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2022/11/03 (Thu) 08:10:41
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Western electric 124 amplifier _ すべてのアンプの中で最も艶やかな音の WE350B プッシュプルアンプ
Western electric 124 amplifier - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Western+electric+124+amplifier+&sp=mAEB
WE124 モノーラルパワーアンプ 1940年 アメリカ合衆国
出力 12W/12W
出力管 WE350B/6L6系×2
整流菅 274B/5U4×1
ドライバー菅 6J7/348A×1
サイズ W487×H180×D180mm
重量 11.4kg (実測)
WE124 はエーテルが空間を漂っているようなリキッドな霊的感覚がある。非常に甘美な音色で、華やかで輝かしく暖かく軟らかい。文明の爛熟を思わせる退廃的な薫りは、だが豪華極まりない。糜爛したように熟成された完熟の果実の味わい。
今回の再生では Western Electric124 の音色の色香に先に幻惑されますが、
(ちなみにあのアンプは電話交換用が多かったようですが、あの媚薬的な音の個性は交換手の女性の年齢詐称に役立ったかも。)
まずもって業務用として実に高い能力を有しているな、と感じた次第です。
何せタンノイ モニターシルバーが他のアンプで、こういう鳴りかたをしたのを聴いたことがなかったですから。
WE124はかなり以前になりますが、私がタンノイに似合ったパワーアンプをいろいろと見ていた頃、店主が「こんなのもあるよ」と、前期型のレクタンギュラーヨークでマーラーの三番のイントロを聴かせてくれたのが初体験でした。
レクタンのモニターゴールドが、何時にも増して煌びやかに響いた衝撃は新鮮でした。
これが Western Electric の音か、と。
ちょっと目が覚めるのが遅い傾向はありますが、好調になると先述のような音です。
手許にある回路図では OPT 二次側からは負帰還をかけていませんのでトランスそのものが相当に立派なのでしょう。
やはり「トランスが只者ではない」のでしょう。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/music/11602/1423704997/
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Western Labo WE 124型 球無 2台 [22644]
1,760,000円
https://westernlabo.net/?pid=151504926
商品説明
Western Electric 124型 モノラルパワーアンプ 2台です。
こちらの商品は、ウエスタンラボにて制作した商品です。
INPUT 285P、OUTPUT 171Cはオリジナル品を使用しています。
電源トランス 367Aとチョークトランス 221GはWestern Labo製です。
位相転換回路とNFB回路は、133Aと118A型を採用して、124 AMP最大限の欠点を改良しています。
底力のある濃厚な中低音域、新鮮で音場空間の再現力は見事で音楽の世界です。
入力段には600w/600Ω 2dB/STEP アッテネーターを追加してあります。
・電源:AC100V 50Hz/60Hz
写真のWestern Electric 350B、274Bは付属いたしません。ご注意下さいませ。
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2010年01月13日
3種類の WE の代表的なアンプ(91/124/86)を極力オリジナルパーツと元回路に拘って製作しました。
(実は途中で50シングルも作りましたが・・・)
同じプリ・アッテネーター・スピーカーでジャズとボーカル・ロックなどを聞いた結論として、どれが良いなどと恐ろしい事は言えそうもありませんが、
感想として・・・・
一番印象的なのは124です。ちょっと化粧の濃い目のお姉さんで・・・パッと目にものすごく惹かれます!
