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2022/11/12 (Sat) 12:16:08
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ドイツのメルケル首相は国ぐるみで害ガス不正検査をやったのがアメリカに指摘され、今後排ガスを出すドイツ車を売れなくなりました
そこでメルケルは中国を訪問し習近平に土下座するような勢いでVWを買ってほしいと頼み込み、中国は補助金まで出して大量のVWを売った
もちろんこれには見返りがあったと考えられドイツはウイグルやチベットや香港・尖閣などの問題で中国に敵対しないよう細心の注意を払っている
https://www.thutmosev.com/archives/89353463.html
2022年11月12日
ドイツはエネルギー土下座外交で中国に接近
ショルツとプーチンは親友だそうなので習近平とも親友になるのでしょう
画像引用:https://www.bbc.com/japanese/62910694 プーチン氏はウクライナ侵攻を間違いだと思っていない=ドイツ首相 - BBCニュース
天然ガス欲しさにロシアに加担したドイツ
謝罪外交は日本の18番で総理から天皇まで謝罪を繰り返して日本人を侮辱し続けたが、ドイツは最近日本とは違う形で土下座外交をしている
始まりは2015年に発覚したVWの排ガス不正騒動で当初はVWだけという話だったが最終的にドイツ全メーカーが国ぐるみでやっていたのが分かった
EU加盟国はEU委員会が排ガス検査をしているが、ドイツ政府はEUの超大国という地位を乱用してドイツ車の排ガス検査を手抜きするよう圧力をかけていた
ドイツ車は当時クリーンディーゼルを推進していたがそれらすべてが嘘で実際には排ガスをまき散らしているだけの汚染車でした
これをアメリカに暴露されてVWは倒産危機に追い込まれ、困ったメルケル首相は北京を訪問しドイツ車を中国で売るように頼み込んだ
当時中国はウイグルチベット問題で西側先進国に追及されていたが、もちろんドイツ政府はG7などでそれらの問題が追及されないよう暗躍した
こんなのがドイツの正体で2022年2月にロシア軍がウイグルに侵攻した時も、ショルツ首相はウクライナをばか扱いし嘲笑していたのは忘れられない
ドイツはメルケル時代に脱原発・脱化石エネルギーという意味不明な政策を実施し、どう計算してもエネルギーが不足する状況に陥っていた
そこでドイツが依存したのがロシア産天然ガスで、日本が輸入する数分の1の価格でCO2排出量も少ないので専用のパイプラインまで引いた
ドイツはロシアからの天然ガス輸入を確保する為にウクライナを犠牲にしようとし、「ウクライナが挑発した」などと盛んに言っていました
ショルツ首相に至っては世界中がロシア非難をしている最中に「プーチン氏と親友」だと言い「今も電話する仲だ」とアピールしていた
ロシアは侵攻前にNATOやG7では対ロ制裁反対国が多いと考えていて、鍵を握ったのはドイツと日本でした
中国の人権侵害に加担しているドイツ
安倍首相が「プーチンの飼い犬」のように振舞ったため日本は対ロ制裁に反対すると踏み、エネルギーを握られているドイツも制裁反対すると考えた
積極的に制裁を主張するのはエネルギーの対ロ依存していないアメリカとカナダだけで、英仏もエネルギー問題から積極的な対ロ制裁をしないと読んだ
だが蓋を開けてみると日本はウクライナ支持で対ロ制裁支持、米英とカナダも対ロ制裁積極派だったので議論の流れは決まった
ドイツは侵攻後も度々ロシアからの天然ガスを確保しようとし、ゼレンスキーに降伏を勧めにキエフを訪問した事もあった
結局ドイツはロシアの天然ガスよりもアメリカやNATOとの関係を重視したが、そのせいでロシアからのエネルギー輸入は来年以降ゼロになる
ドイツが頼るのは再び中国で、ショルツ首相は北京を訪問し習近平と会談し表向きはウクライナやロシア情勢を話し合った
本音は中国を経由したエネルギー確保で、中国はパイプラインを通じてロシアから天然ガスや石油を輸入している
ドイツが「ロシアから」購入するのは対ロ制裁違反になるが、「中国から」購入するのはいい筈だとドイツ人は考えている
ドイツは今メルケル時代の好景気が終わって不況であり、国内に市場が無いため工業製品を輸出して貿易で稼がなくてはならない
ドイツにとってEU以外の最大市場は中国なので、ショルツ首相はもう習近平の靴の裏でも舐めかねない勢いです
中国は6年連続でドイツの最大の貿易相手国で貿易額は2450億ユーロ(約35兆円)にも達している
実質ドイツ国営企業のVWは今回もショルツ訪中に同行し、今回もウイグルやチベット・香港・台湾問題を見逃す見返りに車を買ってもらうのでしょう
https://www.thutmosev.com/archives/89356171.html
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2022/11/12 (Sat) 12:17:33
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ドイツの政治家、カーボンニュートラルのために風呂に入らないことを推奨
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14042590
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2022/11/12 (Sat) 12:20:37
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この戦闘民族やばすぎる。ゲルマン民族の謎!!
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14046224
ナチスの「人間牧場」 選別した男女に****渉させ、アーリア人を産ませる
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14027543
ナチスのユダヤ人に対する不妊作戦
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14047960
現在でも米政府やWHOは劣等な民族を「淘汰」すべきだと考えている
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14056012
****者列伝 _ アドルフ・ヒトラー
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/798.html
コーカソイドは人格障害者集団 中川隆
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/380.html
白人はなぜ白人か _ 白人が人間性を失っていった過程
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/390.html
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2022/11/12 (Sat) 12:31:41
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ドイツ人はお腹がいっぱいになれば食べる物は何でもいい
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/767.html
日本ではありえない!ドイツ人の食事!
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/432.html
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2022/11/12 (Sat) 12:34:25
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ニーチェやドストエフスキーはエドヴァルド・ムンクにどんな影響を与えたか
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14007256
『存在の耐えられない軽さ The Unbearable Lightness of Being』1988年
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14005676
リリアーナ・カヴァーニ 『ルー・サロメ 善悪の彼岸 A L DI LA DEL BENE E DEL MALE』1977年
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14005263
ニーチェが耽溺したワーグナー トリスタンとイゾルデの世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/375.html
音楽家フリードリヒ・ニーチェ(独: Friedrich Wilhelm Nietzsche、1844 - 1900)
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/821.htm
フリードリヒ・ニーチェ『マンフレッド瞑想曲』
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/822.html
フリードリヒ・ニーチェ ヴァイオリンソナタ『大晦日』
http://www.asyura2.com/21/reki6/msg/823.html
超人エリーザベト~ニーチェを売った妹~
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1753.html
ニーチェの世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/335.html
イングマール・ベルイマン『モーツァルト 魔笛 Trollflöjten』1975年
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14005225
ワーグナー _ 舞台祭典劇「ワルキューレ」
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14036876
アーノルド・シェーンベルク _ モーゼとアロン
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14036841
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2022/11/12 (Sat) 12:38:07
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「ドイツ表現主義」の画家と作品
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14028731
グスタフ・クリムトの画を部屋に飾ろう
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/396.html
パウル・クレーの世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/357.html
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2022/11/12 (Sat) 12:43:52
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グリム童話の世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1642.html
ヘルダーリン詩集
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/891.html
ゲーテ ファウスト
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/890.html
カフカの世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/372.html
他人には絶対に知られたくない秘密って沢山あるよ _ フロイトが妄想だと信じた****の話はすべて事実だった
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/418.html
カール・グスタフ・ユングの世界
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/394.html
河合隼雄の世界
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2022/11/12 (Sat) 12:48:11
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クラシック音楽 _ バロックと古典派の音楽
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14009420
クラシック音楽 _ ロマン派の音楽
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14009578
クラシック音楽 _ 世紀末の音楽
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14009494
クラシック音楽 _ 20世紀の音楽
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14009496
伝説の名ピアニストとその歴史的名盤
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14024883
伝説の名ヴァイオリニストとその歴史的名盤
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14024913
伝説の弦楽四重奏団とその歴史的名盤
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14025882
室内オーケストラの名指揮者とその歴史的名盤
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14025868
フルオーケストラの名指揮者とその歴史的名盤
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14024933
△▽
最美の音楽は何か?
http://www.asyura2.com/21/reki6/index.html
20世紀の作曲家
http://www.asyura2.com/21/reki6/index.html
マイナーな作曲家が書いた名曲
http://www.asyura2.com/21/reki6/index.html
ドイツのスピーカーは田舎臭く鈍重、いかにもドイツ臭く、リズム音痴
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14004083
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2022/11/13 (Sun) 18:46:37
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2022年11月13日
迫るドイツの冬 月10万円のガス代に怯える人々
ドイツの暖房は「家じゅう全て暖房するか、暖房とお湯なしにするか」二者択一で中間は無い
画像引用:https://www.its-kg.at/heizungsinstallation.html
セントラルヒーティングをガス高騰が直撃
エネルギー不足のドイツで電気ストーブや電気ファンヒーターが売れていて、しかも冬を前に値上がりしているという
ドイツ車は21世紀になるまでエアコンがないのが普通で家庭では今もエアコン無し、代わりに暖房はどの家庭でも標準装備でした
ドイツの住宅では新築時からハイツングというセントラルヒーティングが供えてあり、アパートやマンションでは家賃に含まれている場合が多かった
ハイツングは地下などにボイラー室があり燃料はガスか石油で、アメリカ式に家一軒を丸ごと温めるという贅沢なものです
ところがウクライナ侵攻とインフレでガスも石油も高騰してしまい、もはや一般家庭で付けっぱなしにする事ができなくなった
ドイツのガソリン価格は書いている時点で278円/Lですが為替レートや価格変動で300円/Lを超えた事がありました
ドイツのガス料金は9月に1kWhあたり15.29セント(22.21円)、日本もkwhで計算すると都市ガス1.5円になるそうです(1kWhあたりのエネルギー別単価比較!!|ほかほかアカデミー)
日本では1か月のガス料金が平均5000円だそうですが、ドイツで同じ使い方をすると5万円かかり冬に24時間セントラルヒーティングだと10万円になるでしょう
ハイツングが家じゅうのお湯も担当しているのでガスを止めるとお湯が出なくなり水道管が凍結したり破裂するおそれも出てくるでしょう
日本ではお湯は給湯器、エアコンは電気、ストーブは灯油など分業しているがドイツでは家じゅう全部ボイラーが担当しています
ハイツングの燃料はオイル(灯油?)の場合もあるがこちらも価格が高騰しているので使い放題はできなくなる
そこで電気ストーブの出番になり、1月から8月は(夏なのに)電気ストーブが約100万台売れて前年比1.8倍になりました
ドイツに必要なのはコタツ
電気ヒーターや電気ストーブの類は電気代が高額なのに部屋はあまり温まらないという欠点があり、1部屋だけ暖めるとしても月数万円になるでしょう
最近欧州のダイキンはエアコン生産能力を倍増し年間1000万台にすると発表し、とても売れているらしいです
エアコンの電気代は外気と室内の温度差で変わり、温度差によって電気代で10倍以上も変わってきます
気温差が小さく最小運転の時に日本国内の電気代は1時間3円以内ですが、最大出力では約40円なので24時間で1000円かかります
1か月ずっと最大出力だと月3万円で実際には2万円以内、ドイツの電気代は1kwh約40円なので1部屋だけなら月3万円以内で済むでしょう
家じゅうガス暖房で月10万円よりはかなり安いが、多くの家ではハイツングを稼働させないとお湯が出ず水道管が凍る問題が残る
ハイツングを動かさないとどうなるかはボイラーが故障した日本人が書いたブログが多くあるので、結構頻繁に故障するのが分かります
ハイツングが止まると家じゅうのすべての暖房が切れて家じゅうの全てのお湯も冷水に変わり、使えるのはガスレンジのみになります
多くのドイツ人は電気ストーブを持っておらず、これには「熱を電気に変換してまた熱に変えるのは非効率の極みだ」という緑の党などの反対運動があった
緑の党は日本の共産党と社会党と民主党を合計して環境主義をブレンドしたような過激政党で、ドイツではかなり支持されています
結局今すぐ使えて安いのは電気毛布だという事になり、電気毛布の売り上げが13倍になりました(ドイツにはコタツがない)
今ドイツでコタツを売ればヒットするかも知れません
https://www.thutmosev.com/archives/89360264.html
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10:保守や右翼には馬鹿しかいない
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2023/04/10 (Mon) 18:09:59
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ドイツの好景気が終了し困難な時代がやって来る
2023.04.10
ドイツのフードバンクは移民に占拠されドイツ人は利用できない状況だという
画像引用:https://www.dailysabah.com/world/europe/german-states-seek-extra-funds-for-refugees-from-govt?gallery_image=undefined#big
ドイツ人は世界一怠け者になった
最近20年間欧州で最も成功し豊かな国だったドイツだが労働者は最近賃上げを求めて過去数十年間で最大規模のストライキを行った
ショルツ首相は低インフレと力強い経済成長をもたらした30年間にわたる自由貿易の時代が終わりつつあると国民に警告した
ドイツでは3月27日に10%以上の賃上げを求めて270万人が24時間ストライキを行い、全ての交通機関が停止したうえ今後もストを続けると表明した
ドイツでは20年に及んだ好景気で労働条件が良くなり1日に10時間以上働くのを法律で禁止し、週48時間以上「働かせてはならない」と決められている
そんなドイツでは週休4日制や週35時間あるいは28時間とする検討が行われ、労働者の収入は小国を除くと欧州で最も高い
ドイツの高収入を支えてきたのは輸出ですがドイツの輸出の大半は同じEU域内なので日本のように輸出が増えると通貨高になる二律背反がなく無限に輸出が可能でした
EUはドイツ以外のすべての国が(長期的に)貿易赤字なのでEU以外に輸出してもユーロは構造的に通貨高にならないようになっていた
最近20年間の世界は国境なき自由貿易が拡大していて冷戦以前は貿易できなかった共産圏やイスラム圏、アフリカや中南米の****国家とも自由に貿易できた
これらの恩恵でドイツは20年間成長してきたのだが、新型コロナの混乱、ウクライナ侵攻、米中対立で自由貿易の終わりが見えてきました
2009年のギリシャ経済危機の時メルケルは「ギリシャ人は怠け者だから貧しくなったがドイツ人は働き者で優秀だから成功した」と驚くような事を言ったが実際はギリシャのほうが遥かに長時間労働していました
恵まれ過ぎた時代が終わるドイツは週35時間労働などふざけた事をやめて低賃金で週70時間働く事になるでしょうが、バブル末期の日本人と同じくそれを認識していません
ドイツ系住民の貧困が進行する
ドイツの移民拡大政策が始まったのは1990年台以降ですがたった30年間で首都ベルリンは移民系(先祖が移民だった人)の割合が50%を越え、全ドイツ住民の30%になろうとしています(21年の統計で25%超)
自身が移民の人だけでドイツ人口の18%を占めるが移民のおかげでドイツは人口減少せず、少子高齢化を遅らせる事ができた
だが移民は様々な問題も引き起こしていて、移民が多数派になったベルリンなどからドイツ系住民が逃げ出し、他の欧州諸国に移住している
また移民の多くは富を求めてドイツに来るので貧困者が多いが、ドイツ人になった後も貧困比率が高く社会問題化している
貧困や格差の増加に対処しドイツ政府は1000か所以上のフードバンク(ターフェル)を設立し、廃棄食料(食べられるが販売しない食品)を無償配布している
食料廃棄をなくし貧困を解消する画期的な方法と日本では喧伝されたが、利用者はほぼ移民だけで、ドイツ人利用者は高齢者に限られている
2015年にドイツは難民を大量に受け入れて300万人以上が定住し、その後も難民や移民が数十万人単位で流入してきました
移民には優秀な人や労働意欲が高い人もいるが、最初からドイツの高福祉目当てにドイツに入国し働く意欲が無い人もかなり存在する
また労働意欲があっても言語や能力の壁や競争に敗れるなどで満足な収入を得られない人もいて新たな貧困層を形成している
難民はすでにドイツ政治の中枢に浸透していて与党SPD(ドイツ社会民主党)の政務次官は元パレスチナ難民の女性だそうです
ドイツのフードバンク利用者の75%は外国人で残りの25%にもドイツ国籍を取った元外国人がいて、ドイツ系住民はほとんど利用できない
ドイツ人の貧困高齢者がフードバンクに行くと威嚇されたり競争に負けたりし、ドイツ人を優遇しようとすると外国人排斥だとして激しいバッシングが起きた
このように一度大量の移民を受け入れてしまうともう「ドイツ系だけ」への支援や人口対策はできなくなり、なにをやっても移民を支援する事になるのです
https://www.thutmosev.com/archives/260817l.html
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2023/05/27 (Sat) 02:04:54
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「メルケルとロシア」広がる波紋 ドイツで何が?
