物をジェームズ斉藤が暴露! プリゴジンの反乱はGRUの大幹部が画策かの画像3
ロストフで会合するプリゴジン(中央)とアクレセイエフ(右)(画像は「Getty Images」より)
──じゃあ、捕まるんじゃないんですか?
ジェームズ:ところが捕まっていないんですよ。同じく、プリゴジンの行動に賛成したスロビキンは捕まっているのに、アレクセイエフはなぜか捕まっていないんです。GRUのナンバー2といえば、プリゴジンの大ボスです。その大ボスが「(ショイグ、ゲラシモフを)取りに行け!」と言ってるから、プリゴジンは正義の行進だと言ってモスクワに向けて進軍したんです。
──プーチンはアレクセイエフに手が出せない理由がなにかあるんですか?
ジェームズ:アレクセイエフをいま捕まえると本格的な内戦になってしまうので、プーチンも手が出せません。本来であれば「Да, забирай!(どうぞ、取りに行け!)」と二度も笑いながら連呼した映像が残っているんです。これは国家反逆罪の決定的証拠でアレクセイエフは即処刑か暗殺のはずです。しかし、手が出せないのはやはりクレムリンの統治機構が機能していないからです。彼こそが、今回の反乱の首謀者と言っていいでしょう。日本や欧米のプリゴジンの反乱の分析を見てもアレクセイエフに言及するものはほぼありませんが、ここは重要です。今後はアレクセイエフにも注目してください。
https://tocana.jp/2023/07/post_253658_entry.html
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20:777
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2023/07/16 (Sun) 10:48:13
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ワグネルのプリゴジンは消されたと推測、6月26日以降確認できず
2023.07.16
https://www.thutmosev.com/archives/286317ht.html
最後の映像はロストフ・ナ・ドヌ市民と握手してベラルーシに向かうプリゴジン(6月24日夜)
画像引用:https://www.reuters.com/world/europe/russian-mercenary-boss-prigozhin-move-belarus-under-wagner-deal-kremlin-says-2023-06-24/ REUTERS/Alexander Ermochenko
関連動画が記事下にあります
プリゴジン 7月3日までに消された可能性
ワグネルのプリゴジンがすでに消されてこの世にいないという憶測情報が西側諸国やメディアを駆け巡っていて、プーチンに批判的なロシア軍幹部も”始末”されたようだと言われている
ニューズウィークの記事によると元米陸軍大将のロバート・エイブラムスはABCニュース・ライブで、プリゴジンはすでに亡くなっている可能性があると話した
プリゴジンとプーチンはクーデター失敗後の6月29日に会談した事になっているが、同元大将は「これは演出で実際には会談していないだろう」と指摘した
プリゴジンは身を隠すか投獄されるか、何らかの処分を受けることになるが、二度と彼を見ることはないだろうと同氏は話した
プリゴジンはまだ生きていると思うかという質問には「なくなっていると思うが生きているとしたらどこかの刑務所だろう」と付け加えた
プリゴジンは6月23日にクーデターを起こしたが24日に停止を宣言し、数日間所在不明になった後のあらゆる事が不自然でおかしかった
24日に停止を宣言したプリゴジンは夜にピックアップ車でロストフ・ナ・ドヌ市民と握手して町を去ったのが動画で撮影された最後でした
6月26日に本人の声で11分間の音声メッセージをテレグラムに投稿し反乱について詳しく釈明していて、これが本人投稿と断定できる最後のものでした
6月27日にプリゴジンの自家用ジェットがベラルーシに到着しその後ジェットはまたロシアに戻るという謎の動きが追跡サイトで確認されている
6月29日はプーチンとプリゴジンの会談があったとされる日で、ワグネル幹部30人以上も同席したとされるが写真や動画は1枚もない
7月3日にプリゴジンはなぜかいつもと違うアカウントでテレグラムに数十秒の短い投稿をしたが「前線でワグネルの勝利をお見せする」と矛盾した事も話している
7月1日にワグネルはロシアでの活動を停止され本社ビルの看板も外されて窓のステッカーも剥がされていました
このメッセージは「『正義の行進』は裏切り者と戦い、社会を動かすことが目的だった」とも言っているので、鎮圧された後の録音なのも分かる
ロシアは生きているような演出をしている
プリゴジン(ワグネル)は2機のビジネスジェットを保有しているが、機は27日に、ベラルーシの首都ミンスクの郊外にあるマチュリシ空軍基地にいるのが衛星画像で確認されている
2機は27日午後10時45分に基地を離陸し1機(RA―02795)はロシア・モスクワのシェレメーチエボ空港、1機(RA―02878)はサンクトペテルブルクのプルコボ空港に着陸した
02795もモスクワに2時間滞在した後でサンクトペテルブルクで合流し、02878は28日にモスクワのジュコフスキー空港に向けて出発した(航空機追跡サイトフライトレーダー24)
サンクトペテルブルクはワグネルの拠点がある場所で、プリゴジンは一旦はベラルーシに行ったもののすぐにロシアに戻りモスクワかサンクトペテルブルクに降りたとも推測できる
ワグネルのジェット機がこうしたジグザグ行動をとる理由を米政府当局者は「彼らは追跡を欺く手段を用いている」と説明している
そして29日にプーチンはワグネル幹部やプリゴジン30人以上から「話を聞いた」と言うがこれは今までのプーチンからはあり得ない行動です
ドイツのショルツ首相はG7で最もプーチンと親しい(ショルツは親友だと自慢した)が、首脳会談では10メートルもあるテーブルの両端に座った
テロを警戒しているからで過去に軍幹部と会議を開いたときも、幹部らは10メートル以上の間隔を開けて立たされプーチンへの接近を許されなかった
そんな男がクーデターを起こして自分を倒そうとした軍事組織の幹部数十人と同席して話を聞くなど、あり得ない事だと思います
6月29日にはサンクトペテルブルクでワグネルのヘリに乗り込むプリゴジンが写真にとられているが、帽子とマスクをして顔が分からない上に「指」が一本多かった
本物のプリゴジンは負傷で指が欠損しているがそこまでは再現できなかったようで、替え玉だと言われている
6月29日に偽物を用意した理由はプリゴジンが生きていると思わせようとしたが、プリゴジン自身が安全のために影武者を使ったのも考えられます
