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2022/05/28 (Sat) 19:07:10
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【ジェームズ斉藤が明かす「ウクライナ侵攻」の真実】
https://tocana.jp/2022/02/post_230969_entry.html
第1回:全ては出来レース… 米露は密約を交わしている
第2回:真の黒幕はバチカンか!? 裏世界の縮図を暴露
第3回:ロシアの目的はウクライナの「隠し核兵器」か!?
第4回:侵攻直前にロシアが流した“謎の映像”の意味
第5回:ウクライナ大統領の正体は“ロシアのスパイ”か?
第6回:侵攻の陰でロシア軍内部にプーチン暗殺の陰謀!?
第7回:プーチンはチェルノブイリに核を落とすつもりか!?
第8回:ゼレンスキーの“報じられない闇”! 黒すぎる人脈
第9回:侵攻苦戦は“伝統”… プーチンを操る「影の支配者」
第10回:プーチンはすでに核兵器使用を決意か!? “三重の裏”
第11回:プーチンは「ユダヤ・ファースト」で動いていた!?
第12回:ロシアは核攻撃で「日本の再現」狙う!? 本当の戦況
第13回:“ウクライナ後”に待ち受ける「新たな世界秩序」
第14回:露の危機、米の利益、英の謀略… 侵攻と世界情勢の裏
第15回:オリガルヒ怪死の真実、「グレート・ナラティブ」へ
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2022/05/28 (Sat) 19:09:34
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ジェームズ斉藤の検索結果|TOCANA
https://tocana.jp/?s=%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E6%96%89%E8%97%A4&submit.x=0&submit.y=0
TOCANA ジェームズ斉藤が斬る! 国際ニュース裏情報
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/797.html
誰も書かない「9.11本当の陰謀と黒幕」ジェームズ斉藤が解説!
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1106.html
プーチンはユダヤ人だった _「ロシアという国」の本当の姿をジェームズ斉藤が解説!
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/187.html
「バイデンはウクライナをプーチンに渡す」米露の“密約”をジェームズ斉藤が暴露! 危機は出来レースだった!?
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1508.html
明治維新は田布施の李氏朝鮮王族・両班階級の日本乗っ取りだった _ ジェームズ斉藤が解説!
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1266.html
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/188.html
ジェームズ斉藤 菅義偉の黒い正体 ― スパイ、田布施システム、MI6、小渕恵三との繋がり
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1148.html
日本のゴールド「天皇の金塊」をジェームズ斉藤が徹底解説! 知られざる日本の財宝、驚愕の金額…米デフォルトと関連
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/392.html
ユダヤ陰謀論 _ ジェームズ斉藤
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1168.html
ジェームズ斉藤のユダヤ陰謀論は何処がおかしいか?
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/367.html
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2022/05/28 (Sat) 19:19:55
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ロシアを滅ぼそうとしているジョージ・ソロスの正体
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14006933
キッシンジャー「ウクライナを領土の一部を放棄しても早期停戦をすべき」
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14009757
伊藤貫 Terror Tuesday『オバマ大統領は火曜日夕方に必ず CIA のブレナンに暗殺指令を出した』
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14003152
【伊藤貫の真剣な雑談】第5回「米露関係破綻の原因は何か?」[桜R4/3/31]
https://www.youtube.com/watch?v=mARfK3-Crkg
【伊藤貫の真剣な雑談】第6回 伊藤貫×水島総特別対談「ウクライナ危機の深層~危険なネオコンの思い上がりと戦後保守の愛国ゴッコ」[桜R4/5/14]
https://www.youtube.com/watch?v=Ehf-NodXCYM
ウクライナの親衛隊はネオ・ナチ
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14007512
西側の有力メディアは自分たちが支援するネオナチの残虐行為を隠すため大宣伝
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14004783
マリウポリで人質になっていた住民が解放され、偽情報を流していた人権担当解任
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14007790
ウクライナ紛争のその後
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14006081
玉砕を覚悟したプーチン大統領が弾くソ連軍歌『カチューシャ』
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14003159
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2022/05/30 (Mon) 13:04:22
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ウクライナ戦争で最も悪いのは米英
2022年4月29日 田中 宇
https://tanakanews.com/220429baud.htm
市民虐殺の濡れ衣をかけられるロシア
2022年4月8日 田中 宇
https://tanakanews.com/220408bucha.htm
特番『茂木誠先生の歴史講義、ロシアとウクライナ、その”悲しみの歴史”を紐解く。その1、キエフ公国~ソビエト連邦建国まで』
https://www.youtube.com/watch?v=H7Y537GyIkc
特番『茂木誠先生の歴史講義、ロシアとウクライナ、その”悲しみの歴史”を紐解く。その2、第2次世界大戦~現在まで』
https://www.youtube.com/watch?v=0wAcNSxZZq4
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2022/06/01 (Wed) 08:00:40
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西側制裁にロシア経済どこまで疲弊?…ルーブルV字回復の立役者とは【日経プラス9】(2022年6月8日) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Jo7L8BlNVYU
2022年6月7日放送のBSテレ東「日経ニュース プラス9」より、特集「西側制裁にロシア経済どこまで疲弊?…ルーブルV字回復の立役者とは」の一部をYouTubeで配信します。
ウクライナ侵攻で西側諸国の強力な経済制裁を受けているロシア。通貨ルーブルは当初こそ急落したが、3月半ばから切り返し侵攻前より大幅高となっている。V字回復の立役者がロシア中央銀行のナビウリナ総裁だ。プーチン大統領の右腕でロシア経済の頭脳と言われるその手腕とは。そしてロシア経済は現状どこまで疲弊しているのか。また今後の経済の行方を専門家と読み解く。
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EU、ロシア産原油を禁輸、パイプライン経由は除外 ソロス氏の警告届かず