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14116433
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2023/06/07 (Wed) 07:33:37
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移民受け入れで成功したドイツ、子供の40%が移民になった
2023.06.06
入国した移民はあっという間にドイツやスウェーデンで多数派になろうとしている
画像引用:https://www3.nhk.or.jp/news/special/izon/20190405germany.html 外国人受け入れの先進事例に学ぶ 移民の「統合」目指すドイツ|外国人“依存”ニッポン 共生社会の課題や問題を探る NHK
ドイツの奇跡
2016年にドイツの出生率が上昇し1.60になり難民受け入れが大成功したと報道されたを覚えている人は多いと思います
ドイツの出生率は1994年に1.24でこの頃移民はまだ少なかったが2000年代に急増すると出生率も上昇し始め2010年代に急上昇しました
2015年には欧州を揺るがす難民騒動があり欧州全体で数百万人、ドイツだけで300万人も受け入れたとされています
その後どうなったかというとドイツ紙ZEITによると最近ドイツでは10歳以下の子供の40%が移民系になり、全国民の25%以上が移民系になった
そんなドイツに嫌気が差したドイツ”先住民”数百万人がドイツ以外の国に移住し、ドイツの移民比率はさらに上昇しました
移民と言うとイスラム教徒や中国人を連想すると思いますが欧州の移民の多くは東欧など同じEU域内からの移民で、日本人からはどれも同じに見えます
1980年代前半に移民はゼロだったがベルリンの壁崩壊、東西統一とEU成立で移民が自由に入国できるようになり今やドイツの全住人の30%近くが移民になった
出生率はというと2016年の1.6をピークに下がり始め2020年は1.53、移民によって急上昇した出生率が移民定着で下がるのは欧州各国でも起きた事でした
移民による経済効果は確かに見るべきものがあり1990年に欧州の落ちこぼれと呼ばれていたドイツは2020年には欧州の大国と呼ばれていました
2016年にドイツの出生数は5年連続増加の79万2131人で1996年以来20年ぶりの高水準、人口は8235万と欧州最大の大国だった
2016年のドイツ人口は外国人が957万人で外国人比率が11.57%、これは外国国籍の住民人口でドイツ国籍を取得した人やその子孫は含まれていない
2011年9月から2017年9月までの6年間にドイツ人は84.6万人減少、外国人は328.1万人増加だったがこれもドイツ国籍取得した人がかなり居たのにドイツ国籍の人口が減少した
スウェーデンはシリア人の国になる
移民の子孫やドイツ国籍を取得した人を含めた移民系の割合は2019年に26%、23年は30%近いと考えられています
そして10歳以下の子供のうち移民系の割合が40%になったのだが、ここから移民の子供が過半数になるには10年程度しかかからないでしょう
アメリカの人種構成は1960年に85%が白人だったが2011年に初めて新生児の50%を割り込み、21年時点で総人口の57%に減少していた
ドイツの新生児に占める移民系の割合は1980年代にはゼロ、2015年に20%だったのに2023年に40%を越え急上昇を続けています
因みにドイツなど多くの国では「移民を受け入れるべきではない」と発言しただけで刑務所に入れられるか、最良でも地位や職業を失います
イギリスを含む全てのEU加盟国の首都では元々のその国の住民より移民系が多数になり、イギリスでは首相とロンドン市長がインド人になりました
これだけ移民が増えたので国政選挙でも移民優遇を政策に掲げないと選挙で勝てなくなっており、選挙で勝った政党はさらに移民を増やしています
2022年に始まったロシアのウクライナ侵攻で1000万人ものウクライナ人が国外に脱出し、その多くが今後欧州各国の移民になるでしょう
欧州で最も移民受け入れに積極的なスウェーデンは外国籍移民が人口の10%、移民1世を含めると20%、移民の子孫を含めると30%以上が移民系と考えられている
移民は首都や大都市に集中するのでオスロや多くの都市では移民が多数派、遠からずスウェーデン首相とオスロ市長はシリア人に変わるでしょう
移民の増加によって経済成長などの恩恵がある間は問題が表面化しないが、成長が終わり社会の混乱だけが残れば批判が強まるでしょう
https://www.thutmosev.com/archives/274113f.html
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13:777
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2023/06/11 (Sun) 19:10:15
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【超ホワイト国家】ドイツは有給消化100%、学費タダ!だけど・・・ - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=9nXhbhb2Lbc
ドイツ流合理主義の不思議さ、意思決定プロセスが違う
2023.06.11
車イスの老人から税金のカタに差し押さえて競売にかけられた犬
画像引用:https://www.nytimes.com/2019/02/28/world/europe/debt-collector-pug-germany.html 借金取りが家族の大切にしていたパグを押収しeBayで販売 – ニューヨーク・タイムズ
決めた事は徹底してやる
ドイツは日本の不況と対照的に特に2000年以降経済が好調だったのもあり、理想的な成功例として取り上げられることが多いです
成功した部分もあるしかなり変わっていて真似したくない部分もあるのが実際で、最近ではドイツの10歳以上人口の40%が移民になったというニュースがありました
移民受け入れで成功したドイツ、子供の40%が移民になった
ドイツの奇跡2016年にドイツの出生率が上昇し1.60になり難民受け入れが大成功したと報道されたを覚えている人は多いと思いますドイツの出生率は1994年に1.24でこの頃移民はまだ少なかったが2000年代に急増すると出生率も上昇し始め2010年代に急上昇しました2015年には欧州を揺るがす難民騒動があり欧州全体で数百万人、ドイツだけで300万人も受け入れたとされています
www.thutmosev.com
2023.06.06
ドイツへの移民が始まったのは1980年代からでそれ以前は戦前のユダヤ系移民まで遡り、欧州統合によって90年代2000年代と移民が増え続けました
ちょうどリーマンショック以降の世界資産バブルの波に乗り移民が増えるほどドイツは好景気になって、移民はどんどん増えてドイツ人口の過半数になるのが決定的になりました
ドイツは2010年頃から非常に好景気だったので労働時間をどんどん減らしていき、一日の労働時間が平均8時間、最長でも10時間以下と定められています
労働時間は週40時間だったのが週35時間になり、労働者が希望すると週28時間が可能で週休3日制度も検討されています
「やる」と決めたら何事も極端なのがドイツで再生可能エネルギーでも突っ走り今では年間の総発電量の半分が自然エネルギーになっています
再生可能エネルギーを増やすためなら原発を禁止し火力を禁止しガソリン車も禁止し、自然エネルギー以外を悪の組織のように規制しました
ドイツは哲学の国で多くの哲学者を輩出し、最初に原理原則を決めてから国と庶民がそれを実行し例外は一切認めない風土があります
比較すると日本は下々の庶民やせいぜい下級武士レベルが何かを言い出して、それを上が取り上げて徐々に社会が変化していくことが多い
この違いが良く表れているのが生死観の違いで、ドイツでは出生前にダウン症検査をして障害が判明した場合生れて来る事はありません
日本では親が自主的に検査をし自分で判断するだけなので、ダウン症などの症状を持って生れて来る子供が非常に多いとされています
病人の車イスや飼い犬を奪って競売にかける市
人生の終わりでもこの差は現れていてドイツでは「自分で食事や呼吸などをできない人」を延命しないので寝たきり老人や介護問題はありません
日本ではまたもや個人個人の自主性や判断にまかせていて、病院は心臓さえ動いていれば何が何でも生かし続けようとします
ドイツには「自分の意思を持つことが生きている事だ」という哲学があるのに対し、日本では個人個人の判断に任されていて誰も決めません
どちらが適切かは意見が分かれるが、自分の意思と関係なく心臓だけ生かされ続ける状態は幸福ではないでしょう
ドイツでは学費から給食費・鉛筆代まで教育費は無料ですが、寝たきり老人の介護費用が必要ないのでその分を子供の教育費に充てています
ドイツは動物保護先進国と言われているが別の一面もあり、最近のニュースで税金滞納者のペットを押収して市が勝手に競売にかけた
ヴァーレンドルフ郡南部のアーレン市で障碍者の夫がいる家族が税金を滞納し、市の職員が財産を差し押さえに行き最初は車いすを差し押さえようとしました
だが車イスは他人の所有物(おそらくリースが慈善団体所有)だったのでペットの血統書付きパグを押収し、実際にオークションサイトで販売した
車イスを差し押さえなかったのは所有者が違ったからで、本人や家族の所有物なら差し押さえて競売にかけていました
市はイーベイ(eBay)に約9万5000円で出品したが通常この品種だと20万円相当の値段がつくが、安かったのである女性が購入した
購入後にこのバグは目の病気を抱えていたため安く出品したのが分かり手術が必要で、他にも治療が必要な病気を抱えていた
購入者はアーレン市に23万円に治療費を請求し、市は「販売は合法」と原則論を主張している
より一層変なのはドイツ人やドイツ社会からこれを疑問に思う声が上がっていない事で、日本ならあらゆる人が抗議して市役所の業務が困難になるでしょう
ドイツ人は一般的に「上が決めた事に従う」傾向が強いが、その考え方や思考プロセスは日本人とはかなり違う
https://www.thutmosev.com/archives/27575.html
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2023/07/19 (Wed) 10:28:08
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ドイツの幸福な時代の終わり、知られざる欠点
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14130978
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2023/08/16 (Wed) 17:50:55
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独仏を襲う怠け者国民問題、日本やアジア諸国との競争に勝てない
2023.08.16
https://www.thutmosev.com/archives/291572ks.html
ドイツのVW工場は世界で最も労働時間が短い
https://blog.evsmart.net/ev-news/volkswagen-started-id-3-production-in-new-transparent-factory-in-dresden/ ドレスデンの透明な工場でフォルクスワーゲンID.3を生産中~4カ所目の電気自動車生産拠点 – EVsmartブログ
関連動画が記事下にあります
世界一怠け者の労働者を抱える独仏
数年前に良く言われた議論に日本人の生産性の低さがあり、毎日10時間以上週6日働いて有給休暇はほとんどとらず、馬車馬のように働いているのに経済成長率はなんと「ゼロ」が続きました
反対に理想とされたのは独仏でこの2国は共に労働時間を週35時間までと規定し、夏の有給休暇を1か月から2か月も取るので有名です
その通りだとすると独仏の労働時間は年1540時間になるが、実際の調査では1350時間なのでもっと少ししか働いていませんでした
日本の労働時間は年1700時間なのでイメージ程長くないが韓国は年2000時間、メキシコは2128時間、中国は2200時間(労働者階級)だった
過酷な労働で知られるベトナムやインドやバングラディシュなどは年間労働時間の統計発表がないが、もっと長いのは容易に想像できる
イギリスやスイスの労働時間は年1640時間ほどなので独仏は彼らと比較しても短く、1,786時間なので日本人より長時間働いています
GDPや売り上げや給料といった成果が同じなら労働時間が短いほど生産性が高い事になるので、独仏は「世界一の生産性」を誇りにしていました
だが実際には独仏はEUの中心国として域外の国と輸出競争をする必要が無く、例えば日本車はEUに輸出すると関税が課されるが独仏は関税なしで日本に輸出しています
競争相手がいないEU域内で保護されてぬくぬくと暮らしてきたのが独仏両国なので、彼らの「生産性」を額面通りには評価できません
競争相手がいなかった独仏に対して過酷な競争に晒されたのが日本で、1990年頃に日本のサラリーマンは時給3000円くらいでしたが中国には一日1ドル時給10円で働く労働者が何億人も居ました
日本企業は年収数百万円の労働者を使っていたのに中国企業は年収数万円なので100倍のコスト差にさらされ、あらゆる日本の製造業は壊滅しました
中国だけでなく韓国や台湾のような中進国やベトナムやタイやインドも日本の製造業のライバルになり、日本の成長率を奪い取りました
独仏のような欧米諸国にはこうした問題はなく、アジアの旧共産圏や貧困国はすべて「日本に学び日本に追いつけ」と日本の模倣をしました
アリとキリギリスのキリギリスになった独仏
日本で少し前に「働かないおじさん」問題が流行語になり、どうやらバブル世代社員の労働意欲や能力が低いという問題でした
独仏はそれどころではなく国民全員が働かない事に慣れきっていて、しかも独仏の国民は「自分たちは世界一生産性が高い優秀な労働者だ」と信じ切っています
その実態は週30時間しか働かないのに年収1000万円超を要求する工場労働者にすぎないので、今後彼らは競争に負けて経済苦戦します
23年6月から7月にかけてフランスでは移民少年をめぐって暴動が発生し、その前の4月から年金負担増をめぐってデモが起きていた
警察による移民への迫害は確かにあったがより根本的な原因はフランスの若者は「怠けるのが当たり前で働いたり努力するのは異常」という考えを持っている事で、少年時代から好景気で育った若者はこのような人間になります
フランスでは手厚い失業保険や手厚い労働者の権利、手厚い無償医療に手厚い老後保障、手厚い移民保護と何でも手厚い
それは出生率や経済成長率向上という成果に現れたが国民、特に若者はそれが当たり前になっていて「働くことは異常だ」と考えるようになった
失業保険が貰えるのに働けと言ったり、移民は働かなくても補償されるのに働かなくてはならないのは「人権侵害だ」のような事を平気で言います
ドイツとフランスは週35時間以上の労働を禁止しているがこれは週5日一日7時間しか労働せず、しかも夏は2か月休んで年収1千万円以上貰っているのを意味しています
最近ドイツの政治家が「幸福な時代は終わった」と国民に目を覚ますよう訴えていたが誰も耳を貸さず、ドイツでも「楽して良い暮らしが当然」という考えを多くの国民が持っている
それを象徴的に表したのは2010年以降に起きたギリシャ危機やイタリア危機の時、ドイツのメルケル首相は「彼らは怠け者なので苦労しドイツ民族は優秀だから成功した」と完全に見下した発言をしていました
本当なのだろうかと労働時間を調べたら、3か国で最も「怠け者」だったのはドイツで最も長時間労働しているのはギリシャでした
動画:フランスのデモ、要するに 甘やかされた若者たちが「働かなくても楽して生きる権利」を要求している
https://www.youtube.com/watch?v=o3tZqkmai94
https://www.thutmosev.com/archives/291572ks.html
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16:777
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2023/10/04 (Wed) 07:18:55
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欧州の病人に落ちたドイツ、マイナス成長も国民はバブル気分が抜けない
2023.10.04
https://www.thutmosev.com/archives/300565gt.html
日本のバブルはゴルフ会員権に向かったがドイツはソーラー発電に向かった
https://www.grengysolar.com/news/germany-to-tender-another-1-5-gw-of-solar-powe-61055780.html
ドイツの環境バブル経済
少し前まで欧州の機関車と呼ばれていたドイツは最近『欧州の病人』とか欧州のお荷物と呼ばれるようになっていて、経済環境が悪化している
ドイツは23年第1から第3四半期までマイナス成長が予想されていて、最終四半期も前期比マイナスの可能性があり通年のマイナス成長が確実視されている
成長率はG7最低で欧州主要国でも最低、ウクライナですら0.6%成長(予測値)なのにドイツはそれよりも悪い事になる(ウクライナは22年にマイナス29%だった)
原因として挙げられているのは中国依存、エネルギーコスト上昇、労働力不足、グリーン化邁進、移民増加、ドイツへの投資減少など色々言われています
それらを総合して「国運が傾いた」という事も出来、元サマーズ財務長官は「欧州自体がローマの遺産で食べている博物館」と10年前に酷評した
サマーズは2013年に、日米欧などは過剰な貯蓄と投資不足によって低成長に陥り、バブルと経済減速を繰り返すようになると長期衰退論を予告した
もはや20世紀型の「まじめに物を作って売る」ような事で先進国は成長できず、有り余るお金は金融資産へと流れバブル的に地価や株価を押し上げる
バブル期間にある国は一見非常に勇ましく見えるがやがて成長が限界点に達すると収縮が始まって、一定期間低迷期を過ごす事になる
以降はこれを繰り返すが、仮にバブル崩壊するとしてもバブル的成長がまったく起きない場合より長期的な成長率は高くなると言う
バブル前の1980年に日本のGDPは1.1兆ドルだったがバブル崩壊後の1995年に5.5兆ドルになっていて、15年間に5倍の高度成長を成し遂げた
2012年の日本GDPはさらに増えて6.2兆ドルになり、その後は円安政策によってドル建てのGDPは5兆ドル前後に縮小した
もし多くの「有識者」がいうようにバブルを起こさず堅実な政策を行っていたら、2010年代の日本GDPが5兆円に達していたかは疑わしい
アメリカは90年代にIT産業が火を噴くように成長したが、2010年代後半からは明らかな資産バブルで実力以上に地価や株価が上昇した
ドイツも2000年代から製造業が好調になり余剰資金を金融資産に投じた結果バブル経済を起こし、今それが弾けようとしている
中国は1970年代後半から北京五輪の2008年までは製造業で経済成長したが、2010年代以降は誰の目にもバブル経済になっていました
メルケルの負の遺産で苦しむドイツ
バブル経済とは余ったお金でゴルフ会員権やビットコインなど価値の無い物が法外に値上がりする現象で、ドイツの場合は風車やソーラー発電所を作りまくった
それらは地球環境に良いという大義名分があったので反対する力が作用せず、作り過ぎて国民は高いエネルギーコストを支払っている
ドイツは世界有数の石炭生産国だったが環境問題で価値がなくなり、原発は環境に悪いと言う理由で2023年4月15日に全機停止した
ドイツは化石燃料も将来は輸入しないと言っているので残る選択肢は自前の風力・太陽光、そしてフランスから原発の電力を輸入するだけになった
逃げ道のない猪突猛進のようなプランを推し進めたのは2005年から21年まで首相を務めたメルケルで、今ドイツはメルケルの負の遺産に苦しんでいる
メルケル時代は財政赤字だったドイツを財政黒字にしたがこれは「必要な支出をしなかった」と言い換える事ができ、公共インフラやIT転換は主要国で最も遅れているとされる
道路、鉄道、インターネット、学校などの設備が遅れていて科学技術への投資もしなかったのでEV自動車大国を目指しているのにバッテリーやモーターや半導体を中国などから輸入している
ドイツのVWやポルシェEV工場はアジアから輸入した電子部品を組み立てているだけで、それなら中国の工場で生産して輸入した方が安いと思われる
ドイツと言えば軍事技術のイメージがあるが事実としてドイツ潜水艦隊には作戦可能な潜水艦が1隻もなく、ザクセン級駆逐艦は設計ミスで外洋に出ると転覆の恐れがあるとされている
原因は国防予算を削減し小さな船体に大きな構造物を乗せたので、波が高いと恐らく転覆するのだそうです
メルケルは難民(移民)で経済成長すると言って強力に推し進めたが、今ドイツは人口だけが増えてマイナス成長に陥っています
ドイツの新生児の40%が移民系の子供で人口が急増したのにマイナス成長、これでは「移民による経済成長」に移民ですら疑問に思っているがもう辞められない
国民として受け入れた移民は選挙権を持ちすぐに国会で多数派になるので追い出されるのはドイツ人種のほうで、実際ドイツから逃げ出す人が多い
ドイツは欧州で唯一製造業に依存する国で世界的に見ても日本が「製造大国」でなくなった今、製造業が盛んな唯一の先進国だと言える
だがその実態は欧州をEUという柵で囲って外的が侵入しないようにし、ドイツだけが欧州市場で利益を得られる仕組みを構築したからだった
ユーロが発効した2000年代からF1など欧州レースで日本車が勝てなくなったのは偶然ではなく、欧州に「万里の長城」を構築しよそ者が侵入しないようにしたからでした
だがそれが通用した時代が終わりつつある
中国依存も深刻でVWなどの排ガス不正が発覚した時、 メルケルは北京で習近平に土下座する勢いで「VWを買って欲しい」と懇願し、中国はドイツに応えてVWを売りまくった
見返りにドイツは国連やG7で中国支持を約束し、ウイグルなどをめぐる非難決議が提案されないよう「中国を守った」のが明らかになっている
ロシアに対してもメルケルは天然ガスを安く買う見返りにロシアへの制裁に反対し、その結果プーチンは「ドイツはウクライナ侵攻を黙認する」と確信して侵攻した
再生可能エネルギーは「正しい」ので間違っていても誰も批判しません
https://www.youtube.com/watch?v=BUJua5hM8s4
過剰投資という点で越後湯沢のバブルマンションと同じです
https://www.thutmosev.com/archives/300565gt.html
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17:777
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2023/10/14 (Sat) 11:16:00
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凋落していくドイツ。なぜドイツはこうなってしまったのか、川口マーン惠美さんに聞く=鈴木傾城
2023年10月14日
https://www.mag2.com/p/money/1368213
かつてドイツはヨーロッパの中ではもっとも合理的で質実剛健な性格で経済をリードする国であったが、今のドイツは経済紙に「欧州の病人に逆戻り?」と危惧されるほどおかしな国になりつつある。
とくにエネルギー問題では、原発全廃に突き進んだことで電気代の高騰や産業の空洞化を招くようになって、これがドイツ経済の凋落の大きな要因となりつつある。
エネルギー危機に関して言えば、2021年のロシアのウクライナ侵攻がきっかけでエネルギー・資源が高騰するという出来事があったのだが、この事件でまともにワリを食らったのがドイツだった。ドイツはエネルギーをロシアに依存していたからでもある。
ドイツのどこか危ういエネルギー政策が、ロシアのウクライナ侵攻で一気に露呈した形となったのだが、昨今のドイツのエネルギー危機を招く下地を生み出したのは、いったい何だったのだろうか。
実はドイツの凋落はメルケル時代からすでに起きていたと考えているのが、ドイツ・ライプツィヒ在住の作家、川口マーン惠美さんだ。いったい、ドイツでは何が起きて今に至っているのか。川口マーン惠美さんに話を聞いてみた。(『 鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編 』)
プロフィール:川口マーン惠美(かわぐちマーンえみ)
日本大学芸術学部音楽学科卒業。1985年、ドイツのシュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。ライプツィヒ在住。「シュトゥットガルト通信」を連載中。
凋落のドイツ経済。自動車産業も落日になった理由とは?