いずれにしても彼が今も生きている可能性は高くない
動画:プリゴジンを撮影した最後の映像
https://www.youtube.com/watch?v=4hLN2nk9RsY
https://www.thutmosev.com/archives/286317ht.html
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21:777
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2023/07/22 (Sat) 07:59:03
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CIAと英情報部(MI6)、プリゴジンは生きていると明言
2023.07.22
https://www.thutmosev.com/archives/28741.html
これ以上ないほど嘘くさい動画だがCIA長官は本物と明言した
画像引用:https://news.nifty.com/article/world/worldall/12198-2454216/
関連動画が記事下にあります
プリゴジンはベラルーシでワグネルと居る
ロシアは23年7月18日から20日にかけてウクライナ南部の港湾都市ミコライウとオデーサ(オデッサ)を3夜連続で空爆した
クリミア大橋爆発の報復と考えられるが最近ロシアのミサイル攻撃に対するウクライナ側の『防御率』が低下している
春ごろにはキエフに飛来するロシアの巡航ミサイルやドローン、弾道ミサイルの9割を迎撃していたが最近は6割程度の日もあるという
ウクライナ軍の防空体制はキエフ中心なので南部オデッサや東部の都市にはパトリオットtが配備されていないし対空ミサイルも少ない
防空システムが手薄ならロシアはそっちを狙ってくるが、ロシア軍は多様なミサイルを同時に数多く****して命中率を向上させた
以前は性質や****システムが異なるミサイルを同時****できなかったが、最近バラバラな方向から異なるミサイルを同時に同じ目標に飛来させ防空網を突破している
生きているのかいないのか諸説あるワグネルのプリゴジンについて米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は20日、ベラルーシの首都ミンスクにいるとの見解を示した
最近写真だけとか逆光で顔を確認できない動画を投稿していて、ロシアがプリゴジンが生きていると見せかけようとしていると噂されたが、それらを本物と認めた事になる
CIA長官は「ロシアでも時間を過ごしている」としてロシアで目撃されたプリゴジンも本物であるという見解を示した
だがプリゴジンの今後については「プリゴジン氏がさらなる報復を受けずに済めば驚きだ」とプーチン大統領から命を狙われていると話した
CIA長官はそれらの情報源は「ロシアには不満が溜まっている」「このチャンスを生かす機会を無駄にしない」とプーチンに不満を持つロシア人の内部通報とは言わなかったがそう匂わせた
プリゴジンかも知れない人物は7月19日にテレグラムで投稿し、ウクライナの軍事作戦には今後参加しないと表明した
プリゴジンとプーチンの直接会談も事実
これはクーデター失敗時にロシア軍幹部が言っていたことで「反乱に参加した部隊は再びウクライナに参戦させない」と言っていた
ウクライナの前線で起きているのは恥ずべきことだとロシア国防省をあらためて批判しアフリカへの新たな旅を始める」と宣言した
ワシントン・ポストによると、プリゴジンはロシアの治安機関に押収された資金や武器を取り戻すためにサンクトペテルブルクに戻っていた
英対外情報部(MI6)のムーア長官はチェコの首都プラハで演説を行い、プーチンとプリゴジンの取引は実際に行われたと言い架空説を否定した
また6月29日前後にクレムリンであったとされるプリゴジンとプーチンの直接会談も「事実だった」とし、非現実的だと否定する見方を否定した
ムーア長官はプーチンが取引をした理由について「彼は自らの身を守るため、ベラルーシの指導者の仲介を利用した」と言い、プーチンは取引せざるを得なかったという見方を示した
その後ワグネルは戦車や車両などを武装解除し事実上解体され、一部の部隊はベラルーシでプリゴジンと共に居ることになる
米国防総省の報告書によると西側諸国がウクライナ軍向けに供与した兵器及び装備の一部を、ウクライナの犯罪者や義勇兵、武器の密売人が盗んでいた
報告書は盗まれた装備は取り返したと美談にしているが、米国からウクライナへ供与した全ての装備を追跡、監視する能力は「困難」に直面しているとも言っている
22年10月6日の報告書は、同年2月から9月までの状況を検証したが、最終使用の監視を実施することができなかったとした
22年から23年にかけてウクライナは多くの閣僚や官僚、軍人を後退したが援助した西側諸国からはウクライナの横領や腐敗に強い不満が上がっていた
官僚や軍人らが横流しした装備は中東やアフリカの武装勢力に渡ったり、最悪の場合ロシア軍に売っていた可能性もあると報じられた
ウクライナ政府の腐敗ぶりは国民の知る所となっていて、「誰々は私腹を肥やしてポルシェに乗り豪邸に住んでいる」という話も国民は知っている
CIAとMI6が本物だと補償したプリゴジンの動画
https://www.youtube.com/watch?v=AYHtTD1GfIo
https://www.thutmosev.com/archives/28741.html
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22:777
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2023/08/15 (Tue) 04:05:30
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ジェームズ斉藤 _ MI6の長官がロシアの内部からの行動によってプーチン体制が壊れると言った
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14139979
ジェームズ斉藤 : 「ウクライナ侵攻」の真実
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14006468
ジェームズ斉藤 _ ロシア軍敗北は演出、プーチンの謀略で“欧州経済崩壊&NATO分裂”へ
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14057646
プーチンはユダヤ人だった _「ロシアという国」の本当の姿をジェームズ斉藤が解説!