2022年6月5日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/25076
ソロス氏: 天然ガスを禁輸すればロシアは7月にも危機に陥る
2022年6月1日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/24920
ソロス氏: ウクライナはわたしたちの戦いを戦っている
2022年5月31日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/24847
世界最大のヘッジファンド: 40年続いた米国株強気相場が崩壊する
2022年5月21日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/24577
ガンドラック氏: アメリカ金融引き締めでソフトランディングは無理
2022年5月9日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/24193
サマーズ氏: ロシアは対露制裁でむしろ儲かっている
2022年4月20日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/23308
世界最大のヘッジファンド: ウクライナは世界秩序をめぐる戦争の始まりに過ぎない
2022年4月15日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/23074
世界最大のヘッジファンド、アメリカ経済がもう手遅れであることを認める
2022年4月9日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/22771
5倍に高騰しているヨーロッパの天然ガス価格とインフレ危機
2022年4月3日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/22488
移民危機からウクライナまで: 西洋文明は自殺しようとしている
2022年4月2日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/22334
真珠湾攻撃に言及したゼレンスキー大統領が広島の原爆には言及できない理由
2022年3月24日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/21836
ジム・ロジャーズ氏: ウクライナ危機でドルは暴落する
2022年3月14日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/21358
欧米諸国を席巻する反ロシア同調圧力
2022年3月5日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20889
戦争で株価は下落するのか? 歴史上の株価チャートを振り返る
2022年3月2日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20648
今暴落中のロシア株を買えない人は株式投資に向いていない
2022年3月1日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20534
ジム・ロジャーズ氏: 米国のウクライナ支援はロシアが米国直下のメキシコの反米を煽るようなもの
2022年2月28日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20487
西側が制裁で海外資産を凍結したプーチン氏とラブロフ氏、海外口座を持っていない模様
2022年2月26日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20400
ロシアのウクライナ侵攻でバイデン大統領が犯した一番の間違い
2022年2月25日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20314
世界同時株安の原因はロシアとウクライナではない
2022年2月24日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/20260
ジム・ロジャーズ氏: 米国のロシア嫌いはオバマ政権によるウクライナ政権転覆が露呈して決まりが悪くなったから
2017年2月18日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/5603
世界最大のヘッジファンド: 国家が滅びゆく順序を説明する
2022年2月5日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/19532
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2022/06/03 (Fri) 21:55:10
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「在庫は4カ月」世界食糧危機へのカウントダウンが始まる。無効力のロシア経済制裁が世界に引き起こす大災禍=吉田繁治
2022年6月8日
https://www.mag2.com/p/money/1196825
欧米によるロシアへの経済制裁は効果をまったく上げず、ロシア・ルーブルは上昇し、貿易黒字も上昇の一途をたどっています。一枚岩に見えるエネルギーの禁輸措置も長くは続きません。戦争がこのまま続く可能性は高く、そうなると世界の食料在庫は切れ、今夏には本格的な食料危機に陥ります。『ビジネス知識源プレミアム』吉田繁治)
金融制裁で高めた中国の価値
通貨と金融(=貸し付けと債券買い)の戦争です。米国は、敵国の通貨を国際的に流通させないため、SWIFT回線から締め出しを行います。
SWIFTには世界の銀行(中央銀行を含む1万1,000の銀行・証券)が加盟し、ドルを媒介通貨にして、世界の通貨交換と送受金を行っています。
SWIFTは、BIS(中央銀行の上部機関である国際決済銀行:バーゼルの、バベルの塔を小型にしたビル)の回線です。BISへの加盟は、世界の、国際的な銀行取引を行う条件です。
長期的には(5年か?)、米ドルからの離脱を目指している中国は、SWIFTとは別に、CIPSの送受金回線を作って、世界の主要400行が加盟しています。
日本では、CIPSに外為銀行の、三菱UFJやみずほ銀行が加盟しています。CIPSの基軸通貨は人民元です。円の輸入代金を、CIPSで中国企業に送金すると「円→人民元」に交換され、現地の企業の口座に振り込まれます。CIPSは、西欧のユーロのような地域通貨をユーラシア大陸に広げる目的をもっています(金融の一帯一路)。
米国は、戦争や経済封鎖のとき(イラン、北朝鮮、ロシア)に対しては、金融制裁として、SWIFTからの排除を行います。ただし中国に対しては、金融制裁は発動できないのです。
中国は世界1の外貨準備(3.1兆ドル:400兆円)が大きな国です。毎年のドル買いが世界1大きく、ドル基軸(いわば神輿)を支える担い手です。中国がドル基軸を辞めたときは、ブレトンウッズ3となりなります。
1944年が金兌換のドルでブレトンウッズ1、1971年が金・ドル交換停止でブレトンウッズ2、2022年から2024年が、3ポールの基軸通貨のブレトンウッズ3なるでしょう(ドル、ユーロ、人民元)。
購買力平価でのGDP(=商品生産数量)では、米国を越えている中国を、SWIFTから排除してCIPSに追いやると、ドル買いが急減し、米国の最大の国益である「ドル基軸の体制」が瓦解します。貿易赤字国の米ドルは、少なくとも1/2に暴落するでしょう。
ドル基軸を支える米国の軍事覇権
米国の軍事覇権は、ドル基軸の世界体制を支えるためのものです。ドル基軸は、世界の銀行の、任意の協定であり、強制力をもつ条約や法ではない。このため世界の銀行に「(任意に)ドルを買わせ続ける裏付け」が必要です。
これが「いざとなれば、海外の国を短時間でつぶす」という軍事覇権です(実際は脅威を煽る張り子の虎です)。米軍が駐留する目的も、ドル覇権の瓶の蓋にするためものです。
人民元は、開放経済の1994年以来、「ドルペッグ」の通貨体制の中にあります。人民元は、中国が貿易黒字で貯めてきた外貨準備(3.1兆ドル)を信用の裏付けの担保に発行されています(人民銀行のB/Sを見れば明らかです)。
中国の外貨準備も、米国FRBに預託されています。ロシアの外貨準備(6,000億ドル)も、ユーロはECBと欧州の銀行に、ドルは米国のFRBと米銀に預託されているので、凍結されました。制裁解除までは、ロシアのマネーをロシアが引き出しできないのです。
ビットコインが暴落した理由
ロシアのウクライナ侵攻後の3月には、751万円に急騰したビットコインは、現在、389万円へと48%も暴落しています(時価総額は74兆円へと34%減少)。
ビットコインでは、ロシア人の超富裕者であるオリガルヒの利用(マネーの国外持ち出し)と、中国人が多い。オリガルヒは、親欧米派とプーチン派が混在しています。
TradingViewのbitcoinチャート日足
https://www.mag2.com/p/money/1196825/2