鈴木傾城(以下、鈴木):川口さんの書いてるのを読ませていただいたんですけど、かつてはEUでも随一の経済大国であったドイツの凋落が非常に激しいものになってきているのが感じ取れました。たとえば、ドイツと言えば自動車産業が非常に強い国ですが、自動車産業も弱体化しているのでしょうか?
川口マーン惠美さん(以下、川口):はい。ドイツの経済が強かった理由は、自動車産業がすごく強かったことにあります。ドイツは伝統的に政治と経済界のつながりは深くて、保守のキリスト教民主同盟・社会同盟でも、左派の社会民主党でも、どっちが政権を取っても経済を伸ばそうというところでは一致していました。
フォルクスワーゲンの本社は、ドイツ北部のニーダーザクセン州というところにあるんですけれど、今も州政府がフォルクスワーゲンの最大株主です。
そのフォルクスワーゲンが2015年のディーゼルのデータ改竄問題で窮地に陥りました。しかし、当時のメルケル政権は、フォルクスワーゲンを積極的には救済しなかったように、私には見えました。
鈴木:そのあたりの背景を、詳しく教えてくれませんか?
川口:以前よりフォルクスワーゲンは、トヨタを最大のライバルと見ていて、絶対に「追いつけ、追い越せ」というのがあったんですよね。でもアメリカ市場ではどうしても勝てなかった。そこで、温暖化ガス対策が言われ始めたとき、ディーゼルに舵を切りました。
ドイツのディーゼルの技術は世界一でしたし、ディーゼルはCO2をほとんど出さないので、ドイツ政府もそれをものすごく応援していました。ディーゼルって車自体はガソリン車より高いんですけれども、政府はディーゼルにかける税金を調整して安くしていましたので、頑張って買っちゃえばあとの運用費はガソリン車よりも割安だった。政治の意思でそうなっていたんです。
鈴木:なるほど。
川口:しかし、ディーゼルってCO2のところはクリアできても、窒素化合物が出るから、その窒素化合物に網をかけられていました。それを減らさなきゃいけないけど、それをやるとコストが上がる。
鈴木:CO2はクリアしても窒素化合物が問題になったと。
川口:それで特殊なソフトを搭載して、検査するときだけ排出が少なくなるようにしたんです。検査場では、車はちょっと斜めに置かれたり、タイヤが2個しか回らなかったりと、普通の走行状態とは違った環境になるのですが、それを車が認識して、「あ、今検査されてるな」とわかると排出を抑えるという優れもののソフトだった。で、それが見つかっちゃった。
鈴木:ドイツのハイテクが改竄の方に向かったってことなんですね。
川口:ただ、その後改善しようと思えばできないわけじゃなかったし、実際に改善する方法もあった。それなのに、結局、その後、EUの窒素化合物の排出基準は、もう絶対に無理というところまで厳しくなり、追い詰められたフォルクスワーゲンはディーゼルを捨てました。EUで規制を熱心に進めていたのもドイツでしたから、これはやはり政治の圧力が働いたのだろうとしか思えなかったですね。
フォルクスワーゲンがEVにシフトした本当の理由とは?
鈴木:ドイツという国は、経済よりも環境第一主義になってしまった。国民も「経済より環境を」となったのですか?
川口:そうですね。だって、『緑の党』とか環境派って「これが地球を救うためだ」とか「惑星を救うため」とか、もうめちゃくちゃ大げさなこと言うじゃないですか。しかも、反対すると、「自然や自然保護をないがしろにするな」とか、「南の国の島が沈んでしまって困ってる人がいるのはどうするんだ」とか、かならずモラルを出してきますから、非常に反論しにくくなる。そうなると、経済論理だけでなく、不思議なことに科学さえ通じないのですよ。
鈴木:それで『緑の党』みたいな環境にうるさい政党がどんどん力を持ってきて、フォルクスワーゲンそれに合わせざるを得なかったということなんですか?
川口:それもあるんですが、実はフォルクスワーゲンがディーゼルをやめてEVにシフトした一番の理由は、中国の存在もあります。中国はEVシフトに切り替えていて、それでフォルクスワーゲンも「中国で売るにはEV作りしかない」と中国市場を見据えてEVシフトをやったんです。
フォルクスワーゲンは生産車の4割が中国向けですから、「そのうちの何%かはEVじゃなきゃもう買えません」と中国政府が言ってきたらEVを作るしかない。生き残るためには中国市場が必要で、そのためにはEVを作らなければならないという理由は、かなり大きかったと思いますね。
ただ「中国に売るために」という理由でEVシフトをお客さんに強いることはできないから、「環境のために」というのがフォルクスワーゲンの理論武装になったわけです。
鈴木:なんと、そういう裏があったとは……。
保守であるはずのメルケルがやってきたことは社会主義?
鈴木:今のドイツはあまりにも環境問題や人権問題を強く打ち出し過ぎていて、それでどんどん国が弱体化しているように見えます。しかも、それを当時のメルケル首相が主導していたように見えます。川口さんはメルケルをどのように見ていますか?
川口:私がドイツに行ったのが40年前ですけど、その頃のドイツはちゃんと機能しており、たとえば電車がちゃんと時間通りに走って、郵便は国内なら必ず翌日着いて、教育も整っていて、学力も高くて、医療も整い、それから人々は勤勉で、要するにれっきとした経済大国のイメージ通りだったと思うんですよね。
その後、リーマン・ショックやら、ギリシャの債務危機など、いろいろなピンチはありましたが、それでもドイツは経済大国だったし、ヨーロッパのEUの牽引力だったことは確かです。つい最近まで、EUではドイツの一人勝ちと言われていたぐらいです。
しかし、今思うと、ドイツは10年くらい前からなんとなくおかしくなり始めていたんです。それが本当に深刻になってきたのは、2017年くらいからではないかと思っています。
一番の原因は、簡単にいえば、政府がだんだん大きくなってきて、自由経済がだんだん計画経済っぽくなってきたのが1つ。要するにドイツ政治の左傾で、それを静かに進めたのが、メルケル元首相だと、私は思っています。
例えば、産業の発展と国民生活に一番といっても良いほど大切なのが電力ですが、メルケル政権の下で、ドイツは脱原発と脱石炭を同時に進め、産業界としては絶対に当てにできない再エネにシフトしていこうとしました。そして、足りない分はロシアのガスに全面的に依存と、これは、どう見ても真っ当なエネルギー政策ではないですよ。
その結果、経済に秋風が吹き始めたのが2017年ごろで、その後はウクライナ戦争でロシアのガスがなくなったので、秋風どころではなく、氷河期の到来が危惧されています。いずれにしても、このアンチ産業の風潮を加速させたのがメルケル政権だと私は思っています。
主要メディア、それから今の主要な政治家たちは、みんなメルケルは絶対悪く言いません。素晴らしい政治家だったと、ずっと言い続けてきたんです。でも、メルケル首相がやってきたことって、まさに社会主義政策だったんですよ。今では評価が次第に変わってきて、そういう風に見ている人たちはたくさんいます。
鈴木:ドイツの凋落は左傾化にあって、それを進めていたのがメルケルだということですね。
川口:原発やめるとか、徴兵制を停止するとか、難民をどんどん入れるとか、最低賃金を全国全部一律にしちゃうというのは、社民党や、それよりさらに左の「緑の党」がずっと主張していたことです。これら社会主義的な政策を、メルケル首相はどんどん進めました。ドイツの主要メディアは、ほとんどすべて左翼ですから、政策が左に流れる分にはOKで、当然、メルケル首相とは相性が良かったわけです。
鈴木:でも、ちょっと待ってください。メルケルって『キリスト教民主同盟』じゃないですか。キリスト教だから、共産主義とはまったく違います。日本人のイメージだとメルケルは保守系の人だというイメージがあります。実は、保守ではなかったのですか?
川口:ドイツにもそういう風に思い込んでる人が、たくさんいるんですけど、事実が違うのですから、そのうちに評価が変わってくるでしょう。
メルケルの前は、『社民党』のシュレーダー政権で、その前は『キリスト教民主同盟』のコール首相でした。あの頃のキリスト教民主同盟は、れっきとした保守の政党でした。それがメルケル首相の時代になって“人知れず”変化してしまいました。
社会主義というのは資本主義なんかよりもずっといいもの?
鈴木:保守であるはずのメルケルが、実は社会主義政策を進めていた。これは非常に由々しき問題ですよね。
川口:私はおそらくメルケルという人は、本当は自分の心情に合うのは『キリスト教民主同盟』ではなくて、『社民党』だったのではないかと思います。
メルケル氏のお父さんはエリートで、牧師の資格を持った人でした。ただ、旧東ドイツといった共産党の****国で牧師というのは、単なる神様に仕える聖職者だけではなく、牧師という職業を隠れ蓑にした政治的な意図を持った人たちもいます。その中には、東ドイツを西側のような自由民主主義にしたいと思っていた生粋の反政府の人たちもいれば、現行の社会主義をより良い形に変革していきたいと思っていた人たちもいました。おそらくメルケル氏の父親は後者で、社会主義を本来あるべき理想の形に近づけることを目指していた社会主義者だったと思われます。
ただ、どんな変革でも政府に逆らったらできない。彼は政府に太いパイプがあったし、反政府者ではなかった。未だに謎の多い人です。だから、ベルリンの壁の崩れた後も、統一で西ドイツに吸収されることには反対で、理想の東ドイツを作るために奔走していたと言われています。結局は、東ドイツは消滅しましたが、メルケル氏の両親は、娘がキリスト教民主同盟の党首になっても、自分たちは社会民主党の党員だったと言いますから。
鈴木:なるほど、メルケルにはそういう家庭環境があったと。
川口:だから、メルケル氏自身も旧東ドイツの政府のやり方には反対でも、社会主義そのものに反対していたわけではなくて、「もっとうまくやったら、社会主義は資本主義なんかよりもずっと価値があるもの」という考えを心に秘めていた人ではないかと思うんです。
鈴木:じゃ、メルケルはそういう家庭環境の中で若い頃から政治活動していたわけですか?
川口:それが、どうもよくわからない。メルケルの弟は、東独がいよいよ崩壊するという頃、父親の政治活動に加わったりしているんですけど、メルケルだけは一切そういう会合に顔を出していないんです。学生時代は、FDJといって、****政党傘下の青年団の幹部として活動していたということは知られていますが、社会人になってからは全然。
それなのに、そういう政治に一切関わっていなかった物理学者が、統一後、あっという間に大臣になって、あっという間にヨーロッパで一番大きな党の党首になったわけです。なんか不思議な感じがします。だから、将来の有望な駒として、わざと温存してあったのではないかというような憶測も出てくるわけです。統一後、東独出身の政治家は、皆、過去の****政党との関係を追及されて、転落しましたが、メルケルはそういうスキャンダルとは無縁でしたから。
科学じゃないから正しいことが絶対に通用しない今のドイツ
鈴木:それで、ドイツはメルケル政権の中で左傾化して、さらに『緑の党』なんかを飲み込んだせいで、経済よりも環境第一に突っ走って、メルケルもそれを増長した。それで、もう止まらなくなったという感じですね。
川口:「脱原発」1つとっても、保守党にいたおかげで難なく実践できたということはあります。こんなこと、社民党が言い出せば、保守に反対されて揉めに揉めたでしょうけれど、キリスト教民主同盟がいったから、反対する党がいなかった。すごい手腕です。
しかし、今はそれがすべて裏目に出ています。ドイツのエネルギー政策って、原発を止めて、石炭火力もどんどん減らしていって、その代わりに風車をいっぱい立てて、太陽光パネルを並べて、「それが正しい」みたいに言っています。今、これだけエネルギー危機でみんなが本当に困っていて、電気代がめちゃくちゃ上がってる時に、原発が3基残っていたことは、本当ならありがたいことだと思わなきゃいけないのに、今年の4月15日、それも無理やり止めてしまいました。
鈴木:タイミング的にもちょっと馬鹿げてますね。
川口:ドイツはそれ以来、毎日、電気を買っているわけです。一番多いのがフランスからで、もちろん原発電気です。しかも、原発はない、ガスはないで、石炭火力をどんどん増やしている。で、石炭動かすとCO2出るじゃないですか。今までCO2を毒ガスみたいに言ってたくせに、CO2を出さない原発を止めて石炭を動かしている。すごく変な話でしょ?
鈴木:はい。すごく変です。
川口:それで今はその解決策として「風力を増やしましょう」って言っています。今、風車は陸上と洋上を合わせると全部で3万本ぐらいあるんです。でもね、北の方はわりと風が吹くけど、南なんか立てたって回ってないんですよ。それなのに緑の党の経済・気候保護大臣は、電力供給の安定のために風車を10万本にするって言ってます。でも、たとえ10万本にしたって、風が吹かないと役に立たないんです。お金ばっかりかかるし。
鈴木:役に立たないのを立ててもしょうがないですね。
川口:太陽光もすでに260万枚もありますが、電気の需要が一番増えるのは冬なのに、冬は太陽がほとんど照らないから、そんなもの並べたってほとんど10月あたりから春まで使えないんですよ。
鈴木:どうも、変な話ですよね。
川口:やってることが全部おかしいじゃないですか。でも、どんなに説明しても科学よりもイデオロギーが勝ってしまうのが緑の党で、その党がドイツのエネルギー政策を仕切っているのです。だから、みんな「もう、どうしていいかわからない」みたいな感じで、産業があきらめ始めたということなんですよね。
『ドイツのための選択肢』が最大の保守勢力として機能
鈴木:今、こうした現状を打破する保守政党として『ドイツのための選択肢(AfD=アーエフデー)』がありますね。
川口:はい。今のドイツは脱原発・脱産業になっちゃっていますから、産業国を取り戻すための勢力として『ドイツのための選択肢』があります。私は以前から注目していて、よく取り上げていますけれど、現在の野党は、結局、『ドイツのための選択肢』だけなんですよ。保守であったはずの『キリスト教民主同盟』がもう完璧に左に傾いてますから。
鈴木:本来は保守であった『キリスト教民主同盟』は、左翼に乗っ取られたってことですか?
川口:そうですね。メルケル政権16年のうち、12年は社民党と連立していて、何の問題もなく、さらにその頃から『緑の党』とも思想が同化して、言ってることがみんな同じになってしまいました。原発を止めたのだってメルケル政権ですから。ただ、党内の全員みんな左傾したわけではなくて、この頃、ずっと悶々としていたグループがようやく声を上げ始めました。というか、その声がちょっと外にも聞こえ始めました。
鈴木:ちょっと、ですか。そうなったら『ドイツのための選択肢』が保守として一番ちゃんとした組織だということですね。
川口:はい。すべての党が一致団結して、『ドイツのための選択肢』を極右の党として潰そうとしており、メディアもそれを全面的に応援しているので、国民は、この党は危険だと思っていますが、では、どんなことを主張しているのかというのを知っている人はあまりいません。報道されないからです。
たとえば、「難民というのは、ちゃんと本当に困ってる人を審査して入れるべきであって、誰でもようこそみたいなのは国境防衛という国家の義務の放棄だ」と、最初から言ってたのが、『ドイツのための選択肢』です。
それから、「風車なんか建てたって電力供給の安定には役立たない」とか、「CO2が原因で地球の温度が上がってるわけではない」とか、「原発は絶対に動かすべきだ」とか、「ロシアと交渉して一刻も早くガスを入れなくてはドイツの産業が持たない」などと言っているのも『ドイツのための選択肢』です。私が見る限り、これらの主張は皆、正しいと思います。
そのせいか、どんなに攻められても潰れず、それどころか、今は支持者もすごく増えてきて、旧東ドイツ地方では『ドイツのための選択肢』が第一党になっている州も出てきました。そのため、これまでは旧東独の特殊現象のようにも言われていましたが、10月10日のヘッセン州とバイエルン州の州議会選挙では、それぞれ、第2党、第3党にのし上がりました。どちらも旧東独の州です。
「ドイツって西と東が統一した」というのは勘違い?
鈴木:旧東ドイツは社会主義でしたけど、そこで保守の『ドイツのための選択肢』が第一党になってる州もあるということですか? 何か不思議な感じです。そもそも、旧東ドイツというのは、どういう状況になっているんでしょうか?