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/187.html
ロシア大ピンチ!「ワグネル」武装蜂起で反乱勃発!北野幸伯 徹底解説
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14123122
ロシアの怪僧 グリゴリーラスプーチン
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14045251
プーチンとその師ドゥーギンはサタニスト(キリスト教の神を拒絶する者)だった
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14038739
ウクライナのゼレンスキー大統領はイギリスの対外情報機関MI-6の命令で動いていた
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14132864
70年代に登場してから現在まで対ソ連/ロシア戦争を続けるネオコンの背景
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14047374
ロシアを滅ぼそうとしているジョージ・ソロスの正体
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14006933
玉砕を覚悟したプーチン大統領が弾くソ連軍歌『カチューシャ』
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14003159
ペテルブルク大学の法学部教授になろうとしていたプーチンが政治家に転身した経緯
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14015915
ウクライナ紛争のその後
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14006081
ウクライナ軍が勝つというのは 欧米の大本営発表だった
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14011568
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23:777
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2023/08/25 (Fri) 00:36:25
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プリゴジン暗殺とプーチンの思惑をジェームズ斉藤が解説! ロシアのアフリカ利権を巡り7月から不穏な動き
2023.08.24 21:30 文=中村カタブツ君
https://tocana.jp/2023/08/post_255387_entry.html
ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ):23日にプリゴジンが暗殺されましたね。
──いや、びっくりしました! こんな早く消されるとは思いませんでした!
ジェームズ:私もです。プリゴジンの粛清路線は定まっていたものの、今回は環境整備が不十分なままで実施されたので、世界の意表をついた形になりました。ロシアは準備不足でも大それたことをやるので理解できますが、今回の事件は歴史に照らし合わせても例外と言えます。
プリゴジン一行はプライベートジェットでモスクワからサンクトペテルブルクまで移動していたんですが、トゥヴェールで撃ち落とされました。現時点では、地対空ミサイルによる撃墜と判断しています。墜落の仕方も何らかのミサイル攻撃によるのものです。ジェットに乗っていたのはプリゴジンだけでなく、ウトキン、プリゴジンのボディガードのトップもいて、彼らはワグネルのトップ3人です。彼らが全員死亡したということはワグネルの組織の瓦解を意味します。
──犯人はプーチンなんですよね? やっぱり。
ジェームズ:ロシア国内での攻撃ですから他国の工作はほぼ考えられません。また、航空機を撃ち落とすとなるとロシア空軍の司令部のトップが了承しないとできないんですよ。で、プリゴジンが暗殺されたのが23日なのですが、その前日の22日にロシア航空宇宙軍の司令官スロヴィーキン将軍が突如、任を解かれたのです。彼はワグネルの関係者でプリゴジンの乱の時はプリゴジンと結託してクレムリンを落とそうとしました。反乱のあとは自宅に軟禁状態だったんですが、航空宇宙軍司令官のポストは解かれていなかったんですね。それが8月22日に突然、航空宇宙軍司令官のポストから解かれて大して有名でもない中将が代理司令官なっているんです。中将が司令官なんてそもそもおかしいんですよ。なぜなら空軍の副司令官は大将より上の階級の上級大将ですからね。それが中将の下になるなんて絶対にありえません。明らかにおかしな人事なので、私もX(旧Twitter)にツイートしていたんですが、なんとその翌日にプリゴジンの暗殺です。ですから、完全にプリゴジン暗殺のための一時的な人事ですよ。
──それにしてもなぜこのタイミングだったんですね。
ジェームズ:プーチンはプリゴジンの命を反乱のあとからずっと狙っていたのは間違いないと思いますが、このタイミングになったのはGRU(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)がプーチン側についたためです。つまり、ワグネルはやり過ぎたんです。
──何をやりすぎたんですか?
ジェームズ:アフリカの利権を独り占めにし過ぎたんです。少し前にアフリカはいまワグネルランド化しているという記事を出したじゃないですか。しかし、GRUにすれば、もともとアフリカの利権は俺たちのものだと思っていたわけですね。なのに傭兵部隊がなにを勝手なことをしているんだということでGRUが離れてしまったようです。
──アフリカ利権がきっかけだったと。
ジェームズ:振り返ってみると7月末に行われたロシア=アフリカ会議にその兆候はあったんですね。あの会議にプリゴジンは参加していたという話は前にしましたが、本会議には出席せずに、控室でアフリカの首脳たちと写真を撮ったりしていたんですよ。一方、本会議に参加していたプーチンの横にはアンドレイ・アヴェリャノフ将軍というGRUの特殊作戦部長がついていたんですよ。彼はこれまでも暗殺工作などを指揮してきた人ですから、あの時点でプーチンとGRUはすでに接近していたんですね。
──しかし、プリゴジンもその場にいたわけですから「あれ? GRUはプーチンについたのか?」とか、思わなかったんですかね?