ビットコイン(BTC)と他の仮想通貨では、2021年から、ビットコインを持っていなくても売ることができる「先物」の制度が作られています。米国金融は「オリガルヒ制裁」の目的で、ビットコインの先物売りを仕掛けています。
「マネー・ロンダリング(資金洗浄=脱税)を防ぐ」という名目での米国(シャドーバンク)による、ロシア・中国への金融制裁の一環です。先物の売り攻勢が終われば、再び1.5倍や2倍に向かって高騰するでしょう。
貿易封鎖がもたららすもの
金融制裁と同じ時期に、貿易封鎖も始まっています。
ロシアの名目GDPは、1.3兆ドル(170兆円:人口は1.4億人)です。韓国のGDP1.6兆ドル(208兆円)より少し小さい。輸出は3,371億ドル(43兆円:2021年)と、GDPに対して24%と大きい(日本はGDPの15%)。
貿易収支は1890億ドル(24兆円)という大きな黒字です。日本の経常収支の黒字13兆円(2021年)の1.8倍もあります(日本の貿易収支は、ほぼゼロからマイナス:所得収支が約20兆円)。
24兆円という大きな黒字は、外貨準備のユーロとドル買い、金買いになってきたのです。
外貨準備は6,300億ドル(82兆円)と大きく、日本1.3兆ドル(170兆円)の48%です。ロシアが輸出大国、外貨準備大国であることがわかります。
経済にとって必需のロシアの輸出品目
輸出品目は、高品質な原油、天然ガス、非鉄金属、穀物です。いずれも、西側の基礎的なエネルギー、資源、穀物になるものです。これら3品目は、経済にとって必需なので、ロシアを経済封鎖すると表面では言っても、輸入を止めて、他国からの輸入に切り替えるのは難しい。
原油は品質(ロシア産は高品質)によって、精製設備が変わるので、切り替えには2年はかかるでしょう。パイプラインで輸送され、輸入される天然ガスは、船便のスポットの液化LNGに切り替えることができない。陸上の貯蔵タンクと配送網が必要になるからです。
2022年末に、EUは、ロシア産原油の輸入を完全禁止にするとして足並みがそろっているかのように報じられますが、実際の禁輸は難しい。NATO軍を持つ26カ国のEUの会議の特徴は、従来から「言葉では決めても、実際の行動はまとまらない」ことです。EUは善意の合意で作った経済連合です。
2021年には、高くても1バーレル80ドルだった原油価格は、現在1.5倍の120ドル付近です。ロシアは、西側への輸出が減った分を、中国とインドに輸出しているので、エネルギー価格の1.5倍への高騰が、制裁と逆にロシアのエネルギー輸出額を大きくしています(22年1-3月は8兆円:1年で32兆円のペース)。
ロシアの貿易黒字は、中国についで3位に浮上する
西側からの車などの輸入ができないので、2022年のロシアの貿易黒字額は、平年の24兆円から、40兆円に増えるかもしれません。
中国の貿易黒字が6,764億ドル(88兆円:日本の経常収支黒字の倍:2021年)ですから、その約50%です。日本の経常収支の黒字(=外貨買いになる)の位置は、2022年からのロシアに代替されました。
ロシアは、EUの輸入制裁で西側メディアが言うほどは、困ってはおらず、貿易黒字(=海外からの収入)は増えています。
このため、いったんは
、SWIFTでのドルやユーロとの交換が禁止され、0.89円へと50%に下がったルーブルは、3月からは急騰し、現在は、ウクライナ戦争前を越える2.07円です(2.3倍に上昇)。原油輸入のためのルーブル買いが増えたことを意味しています。
ロシアルーブル/円日足
https://www.mag2.com/p/money/1196825/3
世界のエネルギーと食糧の危機
米英が主導し、EUを焚きつけている対ロシア経済制裁は、2022年の世界のインフレ率を上げて、逆効果になっています。原因は、ロシアの輸出品目がエネルギー、金属資源、穀物という、西側経済にとって一定量が必要な、GDPの基礎資源だからです。
世界的な熱暑による小麦の不作と、ロシアとウクライナの輸出が難しくした戦争が重なって、世界の4か月分の在庫が切れる「2022年夏からの食糧危機」に向かっています。
高くなっても、外貨準備を取り崩せばいい日本のように、買えれば、まだいい。今回は、高い価格で入札しても、世界の需要量に対して、穀物(小麦・トウモロコシ)が足りないという危機です。後発国では、アフリカ型米騒動になっていくでしょう。
米国はエネルギーと食糧では自立国なので、両方の輸入国とEUの苦しみは、分からない。価格の高騰で、米国の原油メジャーと穀物メジャーの利益が増えるからです。
人間にとって、食品のカロリーでは1週間の不足が許されない。1か月不足すれば、約20億人の後発国の飢餓になっていくでしょう。自然の穀物の育成には4~6か月はかかり、原油のようには緊急提供できない。
まとめて言えば、金融制裁と経済制裁は、EUを不利にして、ロシアを有利にしたのです。
停戦になるとウクライナは小国に陥る
近々、トルコのエルドアン大統領の招待に応じ、プーチンが訪ねます。エルドアン大統領は、ウクライナ戦争の停戦を仲介しています。米国でも、「ウクライナ戦争で何もいいことはない」として、停戦論が出始めたのです。
要所のセベロドネツクが陥落すれば、ウクライナの面積の20%を占める東部が、ロシア軍の制圧下になるからです。東部は、ウクライナのGDPの約80%を作っている工業地帯です。
日本では東海道メガロポリスにあたります。ロシア人が多い東部が制圧されれば、ウクライナは穀物農業だけの小国に落ちます。
プロパガンダ戦をしている米国軍産共同体の内部でも、本当のところでは認めざるを得なくなってきたのではないか。それを示すのが、ダボス会議(年次総会:2022年5月27日)での、軍産共同体のヘッドであり、現在も実質的な権限(=権威)をもつキッシンジャーの停戦を薦める発言です。
6月に停戦交渉があっても、一挙には、停戦にならない。新国境付近でのゲリラ戦は、だらだらと続くでしょう。
戦争でも下がったバイデン支持
11月の米国中間選挙が注目されます。現在の傾向では、共和党が上下両院で多数派になります。普通、戦争で上がるはずのバイデンの支持率は36%と低い。2大政党制での支持率は、45%以上が必要です。約10%が、バイデンと民主党を不支持する側に回ったのです。
反軍産共同体のトランプ路線が、議会では表面に出てきて2021年7月のアフガンからの撤収のように、なしくずしに、停戦になっていく可能性があります。米軍からの武器提供の増加がないと、ウクライナ軍は戦えない。
大統領令は、議会を通らないと有効にならない。バイデンのウクライナ武器支援を、共和党が多数派になった議会はつぶすでしょう。
世界の通貨と経済の問題は、有料版で書きます。
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7:777
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2022/06/03 (Fri) 22:49:12
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TOCANA ジェームズ斉藤が斬る! 国際ニュース裏情報
ジェームズ斉藤の検索結果|TOCANA
https://tocana.jp/?s=%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E6%96%89%E8%97%A4&submit.x=0&submit.y=0
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誰も書かない「9.11本当の陰謀と黒幕」ジェームズ斉藤が解説!
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1106.html
「バイデンはウクライナをプーチンに渡す」米露の“密約”をジェームズ斉藤が暴露! 危機は出来レースだった!?
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1508.html
明治維新は田布施の李氏朝鮮王族・両班階級の日本乗っ取りだった _ ジェームズ斉藤が解説!
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/1266.html
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/188.html
ジェームズ斉藤 菅義偉の黒い正体 ― スパイ、田布施システム、MI6、小渕恵三との繋がり
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1148.html
日本のゴールド「天皇の金塊」をジェームズ斉藤が徹底解説! 知られざる日本の財宝、驚愕の金額…米デフォルトと関連
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/392.html
プーチンはユダヤ人だった _「ロシアという国」の本当の姿をジェームズ斉藤が解説!
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ユダヤ陰謀論 _ ジェームズ斉藤
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1168.html
ジェームズ斉藤のユダヤ陰謀論は何処がおかしいか?