でも長く聞いていると、若干飽きてきます。(でも又聞きたくなります)
次に86アンプは趣がまったく異なり、自然で清楚な山の手のお嬢様の感じです(笑)
八島誠コレクションにも、「変に強調する所が無く何時間聞いていても疲れない自然の音」とありますが正にそのとおりです。
ただ、ちょっと刺激好きな私としては物足りない・・・・(すごく綺麗で輝きも余韻もあります)
そこで91Typeを元の310A2本のオリジナル回路に戻し、NFBのかけ方もオリジナルにしたものを
聞き比べました。
どうしてシングルでこれだけしっかりした低音が出るのか(出すぎという人もあるようです)わかりませんが、強力な低域と澄んだ広域が絶妙です。
ただ、124のような色気はありません。
勿論、回路のくせもあるのでしょうが、124はオール5極管・86はオール3極管・91は5極管と3極管
となっていますので、相関関係があるかとも思われます。
50シングルに触れませんでしたが、低域の硬さとスピーカーからの音離れの良さは、こちらが勝ちですがWEの音とは異なります。
そんな訳で、回路の面白さや「おしつけがましさ」を取ると124が魅力的です。
https://smcb.jp/communities/2154/topics/588869
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情熱のオーディオ WE 124A (Lengevin108A) 2004.09.03
http://mikami.a.la9.jp/audio/we124/we124.htm
Western Electric からライセンスを受けLengevin 社が製造した108型アンプ-回路は、WE124 に忠実である。
Langevin 108Aは、同社がWestern Electricから、ライセンスを受けて生産し、レコーディング・スタジオや放送局等の業務用システムに使用されていたもので回路は有名な WE124 に忠実である。108型は拙宅に輿入れして初めて知ることとなったが、この108型は A,B,C,D と4機種あり、それぞれ Western Electric 124 のAから D に対応している。
WE124 の回路は、今日に至る近代的プシュプルアンプの原点を見る思いの回路構成になっている。すなわちトランスによらず、ドライバー段の真空管による位相反転であるが、その手法はPG位相反転?という、ムラードやPKに慣れた私たちから見ると超古典型の回路である。帰還の掛けかたも独特である。恐らくは耳で煮詰めた回路では思われる。古典アンプは、どうしてこんなことをするのか良く分からない回路が随所に登場して興味深い。2段増幅のゲインの不足は、インターステージ・トランスを最初において5倍程度の利得を稼いでいるようだ。124D(108D)型の場合は、このインターステージの場所に618A型のイントラと1612による増幅段があり、3段の構成になる。この108Aは、6SJ7-6L6が使用してあり、1946年製である。
甦るビンテージの音
まずもって、1940年代の製品が現存し、そして動作するということに敬礼しなければならない。歴史を生き抜いてきたビンテージには真摯な姿勢で向かわなければならない。電源を入れずに数日間回路と実装を十分に調べる、不明部分は実物から回路を起こしなおす。かかる作業の間は人間様のほうはアルコールは禁物である。アルコールは清掃が必要なときに使用する。
電気的性能は、近代的な真空管アンプに比べて落ちているのは致し方ない。残留雑音、歪、周波数特性は、経年変化により劣化している。動作点もずれているだろう。しかし60年を経過して、実用に十分以上の電気特性を維持しているのは、驚嘆に値する。基本設計の秀越さが伺い知れる。自作モノの"高性能アンプ"などは、60年も生き長らえることはないだろう。
さて肝心の音であるが、負帰還ペントードの音のよいところを存分に引き出したもので、音が十二分に煮詰められており、すばらしくバランスがとれている。あらゆるソースと使用環境で、破綻をきたさないプロの音作りだ。常日頃無帰還トライオードで、レーシング・マシンのようなピーク性能重視の不安定?で、大袈裟で危なっかしい装置を聴きなれている者にとっては、実に安心して聴ける音である。
私には、このようなアンプの音は永遠に作れないだろうと思った。人格の陶冶が必要である。ある意味で大成した音である。出力トランスも Western 117C でないのが良いのかもしれない。あえて聴かそうと力まないのが好感が持てる。
http://mikami.a.la9.jp/audio/we124/we124.htm
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情熱のオーディオ WE 124A のレストア(Lengevin108A) 12/29/2006
http://mikami.a.la9.jp/audio/we124_r1/we124_r1.htm
WE124 のライセンス生産品のLV-108 をレストアする
Langevin 108A ( WE124 と同回路)のレストア
Langevin 108Aは、Western Electric社のライセンスを受けて生産品でWE124と同回路構成をとっています.