ジェームズ:思わせるような素振りはしませんでした。もしも、少しでも疑っていれば、プリゴジンはワグネルのトップ3人を同じ飛行機に乗せることはしなかったでしょう。今回のプーチンの勝利はトップ3を一気に葬り去ることができたためです。そのためにワグネルは崩壊状態になってしまったわけですから。また、プーチンの評価ですが、この暗殺によってロシア国内では爆上がりしています。「裏切り者は必ず消す」と言っていたのを実行したわけですからね。正真正銘の「有言実行」です(苦笑)。それにプライベートジェットに乗ってる時に殺したことはオリガルヒ(1990年代に急速に富を蓄積したソビエト連邦構成共和国の大富裕層)へのメッセージになっています。なにしろ、ロシアでプライベートジェットを使うのはオリガルヒだけですから、いつでも撃ち落とせると言っているわけです。
──凄い工作だったんですね。
ジェームズ:電撃工作でした。しかも完全に隠密で、これぞロシアの諜報機関の本領だと確信しました。
──ただ、ウクライナ戦争はどうなるんですか? ワグネルを失ったら戦えないんじゃないですか?
ジェームズ:すでにプーチンはクリミアに新しい民間軍事会社を作っています。アルカディー・ローテンブルグ(サンクトペテルブルク出身ユダヤマフィア)というオリガルヒが金を出しています。彼はプーチンと同胞でワグネルの初期の出資者でもあります。
──では、もうワグネルの代わりはあると。
ジェームズ:この民間軍事会社にワグネルの元傭兵を吸収してもいいわけです。ただ、ワグネル兵士の中には反プーチン分子も残っています。彼らワグネルの残留部隊による第二の正義の行進、つまりクーデターが予定されているといわれています。ただし、実際に起こるかは不明です。計画自体はありますが。
クーデターよりも現実的なのがプリゴジンの遺した「プランB」です。プリゴジンは自分が暗殺された時の計画を自分の護衛部隊に共有していたようで、プリゴジン暗殺直後、護衛部隊はプリゴジンのオフィスに侵入してすべての電子機器と文書を回収して姿を消しています。文書にはプーチン個人に対する機密情報が記されているといわれています。
──機密情報ってどんな情報なんですか?
ジェームズ:プーチンのペド関連の情報だと言われています。もう一つは今回のウクライナ戦争の裏事情についても暴露する用意があるようです。
──ちょっと弱くないですか、衝撃として。ペド関連の情報で政治生命を絶てるんですか?
ジェームズ:いえ、ペドはかなり重要です。プーチンの人気の根源は力強さであって、力強さの根源はロシア正教の教義上における「ツァーリ(皇帝)」、つまり「神の代理人」として君臨しているためです。それがペドというのはプーチンのすべてを否定することになります。なぜなら、ペドは◎◎◎人しかやらない、サタニズムだからです。
──「ペドは◎◎◎人しかやらない」う~ん、これはかなりヤバい話になりそうですね(苦笑)。
ジェームズ:はい。これ以上言うと『TOCANA』に迷惑がかかると思います。某団体からボイコットを受け、社会的制裁を受けます。
──わかりました。続きはメルマガでやりましょう! いずれにせよ、プリゴジン暗殺でプーチン体制は一応固まったんですね。
ジェームズ:以前よりは固まりましたね。持ち直した、と言うのが適切です。ただし、まだ火種は残っているということです。特に、GRUの野望が抑えられていないことは深刻な事態です。続きの話を楽しみにしてください。
https://tocana.jp/2023/08/post_255387_entry.html
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24:777
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2023/08/25 (Fri) 00:57:20
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2023.08.25XML
ロシアで墜落したプライベート・ジェットの搭乗員名簿にワグナーG経営者の名前
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202308250000/
モスクワからサンクトペテルブルグに向かっていたワグナー・グループのエフゲニー・プリゴジンが所有するエンブラエル・レガシー600がトベリ州で墜落、乗っていた10名が死亡したとされている。搭乗者名簿にはプリゴジンの名前も記載されていたという。墜落の様子を撮影した映像によると、翼の大半が失われているようだ。
NATOの軍事演習「エア・ディフェンダー23」が終了した6月23日にプリゴジンは「反乱」騒動を引き起こしている。ロシアの連邦保安庁(FSB)は武装反乱の呼びかけ容疑でプリゴジンの捜査を開始、ウラジミル・プーチン大統領は「武装反乱」は反逆であると述べ、ロシア軍に対して武器を取った者は誰でも処罰されると約束している。
ところが、24日の午後にはロシアにおけるワグナー・グループの行動を中止することでベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領とプリゴジンが合意し、ロシア政府はワーグナー・グループの幹部に対する訴追を取り下げると発表した。奇妙な決着だ。
ワグナー・グループは創設される際、ロシア軍参謀本部の第1副本部長を務めているウラジーミル・ステパノビッチ・アレクセーエフ中将が背後にいたと言われている。しかも今年5月4日からミハイル・ミジンチェフ上級大将が副司令官を務め、セルゲイ・スロビキン上級大将も関係していた。
プリゴジンと同じようにロシア軍第58統合軍を指揮していたイワン・ポポフ少将もセルゲイ・ショイグ国防相やワレリー・ゲラシモフ参謀総長を批判、解任されたと噂されていたが、実際はシリアに派遣され、ロシア軍の軍事作戦を指揮しているという。ロシア軍の内部で混乱があるような話が流れたのだが、処罰されたという話は出て来ない。