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/367.html
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2022/06/22 (Wed) 19:21:17
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プーチンとプーチンとその師ドゥーギンはサタニスト(キリスト教の神を拒絶する者)だった
Daughter of Russian ultra-nationalist killed in suspected car bomb attack - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=hPy7QFsTaLw
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プーチンの側近ドゥーギンの娘爆殺は「生贄」だった! 驚愕の真犯人と謀略、“日本人の理解を超えた構図”をジェームズ斉藤が緊急解説
2022.08.26
https://tocana.jp/2022/08/post_240215_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
プーチンの側近ドゥーギンの娘爆殺は「生贄」だった! 驚愕の真犯人と謀略、日本人の理解を超えた構図をジェームズ斉藤が緊急解説の画像1
画像は「RAJACREATOR」より引用
──やはりドゥーギンの娘ダリヤ爆死のニュースは日本では大きく報道されませんね。
ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ) 仕方ないことです。アレクサンドル・ドゥーギンは日本ではまったく無名ですし、著作も翻訳されていませんからね。しかし、欧米では、ドゥーギンはクレムリンの政策の核を作っており、ウクライナ戦争も画策していると見られています。ある意味、プーチン以上に危険視されている存在なのです。そのためAmazonでは彼の著作は発売禁止になっているほどです。
──読んだ人への悪影響が計り知れないと。
ジェームズ そうです。「プーチンのメンター」「プーチンの頭脳」と言われるだけあってカリスマ性があるんです。しかし、これには裏があります。ロシアという国の二重構造、三重構造が原因なのですが、それを今ここで話すとややこしくなってしまうので、単純に悪魔のようなカリスマ性があると思ってください。
ちなみに、なぜ悪魔という言葉を使ったのかといえば、彼は根っからのサタニストだからです。というか、今では哲学者として振る舞っていますが、90年代半ばまではサタニストとしてオカルトの研究ばかりしていました。実はクレムリン内部にも多くのサタニストがいて、それがドゥーギンの力の源にもなっています。
──国のトップが悪魔主義者ということですか? にわかには信じられませんが。
ジェームズ それがロシアの実態です。ピョートル大帝時代の帝政ロシアから浸透し始め、1917年のロシア革命以降のクレムリンは完全に悪魔主義者に乗っ取られました。しかし、私が言っているサタニストと日本人が考える悪魔崇拝者とは少し意味合いが違います。私が言っているサタニスト、つまり西洋人が思うサタニストとは、基本的にキリスト教の神を拒絶する者です。キリスト教の神を拒絶する者をキリスト教側はサタニストと言うと理解してください。
──エロイムエッサイムとか言って気味悪い儀式をしている人じゃないと。
ジェームズ いえ、その様な儀式をする者も当然いますが(苦笑)。ただ、日本人の思う悪魔というのは化け物としての悪魔ですよね。しかし、キリスト教で言う悪魔とは、堕落した天使を指し、人間を神に背くように仕向けます。この「神に背く」というのが曲者で、サタニストにとってはむしろ神に背くことによって知識の追求ができ、神になれると言う論理を主張します。実際、旧約聖書では悪魔がイヴに禁断の果実を与えた時に「それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」と言ったように、悪魔は知識を与え、人間が神になるように仕向けます。永遠の知識を求める者にとっては崇拝すべきものなのです。そこを勘違いするとサタニスト、悪魔崇拝の意味を勘違いしてしまいます。
──そういうことだったんですね。悪が好きという意味じゃないんですね?
ジェームズ そうです。彼らは正しいことをしているのです、彼らの感覚では。その逆にキリスト教徒は知識の追求をせずに堕落しているということになります。
──でも、プーチンはロシア正教を信奉していませんでしたか?
ジェームズ プーチンやドゥーギンなどクレムリンに巣食う多くの人間は、ロシア正教徒のフリをしているだけです。
以前の記事
https://tocana.jp/2022/03/post_232725_entry.html
でお話ししたと思いますが、ロシア正教の歴代のトップはKGB、FSBのエージェントです。ロシア正教そのものが骨抜きになっているので「ロシア正教を信じる」という言葉そのものがいま意味がない状態なのです。
そして、重要なのは今なぜこの話をしているのかという点です。ドゥーギンの娘がウクライナのテロリストに爆殺されてしまったらしいという状況の中で、今後何が行われようとしているのかこそが日本人にとって大切なことですからね。
──そうですね。どう考えてもウクライナ戦争は激しくなりますよね?
ジェームズ もちろんです。前回の記事でもお話ししましたが、
https://tocana.jp/2022/08/post_240049_entry.html
プーチンはすでに国連にウクライナの蛮行を提訴しようとしています。また、23日には彼女の死を悼む言葉を発表しています。24日はダリヤの葬式を国葬といっていいレベルで行っています。これによって彼女は戦争に殉じた英雄となり、ロシア国内にあった厭戦気分は一気に吹っ飛んだ感があります。侵略の口実を対外発信する任務しか持たないロシア外務省のラヴロフ外相も、今回の事件を「許しがたき行為」と非難しており、軍事行動が今後エスカレートすることは間違いないと思います。これが今回の事件の犯人の狙いだったのでしょうね。
──犯人の狙い? ウクライナはもっと戦火を拡大したいのですか?
ジェームズ ウクライナのゼレンスキー大統領は戦争の長期化を考えているのは間違いでしょう、彼はロシアスパイですからね。しかし、私が言っている犯人とはウクライナ側の人間ではありません。世界の諜報機関関係者で、このテロの犯人がウクライナだと思っている人間は一人もいません。皆、最初から犯人は“彼”だと思っていました。私もそう思っていました。
──誰なんですか、彼って?
ジェームズ 順々に説明していきましょう。まず、この事件をもう一度、冷静に考えてみてください。事件が起きたのは20日の夜ですよね。場所はFSBが厳重に警備している「伝統フェスティバル」です。その会場内で爆発事件が起きているわけです。これはかなり巧妙に計画されていることを意味します。ところが、犯行翌日には犯人が特定され、噂どおりウクライナの特殊部隊員だったとわかるわけです。
前回の記事
https://tocana.jp/2022/08/post_240049_entry.html
でも話しましたが、車のナンバーが3回も変わったことまで判明し、その車はなんとキエフで売りに出されていたこともわかるわけです。
──それが変ですよね。犯行に使った車を売りに出さなくてもいいと思ったんですね。すぐに足がつくのに、なぜ? と。
プーチンの側近ドゥーギンの娘爆殺は「生贄」だった! 驚愕の真犯人と謀略、日本人の理解を超えた構図をジェームズ斉藤が緊急解説の画像3
事件直後に売りに出されていたミニクーパー。すでにこのページは削除されている。
ジェームズ 海に沈めたり、解体すればいいわけじゃないですか。しかし、それをしないで売りに出してインターネットで公開までしているわけですからね。見つけてくれといわんばかりです。
さらに、ロシア国内では犯人はウクライナの特殊部隊だとなり、それを受けて23日の追悼式、24日の国葬があって、いまやロシア全土がウクライナ憎しの感情で沸き上がっているのですが、事件からたった4日ですよ? 4日で国論が大きく戦争拡大へと変わってしまったのです。
──あまりにも戦争派、プーチン派にとって都合がよすぎるといいたいわけですね。
ジェームズ 都合がよすぎます。これはうがった見方と思われるかもしれませんが、実はダリヤの国葬が行われた8月24日はウクライナがソ連から独立した独立記念日だったのです。本来ならばウクライナはこの日に国威を高揚したかったはずです。しかし、爆破事件の対応に力を削がれてしまいました。ウクライナ側の犯行というのはあまりにもデメリットしかないのです。
──ということは、犯人はウクライナではなく、ロシア側だということですか?