1946年製造のもので,さすがに年代を経ており部品の劣化などもあり測定した特性は好ましくありません.しかしその音にはなかなかに惹きつけるものがあり,いつかなんとかしようと思いながらも2年以上も経過してしまいました.しかしこの間WE-124の回路図も入手でき,このLV-108の回路も調べて次第に明らかになってきたので,レストアをはじめました.妙なハム音が聞こえるので,まずそれから退治することにしました.下は作業中の様子.オシロの波形は,アウトプット・トランスのセンターに現れたリプルです.
レストアの難しさ
写真は,6L6のスクリーン・グリッドです.1と2は,それぞれ2台のアンプの比較です.このほかにそれぞれのアンプの随所に怪しいところがあります.完全に臓物をとり払ってしまって別の部品で組み上げてしまうのは容易なのですが,製造当初の意図した音のバランスになるかは不明です.よって劣化部品を追い込んで特定し,なるべく少ない部品の交換で,基本性能を確保しようということにしました.怪しいところを片っ端から交換してしまえば楽なのですが,そうするとバランスが狂う可能性があります.困ったものです.故障なら楽なのですが,劣化というものは実にさじ加減が難しいですね.下のオシロは,テクトロの314型というこれもビンテージのストレージ・オシロですが,根性なしなのでデジカメでパチリしました.
意外な音の激変と最低限の改造
普通は電解コンデンサが一番怪しいので,容量抜けとリークを調べてみましたが,おおむね我慢範囲内でした.測定データから見て怪しそうなものだけを2箇所変えて,ハムはおさまりました.さてこれからが問題です.全く問題ないはずのサンガモの円筒形のオイルコンが測定中にとろとろとオイルを流しはじめたのです.流すのは電流だけにして欲しかったのですが,これを交換しました.電気特性的にはまったくの正常部品です.交換したのは写真中央にタイラップでとりあえず固定している角型の同容量のオイルコンです.耐圧だけは1,500Vあります.音が激変して良くなりましたね.唖然としました.多分元々の音に近づきました.そんな変わり方です.レストアというのは,注意深くすすめなければいけませんね.動作点は結構ずれまくっていますが,これを設計当初に状態に持っていけば,かなり復元できるかもしれません.残留雑音などは,臓物ぜんぶ取り換えなければムリですから,劣化して抵抗値が狂ってきたものを修正して動作点に近づけていくくらいでしょうか.それにしてもこの位相反転回路は,理論的にはさることながら,全体の回路構成でバランスをとってみると聴感上はかなりいいものかも知れません.
http://mikami.a.la9.jp/audio/we124_r1/we124_r1.htm
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2022/11/03 (Thu) 08:13:45
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WE350B _ ウエスタン・エレクトリックの真空管の中でも特に濃厚な音がするビーム管の最高傑作
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/132.html
Western electric 124 amplifier _ すべてのアンプの中で最も艶やかな音の WE350B プッシュプルアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/133.html
ウェスタン・エレクトリック伝説 _ オーディオのパラレルワールド
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14004149
ウェスタン・エレクトリック 300B を使ったアンプは買ってはいけない
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14004441
ウェスタン・エレクトリック最高の出力管 VT52 を使ったアンプ
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14030305
ウェスタン・エレクトリックで一番いい音のアンプはどれか?
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14031381
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2022/11/03 (Thu) 08:29:24
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Marantz Model 7 Western electric 124 - YouTube
https://www.youtube.com/results?search_query=Marantz+Model+7+Western+electric+124+++++cello+krell
禁断のKRELL
2018年09月20日(木)
Western electric124 モノーラルパワーアンプ 1940年 アメリカ合衆国
https://ameblo.jp/507576/entry-12406190311.html?frm=theme
凄艶なる美の饗宴
豪華絢爛なWesternの饗宴。音に溌剌としたハリがあり、
堂々たるスケール感の雄大さ。温度感が高く広がりがあり、
包みこまれる柔らかい音だが、鮮烈な音楽の波動が放射され、
圧倒される!腹に響く底力ある低音。暖気には1~2時間はかかる。
最初に聴いたMarantz7とMarantz8Bは、訪問時間を伝えておいたので
暖気十分、124に繋ぎ変えて貰った途端、なにもかもが一変した。
Marantz8Bから繋ぎ換えた瞬間、一気に華やかになる!