6月23日の「反乱」にはいくつかの見方がある。その中にはプリゴジンによる「広報活動」だというもの、あるいはアメリカ/NATOを混乱させるための「マスキロフカ」、つまり欺瞞作戦を行なっているのではないかというものが含まれる。
今回の墜落にもいくつかの説がある。 例えば「反乱」の責任者として殺されたという説があるのだが、ウラジミル・プーチン大統領はプライベート・ジェットが墜落した時、「クルスクの戦い80周年記念式典」に出席していた。プリゴジンを処分するなら早い段階にチャンスはあったわけで、このタイミングで処分するとは考えにくい。
別の説は、プライベート・ジェットは遠隔操作されていて、誰も乗っていなかったというもの。ニジェールでフランスの傀儡政権がクーデターで倒された後、クーデターを実行したリーダーのひとりで国土防衛国民評議会の副議長を務めているサリフー・ムーディー師団将軍はマリを訪れた際にワグナー・グループのエフゲニー・プリゴジンと会っている。同グループの支援を要請したのだが、ロシア側は慎重だった。その後、クーデター指導部はアメリカへ接近していると伝えられている。
勿論、外国の機関による破壊工作だった可能性も否定できない。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202308250000/
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25:777
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2023/08/25 (Fri) 12:53:03
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プリゴジン、ロシアに撃墜されたか あっけない最後
2023.08.25
https://www.thutmosev.com/archives/293375gj.html
2006年ブッシュ・プーチン大統領をレストランに迎えたプリゴジン。まだワグネルは存在しない
https://theintercept.com/2023/03/02/yevgeny-prigozhin-hacked-resume/
関連動画が記事下にあります
プリゴジン撃墜
ロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者で指導者だったエフゲニー・プリゴジン(62)は23年8月23日、ワグネルが所有するプライベートジェット機「エンブレアル・レガシー」が墜落して死亡した
場所はモスクワの北西約300キロのトヴェリ州クジェンキノ村近くで、プリゴジンに親しいワグネル関係者ら乗客乗員10人の全員がなくなった
ワグネル系テレグラムチャンネル「グレイ・ゾーン」は住民は2回爆発音を聞き水蒸気の筋が2本伸びるのを目撃し、ロシア軍が撃墜したと報じた
また墜落時は2機が飛行し、プリゴジンが所有する別のプライベートジェット機はモスクワ州内に無事に着陸したとしている
飛行データによると墜落30分前にモスクワを離陸しワグネル拠点があるサンクトペテルブルクといういつものコースを飛行し直前には高度8500メートルを飛行していた
墜落時を撮影したとされるスマホ映像がロシア国営テレビによって公開されたが、高高度からきりもみ状態で垂直に落下していた
高高度で操縦不能になるような事態が発生したが映像では落ちてきたのは機体だけなので、ミサイルで撃墜されてはいないと思われます
だが戦闘機による機銃掃射でそのように墜落させることは可能で、なぜか映像の音声が消されていたのは不都合な音が録音されていたのを連想させる
機体に小型の爆弾をしかけてもそのような状態になるし、モスクワの飛行場に駐機していたならロシア政府にはそのチャンスはいくらでもあった
墜落機にはワグネル共同創始者で司令官ドミトリー・ウトキン、プリゴジンの親友ヴァレリー・チェカロフ、4人のワグネル関係者やプリゴジンの警備担当者が同乗していた
最初のビジネスはホットドッグ屋
これほどのメンバーが揃ってモスクワに出向いたのはプーチンに呼び出されたからに違いなく、その帰りにプーチンの指示で消されたと考えられる
最近プリゴジンはアフリカで撮影したとする動画を公開していて、イスラム国(IS)やアルカイダなどと戦いロシアをもっと大きくすると語っていた
ワグネルはアフリカで数千人の戦闘員を抱えていて活動資金もアフリカの各政府から得られるし反政府組織を制圧する需要が大きかった
ワグネルはウクライナでの活動が目立ったがそれまではアフリカの政情不安定な国で****政権などに協力し、ロシアの代理人のような軍事行動をしていた
プリゴジンは1989年から90年まで刑務所で過ごした後ホットドックチェーンを始め、「数えきれないほどの金が集まった」と述べている
当時ロシアではマクドナルドが大ブームになったり、アメリカ風の食べ物を望む人が多かったのでホットドック販売は大当りした
次のビジネスはサンクトペテルブルクで最初の食料品チェーン「コントラスト」の共同経営で、次にサンクトペテルブルクに最初のカジノを建てた
1995年にレストラン事業を始め1997年に水上レストランを開業、このレストランは大当たりしシラク仏大統領、ブッシュ米大統領、のちにプーチン大統領も訪れ誕生日を祝った
プーチンが来店した2003年までにプリゴジンは警察から逮捕されない特別な権利を手にし、そこからプリゴジンの新たな活動が始まった
プリゴジンのコンコルド・ケータリングはロシア軍に食事を提供する年間12億ドルの契約を結ぶなど政府と結びついて巨額の利益を挙げるようになった