ジェームズ そう考えるのが普通ですよね。私はこの爆発事件が起きた瞬間からロシアの自作自演だと思いました。もっと言うならば、犯行はFSBによって行われたと確信しました。それは私だけではありません。諜報機関の同業者たちも全員、犯人はFSBで、ウクライナがやったように見せかけていると言っていました。
──そういえば「伝統フェスティバル」の警備はFSBでしたね。
ジェームズ FSBが警護している中で、自動車の裏に爆発物を仕掛けるというのは至難の業です。もし仮にそれができたとしたら、今度はFSBの大失態です。しかし、FSBがお咎めを受けた形跡はありませんし、犯人を特定したのはFSBです。前回紹介した犯人の写真もFSBから出ているものです。大失態どころか、わずか数時間で犯人を特定した優秀な機関という扱いです。
──テロリストを数時間で特定することってできるんですか?
ジェームズ できないことはありません。なぜなら、世界で起きているすべてのテロ事件というのは当事国の当局が必ず関係しているからです。積極的に介入していく場合もあれば、見て見ぬフリをする場合もありますが、知らないということはありません。今回は積極的介入というよりはFSBの自作自演だと判断する諜報機関関係者が多いですね。少なくとも私の関係者は全員そう言っています。
──では、仮にFSBが関与していたとして、ドゥーギンの娘を殺す理由ってなんですか? というよりも、もしかしたら今回はドゥーギン本人だって死んだかもしれないんですよ。FSBにとってドゥーギンって目の上のタンコブだったんですか?
ジェームズ タンコブではありません。ドゥーギンは事件当夜、直前になって車に乗るのを拒否したんですよ。ですから、ドゥーギンが死ぬことは絶対になかったのです。
──えっ、その言い方ってドゥーギンはわかっていて車に乗らなかったと言っていますよ。
ジェームズ そうです。私はそう言っています。ドゥーギンは、爆発物が仕掛けられていたから車に乗らなかったのです。さきほど言った“彼”とはドゥーギンのことです。
──いえいえいえ、ちょっと待ってください。それじゃあ、自分の娘はどうなるんですか? 見殺しにしたってことですよ。
ジェームズ したんです。ドゥーギンは自分の娘が数秒後には爆死することを知っていて、一人で車に乗せたのです。確かにそれは父親のする所業ではありません。しかし、彼は娘が爆死した翌日に戦争を拡大するための追悼文を書いているんですよ。その内容はウクライナへ対する恨み以上に、戦争のアジテーションになっていますよ。もう一度、見てください。
「(機械翻訳)ご存知のように、ナチス・ウクライナ政権によるテロ攻撃の結果、8月20日、モスクワ近くの伝統祭から戻ったとき、娘のダリア・ドゥギナが目の前での爆発によって無残に殺されました。
彼女は美しい正統派の少女であり、愛国者であり、軍事特派員であり、中央チャンネルの専門家であり、哲学者でもありました。彼女のスピーチとレポートは常に深遠で、根拠があり、抑制されています。 彼女は決して暴力や戦争を求めませんでした。
彼女は新星でした。 ロシアの敵は意地悪く、こっそり彼女を殺した……。
しかし、私たち、私たちの人々は、そのような耐え難い打撃によっても壊れることはありません。彼らは私たちの意志を血まみれの恐怖で打ち砕こうとしていたのです。しかし、彼らはそれを成し遂げられません。
私たちの心は、復讐や報復以上のものを切望しています。復讐や報復などはロシア的でなく、あまりにもささいなことです。勝利だけが必要です。私の娘は処女の命を祭壇に置いた。だから勝ってください!
私たちは彼女を賢くヒーローに育てたかったのです。
私たちの祖国の息子たちに、今でもその偉業(勝利)を鼓舞してもらいましょう。
ダリア・ドゥギナ(プラトノワ)との別れは市民の追悼式であり、8月23日の午前10時からオスタンキノ・テレビジョン・センター(モスクワ)で行われる」
ジェームズ ともかく戦争を拡大せよという内容です。特に「私たちの心は、復讐や報復以上のものを切望しています。」と書いていますが、これは完全勝利という意味です。どういう意味かというと「核を撃ち込みましょう。そうすることでウクライナ全土をロシアのものにしましょう」と言っているのです。
──核の話だったんですか?
ジェームズ これはダリヤがもともと言っていることです。ウクライナ人を殲滅せよと言っているのですから、その遺志を継ぐには核しかないのです。私は大げさなことを言っているわけではありません。もともとクレムリンにとって武器とは使うもので、使わなければ意味がないのです。
そもそもアメリカは第二次世界大戦で核を日本に落としています。核を使うことが大国の証しなのです。ならば、ロシアも核を使わなければならない、というのがクレムリンの発想です。核を使って初めてロシアはアメリカと肩を並べることができると思っているのです。それぐらいロシアは核を使いたい国なのです。そこが欧米諸国や日本の考え方と根本的に違うところです。ロシアは核を抑止力とは考えていません。その破壊力を誇示するものだと思っているのです。
──でも、そんなことをしたらNATOだって黙っていないでしょう。ロシアに向けて核を撃ちませんか?
ジェームズ 撃つと思いますか? 自国に撃ち込まれたのであれば撃つでしょうが、他国ですよ。しかも、場所は十中八九、チェルノブイリです。すでに核で汚染されている地域であれば、NATO側だって最後の最後で核ボタンを押さない理由になると思いませんか?
──う~ん、わかりません。でも、西側諸国で核を撃つという判断をトップが下すのはかなり難しい気がします。トップの気質にもよるでしょうが、バイデン大統領がボタンを押すかと言えば、どうでしょうか?
ジェームズ 誰も断言はできないでしょうね。たぶん、バイデン本人でも、その場にならないとわからないと思います。一方、ロシアは最初から撃ちたいわけで、そのための工作を着々と進めていることも確かです。
私としては、これが怖いのです。いまや第三次世界大戦の足音が聞こえ始めているのです。しかし、日本では誰もそのことは言いません。少なくとも欧米ではこのニュースをもっと大きく扱っていますし、核については本当に警戒しています。ところが日本の政治家もマスコミもまったく報道していないというのが日本の恐ろしい現状なのです。
──確かに日本の政治家やマスコミは私利私欲に走っているので何も伝えないですね。でも、ですよ、一つだけこの爆破事件について疑問があります。ジェームズさんは先ほど、ドゥーギンがこの事件の首謀者の一人だと言っていたじゃないですか? それがどうしても納得いかないんです。いくら戦争を拡大したいとはいえ、自分の娘を殺すことはないじゃないですか。別の人でいいと思いますよ。それこそ防衛大臣とか、将軍とかで。
ジェームズ いいえ、娘のほうが効果的だったと思いますよ。父親の身代わりに殺されたわけですから、国民感情を余計に煽るでしょう。
しかし、だからといって、娘を愛していなかったわけでもありません。葬式の時には本当に涙を流していました。あの涙は演技ではないと思います。
では、「だったらなぜ娘を殺したのか?」と誰でも思いますよね。実はそこにこそ、ロシアを読み解く鍵があるのです。
──娘を自分の手で殺しておきながら悲しむドゥーギンの何が鍵なのですか? 完全におかしくなっていますよ。
ジェームズ いえ、ドゥーギンの言葉と行動をよく見ると、ある思想で首尾一貫しています。決して狂ってはいません。では、その思想は何かというと、先ほども言ったサタニズムです。
──確かに悪魔の仕業としか思えませんが。
ジェームズ そうではありません。サタニズムを悪魔愛好者と勘違いしていると、どうしてもそういう考えになってしまいますが、サタニズムの本質は人知を超えた能力を得ることです。しかし、それは神に祈っても叶いません。サタンに願うのです。その際に必要となるのが「生贄」なのです。
──ですから、まさに悪魔教ですね。完全に反キリスト教じゃないですか。
ジェームズ いえ、日本人はキリスト教を本当に理解していません。そもそも聖書をまともに読んだことがないので、神がどういうものかをまったく理解していません。勝手に、神とは優しく崇高なものだと勘違いしています。しかし、聖書を読めば神は決してそういうものではありません。例えば、イサクの話を知りませんか?