川口:ドイツって「西と東が統一した」と言いますけれど、統一じゃなくて西が東を占領したんです。だから、教育界も経済界も政治界も、すべてのところに西の人間が来て、上のポストを全部取ってしまいました。
東の人たちは「二流の人」みたいな扱いになって、それがいまだに続いています。上のポストは、みんな西出身なんです。いまだに西の「上から目線」はあまり変わっていません。
鈴木:30年経っても変わらないのですね。
川口:私は38年間ずっと、シュトゥットガルトといって、西のイデオロギーの中心みたいなところに住んでいました。ここはメルセデスベンツの本社とかポルシェの本社なんかもあって、すごく景気が良かった町です。
東独からは遠く、東に親戚がいるとかそういう人たちもあんまりいないから、皆、東のことにはそれほど興味もなく、西側の人間に支配されたメディアがさりげなく流す「上から目線」報道が、そのまま受け入れられてしまっていたような気がします。
私は、自分ではあんまりそういうのに影響されないつもりでしたけど、やっぱり影響されていたんだなって思ったのは、もう4年になりますけど、ライプツィヒに引っ越してからです。ライプツィヒというのは旧東独の大都市で、これはすごいと思いました。ドイツの歴史の中心って、実は東だったんですよね。
たとえばシュトゥットガルトとかミュンヘンは、今では大きな顔をしてますけど、元々は文化の中心でも、経済の中心でもなかった。でも、戦後の奇跡の経済発展があり、一方の東独は社会主義の計画経済で衰退したので、ひっくり返っちゃったんです。
鈴木:たしかに東は貧しい、というイメージがありますね。
川口:でも、東の人たちは今でも伝統や歴史にすごい自負があるし、元々、同じ国の同じ国民だったわけですから、西に比べて劣っていたわけでもなく、すごく知的な人たちがいるわけです。ただ、社会主義のために発展できなかったということがあったわけです。
ですから、その人たちの目から見たら、今の西というのは軽佻浮薄な成金だと思っているフシがある。「ドイツの真髄は自分たちの方にある」といったところではないでしょうか。
『ドイツのための選択肢』を叩くのは焦りの表れ?
鈴木:東の人たちは体制的には社会主義だったけども、根っこは伝統とか文化とかそういうのを大切にする人たちということなのですね?
川口:私はそういうふうに見ています。だからこそ、保守の『ドイツのための選択肢』が強くなる。メディアは、「旧東独では民主主義が身の丈にあっていないから、ああいう極右の党が伸びる」と書きますが、全然違います。
鈴木:実際には東の人がむしろ伝統に根ざしてドイツの将来を見ている、ということなのですか?
川口:というか、旧東ドイツの人は政府やメディアの言うことを丸ごと信じないで、まずは疑ってかかるんですね。東ドイツ政府が言ってることはプロパガンダが多かったから、彼らは嘘や偽善を見抜く力があると思うんですよ。そして、よく聞いてみたら、一番本当のことを言ってるのは『ドイツのための選択肢』だと判断した人が多かったんだと思うんです。
鈴木:ドイツ国内では、メディアもそうですが『ドイツのための選択肢』のことを「ナチだ」と言うこともありますね。
川口:挑発的な発言で党が伸びるきっかけになると考えたのか、党内には本当に際どい発言をする人もいることはいるんです。
ただ、ドイツの戦後の思想はすべて「全てヒットラーとナチが悪かった。だけど、他の人たちは全然関係なくて、悪くなかった。今のドイツ人は、あの悪い人たちとは関係がない良いドイツ人」として生き延びたじゃないですか。
しかし、『ドイツのための選択肢』の人たちの中には、「ヒットラーがあそこまで行ったのは一部の悪い人たちではなく、ものすごくたくさんの国民の支持があったからで、それは、ナチスにもいい政策がたくさんあったからだ」と考えている人もいる。それを全部否定して、つまり、自分たちの先祖とか、お父さんおじいさんを切って捨てて、「自分たちは正しい」としているのはおかしいって言いたいところがあるのではないかと思います。
ただ、それ言うとドイツって刑法に引っかかるから言えないんですよ。ヒットラーの使った言葉みたいなのを入れて演説しただけで、「それ見たことか、ナチだ」と言われるんですね。ドイツには国内を監視している諜報機関があるんですけれど、そこに訴えられるわけです。ところが、時々、『ドイツのための選択肢』の中に、そういうことをわざとやって挑発する人がいて、問題になるわけです。
しかし、それを除けば、『ドイツのための選択肢』の政治家は非常に真面目で、しっかりした政策を掲げています。
鈴木:環境第一で凋落していくばっかりのドイツですが、このドイツが変われるかどうかは『ドイツのための選択肢』がキーとなるわけですね。
川口:今のところ、ドイツのメディアは十把一絡げで「旧東ドイツで極右が伸びている」みたいな悪い印象操作をやりますが、先ほど言いましたように、今後、この党が旧西ドイツでも伸びていくとすれば、いずれ評価は変わらざるを得ないでしょう。他政党は焦って、さらに強硬な攻め方をしてくるかもしれませんが。
鈴木: 今日はどうもありがとうございました。
川口:ありがとうございました。
https://www.mag2.com/p/money/1368213/6
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18:777
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2023/10/21 (Sat) 18:17:50
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ドイツの親中政府と反移民の世論、メルケルの負の遺産
2023.10.21
https://www.thutmosev.com/archives/304018cr.html
ドイツは中国からお金を貰い、見返りにウイグルで中国が非難されるのを防止した
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00122/082500043/ 中国との距離感(6)嫌米と中国依存に揺れるメルケル独首相の花道:日経ビジネス電子版
新しい頭痛の種イスラエル
ドイツは最近経済がマイナス成長に陥っているが再び移民がEUに押し寄せたり、ウクライナ戦争の負担や対中貿易赤字など厄介な問題を抱えています
加えてハマスのイスラエル攻撃にイスラエル側が過剰な報復をしてしまい、ドイツはイスラエル支持を素早く表明してしまいパレスチナ弾圧に加担した格好になってしまった
イスラエル側の犠牲は1200人なのに無差別な空爆でパレスチナ側の犠牲は3千人以上にもなっていると報じられ、しかもイスラエルは度々「ナチス」を引き合いに出すのでドイツは困っている
駐英大使はこの前「ハマスはナチスと同じだ。イスラエルはイスラエルを守りパレスチナを守らない」と言い、イスラエルの高官も同じような発言を繰り返している
事ある毎にイスラエル人はドイツから迫害されたと発言し、「だから我々には正当な権利がある」と言っているがパレスチナ人には無関係です
アンネフランクがどこで何をしようとガザに住む人には無関係だと思うが、「だからパレスチナの土地に住む権利がある」とイスラエル人は言います
2015年の難民騒動から8年が経ったが最近またアフリカからイタリアなどを通じて移民がボートで押し寄せて、イタリアは「ドイツも受け入れろ」と言って押し付け合いになっています
2015年はメルケルが「何人でも無制限に難民を受け入れる」と発言して数百万が押し寄せ、ドイツはイタリア、フランス、イギリスなどに「難民受け入れノルマ」を貸してイギリスが渋ると「イギリスは差別主義者だ」と罵詈雑言を浴びせたの英EU離脱の引き金でした
そのドイツでは大晦日に数千人のドイツ女性が難民に乱暴されたがメルケル首相は一切の報道や捜査を禁止し「事件は起きなかった」ように偽装しました(ケルン事件)
事件後にドイツでは極右政党が初めて議席を得る等大躍進し、最近の選挙では15%以上の得票を得て着々と政権に迫りつつある
ドイツの『極右政党』は移民排斥やロシアとの連携、ウクライナ支援中止などを訴えていて、必ずしもナチスの流れを汲むわけではない
ドイツの極右政党は既存政権に対して「極右」だが実のところ日本の自民党の一部の方がずっと極右で、ドイツの他の政党は日本では全て「革新政党、左派政党」と呼ばれるような政党です
ドイツは中国に養ってもらい、替わりに中国に服従することで経済発展した
https://www.youtube.com/watch?v=8g_qwsc2OSk
中国に依存し服従するドイツ
メルケルは旧東ドイツ出身で自由主義者ではなく良く言えば管理主義者で悪く言えばソ連の残党、事実上の国営企業VWを熱心に保護していました
VWの一部を政府が保有し支援していて、保護し過ぎて過保護になって起こしたのが排ガス偽装事件、その後もメルケルはVWを保護し続けました
偽装事件で倒産が危ぶまれたVWにメルケルはドイツ銀行が「無担保無保証実質無金利」で数兆円融資するよう指示し、そうした乱脈融資でドイツ銀行は経営危機に陥りました
メルケルは中国で習近平にVWを大量購入するよう懇願し、ドイツが中国外交に従う約束と引き換えに補助金まで出してVWを買い支えました
その後ドイツは国連やG7などで中国非難がテーマになると中国を擁護し、ウイグル問題でも非難決議が提出されないよう中国を擁護していました
このように中国に借りを作り依存を強めた結果貿易立国ドイツは中国に貿易赤字になったが、それでもショルツ政権はドイツ擁護を続けている
日中貿易は香港を加えると日本が貿易黒字の事が多いがドイツは中国に対して恒常的な貿易赤字に陥ってしまっています
VW、BMW、メルセデスらドイツメーカーはガソリン車廃止とEV化を進めているが、EV部品のほとんどを中国から輸入しています
欧米や日本は半導体やEVなどで中国包囲網を強化しているが、ドイツは中国無しでEVを生産できないのでまだ中国擁護を続けているのでした
中国の対ドイツバッテリー輸出は22年80億ドル、半導体輸出は22年31億ドルと毎年60%から100%(2倍)も増加している
メルケル首相が16年の在任期間中12回も訪中し、EUの対中貿易赤字は2022年396億ユーロと倍増し欧州の厄介者になってしまった
メルケルは強引な手法で再生エネルギー100%を目指してきたが、実はドイツの太陽パネルや風力発電システムのかなりは中国製で占められている
IT機器に不可欠な希少金属でもドイツは中国に依存していて、中国からの輸入を制限するとドイツの輸出がもっと減ってしまう関係になっている
ドイツは中国からの留学生を大量に受け入れているが多くのスパイが含まれているとして留学生の受け入れを制限しようとしている
人権、台湾、ウクライナそしてイスラエルなどを巡って両者の関係はぎくしゃくしているが、ドイツ経済が中国に依存し従属する関係は当分続く
https://www.thutmosev.com/archives/304018cr.html
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19:777
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2023/10/22 (Sun) 12:07:01
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アウシュヴィッツ 探訪記
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14128816
ナチスの「人間牧場」 選別した男女に****渉させ、アーリア人を産ませる
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14027543
ナチスのユダヤ人に対する不妊作戦
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14047960
****者列伝 _ アドルフ・ヒトラー
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/798.html
ヒトラーの共産主義との戦い
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/638.html
アフター・ヒトラー
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/405.html
英米はドイツ軍がソ連に勝てないとわかる迄は、 ウォール街のエージェントのヒトラーと戦う気は全く無かった
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/615.html
レジスタンスとは?
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14143033
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20:777
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2024/01/14 (Sun) 21:58:19
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ドイツ人、ナチスに続きイスラエルのジェノサイドも正当化
2024年1月14日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/43416
第2次世界大戦においてナチスのユダヤ人殺害を支持したドイツ国民が、現代においてまたもやイスラエルによるガザ市民殺害を支持している。
パレスチナとイスラエル
パレスチナ情勢における西側と非西側の見方の違いは明らかである。西側諸国が10月7日のハマスによるイスラエル市民攻撃が原因だとハマスを糾弾する一方で、その他の国々は、大半がアラブ人だったパレスチナの土地にイギリスとアメリカがユダヤ人国家を人工的に建設し、その後イスラエルがパレスチナ人を何十年にもわたって追い出し殺害してきたことが根本的な原因だと考えている。
特にハマスよりもむしろガザ市民の方が犠牲となっている現在のイスラエルの攻撃から、欧米諸国でもこの状況でイスラエルを支持するのは無理筋だということに気付き始めている人は多い。
例えばニューヨークに本部を置くNGOのヒューマン・ライツ・ウォッチは次のように述べている。
西側諸国やEU加盟国が自分たちの政治を推し進めるために国内外の人権侵害に目をつぶるのは、偽善以外の何物でもない。
特にハマス・イスラエル戦争において、一部の国は10月7日のハマスの軍人によるイスラエルの民間人殺害に厳しい非難を表明したが、アメリカやEUやその他の国々が、イスラエル当局によるガザ爆撃とガザ市民殺害を非難する声ははるかに少なかった。
こうしたダブルスタンダードはグローバル・サウスの国々に気付かれている。
イスラエルを支持するドイツ
こうした状況にもかかわらず特にイスラエルを支持しているのは、イスラエルの後ろ盾であるアメリカと、そしてヨーロッパでは特にドイツである。
ドイツはナチス時代にユダヤ人を殺害した過去があり、ドイツ国民はこの事実を非常に負い目に感じている。
その結果イスラエルに対するドイツの態度はどのようになるか。ドイツのショルツ首相はイスラエルを非難するトルコのエルドアン首相との会談で次のように言っている。
イスラエルの自衛を可能にし、それに疑いを差し挟んではならない。
「疑いを差し挟んではならない」とはどういうことだろうか? イスラエルが自衛の名のもとにどのようなことをしようとも「疑いを差し挟んではならない」のだろうか? 普段「民主主義」を掲げる西洋の国々の「民主主義」は、いつも自己都合で風に飛ばされてしまう。
これに対して会談していたエルドアン大統領は次のように述べている。
われわれはイスラエルに何の負い目もないので自由に話すことができる。われわれにはホロコーストを行なった過去がない。
ドイツ人は変わったのか?
ドイツは日本に対して、自分たちは侵略戦争の過去を反省しているから日本も反省しろと何度も迫ってきた。だが今ドイツ人が行なっていることは、イスラエルがハマス打倒の名目のもとにガザの民間人を殺害しガザから追い出すという、まさにナチスドイツが行なってきたことと同じものを支持することである。ちなみにイスラエルはジェノサイドで国際司法裁判所に提訴されている。
注目すべきことは、100年近く経っても国は変わらないということである。これはアメリカで黒人差別を終わらせるために非マイノリティに対する差別が行われていることと同じである。アメリカでは黒人優遇の制度のためにアジア人に生まれただけで大学入試に通りにくくなる。
ターゲットがユダヤ人からパレスチナ人に変わっただけで、ドイツ人の本質は何も変わっていないのである。「疑いを差し挟んではならない」というのはまさにナチスの考え方である。だがドイツ人たちは自分でそれに気付かない。
結論
少なくともこの争いとは何の関係もない日本人は、第三者から見た場合に明らかな西側諸国の偽善とは距離を置くべきだ。近づいても何のメリットもない。
だがそれも出来ないだろう。西側諸国のイスラエル支持に距離を置けなかった日本政府の対応によって、その他の国々に日本はイスラエル支持の国として認識されている。ウクライナでもそうだが、戦争を支持して自分だけ無事でいられると思わないことである。
真珠湾攻撃に言及したゼレンスキー大統領が広島の原爆には言及できない理由
何故そうなってしまうのか。第2次世界大戦においてよりにもよってドイツと組むという歴史的失敗を犯してしまった日本人の外交音痴が100年経っても変わっていないからである。移民政策や共通通貨ユーロにおけるドイツの振る舞いを考えれば、ドイツがどういう国か分かるだろう。
パリ同時多発テロの犠牲者130人はドイツが殺した
ユーロ圏がドイツの植民地だと一目で分かる各加盟国の貿易収支比較
世界はますます西側諸国を白い目で見始めている。外交の結果は必ず日本に降りかかるだろう。
ハマス・イスラエル戦争でメッキが剥がれかけている欧米諸国のメディア戦略
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/43416
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21:777
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2024/01/16 (Tue) 18:47:08
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2024.01.16XML
米政府に従属して独を破滅へと導くシュルツ政権が露との戦闘を準備との報道
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401160000/
ドイツはNATO軍とロシア軍との戦争を戦争を想定し、準備を進めていると同国のタブロイド紙「ビルト」は伝えた。「秘密の連邦軍文書」からの引用だとしているが、これはオラフ・シュルツ政権が自分たちの失政から国民の目を逸らすことが目的だと見られている。
シュルツ内閣で外務大臣を務めるアンナレーナ・ベアボックは2022年8月31日に「フォーラム2000」で「ドイツの有権者がどのように考えようとも、私はウクライナの人びとを支援する」と発言、23年1月24日に「われわれはロシアと戦争している」とPACE(総州評議会議会)で口にした。ウクライナに対する軍事支援に積極的、つまりロシアと敵対する政策を推進しているが、これはシュルツ政権の特徴だと言えるだろう。
シュルツやベアボックの言動はアメリカ政府の政策に沿うもので、ロシアとの戦争へと向かっている。ドイツとロシアの対立はイギリスが19世紀から仕掛けて、アメリカが引き継いだ戦略だ。
バラク・オバマ政権は2013年11月から14年2月にかけてウクライナでクーデターを実行、ビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒してネオ・ナチ体制を樹立した。その目的のひとつはロシアの喉元に短刀を突きつけることにあったが、もうひとつはロシアとヨーロッパを結びつけていた天然ガスのパイプラインを断ち切ることでロシアとヨーロッパ、双方を弱体化させることにあった。
しかし、ロシアの天然ガスを入手したいドイツはロシアと共同で、ウクライナを迂回してバルト海を経由する2本のパイプライン「ノードストリーム(NS1)」と「ノードストリーム2(NS2)」を建設した。
NS1は2010年4月に建設が始まり、11年11月から天然ガスの供給が始められる。ウクライナの体制がクーデターで変わった後の2015年6月にガスプロムとロイヤル・ダッチ・シェルは共同でNS2の建設を開始、18年1月にドイツはNS2の建設を承認、21年9月にパイプラインは完成している。
アメリカやポーランドはNS1やNS2の建設や稼働に強く反対し、ドナルド・トランプ政権下の2020年7月には国務長官のマイク・ポンペオがNS2を止めるためにあらゆることを実行すると発言。2021年1月に大統領がジョー・バイデンに交代しても状況に変化はなく、22年1月27日にビクトリア・ヌランド国務次官はロシアがウクライナを侵略したらNS2を止めると発言している。2月7日にはジョー・バイデン大統領がNS2を終わらせると主張し、アメリカはそうしたことができると記者に約束した。
そして2022年9月26日から27日にかけての間にNS1とNS2は爆破される。パイプラインが爆破された1分後にイギリスの首相だったリズ・トラスはiPhoneでアメリカのアントニー・ブリンケン国務長官へ「やった」というテキストのメッセージを送ったと伝えられている。携帯電話がハッキングされたようだ。
その当時、イギリスの閣僚が使っていた電話がハッキングされていたことを疑わせるできごとがあった。イギリスのベン・ウォレス国防相は10月18日、アメリカの国務省や情報機関の高官と会うために同国を秘密裏に訪問しているのだ。電話を使わなかった。
調査ジャーナリストのシーモア・ハーシュは2023年2月8日、アメリカ海軍のダイバーがノルウェーの手を借りてノードストリームを破壊したとする記事を発表した。
ハーシュによると、アメリカのジョー・バイデン大統領は2021年後半にジェイク・サリバン国家安全保障補佐官を中心とする対ロシア工作のためのチームを編成、その中には統合参謀本部、CIA、国務省、そして財務省の代表が参加している。12月にはどのような工作を実行するか話し合ったという。そして2022年初頭にはCIAがサリバンのチームに対し、パイプライン爆破を具申している。ロシアがウクライナを攻撃する前だ。
この作戦をシュルツ首相は事前に知らされていたという話も伝えられている。真偽は不明だが、少なくとも爆破後にシュルツが事件を調べようとせず、有耶無耶なまま終わらせようとしているとは言える。
アメリカに従属するというシュルツの政策は低コストのエネルギー資源を入手する道を断ち切ったことでドイツは深刻な不況に突入、製造業は大きなダメージを受け、消費は減少し、産業空洞化が問題になっている。ドイツ国民の7割から8割がシュルツ政権を支持していないとも言われているが、当然だろう。アメリカ/NATOは簡単にロシアに勝ているという妄想の結果だ。
ビルト紙はNATO軍とロシア軍との戦争が2025年夏に始まるかもしれないとしている。2023年1月27日にアメリカ空軍航空機動軍団のマイク・ミニハン司令官は2025年にアメリカと中国が軍事衝突する可能性があるとしていたことを思い出させる。
ウクライナがロシアに敗れたことを アメリカ/NATOは隠しきれなくなっている。昨年、アメリカ/NATOが仕掛けた「反転攻勢」が大失敗に終わったことは西側も認めざるをえない状況で、ビルト紙は今年6月までにキエフ軍は撤退に追い込まれるとしている。
ウクライナの敗北を西側も認めざるをえなくなると、西側の人びともウクライナでの戦闘について考え始め、「大本営発表」に気づくことになるだろうが、そうしたことをアメリカの支配層は望んでいないはずだ。NATO諸国で軍事的な活動が活発化している理由もその辺にあるのかもしれない。ジョー・バイデン政権は今年の大統領選挙に合わせ、新たな軍事衝突を演出する可能性がある。ドイツのシュルツ政権も国民の自分たちに対する批判を和らげるため、「ロシアの脅威」を煽りたいだろう。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202401160000/
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22:777
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2024/01/21 (Sun) 13:21:09
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ドイツではイスラエルに絶対服従しイスラエルが何をしても無条件に支援するのが「良い人」
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=16836173
ドイツの正体 _ 中国の人権侵害に加担しているドイツ
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14062897
ドイツ政府は農民や羊飼いよりも「オオカミの生存権」を大事にしている
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14121211
凋落していくドイツ。なぜドイツはこうなってしまったのか、川口マーン惠美さんに聞く=鈴木傾城
https://www.mag2.com/p/money/1368213
ドイツの幸福な時代の終わり、知られざる欠点
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14130978
「メルケルとロシア」広がる波紋 ドイツで何が?