2012年にサンクトペテルブルクに引っ越し、専用のヘリ着陸場と自家用ジェットと自家用ヨット、複数の高級車などを保有していた
ワグネルが創設されたのは親ロシア派がウクライナ東部を占拠した2014年で、主にアフリカでロシア軍が表立ってやり難いような非合法活動をしていた
墜落するエンブラエル
https://www.bbc.com/japanese/video-66601808
ワグネルの乱の誤算
ウクライナにワグネルが初めて登場したのは22年3月頃で、英国防省がウクライナ東部でシリアで採用したワグネルの兵士が非人道的行為をしていると発表している
22年8月にワグネルはロシア軍が占領した地域で、住民を弾圧したり西部のブチャなどで様々な犯罪行為をしたと報告されている
22年11月にはワグネルが最前線に立ち東部バフムートで連日歩兵による突撃作戦を実施し、この頃からロシア軍に批判的な言動が目立ち始めた
バフムートで連日両軍数百人が負傷する激戦を半年以上繰り返し、22年5月にはワグネルとロシア軍の対立が深刻化し一方的な撤退を発表した事があった
5月9日のソ連戦勝記念日から5月21日のG7広島サミット(ゼレンスキー大統領出席)までバフムートは陥落し、ワグネルは退却したがクーデターはその後で起きた
2023年6月23日にプリゴジンは正義の行進を宣言し2手に分かれてモスクワへの行進を開始、プリゴジンの部隊は後方のロストフ・ナ・ドヌを占領した
2手に別れた前進部隊はモスクワまで200キロほどに迫ったがそこでロシア軍の攻撃ヘリや戦闘機に防止され、ワグネルは対空ミサイルを持っていなかったのでそこで停止した
この後ベラルーシのルカシェンコ大統領がプリゴジンを説得し、安全を保障するとしてワグネルとプリゴジンは拠点をベラルーシに移すと発表した
傍から見ていても見え透いた嘘でプーチンが反乱者の「安全」を保障するとは考えられなかったが、ちょうど2か月後の8月23日にプリゴジンが乗る航空機が墜落しなくなった
侵攻開始以来ロシアではプーチンに不都合な人物40人以上が「ベランダから落ちた」ような理由でなくなり、外国に亡命中に襲撃された人も居た
アメリカ政府などはプーチンが撃墜を指示したのは間違いないと分析していて、おそらくそうなのだろうと思います
ワグネルの乱の誤算はロシア軍からクーデター参加部隊がでなかった事で、おそらくプリゴジンは戦争への不満から続々と反乱に参加すると予想したのではないだろうか
動画:1週間ほど前と思われる最後の本人による投稿。 このあとプーチンに呼び出されてモスクワに行った
https://www.youtube.com/watch?v=Jgpuxs3JoeE
https://www.thutmosev.com/archives/293375gj.html
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2023/08/27 (Sun) 18:16:04
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2023年08月27日
プリゴジンの死亡と暗殺の真相
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68940188.html
プリゴジンは本当に死んだのか?
Prigozhin 222Prigozhin crash site
(左 : エフゲニー・プリゴジン / 右 : 墜落したプライベート・ジェット機)
8月23日、ロシアの傭兵会社「ワグネル」を率いるエフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)が、自家用ジェット機に搭乗し、モスクワからサンクト・ペテルブルクに向かう途中、機内で爆発が起こり、そのまま墜落・死亡したという。クジェンキノ村附近で大破した搭乗機、「エンブレアル・レガシー(Embraer Legacy)」の乗客名簿には、プリゴジン氏の名前があったそうで、ロシア連邦航空局は、「ワグネル」の共同創設者ドミトリー・ウトキン(Dmitry Utkin)氏に加え、セルゲイ・プロパスティン、エフゲニー・マカリャン、アレクサンドル・トトミン、ヴァレリー・チェカロフ、ニコライ・マツセイェフらも一緒に死亡したと発表した。('Wagner chief Yevgeny Prigozhin presumed dead after Russia plane crash’, BBC News, 24 August 2023.)
このニュースは直ぐ日本にも伝えられ、当初は「地対空ミサイルによって撃墜された」との憶測も流れていた。しかし、墜落の模様を撮影した映像によれば、やはり機内に爆弾か何かが仕掛けられ、それが爆発した事によって墜落した、と考える方が自然である。これは明らかに謀殺で、誰かの策略と推測する方が普通だ。
では、いったい「誰」が今回の「暗殺」を仕組んだのか? そして、暗殺の「目的」とは何だったのか? 歐米の主流メディアに盲従する日本のマスコミは、「プーチン大統領による殺人だ!」と判断した。しかし、本当にプーチン政権による暗殺だったのか? なるほど、プリゴジンはロシア国防省に不満をぶちまけ、6月23日にロシア南西部にあるロストフ・ナ・ドヌを占拠した。しかも、彼はロシア軍の幹部を罵倒し、ワグネルの部隊をロシアに向けて進軍させたから、“叛逆者”と呼ばれても当然だ。自体を深刻に受け止めたプーチン大統領は、直ちに異例の緊急演説を行い、「我が国の背後を刺す裏切り行為だ! 厳罰に処す!」と表明した。
こうした経緯を思い出せば、一般国民は「プーチンに殺されたんだなぁ~」と思ってしまうだろう。なるほど、“叛逆”に遭ったプーチンが、プリゴジンを抹殺する動機は充分にある。しかし、本当にプーチンが出した暗殺命令による殺害だったのか? そして、実際にプリゴジン達は丸焦げになったのか?