──アブラハムは息子のイサクを神に捧げろと言われて殺そうとした話ですよね。
ジェームズ あれが神なのです。イサクはギリギリで命を助けられましたが、その代わり小羊が屠られています。つまり、キリスト教世界において人間が行うサクリファイス(生贄を捧げること)はとても貴いものであり、従順のシンボルなのです。今回ドゥーギンは、いえ、ドゥーギンとその仲間であるプーチンほかのクレムリンのメンバーたちは、このサクリファイスをサタンに行ったのです。
ロシアの栄光のために、重要な同志であるドゥーギンの娘の命を捧げたのです。
──娘を殺したのではなく、生贄にしたんだという言い分自体はわかりますが、本当にそんなことをしますか?
ジェームズ サタニストはします。それによって人知を超える能力を得るのですから。それにクレムリンの人々にとってはドゥーギンがそれをしてくれるのであれば、自分の家族が死ぬわけではないので問題ないですし、実際、ロシア国民の心はウクライナ憎しで結集しています。ドゥーギンは確かに狂気の人です。しかし、それでクレムリンの人々が何か困るかといえば困りません。はっきり言ってメリットしかないのです。
それにドゥーギンは娘の追悼文でこんなことを言っています。「私の娘は処女の命を祭壇に置いた」と。これは比喩と考えるのが普通ですが、クレムリン内部のわかる人にはわかるメッセージでもあるでしょう。少なくともドゥーギンはさらに大きな権力を手に入れたはずです。
──う~ん、でも、ちょっと信じられないですね。
ジェームズ もちろん、私も信じられない気持ちはあります。しかし、ロシアという国、一神教を信じる国の考え方は、東洋の考え方とは違うのです。
ですから、私は前からずっと言っているのです。国を理解するというのは人間を理解することであり、人間を理解するとは神を理解することだと。日本の人々が国際情勢に疎いのは神を知らないからです。そして、神を崇拝する人間たちの狂気を理解しないからです。
もう一度よく考えてください。キリスト教徒は小さな頃から聖書を読んで育っているのですよ。その聖書にはイサクの話が入っており、それが崇高なことだと、今現在でも教えているのです。
──それを真に受ける人がいるんですか?
ジェームズ いますが、多数派ではないです。しかし、子どもの頃からそう教えられて根っこにはそれが刻み込まれているのです。戦前の日本人が天皇陛下万歳と言って死んだのと本質的には変わりません。そのくらい人は神に対して忠実だということです。それは悪魔でも同じです。崇拝する対象が変わっただけです。
たぶん、これはロシアやアメリカ、中国といった国の歴史、宗教を理解しないとなかなか腑に落ちないでしょう。しかし、これを理解することで、欧米諸国、一神教を信じる人たちの思考がよく見えてくるのです。そうなった時、初めてユダヤ人の思考、金融も経済、戦争が手に取るようにわかってくると思います。
──いやぁ、それにしても娘をサクリファイスですか……。
ジェームズ だから、ロシアは恐ろしいのです。これが信仰なのです。いま急に聞いてもなかなか理解できるものではないと思いますが、日本の人たちが理解できないことってたくさんあると思います。例えば、ビル・ゲイツたちが世界の人口削減を言うのも、あれは聖書にあるからです。ノアの箱舟ですでに神が行っています。だからこそ、ビル・ゲイツたちの行為は神によって許されていると、彼らは考えられるのです。彼らの狂気を理解しないと、これからの世界は決して見えてこないのです。いつまでもいつまでもやられっぱなし、サクリファイスされる側になってしまうのです。
https://tocana.jp/2022/08/post_240215_entry_6.html
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9:777
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2022/06/29 (Wed) 06:14:19
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“プーチンの頭脳”ドゥーギンの娘爆殺をめぐる恐ろしい謎とは? 逃走経路、奇妙な追悼文… 今後の展開をジェームズ斉藤が解説!
2022.08.23
https://tocana.jp/2022/08/post_240049_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
──先週の土曜日、ロシアの精神的支柱であり、プーチンの頭脳とまで言われたアレクサンドル・ドゥーギンの娘が殺されましたね!
ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ) はい。すでにメルマガのほうでは速報を2本を書いています。とても不可解な事件です。
──ドゥーギンの車に娘が乗ったところで爆破炎上ですから明らかにテロだと思うんですが、たぶん、この事件の重要性ってロシアの専門家か、ジェームズさんのメルマガを読んでる人じゃないとわからないと思うんですね。
ジェームズ ロシアではすでに大きなニュースになっていますし、今日23日にはダリヤ(・ドゥーギン)の追悼式が大々的に行われています。
──もう追悼式ですか!?
ジェームズ 追悼式どころか、犯人ももう特定されて顔写真やIDまで出ています。犯人は1979年生まれのウクライナの特殊部隊員で、名前はナターリヤ・パヴローヴナです。ミニクーパーに乗ってロシアに入国したのは先月の23日で、すぐにダリヤが住むアパートを契約して24時間監視していたようです。そして事件当日の8月20日、ドゥーギン父娘がロシアの右翼の祭典である「伝統フェスティバル」で講演している時に、ドゥーギンの車にIED(即席爆発装置)を仕掛けて逃走したようです。
──ドゥーギンの車ということは、狙ったのはドゥーギンということだったんですか?
ジェームズ そう言われてもいますが、娘のダリヤのほうも極右の論客として有名で「ウクライナ人を殲滅せよ」といったことをロシアの国営放送で言っていますから、標的の一人だったと思います。ダリヤはドゥーギンの車に同乗していたので2人を狙ったというのが普通ではないかと言われています。私はそこには疑問を持っていますが。
──なにか引っかかるんですか?
ジェームズ はい。しかし、それはあとでお話しします。ともかくドゥーギン父娘は講演を終えて2人で帰ろうとしたのですが、車に乗る直前になってなぜかドゥーギンは会場に残ることになります。それでダリヤは1人で車に乗ってエンジンをかけるのですが、その直後に車は爆発炎上したのです。
──ということは、ドゥーギンは目の前で娘が爆発炎上するところを見ているんですか?