「黄金の組み合わせ」に割って入った124は暖気に時間が掛かるアンプにも
関わらず、名機 Marantz8Bを一瞬で葬りさった。甚だしい大差で。
明るくとても華やかさがあり、濃い音質でホーン型向きの
力強いアメリカンサウンド。美音で薫り高く、艶やかなサウンド。
甘美な音で母性を思わせる非常に情感豊かで優しい音色。
エーテルが空間を漂っているようなリキッドな霊的感覚を感じる。
戦後のWEアンプでもっともWE色が強く、 百花繚乱の凄美艶音を聴かせる。
文明の爛熟を思わせる退廃的な薫りは、だが豪華極まりない。
糜爛したように熟成された完熟の果実の味わい。
有帰還アンプだが12Wという出力値より若干余裕が感じられる。
音には渋さや古めかしさも感じられるが、WE124は夢の中にいるかのような
美しい音である。人の声も、弦の音も絶世の美しさ。明るい音で、
スポットライトが当たったような眩しさや、真珠のような輝きと光沢がある。
Western electric 124の音を聴いた先人はとてつもない衝撃を受けた事でしょう。
なぜなら音楽に生命が宿っている音響装置などこれまで存在しなかったからです。
WEは音楽に命を吹き込む事が出来たのです。
原初にして未だ人類未到の領域に踏み込んだのです。
WEの開発には当時の音楽家たちも多数参加したとされています。
ただし、Western electric 124のような年代物のアンプは周波数特性、
ノイズフロアー、歪み率、ステレオ・イメージで現代水準と
比較すると厳しいと言われる。実際に聴いたところ、
ノイズフロアー、聴感上のレンジ感は問題なし。鳴らしたスピーカーが
JBL S9800SEという現代モデルだからだろうか。歪み率はかなり高い、
歪みはスピーカーが大きく現代的になるほど粗が目立つようになる。
この歪みもまた音楽性だ。情報量はやや少なく不満を感じてしまう。
ステレオ・イメージも現代との性能差を感じる。元々124はモノラルアンプである。
ステレオ感が少し弱いので、理想を言えばレア球を使って厳密にペア取りしたい。
音の整合が違ってくる。プログラムソースを選ぶ傾向が強く、
時にローエンドの機器にも大敗するケースは多い。
ハイファイアンプとはとても言えない音質クオリティである。
WEは良い音で鳴らす使いこなし(組み合わせ)もまた難しい。
WE124は音楽の感情表現を伝える力が一番高い、それと鳴った瞬間から
一般的な球アンプとは別物の鳴り方をする。一言でいって原音忠実からは遠い。
高域が美しく輝いている。音場の見通しの悪い非常に濃厚な音ではあるが、
凄みすら感じる物凄い鮮烈さと高域方向の驚くべき明瞭さがあるので、
透明感の低さというウィークを殆ど意識しないで気持ちよく聴くことが
出来る。600Ω受けの業務用機器なのでプリアンプはそれに対応した
製品を組み合わせたい。ALTEC 1567Aミキサープリなら間違いないだろう。
球のプリ以外合わないと思うが、Cello Encore1MΩ(1000Ω)プリは数値的にはマッチする。
インピーダンスの整合が取れないと音が重苦しくなる可能性がある。
Marantz Model7は出力インピーダンスこそ低いが大変素晴らしい音を出した。
やはりヴィンテージの球プリと相性が良い。スピーカーも選ぶアンプである。
マッチするスピーカーは AXIOM80、 ALTEC A5,A7,604,604B oldtype
TANNOY autogrph,ⅢLZ,VITVAOX CN191 これは意外だがJBL DD66000などと
相性が良い。ステップアップトランス(昇圧トランス)を使って110Vで運用すると
音色がすごくよくなる。大音量についてはWestern124で94dBのスピーカーを
駆動し100dB平均をクリアし、ギリギリで満足できるといったところ。ここから
ほんの少しでも欲張ると音に歪みが現れる。(※コンデンサーのリークの疑い有り)