プリゴジンの「死亡」に関しては様々な“憶測”が飛び交っている。「墜落の一件は偽装工作で、プリゴジンは生きているんじゃないか?」と疑う者もいるし、「何らかの理由で姿を消す必要があったから、ジェット機の墜落を仕組んだのかも?」と考える人も出てきた。こうした推測を述べる人は、単なる素人だけじゃなく、国際政治やロシア専門家の中にも見出される。
例えば、ロンドンの王立国際問題研究所、有名な「チャタム・ハウス(Chatham House)」で上級研究員を務めるキーア・ジャイルズ(Keir Giles)もプリゴジンの「死亡説」には懐疑的で、搭乗者の名簿にプリゴジンの名前が記されていたとはいえ、それが本人とは限らないと述べていた。というのも、プリゴジンはしばしば、所在地や移動先を曖昧にするため、わざと別人が彼の名を記載していたからだ。つまり、複数の人が彼の名前を騙り、移動経路を知られぬよう複雑にしていたそうだ。(Andrew Roth,‘Is Yevgeny Prigozhin really dead? Not everyone is convinced,’ The Guardian, 24 August 2023.)
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(左 : キーア・ジャイルズ / 中央 : アンドレイ・ソルデトフ / 右 : アレクセイ・ヴェネディコトフ )
ロシアの諜報組織に詳しいジャーナリストのアンドレイ・ソルデトフ(Andrei Soldatov)氏も、プリゴジンの死亡説には懐疑的で、生存の可能性を仄めかしている。実際、彼と同じく、「生存説」を信じている人も少なくない。なぜなら、2019年にプリゴジンの「死亡」が報じられたことがあるからだ。誤報によると、彼がAN-72輸送機に乗っていた時、搭乗機がコンゴ民主共和国で墜落したそうで、プリゴジンは「死亡した」と思われていた。「Echo of Moscow」というラジオ局を運営するアレクセイ・ヴェネディコトフ(Alexey Venedikotov)氏も、「プリゴジンは生きているんじゃないか?」と疑っている一人である。彼は墜落したジェット機と一緒に飛行していた二番機にプリゴジンが乗っていたのかも、と推測している。
プリゴジンとプーチンによる「猿芝居」?
そもそも、プリゴジンとプーチンは“敵対関係”にあったのか? ロシアの政治に詳しい瀧澤一郎・元防衛大学教授は、六月の“反乱”を「抗議デモ」と分析している。当初、日本のマスコミは「反プーチンを掲げたワグネルによる内乱」と騒ぎ立てたが、二、三日すると真相が明らかとなり、報道のトーンが下がってしまった。頭目のプリゴジンは「デモであったが、内乱ではなかった」と述べていたから、瀧澤氏も「これが本音だろう」と判断している。(瀧澤一郎「プリゴジンの反乱は三方よしの猿芝居」、『月刊HANADA』10月号、p.105.)」
また、瀧澤氏によると、プリゴジンの「抗議デモ」はプーチンの許容範囲で、国防省に対する「不満の表明」くらいであったという。もし、本気の「叛乱」あるいは「クーデタ」なら、首謀者のプリゴジンは、とっくに処刑されているはずで、瀧澤氏によれば、ベラルーシ大統領のルカシェンコへ“身柄預かり”程度では済まないそうだ。(上掲記事、p.106.) 瀧澤氏はプーチンとプリゴジンによる「内政混乱劇」という可能性も示している。つまり、プーチンはプリゴジンとの緊密な関係を隠蔽したかった、あるいは、政権の内紛を演出して敵側の油断を誘うつもりだった、というのだ。何しろ、プーチンはFSBやSVRといった諜報機関の出身である。謀略のプロなら、どんな「偽情報工作」だって思いつく。
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(左 : 「ワグナー」の首領を務めるプリゴジン / 右 : 「反乱軍」となったワグネルの部隊)
日本のテレビ局に出てくるロシア専門家とか大学教授は、呆れるほど単純で、プーチン大統領による「暗殺」しか考えない。ロシア社会は複雑怪奇で、政治を動かすオルガルヒや冷酷無残なロシアン・マフィアがいるし、国際政治で儲ける武器商人に加え、世界中で戦争を請け負う傭兵会社などが平然と跋扈している。瀆職や戦争で儲けるプリゴジンなら、色々な人から恨みを買っても不思議じゃないし、取引相手からの裏切りだってあるだろう。ヤクザと同じく、彼は常に暗殺の危機にさ晒されているし、それを自覚しているはずだ。プリゴジンを抹殺しようとする者は、何もプーチンだけじゃない。
まぁ、情報弱者の一般人は、無料放送の地上波テレビしか観ないから、お花畑の解説を容易に信じる。小泉悠や慶應大学の廣瀬陽子、元東部方面総監の渡部悦和が偉そうに解説するコメントで満足するんだから、どの程度の“頭”なのかが判るだろう。テレビ局の制作者は裏で視聴者を小馬鹿にし、「一般人なんて中二程度さ!」と笑っていた。しかし、「皆様のNHK」と称するNHKはもっと悪質だった。池上彰がNHKにいた時、「週刊こどもニュース」を担当していたが、あれは小学生じゃなく、子供と一緒に番組を観ている母親がターゲットであった。NHKは民放よりも酷く、視聴者を“小学生扱い”にしていたのだ。