ジェームズ 見ているでしょう。本人の追悼文にもそう書いてあります。
──さすがにショックだったでしょうね。
ジェームズ それはどうでしょうか? ドゥーギンは日曜日、つまり事件の翌日に追悼文を出しているのですが、それがこんな内容なのです。
「(機械翻訳)ご存知のように、ナチス・ウクライナ政権によるテロ攻撃の結果、8月20日、モスクワ近くの伝統祭から戻ったとき、娘のダリア・ドゥギナが目の前での爆発によって無残に殺されました。
彼女は美しい正統派の少女であり、愛国者であり、軍事特派員であり、中央チャンネルの専門家であり、哲学者でもありました。彼女のスピーチとレポートは常に深遠で、根拠があり、抑制されています。彼女は決して暴力や戦争を求めませんでした。
彼女は新星でした。ロシアの敵は意地悪く、こっそり彼女を殺した……。
しかし、私たち、私たちの人々は、そのような耐え難い打撃によっても壊れることはありません。彼らは私たちの意志を血まみれの恐怖で打ち砕こうとしていたのです。しかし、彼らはそれを成し遂げられません。
私たちの心は、復讐や報復以上のものを切望しています。あまりにもささいなことです。勝利だけが必要です。私の娘は処女の命を祭壇に置いた。だから勝ってください!
私たちは彼女を賢くヒーローに育てたかったのです。
私たちの祖国の息子たちに、今後もその偉業(勝利)を推し進めてもらいましょう。
ダリア・ドゥギナ(プラトノワ)との別れは市民の追悼式であり、8月23日の午前10時からオスタンキノ・テレビジョン・センター(モスクワ)で行われる」
──ちょっと娘を失ったばかりの失意の父親という感じではないですね。
ジェームズ そうなのです。ドゥーギンは「単なる復讐ではなく、戦勝が必要だ」と言っているのです。これは明らかに戦争のアジテーション(扇動)です。もちろん、犯人がウクライナの特殊部隊員であったためというのもありますが、それにしても気落ちした感じがあまりありません。
実は、この事件は他にも不可解なことが多いのです。まず、事件直後から犯人はウクライナのテロリストだと言われていました。そして翌日には犯人が特定されて、やはりウクライナの特殊部隊出身のナターリヤ・パヴローヴナだったことがわかるのです。彼女の乗っていたミニクーパーのナンバーが3回変わったことまで判明しています。ロシア入国時にはDPR番号-E982XH DPR、モスクワにいる間はカザフ番号-172AJD02で、エストニアへの出国時にはウクライナ番号-AH7771IPを使用していました。
──では現在、犯人はエストニアにいるんですか?
ジェームズ わかりません。ただ、AH7771IPナンバーのミニクーパーがキエフで販売されていたのです。しかし、犯人はエストニアに逃げています。その数時間後にキエフに行くことは決して不可能ではないですが、かなりの無理をすることになりますし、そんな無理をしてまでキエフに行く意味がわかりません。車を始末したいだけなら、エストニアでも可能ですから。そもそもなぜ、犯罪で使用した車を販売したのかも不可解です。しかもインターネット上に公開するなんて、普通ならばしないでしょう。
──隠したいならばそうですよね。
ジェームズ それだけではないんです。犯人の顔写真ですが、いま数種類でていて、それが以下のものになります。
プーチンの頭脳ドゥーギンの娘爆殺をめぐる恐ろしい謎とは? 逃走経路、奇妙な追悼文… 今後の展開をジェームズ斉藤が解説!の画像4
──(画像を見て)えっ、別人じゃないんですか?
ジェームズ 整形の可能性もありますが、別人に見えますね。事件からまだ数日しか経ってないので情報が錯綜していることも考えられますが、こういったことを見ていくと、ロシア側は犯人を捕まえるというよりは、事件を一つの方向に持っていこうとしているようにしか見えないんです。つまり、犯人は非道なウクライナ人だという方向です。その証拠がドゥーギンの追悼文に見せかけた戦争アジテーションですし、プーチンは昨日の時点でダリヤの死について国連で議論すると言っています。つまり、卑劣なテロリストを送ってきたウクライナへの非難です。
──当然それは、ウクライナ戦争の、よりいっそうの拡大を意味しますね?
ジェームズ 拡大の意味するところが問題なのです。すでに多くの人たちがウクライナ戦争に飽きてきていると思います。それは日本人だけでなく、ヨーロッパ人も同様です。そういう中で、ロシアの極右が新たな戦争のフェイズを仕掛けようとしているということです。これはさきほどの疑問とともに次回語っていこうと思います。
~つづく~
https://tocana.jp/2022/08/post_240049_entry_2.html
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10:777
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2022/07/02 (Sat) 08:17:48
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プーチンは操り人形、ウクライナ侵攻の苦戦は“伝統”…! ロシア「影の支配者」の実態をジェームズ斉藤が暴露
2022.03.23
https://tocana.jp/2022/03/post_232725_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】「ウクライナ侵攻」の真実 第9回
──先日、ロシアのFSB(連邦保安庁)第5局のトップが自宅軟禁されたというニュースが流れましたが、ジェームズさんが言っていたように粛清が始まったってことですか?
ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ) そうですね。私が以前から言っているようにロシア軍がプーチン政権を乗っ取ろうとしている流れの一環ですが、ただし、第5局のトップを軟禁したのは軍ではありません。プーチンです。FSBというのはKGBの後継機関であり、プーチンの出身母体です。しかし、ここがいまプーチンの信用を失っています。信用を失った理由は、実は2014年のクリミア併合にあります。あの時も今回のウクライナ侵攻のように、その動機はクリミアを分離独立させてクリミア共和国を作ることにありました。プーチンはクリミアの住民投票をフェイクな国民投票を通じコントロールして、独立宣言をさせたわけです。しかし、それに至る前に首都キエフのマイダン広場で大規模な暴力デモが発生し、FSBは鎮圧どころかデモそのものを予測できていませんでした。結局、当時も国防大臣を務めていたショイグが「閣下、今がクリミア奪回の時ですぞ!」と耳元でささやき、窮地に立たされたプーチンは軍が温存していたクリミア併合計画を採用し、国旗を外した特殊部隊のスペツナズを派兵しました。これは完全にハーグ陸戦法規違反ですが。本来であれば、クリミア併合は特殊作戦としてFSB主導で終わらせたかったのに軍が出てしまっているんです。これをきっかけにクレムリンでは軍の発言力が強まってしまったのです。
──FSBの工作が失敗していたんですね?