理論上能率が3dB上がると音量は倍に上がる。S9800SEも96dBくらい
あればと思う。DD66000だともっと満足できるだろう。4Ωスピーカーまで対応。
Westernはやはり300Bを搭載した製品が王者でありWE86やWE91と
比較するとWE124は中堅といった所。WE350Bを使った超有名アンプ。
実物は小さく1940年代の古い製品である。20年前は100万円だったが
現在は240万に高騰。79年~という歳月により経年劣化でノイズや
ぼんやりした音を出す個体が多いので注意。
他には最高峰モデル WE41A、42A、WE143 なども聴いた。
音はやはりWEの音ですね。WEの音は「心をワシ掴みに」される音ですね。
真空管アンプで女性ボーカルを聴いて究極の陶酔状態に浸りたい
オーディオファイルには垂涎の装置でしょうね。
WEの音は時代を軽く飛び超えている。
出力 12W/12W
出力管 WE350B/6L6系×2 整流菅 274B/5U4G×1 ドライバー菅 6J7/348A×1
サイズ W487×H180×D180mm 11.4kg (実測)
電圧 110v 仕様
Westernのアンプの現役時代、1940年代頃のアメリカは105v電圧の地域と120v電圧の地域があった。なので米国業務用アンプは105-125v対応となっている。
Western86や124は110vで駆動するのが最適である。
ELTUS ステップアップトランス BOOSTER Tが110V電圧タップに対応しマッチするだろう。
※電源トランスの高圧タップの接続を変えることにより12W/20Wに切り替え可能。
真空管の消耗が早くなるのでお勧めは出来ない。ヒューズは30mm1.6Aである。
(スローブロータイプ)
Western electric 124は1940~1949年のold type(初期シルバー → グレイエナメル)と1950年以降のnew type(グレイエナメル)がある。旧型は電源TがWE367A
チョークTがWE221G 出力TがWE171C 新型は電源TがKS-1382(トライアッド)
チョークTがKS-13822(トライアッド)電源TはWE171Cで共通。
124アンプの球のランク付け
松 WE350B WE274B WE348A(シールド付き)
竹 NATIONAL UNION 350B RCA 5U4G RCA 6J7
梅 RCA 6L6G 5U4GB 6J7
(↓6L6WGB)
Western electric 124は電源TがWE367A、チョークTがWE221G、出力TがWE171Cで
インプットTが618C、真空管がWE350B、274B、348A(シールド付き)という条件が揃って
良い音で鳴り始める。とても年代が古く高価な物だから、実物をしっかりと聴かせてもらって
説得力のある音でない限り買ってはいけない。
WE274Bは音質貢献度が大きい上に50年以上の寿命がある。出力管は
WE350Bが最高峰だが値段が高い上にビーム菅なので寿命が短く、基本的に時間の経過で
強制的に取り換えられていた中古球なので、高価なのに3~5年で寿命が切れる事もしばしば。
National union350Bは二番目に音がよく構造が良く似ている。その次がセンコドンである。
WE350BもNU350Bも球数が少ない。三番目に音が良いのは350に形状が似ている
RCA 6L6Gである。6L6系はどれでも使える。6L6Gがベスト、6L6は中身が見えない
黒色のメタル管、6L6Cなどもある。6L6系は現代管でも盛んに製造されているので
球がなくて124がゴミになる事はないが、やはり最低でもヴィンテージ球で運用したい
パワーアンプである。RCA 6L6Gは350Bのコクが薄くなりサラッとした感じの音になる。
インプットトランスは回路次第だがキャノンがトランスを通る。
