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鄙びた歴史あるオンボロ一軒宿 _ 岡山県 小森温泉

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2022/07/05 (Tue) 02:06:35


鄙びた歴史あるオンボロ一軒宿 _ 岡山県 小森温泉

享保年間に、備前国主の命により完成した温泉ゆえ、随分長い歴史を有する。宿もかなり鄙びたもので、玄関を入ると動物の木像や剥製が並べられており、少々驚かされる。なかでも目を引くのは壁に貼り付いているワニの剥製で、これは圧巻。まさかワニが壁に貼り付いているとは思わず、巨大なムササビかと勘違いした次第。あまり気味の良いものではない。

脱衣場には脱衣籠しかなく、貴重品はロッカーに保管すべし。貴重品ロッカーの鍵は宿の人に千円を寄託して預かるシステム、鍵を返却の際に、千円も戻るのでご心配なく。
男湯は半地下ともいうべき場所に脱衣場と浴室がある。そのため洞窟の中にいるような感覚にとらわれる。脱衣場も浴室も小振りなもの。浴室の窓も小さなもので、湿気がこもりやすい。窓の外は小さな川で、水車が目に入る。

浴槽は一つの浴槽を中央で区切り、やや熱めの湯とぬるめの湯に分けている。加熱された源泉が注がれる部分の浴槽の湯温が当然高くなり、横のぬるめの浴槽は、時間が経過したため温度が下がった湯で満たされることになる。新鮮なのは熱めの浴槽だが、夏場は少々辛いものがある。

アルカリ性単純泉であるものの、しっかりとした硫黄臭で満たされ、源泉かけ流しを実感する。湧出温度は低いために加温されているが、加水はされておらずそのままかけ流す利用方法は、近隣の湯の瀬温泉と同様で、良心的である。浴槽が小さくても、建物が古くても、そんなものは温泉の価値とは無関係、このままの利用方法を継続してほしい。すぐ近くに日帰り公共施設ができたらしいが、同じ小森温泉の源泉を利用しても、その泉質には雲泥の差がある由、温泉は自然そのままが一番である
http://kuchikomi.nifty.com/onsen/kk/ElementKuchikomiList.do?Theme_ID=255&Element_ID=33010072&order_by=1



岡山市内からほど近い吉備中央町に、岡山藩主池田継政公が築いた小森温泉という有名な湯治場がある。非常に評判が良いようなので訪れてはみたのだが、ゴールデンウィークの為か来客が多く、しかも湯が熱い為、泉質は良かったが、寛ぐには不適であると感じ、早々に退出した。

そこでもう一軒、目をつけていた温泉宿に向かうことにした。距離にしておよそ2km弱、それがここ「湯の瀬温泉 藤井旅館」である。
立ち寄りが可能かどうか宿の方に確認したところ、連休中にも関わらず快く受け入れて下さったので、有難く入湯させて頂くことにした。

源泉は掛け流しで、適温に調整されている。泉質は硫黄を含むアルカリ性単純泉で、硫黄の香りもさることながら、pH9.3という高いアルカリイオン濃度から生まれるツルツル感もなかなかのものである。更に湯船には細かな湯の花が多数浮かんでおり、温泉情緒をかき立てる。

体を洗うのにシャワーを浴びようとすると、そこにも源泉をふんだんに使用しており、豊富な冷鉱泉を体の隅々まで浴びることができる。源泉を口に含むと、柔らかな口当たりとともに、ほのかなたまご味を感知することができる。
ただこの温泉、冷鉱泉の為、入浴に適した温度にするには加熱を要する。一緒に入浴していた方と話をしていたのだが、これだけの浴槽にずっと流しっぱなしにしようと思ったら、間違いなく莫大な燃料費を計上しなければならない。それにも関わらず低廉な価格で入湯することができる、そのことに俺は感謝せずにいられなかった。

国道沿いに位置する小森温泉と比べて知名度は今ひとつであるが、俺的には是非こちらをお薦めしたい。でもあまり知られたくない、そんな二律背反の思いが渦巻く今日この頃である。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~sparoad/yunose.html



湯の瀬、小森の硫黄コンビ

湯の瀬温泉  藤井旅館
27度  アルカリ性単純泉 PH9.4 透明、小たまご味、硫黄臭 HS-が0.3の温泉 CO3が5.1にてつるつる度がでている。ここで山梨のときから思っていた炭酸イオンによるつるつる感がかなりの割合を持っていることが明確になったように感じた。一般的単純硫黄泉といったところだが岡山にあると良さが倍加する。

小森温泉
28.1度  アル単泉 分析では湯の瀬と同じ硫黄であるが、確かな硫黄臭とたまご味があり、浴室の閉鎖加減から湯の瀬以上に感じる。掛け流しでつるつるした良い湯、ここの湯はかなりのものだと思った。湯口についた白い硫黄細菌による湯の華が雰囲気を盛り上げてくれる。宿の鄙びもそれなりの時間の経過を感じる。玄関横にも源泉あり。
http://allabout.co.jp/travel/hotspring/closeup/CU20010802D/index.htm



同じお湯を使っていても:

ラーバニスト小森の里 (岡山県)

江戸時代に岡山藩の事業として開かれた小森温泉を引いている。低料金で外来入浴ができる宿泊施設。地元で採れた山菜や野菜を使った自慢の料理を味わうことができる。

塩素臭が・・・ (ラーバニスト小森の里)