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14116433
西側支配層の人類を死滅させかねない政策は背後に優生学
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202311210000/
【タブー視される悪魔の学問】人間の命に優劣をつけた 「優生学」とは何か?
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=16829705
現在でも米政府やWHOは劣等な民族を「淘汰」すべきだと考えている
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14056012
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23:777
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2024/01/31 (Wed) 21:43:32
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ドイツのバブル経済崩壊、崩壊するまでバブルと気づかなかった
2024.01.31
https://www.thutmosev.com/archives/32957.html
バブルは崩壊して初めてバブルだったと気づく
https://www.fsight.jp/articles/-/50042 G7唯一マイナス経済成長のドイツ――その陰に高い対中依存:熊谷徹 _ 記事 _ 新潮社 Foresight(フォーサイト) _ 会員制国際情報サイト
ドイツ人が自信満々の時は危ない
ドイツは23年GDPで日本を抜いたらしいが全然喜ばしくもなく、景気悪化して今後の見通しは良くなく”失われる数十年”になる可能性すらある
ドイツ連邦統計庁は2023年の国内総生産(GDP¥)速報値が前年比0.1%減少と発表、連邦銀行は24年第1四半期(1~3月)のドイツ経済は「良くて停滞」との見方を示した
連邦銀行の分析では工業製品は外需が弱く、借住宅建設への投資も低調。気候変動など政府の財政政策も不透明で、経済活動の足かせになっている
Ifo経済研究所は1月24日、24年の国内総生産(GDP)成長率が0.7%になると予想、23年12月時点の0.9%予想から引き下げた
引き下げは連邦憲法裁判所が過去の予算を無効と判断したことでEV補助金などが廃止され、成長率に悪影響を与えると予測されるため
ドイツ政府は新型コロナ対策として予算を組んだが実際は無関係なEV補助金に使用するなどし、これが憲法違反と判断され23年12月にEV補助金は廃止された
突然の補助金廃止によって12月ドイツEV販売数は半減したと報じられ、回復するとしても24年に期待した販売数には達しないでしょう
24年度予算案は190億ユーロ弱の歳出減にになるが、予算が減額されるので企業や家計は負担を強いられ成長率は低下する
インフレ率は今後低下するがこれは消費や景気が停滞というという事でもあり、デフレではないものの消費需要が弱いので生産にも悪影響を与える
連邦銀行はドイツの第4の輸出市場である中国の経済危機が、経済成長率を1.5パーセントポイントほど押し下げるとの見通しを示した
試算によると中国危機は輸出減少や世界的な需要減退を通じ、最初の1年間にドイツのGDPを0.7%、次の1年間には1%押し下げる見込み
日米欧など西側諸国がアメリカと同調して対中包囲網を形成する中でドイツは距離を置いて、中国に協力するような姿勢が目立っています
メルケル経済はバブル経済だった
メルケル首相が16年の在任期間中12回も訪中するほどの「親中派」で、ドイツ製自動車などを買ってもらう見返りに国連やG7でウイグルやチベットを巡る対中非難決議をことごとく潰してきたと言われている
だが最近中国製ソーラーパネルや風車、中国製EVなどがドイツ市場に食い込みつつあり、22年の対中貿易赤字は約840億ユーロで23年はさらに拡大したと思われる
ドイツ最大の産業は自動車産業だが22年はVW世界販売台数の40%近くを中国だけで占め、もし中国から排除されたらそれだけでVWは倒産してしまうでしょう
VWの23年中国販売は1.6%増の323万台で世界販売は924万台(いずれも速報値)なので約35%が中国での販売が占めていた
対するトヨタは中国での23年販売は190万台で世界販売は1123万台だったので中国が占める割合は約17%、トヨタにとって中国はVWほど重要ではない
ドイツは中国政府に主要産業の生死を握られた事になってしまい、メルケルの対ロシア政策に続く対中政策でも大失敗が明らかになっている
ドイツはちょうどメルケルが首相になった2005年頃から21年まで絶頂期だったが、ドイツ人はそれがバブル経済だとは夢にも思っていませんでした
バブルとはそういうものでバブル期の日本でこれがバブル経済だと思っている人は居なかったし、ドイツ人も「健全な経済だ」と思っていた
最初輸出を増やして国内経済を発展させるなど堅実だったが転機になったのは、健全成長ではそれ以上成長しなくなり中国依存や資産インフレを始めた事だった
輸出を増やして内需を増やしてもGDPを劇的に増やすのは限界があるが、地価を吊り上げて株価を上げると面白いように経済成長します
なにしろ自分は働かずに寝ているだけでお金が勝手に増えていくので 「自動集金システム」のようなものだったがこれがバブル経済です
ドイツを始めとする欧州の資産価値がバブル的に膨張した結果、1人当たりGDPや賃金が日本の2倍にもなったのだが、本人たちはバブル経済をやっているとは思っていません
「バブルの中にいる人はバブルに気づかず、弾けて初めてバブルだったと気づく」とは日本の事ですがドイツも結局同じでした
https://www.thutmosev.com/archives/32957.html
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24:777
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2024/02/24 (Sat) 19:56:34
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ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ち――パレスチナ問題軽視の背景 京都大学人文科学研究所准教授・藤原辰史
2024年2月23日
https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/29293
パレスチナ人居住区を封鎖するためにイスラエルが建設した分離壁(2021年)
京都大学で13日におこなわれた公開セミナー「人文学の死――ガザのジェノサイドと近代500年のヨーロッパの植民地主義」【既報】より、藤原辰史・京都大学人文科学研究所准教授の基調講演「ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ち――パレスチナ問題軽視の背景」の要旨を紹介する。
□ □
藤原辰史氏
今日の問題提起は、ドイツ現代史研究者の一員である自分にも矛先を向けたものでもある。
ドイツ現代史研究者は、パレスチナ難民やイスラエルの暴力をまったく無視しているかといえばそうではない。批判も多々してきているが、当事者意識が欠落している。たとえば、パレスチナ問題を「生成」した問題として扱い、きわめて「他人事」として起きている「かわいそうなこと」という倫理的問題として捉えがちである。その「上から目線」がパレスチナ問題を見る目を曇らせているように思う。
そして、パレスチナとともに中東欧や南欧へも関心が低すぎる。ドイツ研究者でポーランド語やチェコ語、ロシア語を研究している人は限られ、英語や日本語でパレスチナや中東欧を研究する本はたくさんあるが、そこに心が向かない。関心の向き方の偏向がある。そのため最も研究の成果が試されるはずの、目前で進行するナチズム的惨劇に対して頭がフリーズしている。
「アウシュヴィッツ」という言葉は、ナチスのシンボルのように語られ、現代社会における最悪の歴史的事実として認識されている。たしかに最悪であり、どんなことがあろうとも二度と繰り返してはならない大惨事だが、それを中心に歴史観が構築され、あまりにも上位に置かれているため、ナチズム研究者自身が実はホロコーストやナチズムと十分に向き合い切れていないのではないか、というのが私が今日問いたいことだ。
それはとりわけ「いないこと」「なかったこと」にされるものに対して関心がとても弱いことに表れている。ナチスが迫害したのはユダヤ人だけでなく、ロマ(かつてジプシーという蔑称で呼ばれた)もいる。そのような研究がもっとたくさんあっていいはずなのに、基本的に「ナチスの虐殺」といえばユダヤ人に対するものに収斂(れん)される。
そして歴史学そのものが、人間の足跡と尊厳を簡単に消すことができる暴力装置であることへの自覚の希薄さがある。その政治的緊張感のなさは、ドイツ現代史に限った話ではない。
反植民地闘争は当然激しくなる。だが植民地主義は、その比較にならぬほど苛烈で醜く、長期におよび残虐である。だが人は前者の苛烈さばかりに目を奪われ、この長期の暴力について無関心になりやすい。私自身も歴史研究者としての反省を迫られている。
今日は多くの研究者の方からの教示を受け、私自身勉強し直したもののなかから、ドイツ、そしてナチズムを研究することとパレスチナ問題との関係について述べる。
ドイツとイスラエル 「賠償」で繋がる関係
1948年のイスラエル建国宣言から1年半後、西ドイツ(ドイツ連邦共和国)が建国された。以下、イスラエルと西ドイツの関係については、武井彩佳さんと板橋拓己さんのご研究によりながら、説明をしたい。
西ドイツはナチスの過去を引きずり、それを背負って「西側」として国際社会への復帰を急ぐことを使命とした。一方、その1ヶ月後に建国した東ドイツは、ナチスと戦ってきた反ファシズムを国是とするためナチズムの罪とは向き合わない。西ドイツは東ドイツとの関係性のなかで、常に「ナチズムの暴力と向き合わなければ西側へ復帰できない」という課題を突きつけてきた。
イスラエルは「ユダヤ民族を代表することができる唯一の国家」を名乗り、1951年、連合国への親書という形で西ドイツに対してホロコーストの「賠償」を突きつける。
イスラエルの建国を宣言するベン=グリオン(1948年5月14日)
西ドイツからの賠償は「血のついた金」であるとして、受領拒否を求めるイスラエル右派の反対運動もあったが、翌年、イスラエルの首相ベン=グリオンはイスラエル議会で、西ドイツ政府からの交渉を受託したと発表する。1952年には、イスラエルと西ドイツの間で「ルクセンブルク補償協定」が調印され、西ドイツはイスラエルに人道的な補償として30億マルクを物資として支払うことになる。
それは、西側社会への復帰を急ぐ西ドイツが「人道的な国家」へ生まれ変わったことを世界に示すとともに、イスラエルにドイツの工業製品を届けることによって戦争で荒廃したドイツ経済復興も可能にした。その物資の中には、「デュアルユース(軍民両用)」という形で利用される軍事物資が入っていた。
それだけでなく、西ドイツ首相アデナウアーは、1957年から、国交不在のなかでイスラエルの軍事支援を極秘で進めた。機関銃から高射砲、対戦車砲、戦車、潜水艦を含んでいたともいわれる。これはドイツ憲法に違反するが、明るみに出るまで長く続けられた。
「イスラエルは西ドイツとの接近と和解によって中東紛争を生き延びることができた」といわれる。つまり、西ドイツから送られた軍事物資によってイスラエルはパレスチナの人々の家を奪って占領し、人々の命を奪った。イスラエルの軍事化に貢献することは、西ドイツ側にとっても軍需産業を再興させ、経済を復興させるという目的にかなうものだった。日本の「朝鮮特需」とも重なるものがある。
戦後、西ドイツが「非ナチ化」(ナチ時代の高官を追放すること)を成し遂げたというのは嘘であり、ナチに関連した人間が政府内に存在し続け、とりわけ農業や農学部関係の人にはナチス時代にものすごいことを計画した研究者が大学にも残っていた。実は京都大学も同じで、満州事変にかかわった農業の経済学者たちは大学に残り教鞭を執っていた。
その点からも、ドイツの「非ナチ化」はまったく達成されていないにもかかわらず、イスラエルはそれには目をつぶり、ホロコースト犠牲者の反対を抑圧して、このような協定を結んだ。
アラブ諸国は、ドイツのイスラエルへの補償(軍事支援)によってパレスチナ難民問題が生まれているのだから、ドイツはパレスチナ問題にも向き合い補償すべきだと主張したが、ドイツはパレスチナ難民問題とイスラエルへの補償問題を切り離した。パレスチナ問題に向き合うことは、ホロコーストとパレスチナ問題の関連性、さらには後者への間接的責任を認めるに等しい。それを避けるために、あえて両問題を切り離してイスラエルへの補償と軍事支援を続けた。
そして1965年、ようやく西ドイツとイスラエルは国交樹立する。このように戦後賠償に経済が関わっている点は、日本が戦後、東アジア・東南アジアにおこなった「戦後賠償の一環としてのODA(政府開発援助)」とも類似点がある。
「比較検討」のタブー化 2度の歴史家論争
1982年、西ドイツではキリスト教民主同盟(CDU)のヘルムート・コールが首相に就任する。
ヘルムート・コール(1930- 2017)
それまでの社会民主党系の首相たちは、どちらかといえば歴史に向き合い、ドイツの過去を反省しようという姿勢だったが、コールは「ドイツには歴史的にもっと誇るべきものがあったのではないか」という人々やその気持ちを代弁しながら首相になる。レーガン米政権とともに共産主義包囲網をつくりながら、社会民主党の「歴史認識」への反動を担っていく。それにともない保守系歴史家が台頭した。
エルンスト・ノルテ(ドイツ歴史学者)は、ホロコーストの暴力を強く批判する学者だが、その前例としてソ連収容所の存在を強調し、それとの比較検討でホロコーストも考えるべきであるという論文を1986年6月6日に出した。
これに対して、ドイツで最も影響力のある哲学者の一人であるユルゲン・ハーバーマスは、「それはアウシュヴィッツの絶対悪を歴史の文脈のなかに位置づけて相対化してしまうことであり、“ドイツはもっとよい国だった”とする歴史修正主義的な考え方に近づいてしまうことになる」という主旨の批判論文を出した。
これは日本でも翻訳され、私が大学に入学した1995年当時、この歴史家論争があらゆる場所で語られていたと記憶している。当時の日本は歴史教科書の書き換えや南京大虐殺を矮小化する見方が出ていた時期と重なっていたこともあり、私たちは「これは大事なことだ。歴史を簡単に相対化して小さくしてしまうことはよくない」とハーバーマスの主張に共感した。
人文学の役割は、起きた事象の数字を比べてその優劣を判断することではない。そうではなく、世界各地で起きている事象をくり返し検証しながら、別の場所で類する問題が起きれば、たえず往復して考えていく役割があったにもかかわらず、ドイツ現代史の場合は「ナチスの悪」を絶対化していくことになった。
1999年、ドイツ軍がNATO軍とともにコソボ紛争に介入し、ユーゴスラビアのセルビアを空爆する。このときハーバーマスは自著論文「獣性と人道性」で、この空爆を擁護した。あのハーバーマスがなぜ空爆で民間人を殺すことを支持するのか? ということをめぐって、私も大学で議論したことを覚えている。
2008年3月、メルケル首相は「ナチスの残虐行為を相対化しようとする試みには、敢然と立ち向かう。反ユダヤ主義、人種差別、外国人排斥主義がドイツと欧州にはびこることを二度と許さない」「ドイツ首相である私にとって、イスラエルの安全を守ること、これは絶対に揺るがすことはできない」とのべ、歴史的責任をドイツの「国是」であるとした。
恥ずかしながら私は最近まで知らなかったのだが、2021年、「第二の歴史家論争」が始まる。これについては関西学院大学の橋本伸也さんにご教示いただいた。この年の5月、ホロコースト研究者A・ディーク・モーゼス(ニューヨーク州立大教授)が「ドイツ人のカテキズム」という論文で、あまりにも硬直したドイツの歴史観を批判し、ヨーロッパの植民地主義の問題を見たうえで、もう一度ナチズム研究を検証すべきではないかという主旨の提起をした。
同年、ドイツは、第一次世界大戦前に植民地支配していた南西アフリカ(現ナミビア)での虐殺を「ジェノサイド」と認め、ナミビアに11億ユーロ(約1470億円)を支払うと発表。そのような第一次世界大戦以前の植民地政策でおこなった行為について、ドイツは遅ればせながら自国の残虐行為を認めている。
「記憶文化」を踏み絵に “優等生”の国是
「過去の克服の優等生」といわれるドイツが、最近、最も大きく動いたと感じた瞬間は、2022年2月27日だ。ロシアのウクライナ侵攻を受け、ショルツ首相が連邦議会で、国防費を国内総生産(GDP)の2%超に引き上げると表明した。このとき議会の雰囲気は異様にテンションが高く、「貧相だった国防軍の武器をようやく更新できる」――そんな報道が主要なニュース番組で流れていた。
イスラエル支持を国是と表明したドイツのショルツ首相とイスラエルのネタニヤフ首相(昨年10月17日)
そしてガザ侵攻が始まる直前の昨年9月28日、ロシアのウクライナ侵攻を受けて防空体制の強化を急いでいたドイツとイスラエルの国防相は、イスラエル製の弾道ミサイル迎撃システム「アロー3」をドイツが購入することで正式合意した。独メディアによれば、調達額は約40億ユーロ(約6300億円)で、イスラエル史上最大の武器取引となった。
このようにドイツとイスラエルの関係は、非常に軍国的なものだ。メルケル首相は一応ヨルダン川西岸と東エルサレムへのイスラエルの入植地建設については批判していたが、ガザ侵攻が始まった直後の昨年10月12日、ショルツ首相は「我々はイスラエルの側に立つ。イスラエルの安全を守ることはドイツの国是だ」と、メルケルが言った「国是」をさらに強化する発言をしている。
このような経緯を踏まえ、人文学者はどう考えるべきだろうか。私は、歴史家の「記憶文化」は偏っていたと思わざるを得ない。
私はドイツの都市ハイデルベルグで数ヶ月間教えたことがある。ここには国立の「シンティ・ロマ博物館」(ナチスの強制収容所に入れられたロマ人に関する博物館)がある。私が訪問したとき、隣のハイデルベルグ城は観光客でごった返していたが、博物館にいたのは私一人だけだった。館長は日本から訪問した私を歓待してくれ、館内すべてを案内してくれた。彼はここで日本の被差別部落問題とロマの問題を一緒に考えるシンポジウムがくり返しなされていたことも教えてくれた。
このとき館長は、「私たちにはユダヤ人のような国がないため、国際的発言力が弱いんです」と言われていた。国立の博物館はあっても、日本人も含めて関心は低いのだ。
「ドイツは過去を克服した優等生である」とよく言われるのは、日本の政治家の歴史の捉え方があまりにも酷すぎてドイツが輝いて見えるということもあるだろうが、私たち歴史家も含むいろんなことを知っていたはずの人間が「無関心」ではなく「低関心」(「すでに知っている」という態度)であったことにその要因があったのではないかと反省している。