業務用ではない民生用プリでトランスを通すと音が崩れる恐れがある。
インプットトランス:618Cを搭載したものが値段が高く、店によっては50万値段が
違う事もある。フォノ入力だけではなくCDの音が俄然良くなる奥行きがでて
奥深い音になる。XLR端子が600Ω、RCA端子が25Kである。285Lだと150万~250万まで。
インプットトランスがないものもある。トランス類は電源トランス、出力トランス
チョークトランス、インプットトランスの四つ。チョークトランスは筐体内部に
隠れているものもある。
WE124は放送局、録音スタジオ、リピーターアンプ用に開発された。
WE143はシアター用に開発された。遥かに力があり、ゆったりした懐の深い音が出る。
WE124の2018年時点の相場は150万~240万、高くても税込みで250万程度。
WEのアンプの中では人気№1。WE124は足が早い、(商品化されたらたちまち売れる)
WEのアンプは全てリースのみで販売はされず、高額で顧客に貸し出されていた。
リース中の故障はWE社の責任になるので、故障が少なく、極めて信頼性が高い。
※古い製品なのでMC275等と同様に出力管の調整機構はありません、
調整できない分球の特性を厳密に揃えないとブーンというハムノイズや
ザッザッというノイズが乗ったりします。また当然ですが、整流菅、ドライバー菅の
調整機構は一切ありません。真空管の交換は電源切って球が冷えた後、
"抜いて・差すだけ"で差し替えできます。(マニアは熱いまま抜き差ししますが)
とても古い製品なので球の足とソケットは専用クリーニングキットでよく清掃しましょう。
古い製品ですが本体やトランスを動作中に触っても漏電による感電の危険性はありません。
Western124は一万台は製造されたと思われる。モノラルで使用するアンプだったのでステレオでは5,000ペア以上という事である。
Western124は数年前まで日本市場に相当数の在庫があったのですが、
ヴァイオリンのStradivarius、TANNOY Monitor Silver、Red、Goldなどと同様で
値段が下がったことがない。中国、香港、韓国のバイヤーが
やってきて買い占めて行ったので流通在庫が払底している。
香港と韓国の人は自分で聴くための物なのですが、
中国は政治が悪いので海外に優秀な人材が流出する事が多い。
自国の政府や通貨の人民元が信用できないので、拝金思想や投資欲が強く、
中国の人は投機目的でWesternを買い求める。韓国も日本と同様で
アメリカへの憧れが強く、1945年の敗戦は韓国の立場からみると
独立解放記念日という事になる。したがって米国のWesternに憧れる。
朝鮮戦争で北朝鮮に攻め込まれて滅亡寸前まで行ったところを
救ってくれたのもアメリカ軍を主軸とした連合国軍だったのである。
Western electric 1086>WE91>WE133A>WE92>WE124 (WE41 WE42 WE43 WE142 WE143)
こうした序列関係だと推察される。( ) 内のモデルよりWE86やWE124の方が良い。
これらと他のウエスタンのアンプの違いは大きいので注意。
ウエスタンはもの凄く魅力的な音なので、WEを多数コレクションする熱烈なWEマニアが多い。
ここで注意すべきなのは、Westernマニアは最低でも還暦の60歳以上の人ばかりである。
海外に流出させるには忍びないので日本の愛好者も負けじと手にしてほしい。
ただし、ハイエンド一筋でやってた人がWesternを聴いて転向するかというと、やや難しいと思う。
にわかでは乗りこなすのは難しいアンプなので心と資金に余裕がある人に挑戦して頂きたいと切に願います。
残念ながらこのスピーカーはちょっとWEとはマッチしない様ですが。
https://ameblo.jp/507576/entry-12406190311.html?frm=theme