一般的に我が国の庶民は、平和な暮らしで一生を終える。大半が常識的で善良だ。マトモな国民なら、極悪非道の世界には縁が無い。それゆえ、「謀略」とか「詐欺」には疎く、巧妙な暗殺となったらチンプンカンプン。一般国民は傭兵軍団を率いるプリゴジンについては、ほとんど知らないし、興味も無い。
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(左 : プーチン大統領に仕えるプリゴジン / 右 : ジョージ・W・ブッシュ大統領を迎えたときのプーチン大統領とプリゴジン )
このエフゲニー・プリゴジンは1961年生まれで、ユダヤ人の父親を持つ。だが、この実父はプリゴジンが10歳の時に他界し、エウゲニー少年はユダヤ人の養父に引き取られた。(‘Who are you, Yevgeny Prigozhin? Wagner Group's powerful Jewish leader,’ Ynet News , June24, 2023.)ところが、人相を見ても判る通り、エフゲニーは子供の頃から悪ガキだった。初犯は18歳の時で、盗みを犯して有罪となる。ただし、執行猶予附きの判決であったから、それほど厳しくはない。
しかし、二年後、プリゴジンは詐欺と強盗の廉で再び有罪となり、今度は12年の刑を宣告されて塀の中へ。そして、九年後の1990年、彼はシャバに出る。塀の外に放り出されたプリゴジンはホット・ドッグ屋を始め、次第にレストラン・ビジネスに食指を伸ばす。この前科者はサンクト・ペテルブルクで高級レストランを開き、富裕層や有名人を顧客にした。ここにプーチンも含まれていた。プリゴジンはケータリング・ビジネスを通してクレムリンへ潜り込み、やがてプーチンの信頼を得るようになる。プーチン大統領ばかりではなく、外国の首脳に対しても料理を提供するようになったプリゴジンは、やがて「プーチンの料理人」と呼ばれるようになった。
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(左 / ドミトリー・ウトキン)
日本ではプリゴジンがワグネル・グループの総帥と評され、この民間軍事会社(PMC)を創設した人物と思われているが、実際は傘下に収めた会社への就任だった。「ワグネル」の発祥は明らかではないが、一応、2013年頃に出来た「スラブ軍団(Slavonic Corps)」というのが母体となっている。社名となった「ワグネル(Wagner)」は、ドミトリー・ウトキンが軍にいた頃のコード・ネームで、彼はナチスの信奉者であったから、リヒャルト・ワグナーに因んで附けたらしい。ちなみに、ナチス・ファンのウトキンは、体に「帝國の鷲」や「SS」の刺青を彫っていたそうだ。
ウトキンは元々、諜報畑所属のロシア軍中佐で、 特殊部隊「スペツナズ(Spetznaz)」のメンバーであった。プリゴジンにはスキー選手としての経歴は有るが、軍人の経歴は無い。したがって、「ワグネル」の隊員を集め、兵隊の訓練や指導を行うのはウトキンの役目で、プリゴジンは武器の調達や資金の運用を担当していた。おそらく、プリゴジンには軍隊を指揮する才能は無かったと思うが、政治的感覚は鋭く、利益となれば躊躇なく人を殺せる度胸と器量を持っていたので、パルチザン的部隊を必要とするプーチンにとっては便利な側近であったらしい。しかも、プリゴジンには忠誠心がある。表に出せない暗殺や軍事作戦といった非合法活動を任せるには、“うってつけの人物”であった。
ロシアの公式見解では、プリゴジンやウトキンはプライベート・ジェットの墜落により「死亡」となっている。だが、DNA鑑定で確認されるまでは本当に死んだのかどうか判らない。黒焦げになった残骸からは、プリゴジンの携帯電話が発見されたというが、この遺品を以て本人の搭乗があったとは断言できず、“偽装工作”という可能性もある。また、この墜落事件はロシア国内で起こり、遺体の確認作業もロシア政府となるから、たとえDNA鑑定で“遺体の確認”がなされても、本当に「プリゴジンの遺体」なのかどうか、素直に信じることはできない。もし、この「墜落事件」が最初からプーチンとプリゴジンによる“演劇”であれば、本人確認の報告だって“捏造”ということも有り得る。
たぶん、90%くらいの確率でプリゴジン達は死んでいるのだろう。だが、残りの10%で自由に考えたい。彼が何らかの目的で「地下へ潜伏した」ということも考えられるので、現在のところ、偽装工作という線も捨てきれない。アメリカのCIA やブリテンのMI6、フランスのDGSEに属する諜報員なら、事故死を装って永遠に姿をくらますことも理解できよう。自分の葬式を企画することで、安全な生活を確保することもある。プリゴジンのような“ワル”だとやりかねない。悪党というのは、いつも用心深く、常に暗殺を意識している。あの狡猾なプリゴジンが、素直に乗客リストへ自分の名前を記載し、身を預ける飛行機に乗り込むというのは、ちょっと想像できない。案外、CIAもロシア政府の発表を疑い、プリゴジンの生存を信じているのかも知れないぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68940188.html