今回起きたイスラエルのジェノサイドのなかで、ノルベルト・フライという歴史家が「左右からの挟み撃ち」(今年1月24日)という論文を書いた。フライは私も学生時代によく学び、非常に優れたドイツ史家であるが、彼はこの期に及んでイスラエルの民族浄化やパレスチナの惨状の歴史については一切触れることなく、「ドイツの『記憶文化』が攻撃に晒されている」と警鐘を鳴らし、ドイツ右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の歴史修正主義を右側からの攻撃、先述したモーゼスの提起を左側からの攻撃とし、これに対して「ドイツはこれまでの『記憶文化』を擁護すべきだ」と主張している。
彼は「ドイツに移民や難民がやってくることは多いが、ドイツはそれを受け入れて多民族・多文化社会を築いていくべきだ。だが、それには条件がある。それはドイツの『記憶文化』を守ることだ。それを守っていさえすれば私たちは受け入れる」という主旨のハーバーマスの「入場制限論」を引用している。このように上から目線で、ドイツの「記憶文化」を現代の「踏み絵」にすることをいまだに続けていることが、ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ちだと思う。
また、ドイツがナチズム時代に起こした「悪」とは、もちろんドイツ国内もだが、ポーランド、チェコスロバキア、ハンガリー、ベラルーシ、ウクライナなどの中東欧やソ連で起こしたことは圧倒的に凄まじい。なおかつ、それはスターリンからのさまざまな暴力と常に重ね塗りのようにしてもたらされたにもかかわらず、ドイツ現代史研究者は「ドイツの東欧への侵略は過ちだった」と狭い範囲の「歴史記憶」では正しいことをいっても、別の視点からその場にあった中東欧の歴史を見切れていない。
それはパレスチナへの軽視もつながっている。「ドイツがイスラエルを支持するのにロビーは必要ない。ドイツの政治家は圧力がなくても自発的に『親イスラエルだ』というからだ」(アンドレアス・フィッシャー)とも指摘されている。
「唯一無二」という論理 植民地主義は不問
そもそもイスラエルは、ナチスによるホロコーストがおこなわれた時代に国家として存在していなかった。その後に生まれたイスラエルが、ユダヤ人虐殺の賠償をドイツに求めることは、国際法上、通常は認められない。
それを例外的に認める「論理」が、ユダヤ人虐殺の世界史における「唯一無二性」だといわれている。
ハーバーマスやそれを支持する歴史家たちは、「アウシュヴィッツは一度もこの世界で起きたことのない唯一無二の悪だ」と主張する。たしかに「唯一無二」だが、唯一無二といえる暴力は世界中にあった。それを意図的に軽視しながら、「アウシュヴィッツは唯一無二だ」ということはこの議論に巻き込まれてしまうことになる。
先述した「第二の歴史家論争」で、「ドイツのカテキズム」を提起したモーゼスの論文は、やや乱暴ながらもナチズムの悪を相対化することなく、それを比較する道筋を示している。モーゼスが指摘したカテキズム(思考の硬直化)は、これらがあまりにもドイツに強すぎたことが、今のパレスチナ問題への軽視をもたらしているのではないかと読めるものだ。そのカテキズムとは次の5つの信念からなる。
(1)ホロコーストが唯一無二であるのは、それが「ユダヤ人絶滅のためにユダヤ人たちを無制限に殺戮すること」を目標としたからであり、それは、そのほかのジェノサイドが、プラグマティックで限られた目標のために遂行されたのとは異なる。ホロコーストは、歴史上初めて、ひとつの国家が、ひとつの民族をただイデオロギー的理由から抹殺しようとしたのである。
(2)ホロコーストは、人間相互の連帯を破壊したので、文明の破断としてのホロコーストを追憶することは、ドイツ国のみならず、高い頻度においてヨーロッパ文明の道徳的基盤さえ形成する。
(3)ドイツは、ドイツのユダヤ人に特別な責任を負っており、イスラエルには特別な忠誠が義務づけられている。
(4)反ユダヤ主義とは、他とは類型を異にした偏見とイデオロギーであり、特別にドイツ的な現象であった。それは人種主義と混同されてはならない。
(5)反シオニズムは反ユダヤ主義である。
私が国内外のドイツ研究者たちと関わった経験のなかでも、シオニズムという言葉は何度か聞かれても、パレスチナという言葉を聞いたことはほとんどない。このようなカテキズムがあまりにドイツで強いことと、「人文学の死」は近い問題なのかもしれない。
さらに、このような見方は、パレスチナにおける入植植民地主義に加えて、ヨーロッパ全体の詐欺的といえるようなさまざまな暴力を軽視してしまうことにもつながる。
私たちは歴史学で「奴隷は解放された」「奴隷制はなくなった」と教えられた。だが、コロナ禍であきらかになったのは、低賃金労働者や5000万人といわれる現代奴隷――賃金を与えられず、身体拘束を受け、****隷あるいは農業奴隷にされる人々――が東欧から供給されていた現実だ。これは私見ではなく、国連組織ILO(国際労働機関)と関連NGOが報告していることだ。奴隷制は終わってなどいないのである。
この現代奴隷市場は、難民キャンプができればできるほど活況を呈する。たくさんの****隷の女性たちが勧誘され、西欧に輸入され、西欧や東南アジアなどから日本にも連れてこられている。このように長く続く触れたくないことを見て見ぬふりをしながら、ドイツの文明的な記憶文化を大事にするということに、私はものすごい落差を感じる。
シオニズムは、西欧植民地主義が結晶化したものだ。かつて日本が中国東北部につくった満州国では、日本から「未開の地を切り拓く」というプロパガンダで農民たちが渡っていったが、そこにはすでにきれいな田んぼがあったといわれている。なぜか? それは朝鮮の移民たち、場合によっては日本の植民地主義のなかで追われた人々がその地を切り拓いていたからだ。その地を二束三文で買い叩き、武力で奪い、そこへ日本の貧農を入植させた。そのとき、その地の中国人、朝鮮人を「土匪」「****」と呼び、これらの暴力が怖いからと言って銃を持って入植を進めていった。これはパレスチナでユダヤ人がやっていることと重なる。
チャーチルは「ユダヤ人の民族的郷土創出を意図すれば、アラブの住民や文化、言語の消滅ないしは従属化がもたらされる」とのべた。
「原住民」を人種的に見下すということを、私たちは反省的に見ていかなければならない。
地球規模の身分制社会のなかで 歴史学の役割とは
アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館(ポーランド)
これらを踏まえると、ナチス研究者はナチスと十分に向き合えていなかったのではないかという反省に行き当たる。
たとえばアウシュヴィッツ強制収容所は、第1、第2収容所だけではない。その近くには、IGファルベン(合成ゴム工場)やクレップ、ジーメンスの工場群があった第3収容所(モノヴィッツ)があった。そこで収容した人々を労働させていたわけだが、現存するこのような企業の歴史への向き合い方が足りない。
反省を込めていえば、ナチス研究は、1980年頃から経済の視点が抜け始める。マルクス主義経済学の研究者が減ったことも背景にあるが、経済史のなかにナチズムを位置づけられないことは大きな問題だ。奴隷制問題、イスラエルがパレスチナの人々を極端な低賃金労働者としてしか見ていないこと、西ドイツとイスラエルの関係にも経済問題がある。
ウクライナの戦争でたくさんの若い人が亡くなっているのに終わらない状況に心を痛めている人がいらっしゃると思うが、あのとき一体どこの株価が上がったのかを私はチェックした。潜水艦やボーイングなどの戦闘機の企業の株価が爆上がりしたことは想像通りだが、穀物メジャーの株価も高騰した。カーギルなど欧米の大手5社だけで世界の穀物の7割以上を独占し、これらの企業は穀物を倉庫におさめ、世界を巻き込むような大事件が起きて穀物価格が上がるタイミングを見計らって売りに出して莫大な利益を上げる。
儲けるために戦争を起こしているのではなく、おそらくある何かを「解除」すれば、戦争が起きやすくなるというルールのようなものがあり、その「解除」の情報さえあれば穀物メジャーは儲けることができる。私は陰謀説を唱えたいわけではないが、ある場所で紛争が起きれば、きちんと儲かるというシステムの中を私たちが生きているということは覚えておいてよいのではないか。
ナチスによって建設された収容所は、アウシュヴィッツだけでなく、それが中心でさえない。たとえばクロアチアのヤセノヴァツ強制収容所には私も行ったが、ここではユダヤ人よりもセルビア人がたくさん殺されている。
さらにナチスが大量殺戮した人間集団はユダヤ人だけでなく、400万人のスラヴ人の餓死もあった。それをもたらした作戦計画については、最近になって研究が動き始めている。日本ではまだ誰もおこなっていない。
そもそも収容所には、南アフリカにイギリスが作った強制収容所やソ連の収容所列島などさまざまなものがある。収容所は常に人体実験の対象であり、栄養学者は「被収容者をぎりぎり生かすための実験」をしていた。それは殺すということに加えて、労働者としていかに効率よく食事を与えて働かせ、病気になれば殺すという、労働を通じた虐殺がおこなわれていた。第一次世界大戦前、すでにドイツ=西洋文明の象徴であるローベルト・コッホ(細菌学者)が、アフリカで人体実験に加わっていたということも明らかになっている。
さらにいえば、EUが現代奴隷制資本主義の罪、現代の「地球規模の身分制社会」ともいうべきものと向き合えていない。かなりの部分がもう動くことができず、この地域で労働し、死んでいくという人々。一方に、富を独占してタックスヘイブン(租税回避)をしている大金持ちがいるという越えられない壁が世界全体を覆っているなかで、欧州やアメリカの人々はある意味の身分制的状況にある。
ガザでは、電気が止まるので下水が処理できず、海洋汚染をもたらし、地下水も汚染される。またイスラエルは、除草剤をパレスチナの農地にまくことまでやっている。私たちはここでベトナム戦争や水俣病事件などを想起できるはずなのに、それをしていないということを考えなければいけない。
イスラエル人の政治経済学者サラ・ロイは『ホロコーストからガザへ』という本のなかで「イスラエルはホロコーストと向き合ってこなかった」と言ったが、以上述べたように、実はドイツもホロコーストと向かい切れていないのではないか。もし真剣に向き合えていれば、ドイツ現代史研究者や哲学者はコソボの空爆を支持したりしなかっただろうし、長年のイスラエルの民族浄化を自分たちの研究の言語から批判できたであろう。
以上のことは、ナチスの罪を相対化するものではなく、実はナチスの罪がどれだけ深いかをもっと知るということだ。さまざまなナチス的な、あるいはそれにつながるような世界的な現象を無視したことによって、ナチスの罪を相対化しているのは、むしろドイツの「記憶文化」を今でも死守しようとしている人たちなのではないだろうか。
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藤原辰史 (ふじはら・たつし) 京都大学人文科学研究所准教授。1976年生まれ。島根県出身。京都大学総合人間学部卒。京都大学人文科学研究所助手、東京大学農学生命科学研究科講師を経て現職。専門は農業史、環境史、食の思想史、ドイツ現代史。著書に『ナチス・ドイツの有機農業』(柏書房)、『ナチスのキッチン』(水声社)、『トラクターの世界史』(中公新書)、『戦争と農業』(インターナショナル新書)、『分解の哲学』(青土社)、『縁食論』(ミシマ社)、共著に『中学生から知りたい ウクライナのこと』(ミシマ社)など多数。
https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/29293
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2024/03/08 (Fri) 09:49:21
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ノルウェー映画「ザ・ハント ナチスに狙われた男」:ノルウェー人の対独抵抗運動
続壺齋閑話 (2024年3月 8日 08:16)
https://blog2.hix05.com/2024/03/post-7708.html#more
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2017年のノルウェー映画「ザ・ハント ナチスに狙われた男」は、第二次大戦中ナチスドイツに侵略されたノルウェーの対独抵抗作戦をテーマにした作品。事実に基づいているとのアナウンスがあるので、実際にあったことなのだろう。イギリスで訓練を受けたノルウェー人12人が、対独工作要因としてノルウェーで活動するが、一人を残して捕らえられ、捕らえられたものらは拷問を受けたうえで殺される。残った一人は、作戦の報告を目的に、スウェーデンへの脱出をはかる。それをナチスの一将校が執拗に追う、というような内容。見方によっては、対独レジスタンスとも、サバイバル・サスペンスとも受け取れる。
映画は、のっけから一人のノルウェー人(ヤン)の逃亡する様子を描く。逃亡は映画の全編を通じて続く。その合間に、回想という形で、12人の行動が描写される。それに彼らの受けた拷問とか、処刑される様子が挟まれる。ヤンが触れ合ったノルウェー人たちはみな、かれに対して同情的であり、また、中には彼の逃走を助けるものもいる。とりわけ重要なのは、フィヨルド地域で出会ったマリウスとその妹だ。そのマリウスの努力によって、ヤンはマンダーレンという人々の助力でスウェーデンへの脱出に成功するのである。マンダーレンとはノルウェーの少数民族か、くわしくはわからない。
見どころはヤンが 必死になって逃走するシーンだ。凍った水や雪の中を逃げ回り、ひどい凍傷にも見舞われ、生きているのがつらいような状況のなかでも、なお生きることにヤンはこだわる。こんなに辛い思いをするより、死んだほうがましだと思うのがふつうではないか。しかしヤンは徹底的に生きることにこだわるのである。
そのヤンを追いかけるナチスの将校が異常なほどの執念を見せる。かれにかぎらずナチス側は、みな非人間的で残虐な生き物として描かれている。21世紀になってもドイツ人は、ナチスの残した負の遺産に振り回されていると思わざるをえない。そこは同じ敗戦国でも、日本はまだましだ。中国はじめ侵略した国からそんなにひどい反発を受けることはない。中国にも戦時中の日本軍の残虐さを描いた映画はあるが、そうした映画がアジア地域で数多く作られるということはない。ところがドイツは、ヨーロッパじゅうの国々において、いまだにナチス時代に犯したことの責任を問うような映画を作られているのである。
https://blog2.hix05.com/2024/03/post-7708.html#more
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2024/03/08 (Fri) 10:29:19
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「『ニュルンベルク裁判史観』の嘘と誇張(前半)」宇山卓栄 AJER2024.3.8
https://www.youtube.com/watch?v=5qFA3b8KxiQ
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ヨーロッパ人から見たドイツ人は、覚醒剤を大量に摂取して寝ないでポーランド侵攻、フランス侵攻の電撃戦を行ったドイツ兵のイメージで捉えられてしまった
ノルウェー映画「ザ・ハント ナチスに狙われた男」:ノルウェー人の対独抵抗運動
続壺齋閑話 (2024年3月 8日 08:16)
2017年のノルウェー映画「ザ・ハント ナチスに狙われた男」は、第二次大戦中ナチスドイツに侵略されたノルウェーの対独抵抗作戦をテーマにした作品。事実に基づいているとのアナウンスがあるので、実際にあったことなのだろう。イギリスで訓練を受けたノルウェー人12人が、対独工作要因としてノルウェーで活動するが、一人を残して捕らえられ、捕らえられたものらは拷問を受けたうえで殺される。残った一人は、作戦の報告を目的に、スウェーデンへの脱出をはかる。それをナチスの一将校が執拗に追う、というような内容。見方によっては、対独レジスタンスとも、サバイバル・サスペンスとも受け取れる。
映画は、のっけから一人のノルウェー人(ヤン)の逃亡する様子を描く。逃亡は映画の全編を通じて続く。その合間に、回想という形で、12人の行動が描写される。それに彼らの受けた拷問とか、処刑される様子が挟まれる。ヤンが触れ合ったノルウェー人たちはみな、かれに対して同情的であり、また、中には彼の逃走を助けるものもいる。とりわけ重要なのは、フィヨルド地域で出会ったマリウスとその妹だ。そのマリウスの努力によって、ヤンはマンダーレンという人々の助力でスウェーデンへの脱出に成功するのである。マンダーレンとはノルウェーの少数民族か、くわしくはわからない。
見どころはヤンが必死になって逃走するシーンだ。凍った水や雪の中を逃げ回り、ひどい凍傷にも見舞われ、生きているのがつらいような状況のなかでも、なお生きることにヤンはこだわる。こんなに辛い思いをするより、死んだほうがましだと思うのがふつうではないか。しかしヤンは徹底的に生きることにこだわるのである。
そのヤンを追いかけるナチスの将校が異常なほどの執念を見せる。かれにかぎらずナチス側は、みな非人間的で残虐な生き物として描かれている。21世紀になってもドイツ人は、ナチスの残した負の遺産に振り回されていると思わざるをえない。そこは同じ敗戦国でも、日本はまだましだ。中国はじめ侵略した国からそんなにひどい反発を受けることはない。中国にも戦時中の日本軍の残虐さを描いた映画はあるが、そうした映画がアジア地域で数多く作られるということはない。ところがドイツは、ヨーロッパじゅうの国々において、いまだにナチス時代に犯したことの責任を問うような映画を作られているのである。
https://blog2.hix05.com/2024/03/post-7708.html#more
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ヒトラーとドラッグ:第三帝国における薬物依存 – 2018/9/26 ノーマン・オーラー (著)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%92%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B0-%E7%AC%AC%E4%B8%89%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E8%96%AC%E7%89%A9%E4%BE%9D%E5%AD%98-%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC/dp/4560096511
内容紹介
「錠剤の形をしたナチズム」の実態に迫る
ヒトラーの主治医テオドール・モレルは、一本の注射で体調不良を解決する頼りがいのある医師だった。
ヒトラーはホルモン剤、鎮痛剤、覚醒剤、そしてモレルへの依存を深め、不調のたびに投薬や注射を求めるようになった。
第二次世界大戦が始まり、ヒトラーは誇大妄想にとりつかれ、現実遊離が目につくようになり、軍事作戦能力も徐々に失われていった。足を引きずり、腰も曲がって、くたびれた老人のように見えた。
一方、前線兵士は薬物によって「猛獣と化す」ことが目標とされ、無謀な作戦に投入され、総統大本営も制御を失い、もはや究極の破滅に突き進むしかなかった……。
ヒトラーとモレルの危険な関係は、大戦の命運を左右したのか?