小さな,4~5人程度で一杯の浴槽が一つ。あとはなにも無し。
私は,温泉に入ったとき,温泉成分が流れてしまわないように風呂上がりには,かけ湯をしない。しかし,帰路車のなかで,自分自身が塩素臭いのに閉口した。 浴槽でも,若干塩素臭がしたが,身体にへばり付いているといった感じは始めての経験である。
すぐ近くの,小森温泉,湯の瀬温泉との泉質(というかお湯の扱い)の違い,その落差の大きさにビックリした。


湯の瀬温泉旅館
5~6人が入浴すれば,満員の浴槽が一つ。他の設備はなにも無いが,泉質はすばらしい。
硫黄と言うか,硫化水素の臭いは,本当の温泉であることを教えてくれる。
全盛の循環泉とは,比較にならない入浴感に,満足しました。
なお,直ぐ近くの「小森温泉」と泉質は非常に似ていると思います。もっとも,小森温泉は設備は全然駄目ですが・・・(しかし,この温泉と同様,泉質の素晴らしさで,私は推薦する温泉の一つです)。


湯治場風の雰囲気。源泉架け流しの湯 (小森温泉)

硫黄臭と,肌にヌルっと感じる湯は,源泉100%の架け流しを実感させてくれる。最近の偽温泉,循環全盛の温泉にあって,これぞ本物の温泉と思える。 建物,設備等は,前近代的であるが,湯のよさでこれを補って余りあると思われる。
http://kuchikomi.nifty.com/onsen/kk/KuchikomiUserInfoList.do?Theme_ID=255&uid=00002322&order=date&show_flag=y


小森温泉の湯元は、一羽の鷲がここで傷を癒し飛び去るのを見て発見されたと
言い伝えられている。本格的な開発は、享保17年(1732年)岡山藩主の池田継政が湯治場の設営に着手するまでさかのぼる。当時は、領内唯一の湯治場として賑わいをみせていたようであるが、湯元に清水が混入し、温度が低くなったことから、数年を経たずしてさびれていったようである。現在ではその湯屋はないが、強固な石垣が当時の面影を残している。戦後、地元民により温泉復興運動が興り昭和28~29年にかけて、湯元のボウリング調査を行った結果、再び良質多量の温泉の湧出を見るに至り、池田隆政・厚子夫妻の出席の元、小森温泉復興開発記念式を行い、池田家のゆかりの「いで湯」として再興された。

男性浴場は階段を下った半地下にありました。脱衣場には、年季の入った数多
くの木の脱衣棚と椅子そして鏡があり、扇風機が回っています。かつては賑わ
ったであろう歴史が感じ取られます。浴室は、白壁に囲まれ湯気でもやっています。下目に設けられた小さな3つの窓からは明かりが差し込んでいます。中央にある岩組みの湯船は2つに区切られ、片方の湯船にお湯が注がれています。この浴室には、洞窟風呂の様な閉塞感があります。

着替えてから、休憩室の方で休みました。ここも年代がかっています。開湯当
時(昭和29年)の写真が貼られています。また、当時の観光案内のポスター
も貼られていました。岡山から周遊バスも出ていた様です。そのポスターが結
構おしゃれで、現在の物と間違えかけた程です。これらを見ても、当時は賑わ
っていた事が分かります。ここは泊ろうとは思いませんが、シーズンオフの平日にでも来て、一人でゆっくりと入りたい温泉です。
http://homepage3.nifty.com/zigen/ons_s01.htm


泉質は硫黄を含むアルカリ性単純泉で、温泉らしさを味わうことができる。しかし湯はやや熱めで、長湯には向かない(そもそも1時間以上の入浴には高額の休憩料を支払わなければならない為、長湯する方は少ないのだが)。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~sparoad/estiokayama.html#kennan

建物も古く歴史を感じる温泉です。 浴室はさほど広くはなく、洗い場も狭くて蛇口も少なくて快適とはいえなかった。 お湯はとても良く、肌がちょっとぬるぬるして、いかにも温泉という感じでした。

ただ、お湯が熱くて、一緒に入った子供は湯船に浸かることができなかった。 脱衣場も天井が低くて非常に蒸し暑かった。


温泉はアルカリ単純泉で湧出温度が低く、加温してあるそうですが、源泉掛け流しには違いありません。階段をおりていくと、硫黄臭漂う中に古びてはおりますが、浴槽が2つあり、ひとつは熱く、もうひとつは少し温度を低くではいれるのですが、低いほうでもこの暑さでは、私にとっては熱い風呂でした。無味無色で硫黄臭が心地よい湯で、いわゆるツルヌル系の湯です。地元の方曰く、化粧水代わりにもなるし、髪もこの湯で洗うとよいとのことです。カランもすべて温泉水でした。


確かに古い!部屋の床は抜けそうな感じ。でも、お湯は最高。硫黄の匂いがしてヌルヌルと身体にまとわり着く感じ。昔の竜神温泉の湯の様・・・
蛇口の水や湯もすべて温泉とか・・・それで、顔を洗ったら石鹸が取れた気がしなくて何度も洗った。

宿泊のお客さんは誰もいなく我々三人だけ。ほとんどが日帰り入浴のお客さんだった。期待をして行くと余り感激しないかも・・・・でも、泉質は期待して下さい。


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