本書は、ヒトラーと第三帝国が薬物に深く依存していたことを暴き、世界的ベストセラーとなった歴史ノンフィクションだ。歴史学者ハンス・モムゼンが本書の「あとがき」で、「これまでの全体像を変える本」と評したのをはじめ、イアン・カーショー、アントニー・ビーヴァーら専門家も賛辞を寄せている。著者は作家らしく、逸話を満載し、史料もきちんと渉猟し、早く続きを読みたくなるような、手に汗握る展開をみせる。
兵士には覚醒剤を、総統には麻薬を! 驚きのドラッグワールド・第三帝国
覚醒剤メタアンフェタミン(1893年に日本人長井長義が合成し1919年にこれまた日本人緒方章が結晶化に成功)が太平洋戦争中の特攻隊で使われていたという話はよく聞くが、これをさらに徹底的に使ったのがナチス・ドイツだった。あの電撃的なポーランド・ベルギー・フランスへの快刀乱麻ともいうべき進攻のスピードは兵士に大量投与された覚醒剤によるものだったとは!
一方で、ヒトラーは戦況の悪化とともに主治医モレルに投与されるオキシコドンに依存。軍首脳部もほとんどがジャンキー状態。暗殺未遂後はコカインまでも加わる。
こうして、上層部はジャンキーの集団となり安全な地下壕みたいとところから無茶苦茶な指示を乱発し、兵士は戦場で覚醒剤漬けにされ独ソ戦の頃にはダメダメな状態に。
最後にベルリンに籠った頃にはヒトラー用のドラッグも底を尽き彼は激しい離脱症状の中で自殺。
あまりにも戦況の変化と薬物乱用がきれいにシンクロするのに驚く。最高指導者がドラッグ依存だとしたら、だれも彼へのドラッグ投与を拒めない。世界史的な出来事がドラッグで突き動かされ得るという恐怖。
当時の日本の軍中枢にこんなことがあったとは聞かないが、本土決戦前に証拠が消されたのかもしれない。まあ、しらふでヒトラーと同じようになっていたと考えるとそれもまた怖い話だが。
オキシコドンはアメリカでは近年も安易に鎮痛薬として処方されてかなり問題になっていますね。日本に持ち込もうとして逮捕された某自動車メーカーの外国人役員も。決して過去の話ではない。
▲△▽▼
ヒトラーも、最前線で戦っていたドイツ兵も、覚醒剤を大量摂取してこういう極端な被害妄想になっていた:
覚醒剤中毒者の極端な被害妄想を映像化した映画史上で最も怖い映画 コワイ女ーカタカタ
コワイ女 - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%82%B3%E3%83%AF%E3%82%A4%E5%A5%B3
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27:777
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2024/04/02 (Tue) 11:49:33
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川口マーン惠美 (ドイツ在住・作家)【公式】おはよう寺ちゃん 4月2日(火)
https://www.youtube.com/watch?v=3H_qV1TIAlw
【本日のニュース】
▶️”温室効果ガス 大幅削減”の裏で ドイツの残酷な本音
▶︎ドイツ 大麻一部解禁で社会に変化は
▶︎ドイツ 右翼政党への批判続出も 言論の自由が制限?
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28:777
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2024/04/15 (Mon) 21:57:21
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落ち込むドイツ経済、メルケルの好景気は弁当の早食いみたいなものだった
2024.04.15
https://www.thutmosev.com/archives/34593.html
メルケルの好景気はバブル経済と中ロ依存を積み重ねたものだった
https://www.harpersbazaar.com/jp/lifestyle/womens-life/g33345623/angelamerkel-facts-200717-hns/ “ドイツのお母さん”アンゲラ・メルケル首相について知っておくべき12のこと|ハーパーズ バザー(Harper’s BAZAAR)公式
一度に美味しい「好景気」を食べ過ぎたドイツ
ドイツ経済は最近20年ほど欧州の機関車と呼ばれるほど力強かったが、今は欧州のリヤカーのようにお荷物になってしまっています
ドイツと言えば23年の成長率はマイナス0.3%だったがGDP(ドル換算)で日本を抜いたのが話題になり、24年の成長率はマイナス0.5%と予想されています
対照的に日本の23年成長率は実質1.5%で名目はなんとプラス5.7%(速報値)でマイナスのドイツが大幅プラスの日本を抜くという世界史の珍事が起きた
これは日独とも既に先進国になっている低成長国で、23年にドルを巡って為替相場が大きく変動したためにドルに直すとドイツの金額が大きくなった
アメリカとユーロの欧州はハイパーインフレに襲われて最大時のインフレ率が10%に達したため中銀は緊急利上げを繰り返し、利上げした通貨が上昇した
日本のインフレ率は最大時でも4%程度なので半分でしかなく、金利を上げた通貨は「配当」が大きくなるので投資家ならぬ投機目的の投機家が通貨を購入します
こういうほぼどうでも良い理由でドルとユーロは上昇し円が下落したので、マスゴミが偉そうに解説している「日本は落ちぶれて安くなった」は大嘘のペテン師が言うセリフです
メルケルが首相だった2005年から2021年の大半でドイツは好景気だったのだがその手法は典型的なバブル経済だったのではないかとドイツ人は疑っている
2000年代初めのドイツは東西統一の負担などで経済は不調で欧州のお荷物と呼ばれていて、イギリスやフランスよりも悪かった
メルケルは大量の移民を呼び込んで少子高齢化などの問題を無かった事にし、輸出促進と不動産投資で経済をけん引したがそこまでは良かった
EU域内は自由貿易だがこの言葉を裏がえすとEU域外には不自由非自由貿易ということで、事実上日本製自動車や家電をEUで販売できない仕組みになっている
日本の自動車メーカーがEUに工場を作って生産してもEU域内でほとんどの部品を生産しないと輸入車として排除されます
2000年代にはEUで工業生産国はドイツだけだったのでEUという障壁に守られたドイツは好きなだけEU域内で輸出し巨額の利益を上げた
もう一つの輸出錬金術は中国で、VWは改革開放の初期に中国で現地生産を始めて依存度を強め、2010年代後半にJはっ全世界のVWの30%を中国生産や中国販売が占めていました
3つめの錬金術はロシアでロシアは何を狂ったのか2014年にウクライナに「第一次侵攻」を行い東部とクリミア半島を占領し、西側から経済制裁を受けた
ドイツ人は理屈を言う
するとメルケルは制裁されているロシアに助け舟を出し、有利な契約で天然ガスを買い付けてパイプラインまで引く契約を交わした
VWの排ガス不正騒動との時にメルケルは北京を訪問して習近平に土下座せんばかりの勢いで「VWを買ってほしい」と懇願し、中国は補助金まで出してVWを売りまくりました
もちろん見返りがあっての事でこの件以来ドイツは国連やサミットの場で対中非難決議が提出されるたびに反対して握りつぶし、ウイグル問題などで中国が非難されないようにした
中国は操り人形のようになったドイツを次第に見下すようになり、いつもの傲慢な態度が出てしまいドイツ人の反感を買っているがすでにドイツ経済は中国に依存してしまっている
米中対立や中国の不況などで西側先進国は対中経済包囲網を形成しているが、そこでまた抜け駆けを計っているのはドイツと言われている
24年4月にショルツ首相は中国を訪問したがVWやBMWなどドイツ産業界の大物を引き連れて参勤交代のようだった(メルケルも毎年北京に参拝していた)
中国は最近国内市場から外国企業を排除していて特に日米が嫌われているが、ドイツは例によって習近平にゴマをすり特別扱いしてくれるよう懇願した
ドイツにとって中国は最大の貿易相手国で以前は貿易黒字だったが近年はEVなど中国のハイテク輸出によって貿易赤字に転落している
ドイツはメルケル時代に自然エネルギーやEVを推進したが、今はそのどれも中国製品のの輸出攻勢を受けて壊滅状態になっています
元々はドイツ製品を中国に売るために両国は貿易のハードルを低くしたようなのだが、仇になって中国から安売り攻勢を受けている
ドイツは過去に散々中国に輸出して儲けてきたのに中国が輸出すると「不公正貿易だ」と騒ぎ始めてEV関税とかを構築しようとしています
ドイツと言うか欧州人がせこいのは日本との貿易摩擦でも直接文句を言わず「日本企業は環境に悪い」「女性を差別する」「イルカを食っている」など関係ない事で障壁を構築して排除します
今回も要は中国から安い製品が入ってくると自国産業が打撃を受けるのですが、そうは言わず「人道問題」とか「軍や共産党との関係」「EV補助金」などを理由にしている
ドイツ自身中国で「EV補助金」を貰ってEVを売っていたのに立場が変わると不公正だと言って非難しています
80年代や90年代の 日本も散々こういうことをやられて最終的に欧州市場から追放されました
https://www.thutmosev.com/archives/34593.html
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2024/05/24 (Fri) 09:53:54
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「反ユダヤ主義」掲げて言論弾圧 ガザ虐殺抗議の教員を解雇したマックス・プランク研究所 撤回求める行動世界へ ドイツ
2024年5月23日
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/30482
マックス・プランク研究所(ドイツ、ミュンヘン)
世界的に権威ある研究所とされるドイツのマックス・プランク社会人類学研究所が、著名な人類学者であるガッサン・ハージ氏に対して、イスラエルに対する批判的な発言をくり返す「反ユダヤ主義者」「人種差別主義者」だとレッテルを貼って、2月7日、客員教授の職を解雇した。これに対して同研究所の同僚はもとより、欧米やオーストラリア、南アフリカなどの研究者たちが次々と抗議声明を発している。今世界では、学生や高校生たちが「ガザの虐殺を止めろ!」と行動に立ち上がっているが、そこでも欧米政府が「反ユダヤ主義」というレッテルで抑圧していることから、「反ユダヤ主義」の定義を見直せとの要求も各国で共通したものとなっている。このガッサン・ハージ氏の解雇問題は世界的な波紋を広げているが、ドイツを「過去を克服した模範」とみなす日本の大手メディアは伝えていない。慶應義塾大学で13日、イスラーム信頼学シンポジウム「人類学者ガッサン・ハージとイスラエル/パレスチナ問題をめぐる言論・学問の自由――“反ユダヤ主義”言説を問い直す」が開催され、この問題がとりあげられた。
第二次世界大戦評価の見直し始まる
ガッサン・ハージ氏
ガッサン・ハージ氏は昨年4月、長年勤務してきたオーストラリアのメルボルン大学を離れ、ドイツにあるマックス・プランク社会人類学研究所の客員教授に就任した。
「ガッサン・ハージさんを支持する日本の研究者・市民からの声明」では、ハージ氏を次のように紹介している。
「世界的に著名な人類学者であり社会理論家であるガッサン・ハージさんの著作は、2000年代初めから日本語にも翻訳され、日本における多文化主義や反レイシズム(人種主義)の研究に大きく貢献してきました。ハージさんは“多文化の共生”や“多様性の尊重”といった謳い文句に潜む民族的ナショナリズムや新自由主義を暴き出し、現代世界における多様なレイシズムとその背後にある植民地主義を徹底的に批判してきました」
「同時にハージさんは、そうしたレイシズムや植民地主義に手を染める人々をただ悪として断罪するのではなく、人々が生きる現実を真剣に理解しようとしてきました。差別や不正義に反対する運動が陥りがちな自己陶酔に警鐘を鳴らし、レイシズムや植民地主義の犠牲者とされた集団の内部にも存在する課題からも目を背けず、正義や抵抗といった美名のもとにそれらが正当化されるのを断固として拒絶してきました。異なる宗教や価値観をもった人々が共生する新たな世界を創造する可能性を、批判と対話を通じて、そして希望とともに発信してきました」
ハージ氏は、ドイツ滞在中の昨年10月7日に起こったハマスによるイスラエル攻撃と、その報復としてイスラエルが開始したガザへの無差別攻撃について、SNSなどを通じて自己の見解をくり返し発信してきた。ハージ氏は、イスラエルのガザ地区での大量虐殺を厳しく批判し、それが戦後、イスラエルがパレスチナ人に対してとってきた植民地政策とアパルトヘイト体制の延長であると訴えた。ハージ氏はまた、イスラエル支援企業へのBDS(ボイコット、投資撤退、制裁)運動の推進者だった。
これに対してドイツの新聞が2月3日、ハージ氏の主張の一部を切りとって「反ユダヤ主義」だと非難する記事を掲載した。直後の7日、学術機関であるマックス・プランク研究所は、ハージ氏を擁護するのではなく、逆に「人種差別、イスラム嫌悪、反ユダヤ主義、差別、憎悪、煽動は、マックス・プランク研究所には居場所がない」「科学の信頼性を損ない、学術機関への信頼を傷つけた」とする公式声明を発表し、一方的にハージ氏との契約を打ち切った。
欧米政府や大学 イスラエル批判を禁忌
最近のドイツでは、同様の問題がくり返し起こっている。ロシア出身でアメリカに移住したユダヤ人作家マーシャ・ゲッセン氏は、昨年末、ハンナ・アーレント賞の受賞が決まっていた。ところがその直後、ゲッセン氏が『ニューヨーカー』誌への寄稿のなかで「現在のパレスチナはナチス占領下のユダヤ人ゲットーのようだ」と書いたことから、同賞のスポンサーであるドイツのハインリッヒ・ベル財団が授与式から撤退し、受賞がとり下げられた。
また2020年には、総合芸術祭「ルール・トリエンナーレ」がアフリカの代表的な脱植民地主義理論家アシル・ムベンベ氏(カメルーン)に開幕スピーチを依頼したところ、ドイツ連邦政府の反ユダヤ主義担当官とドイツ自由民主党所属の地方議員が主催者に圧力をかけ、招待のとり消しを求めた。ムベンベ氏がイスラエルの政策と南アフリカのアパルトヘイトを同一視し、「ナチスのホロコーストを絶対的なものではないと論じる“相対化”を図った」ことがその理由だった。
今年1月にはベルリン市が文化活動の助成金申請に「反ユダヤ主義条項」を入れると発表し、市民から大きな反発を受けた。助成金申請者は国際ホロコースト同盟(IHRA)による反ユダヤ主義の定義を受け入れることに同意しなければならない、というものだった。その定義には、「現在のイスラエルの政策をナチスの政策と比較すること」が反ユダヤ主義であり、糾弾されるべきという内容が含まれている。そこには「ナチスのホロコーストは他に類を見ない唯一無二の残虐な出来事であり、過去から現在までに世界中でおこなわれたいかなる行為とも比較できない」という考え方が根底に流れている。
ドイツでは、政府が「イスラエルの安全保障は国是」としており、イスラエル批判やパレスチナ連帯の言動は「反ユダヤ主義」とみなされ、法律で禁止している。
ハージ氏の身に起きたような言論弾圧は、オーストリアやスイスでも起こっており、研究者がバッシングを受けたり職を奪われたりしている。
それはアメリカも同じで、昨年12月、米連邦下院の公聴会に証人として出席したハーバード大、ペンシルベニア大、マサチューセッツ工科大の学長に対して、共和党議員が「ユダヤ人のジェノサイドを呼びかけることは、あなた方の大学では、いじめやハラスメントを禁止する学則違反に該当するか」と質問した。各大学の学生のなかで急速に広がるパレスチナ連帯の運動を揶揄(やゆ)したものだが、学長らは「文脈による」と答えた。これに対して「ユダヤ人のジェノサイドへの呼びかけを完全に非難しなかったことは反ユダヤ主義である」とのバッシングが始まり、多額の寄付金の引き上げなどが起こって、ペンシルベニア大のエリザベス・マギル学長とハーバード大のクローディン・ゲイ学長は辞任せざるをえなくなった。
そうした流れのなかで、もっとも人種差別を批判してきたハージ氏まで「反ユダヤ主義者」「人種差別主義者」として解雇されたため、各国の研究者たちから猛烈な抗議が巻き起こっている。ハージ氏の解雇は、批判的な言論を通じて学問が人類社会の平和と繁栄に貢献することを、他でもなく欧米政府とその学問の府が踏みにじっている姿を浮き彫りにした。
各国の学会が声明 「学問と表現の自由奪う」
「反シオニズムは反ユダヤ主義ではない」と書いたプラカードを掲げる抗議者(4月28日、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
これまでに、ハージ氏が勤務していたマックス・プランク研究所の同僚たちをはじめ、元の勤務先だったメルボルン大学の同僚たち、さらにドイツ社会・文化人類学会、アメリカ人類学会、アメリカ民族誌学会、イギリス中東研究学会、オーストラリア人類学会、チェコ社会人類学会、南アフリカ人類学協会、ヨーロッパ社会人類学会などが、学問の自由を擁護し、公式声明の撤回と謝罪、地位の回復を求める抗議声明を同研究所に送りつけている。いずれも学生たちが「ガザでの虐殺を止めろ!」と大規模な運動をくり広げている国々だ。
また、イスラエル・ユダヤ系の研究者たちを含む世界各地の有志も声を上げ、ハージ氏を支援する署名活動をおこなっている。
いち早く反応したのはドイツ社会文化人類学会で、2月12日、学問の自由に関する理事会声明を発表した。声明は、「私たちは、ドイツと世界において反ユダヤ主義、人種差別、イスラム嫌悪とたたかう必要性を強調する。しかしそれは、科学者の研究や声明を監視することによって達成することはできない。イスラエル・パレスチナ紛争をめぐっては、それが歴史的に推移してきた政治的、経済的、文化的な側面を議論することが必要であり、学者の排除は必要な議論を妨げている。私たちは、大学や研究機関が、多元的な異議申し立てを歓迎し、互いに批判しあい学びあう、議論と出会いの場となることを求める」とのべている。
同じ日、イスラエルや世界で活動するイスラエル系ユダヤ人の研究者60人以上も同研究所に抗議の声明を送った。声明は「ハージ氏の批判的分析は、ユダヤ人、キリスト教徒、イスラム教徒、その他の人々の平等な共存生活の可能性を呼び起こすものであり、反ユダヤ的なものではない。私たちの中にはナチス・ホロコーストの犠牲者の子孫もいれば、ホロコーストを研究しているものもいるが、私たちはユダヤ人として、イスラエル批判と反ユダヤ主義が混同されていることに懸念を表明する。それはドイツにおいてユダヤ人の生活を危機にさらしている。異論を唱える人々への迫害など、世界は厳しい状況に直面しているが、学術の府として批判的な意見に対する残忍な口封じに屈しないよう、そして公平な評価という学問的価値を守るよう強く求める」と訴えている。
ヨーロッパ社会人類学会も、「ハージ教授の研究に詳しい人なら誰でも、マックス・プランク研究所の公式声明が事実とはほど遠いことを知っている。人種差別、白人至上主義、ナショナリズム、そして中東に関する重要な研究において、ハージ教授は一貫してあらゆる種類の人種差別を力強く批判してきた」「ドイツの学者は、イスラエルの極右政府が犯した暴力に反対する意見を表明しようとすれば、民主主義社会と相容れない検閲、沈黙、脅迫にさらされている。私たちは、学術の場が権威主義に対して批判的であるべきだと改めて強調し、検閲の政治を逆転させる具体的措置をとるよう要求する」とのべた。
ハージ氏が35年以上教壇に立ってきたオーストラリアでは、メルボルン大学をはじめ各大学の研究者や学生たち440人以上が連名で、ハージ氏を支持する声明を発した。声明は「ハージ氏は反ユダヤ主義を含むさまざまな人種差別の多様な形態とあらわれ、それが生み出す弊害、そしてとくに入植者植民地主義が人種差別を伴う政策をおこなってきたことについて厳密に考えるよう主張してきた」とし、ハージ氏との連帯を確認している。
アメリカでは、アメリカ民族誌学会が次のような声明を発表した。
「私たちは人類学者および社会科学者として、世界中の学者や学術団体とともに、ガザにおける暴力に批判的な学問を標的にして、表現の自由に対する脅威が増大していることに憤りを表明する。長い搾取の歴史に加担してきた学問分野において、私たちは、反ユダヤ主義、イスラム恐怖症、反パレスチナ人種主義を含むあらゆる形態の帝国主義と人種主義を批判し、解体するために努力しなければならない。戦争と暴力が世界中でエスカレートし、国際司法裁判所が“イスラエルがガザでジェノサイドを犯している”と注意喚起をしているとき、私たちは正義と平和のためにおこなわれる学問を緊急に保護し、支援しなければならない」
イギリス中東学会は、中東と北アフリカの研究を中心におこなうヨーロッパ最大の全国的学術協会である。イギリス中東学会は、ハージ氏の解雇が「“反ユダヤ主義”の欠陥のある定義にもとづいている」と指摘している。
そして、「もともと反ユダヤ主義とは、ユダヤ人に対する憎悪や偏見のことで、ナチスのホロコーストを否定する暴言などを意味する。しかし、ハージ氏解雇の決定は、反ユダヤ主義とイスラエル批判を混同する、国際ホロコースト記念同盟の実用的な定義にもとづいているようだ。この定義については、人種差別に関する国連特別報告者が、“政治的に道具化されやすく、そこから人権への危害が生じる”と警告している。大多数のジェノサイドの研究者や法律専門家も、この定義は批判的思考と自由な論義が最優先される学術の場にはふさわしくないとの意見で一致している」と注意を喚起している。
南アフリカ人類学協会の理事会声明も、ドイツ語圏であるドイツ、オーストリア、スイスで同様の事件が起こっていることに触れた後、「ドイツ語圏の諸機関が、国際ホロコースト記念同盟の定義を適用し、イスラエルに対する批判を“反ユダヤ主義”だとして禁止しているが、それはイスラエルの国家と政治に対する批判を封じ込め、学問の自由と表現の自由を損なうものだ」と批判している。
日本でも、慶應義塾大学教授の塩原良和氏ら7人が呼びかけ人となって「ガッサン・ハージさんを支持する日本の研究者・市民からの声明」が呼びかけられ、賛同者は180人をこえている。
植民地主義の継承 大量虐殺正当化に利用
慶應義塾大学で13日に開催されたシンポジウムでも、「反ユダヤ主義」の問題が焦点の一つとなった。
武蔵大学教授の小森謙一郎氏は、ドイツの哲学者ユルゲン・ハーバーマスらがイスラエルを擁護する側に立ち、「ナチス時代の集団犯罪に照らせば、ユダヤ人の生活とイスラエルの生存権は特別の保護に値する中心的要素となる」との声明を出したことを批判的に紹介しつつ、こうしたドイツの政治文化が今回の解雇にも貫いているが、それは国際ホロコースト記念同盟の定義にもとづいているとのべた。
国際ホロコースト記念同盟とは1998年に設立された政府間組織で、現在、米英仏独伊など43カ国が参加している。問題の「反ユダヤ主義の定義」は、この同盟が2016年に採択したもの。11項目中7項目が現在のイスラエルを扱っており、「イスラエル国家の存在が人種差別的だと主張するなどしてユダヤ人の自決権を否定すること」「現代のイスラエルの政策をナチスの政策と比較すること」などが「反ユダヤ主義」として糾弾の対象となる。
それは法的拘束力を持つものではないが、欧米諸国の大半が受け入れ、2019年には米大統領トランプが、この定義による「反ユダヤ主義」から学生が守られていない大学は連邦政府からの資金提供を停止するとの行政命令を出した。
しかし、大多数のホロコースト研究者たちはこの定義を「ユダヤ人を守る目的にそぐわない」と批判し、2020年に「反セム主義(反ユダヤ主義)に関するエルサレム宣言」を発表した。それには「イスラエル国家に対する証拠にもとづく批判は反セム主義ではない」「イスラエルを入植者植民地主義やアパルトヘイトなど他の歴史的事例と比較することは反セム主義ではない」と明記している。
同シンポジウムで、東京外国語大学教授の黒木英充氏は、アメリカやイスラエルがこの「反ユダヤ主義」を武器にして、大量虐殺への批判をかわそうとする悪あがきをやっているとのべた。
ネタニヤフは昨年10月7日以降に米欧の首脳と次々と会見し、「ハマスは新しいナチであり、イスラム国だ。世界が団結してナチを倒したように、世界は一緒にハマスを打倒せねばならない。これは野蛮に対する文明のたたかいだ」とのべた。またアメリカ向けの演説で「反セム主義の暴徒がアメリカのトップクラスの大学を乗っとってしまった。連中はイスラエルの絶滅を叫び、ユダヤ人学生を攻撃し、ユダヤ人教員を攻撃している。これは1930年にドイツの大学で起こったことを彷彿(ほうふつ)とさせる」とのべた。
シンポジウムで登壇者は、イスラエルがパレスチナ人を人間と見なさず虐殺を続けることこそが植民地主義と人種主義に貫かれた行為であり、それはナチスの行為を彷彿とさせると指摘した。
また、ユダヤ人の哲学者で、米カリフォルニア大学バークレー校大学院で教鞭をとるジュディス・バトラー氏は、「イスラエルによるガザの家・病院・学校にいるパレスチナ人への攻撃、逃げている人々への攻撃はジェノサイドだ。その暴力は、組織的な強制退去・殺害・投獄・勾留・土地の収奪・生活の破壊を特徴とする、75年間にわたる暴力の一部である。イスラエルのパレスチナ占領における入植者植民地主義は人種差別の一形態であり、パレスチナ人は人間以下の存在として扱われている。そしてアメリカ政府は実際に武器や支援、助言を与え、大量虐殺という犯罪に加担している」「第一に、即時停戦が必要だ。そして根本的な解決とは、パレスチナ人が完全な自決権を得て、民主的な社会に暮らす道を模索することであり、祖国追放に終止符を打ち、奪われた土地が返還され、賠償がなされ、過酷な環境下で離散を強いられた多くの人々に帰還権を認める道を模索することだ」とのべている。
戦後長きにわたって、ナチスによるユダヤ人600万人の虐殺は唯一無二の戦争犯罪であるとされ、ナチスだけ悪者にして欧米諸国の植民地主義と人種主義の犯罪が覆い隠されてきた。それが今、イスラエルがパレスチナ人に対してナチスを想起させる民族浄化を実行し、それをアメリカはじめG7の国々が支え、ガザの虐殺に抗議する人々を「反ユダヤ主義」といって弾圧しているなかで、欺瞞のベールをとり払い歴史認識を問い直す動きが広がっている。
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/30482
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2024/09/10 (Tue) 08:55:09
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ドイツの「罪の克服」とは何だったのか
続壺齋閑話 (2024年9月10日 08:14)
https://blog2.hix05.com/2024/09/post-7982.html#more
雑誌「世界」の最新号(2024年10月号)に、「ドイツ『罪の克服』とはなんだったのか」と題する駒林歩美の小文が掲載されている。これは「イスラエルへの『偏愛』が生むレイシズム」という副題がついており、ドイツの異常なイスラエル贔屓の歴史的な背景について論じている。いま世界中を震撼させているイスラエルによるパレスチナ人の大虐殺(ジェノサイド)について、ドイツはアメリカと並んでイスラエルを支持し、パレスチナ人を殺すための兵器の提供を続けている。何がドイツをそれほどまでにイスラエル贔屓にするのか。
ドイツのイスラエル贔屓の異常さについては、ドイツの知性を代表するといわれるハーバーマスのような学者までが、今般の問題についてイスラエルの味方をしていることからもうかがわれる。とにかくドイツでは、国民あげてイスラエルを支持しており、イスラエルのユダヤ人がパレスチナ人の子どもを殺すことになんらの問題意識ももっていない。パレスチナ人をあたかも殺すべき害虫のように見ているのではないか。
ドイツは、イスラエルの安全保障を国是だと主張し、ハマスとの対立が始まって以来、前年比10倍の武器の提供をして、イスラエルのパレスチナ人虐殺に大きく貢献している。ドイツがなぜイスラエルの安全保障を国是としているのか。それはナチスによるユダヤ人迫害への反省の表れだといえるそうだ。その反省が極端なユダヤ人保護政策をもたらし、そのユダヤ人とイスラエル国家を同一視することから、無条件のイスラエル支持につながった。いまやドイツでは、イスラエルを批判することはタブーである。ユダヤ人の中には、イスラエルを批判する人もいるが、そういうユダヤ人も迫害の対象となる。なにしろ内務大臣自らが、イスラエルを批判するものは反ユダヤ主義を広める危険人物として逮捕するとうそぶいているというのである。
この小論は、ベルリン在住のユダヤ人精神分析家イリス・ヘフェッツ女史へのインタビューを踏まえているものだが、そのヘフェッツ女史はイスラエル国家の行為を批判し、イスラエルを無条件に支持するドイツに疑問を投げかけている。ごくあたりまえの行為だと思うが、そんな彼女でも、ドイツ政府の迫害を身近に感じるほど、いまのドイツはおかしくなっているという。
ヘフェッツ女史によれば、今のドイツがやっていることは、すべてのドイツ人に同じように行動する、つまりイスラエルを支持するように求めることだ。同じように行動しなければ切り捨てる。だがそれはかつてナチスがやったことである。ドイツ政府はナチスのやったことを反省すると言いながら、実はナチスと全く異ならないことをやっていると女史は批判するのである。
小生も女史の主張に同感である。 ドイツ人は頭がおかしくなっている、としか思えない。その頭のおかしくなったドイツ人が、またぞろナチスと同じようなことをしている。実に不気味なことではないか。
https://blog2.hix05.com/2024/09/post-7982.html#more
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2024/10/15 (Tue) 09:16:03
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【山崎行太郎チャンネル】ハイデッガーとナチズム について。
森哲子事務所 2024/05/15
https://www.youtube.com/watch?v=FY1DCBPhygU
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2024/10/17 (Thu) 17:13:55
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ドイツのビッグ3(VW、メルセデス、BMW)が存続危機
2024.10.17
https://www.thutmosev.com/archives/37172.html
特に評判が悪いのはポルシェのEVタイカン、買った人によると「ポルシェの中国コピーより酷い」という
https://tork.buzz/evhybrid/With-Sporty-Flair-Porsches-Main-Attractions-at-2024-Auto-China-20240430-0019.html
中国依存とEV大敗で経営危機
2024年8月1日早朝、韓国・仁川市のマンションの地下駐車場にあったEV、メルセデス・ベンツの「EQE」が出火し地下にあった100台以上の車がすべて廃車になった
出火時の映像が防犯カメラに記録されていて白い煙が出てから数秒後に爆発的な火災が発生し、誰かが気づいても止める事は絶対に不可能だった
出火したのが1000万円以上するベンツの高級車だったのが話題になったが、同時にバッテリーなどEVに関する部品すべてが中国製だったと報道された
韓国は人口比で世界で最もベンツが売れる国らしいのだが、その韓国人は「ベンツはドイツ車ではなく中国車」「これではBYDと同じ」「詐欺ベンツだ」という声が挙がった
これらが今ドイツ車の置かれている苦悩をすべて言い表していて、ドイツではEVもバッテリーもモーターもソフトウェアも何も作れない
ドイツでできるのはせいぜい鉄板をプレスしたり内装を取り付けることだけで、それも東欧諸国のほうが人件費などが安いので実はドイツでは何もしていない
日本のビジネス系メディアなどは「ドイツのような効率的な経営を日本は模範とするべきだ」と救いようがないトンチンカンな報道をしていた
バッテリーもモーターもソフトウェアも鉄板も内装もすべて外国製なら外国メーカーが外国で生産すれば良いのであって、ベンツのエンブレムをつけて1200万円で売る必要がない
韓国人が嘆いたように「中身はBYDの偽ベンツ」ならば本物のBYDを買えば値段は1/3なのであって、ベンツは正に「詐欺ベンツ」になり果てた
VW傘下のアウディやポルシェも同様でカッコいい車体にカッコいいエンブレムをつけているが中身はBYD、BYDにポルシェのワッペンを張っただけで3倍の値段で売れるのだから笑いが止まらないだろう
だがドイツメーカーのEVを1000万円超で買った富裕層からは「ドイツ車の水準ではない」「高額な価格にふさわしくない」という不満が聞かれ実際に売れていない
中国ではBYDが売上トップでテスラが2位以下、ドイツ系EVはEV市場の10%未満に過ぎず、EV販売自体が新車の22%程度に過ぎない(政府はPHVを含める事でEVシェアを水増ししている)
すべて中国で作っているドイツ車は中国車だ
VW、ベンツ、BMWの3社は取り返しがつかないほど中国に過剰投資してしまい、もう中国から脱出するのも縮小するのも不可能になっている
VWは一時期全世界売り上げの3割以上を中国が占めていて、他のドイツ勢も似たり寄ったりだが中国の自動車販売は成長から縮小に転じた
中国市場自体が縮小しているうえにドイツ車のシェアが以前は4割近かったのに現在は19%程度で、日本車の15%より高いが年々下がっている
日本車が中国のシェアを下げているのは撤退しているからで、日産やホンダなども儲からなくなったら工場を閉鎖したり縮小撤退します
ドイツ御三家はそうした選択ができないほど中国に投資してしまっていて、例えばベンツやVWはドイツ国内より中国工場のほうが多かったりする
それにドイツ国内ではEVを作れないので部品を全部ドイツに運んで組み立てるか、中国工場で組み立ててドイツに輸入するしかない
日本メーカーにはトヨタを含めて中国から撤退するという選択肢が残されていて、例えばトヨタの23年販売台数が1100万台で、中国販売はこのうち190万7,600台だった
2割弱が中国販売で合計では世界一となったが、トヨタとしては儲かれば中国事業を続けるだろうし、赤字を出してまで中国にはこだわらない
中国政府はBYDなど国産メーカー優遇をはっきり打ち出しているので、今は優遇されているテスラも難癖をつけて追い出すだろうと考えています
中国国産メーカーのシェアを増やして外国メーカーを追い出すのは中国の国策なのでどうしようもなく、ここで頑張ってもドイツ車は食い物にされるだけです
ドイツ車の従来のステータスは日本車より数段上のデザイン、大排気量やお金を掛けたメカニズム、それらが生み出すパワーや乗り味の違いといったものでした
だがエンジンではなくEVだと 大出力のモーターを搭載すれば全世界すべて同じ馬力だし、そのモーターやバッテリーは中国製です
ここに根本的な矛盾があって何もかも中国で作っているならそれは中国車であってドイツ車ではなく、実際に乗った人も「BYDと変わらない」という感想を持ったりする
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