ジェームズ FSBはかなり杜撰なインテリジェンス分析をプーチンに報告していたと聞いています。これでプーチンの信用を失ったFSBは組織の立て直しを図ったはずだったのですが、実際はプーチンの顔色ばかり伺う官僚的な組織に堕してしまったようです。
──ニュースでも「プーチンの聞きたいことばかり報告していた」と書いてありました。
ジェームズ 少し前の記事で安全保障会議の席上、ロシア対外情報局(SVR=FSB同様、KGBの後進組織)のセルゲイ・ナルイシキン長官をプーチンが恫喝した映像の話をしましたよね。ナルイシキンはプーチンに「どうなんだ、セルゲイ」と詰められて、かなり取り乱していたはずです。
──完全に声が震えて怯えきっていました。
ジェームズ まさにああいう力関係だったわけです。あれではまともなインテリジェンス報告なんかできなかったでしょうね。そして、今回もクリミア併合と同じように蓋を開けてみれば、3週間も経つのにキエフを落とせないという泥沼の状況に陥っているわけです。これも以前の記事でお話ししましたが、プーチンはオリガルヒたちからこの泥沼状況を責められて「俺は3日でこの戦争は終わると聞いていた!」と絶叫しています。プーチンはFSBの楽観的な報告を鵜呑みにして侵攻を開始し、今の苦境を招いてしまったのです。自宅軟禁となった第5局のトップのセルゲイ・ベセダは対外情報の責任者なので、それで拘束されたということでしょう。
──今後、FSBの大粛清が始まるんですか?
ジェームズ いえ、それはあまり考えられません。なぜなら、プーチンはFSBの力を背景に大きくなってきたところもあるからです。いくらまともな報告をしないからといっても、軍の力が強まっている今、FSBを粛清してしまえば、自分で自分の首を絞めることにもつながります。ですから、第5局のトップと、あともう一人を自宅軟禁程度で収めているのです。いずれにせよ、今のクレムリンは軍の力がますます強まっているだろう、ということです、断言はできませんが。ただ、逆にここまで来るとプーチンの首もつながったかもしれません。これまでは軍によるクーデターの可能性もありましたが、いま選択肢があるのは軍のほうです。力をなくして自由に操ることができるプーチンであれば、生かしておく理由は十分にあります。仮にロシア国民が暴動でも起こした時には全てをプーチンのせいにして処刑すればいいのですから、生かしておく意味は高いわけです。一方、FSBと軍のGRUが「プーチンをかけた内部抗争」を展開しているのが現状です。FSBは1980年台初頭から実施されているアンドロポフ計画という「KGB主導のロシア」を永続化させたいので、軍に乗っ取られたプーチンであれば、今度はFSBが抹殺しに来る可能性が高いです。
──プーチンはいまかなり八方塞がりの状態なんですね。
ジェームズ 軍がこの戦争を一刻も早く収めてくれることを願っているでしょう。だからこそ、プーチンは軍には逆らえないのです。しかし、軍はこの戦争を早く収める必要はそれほどありません。実はわざと時間をかけている可能性すらあります。
──そんなことってあるんですかね?
ジェームズ ロシア軍の伝統では当然と言えることです。ロシア軍というのは戦争を通じて内部粛清を行います。実際、キエフがまだ陥落していないのは不思議というより不気味です。一方、南部の都市は簡単に掌握しています。クリミアの水問題を解消するためにはどうしても必要ですから当然といえば当然ですが、なぜその攻撃をキエフでもやらないのでしょうか? 原発のある都市も次々に制圧しています。軍としてどうしても必要なオペレーションは確実に遂行できているのに、キエフには攻め込めていないんです。
──例えば、アメリカの民間軍事会社がいまキエフに入っているらしいんで、彼らの抵抗が凄いということですか?
ジェームズ 当然、それもあると思います。市街戦は陸上戦では最難関です。しかも彼らは精鋭部隊ですから。しかし、傭兵は所詮傭兵です。自分の命を賭してまで知らない土地を守ったりはしません。諜報機関関係者の間での見立ては、ロシア軍がわざと時間をかけているということです。
──でも、普通の兵士だけじゃなくて、ロシア軍は将軍も4人ぐらい死んでいますよ、さすがにそれはないんじゃないですか?
ジェームズ 逆になぜ、将軍が前線でバタバタと戦死しているんですか? 通信網が崩壊し、将軍クラスがウクライナのSIMカードを使い、普通の携帯電話で交信しているのも理由の一つですがそれはあくまで結果論です。作戦自体が杜撰で、そのような作戦を作成したのは誰か? 当然軍の上層部です。クレムリンの内部抗争に使われていると考えたほうが自然です。ロシア軍は我々が思っているほど強くなかったとも言われていますが、それは間違いです。作戦自体に問題があり、兵力は世界でもトップクラスで、中国の人民解放軍より遥かに強いです。
ともかく、断言できるのはウクライナ侵攻が終わったとしても、ロシアという国はこれまでのカラーとは変わってくるということです。
──どう変わるんですか?
ジェームズ 極右になるということです。そもそもプーチンは本来、対欧米協調派です。ロシアではリベラルに属していましたので。極右は今のロシア軍が代表しています。ロシアにおける極右とはネオ・ユーラシア主義になります。それを代表するのがアレクサンドル・ドゥーギンです。彼はプーチンの片腕の地政学者と呼ばれることが多いのですが、私に言わせるとプーチンに対して一定の距離を置いている、ゴリゴリのサタニストです。そして、ロシア軍は彼の思想を学んでいます。ロシアにはロシア連邦軍参謀本部軍事アカデミーと呼ばれる軍の将校を育成する大学があるのですが、ドゥーギンは教授をつとめ、彼の著書はその大学の教科書になったほどです。つまり、ロシアの将校は皆ドゥーギンの弟子といったところなのです。そして、ネオ・ユーラシア主義を簡単に言うと、ロシア版大東亜共栄圏で、ロシアがユーラシア大陸の統一をするということです。ロシアの周辺国家を支配下に収める思想で、当然、日本も入ってきます。
──日本にも侵攻するかもしれないんですか?
ジェームズ いえ、ドゥーギンは北方領土を日本に返すべきだと言っています。
──え!? でも、プーチンは最近、北方領土は返さないと断言しましたが。
ジェームズ いえ、そんな簡単な話ではありません。あれは、日本が経済制裁など反ロシアに回ったからです。岸田政権はそんな予想も出来ずにロシアに経済制裁したことのほうが驚きです。それに、ドゥーギンはドゥーギンでタダで北方領土を日本に返すべきだとは決して言っていないのです。北方領土はロシアのものだとはっきり言っていますから。しかしそれでも北方領土は返すべきだと言っているんです。
──裏があるんですね(苦笑)。
ジェームズ 当然です。ただし、この話をこれ以上するとかなり突っ込んだユダヤの話、ペドの話、宗教の話、そしてなにより日本に大きく関わる人種差別の話になってしまうのでトカナにも迷惑をかけてしまいます。記事にするにはかなり危険なので、メルマガのほうでやっていこうと思っています。いま言えることは、この世界は皆さんが思っている以上にオカルトが関わっているということです。本当はここを理解しないと今回のウクライナ侵攻の本質やロシアや世界の構造が見えてこないのです。
国家も政治も地政学も超国家的権力者たちも、オカルトと密接に関わっています。そして彼らの思考がわからないと、世界の動きは見えてこないのです。逆に言えば、彼らの思考の根元がわかると世界の動きはかなり見えてきます。そういうものをメルマガでお伝えできればと思っています。
【追伸】
──昨日(22日)ゼレンスキーがローマ教皇と電話会談して停戦の仲介をお願いしたようです。
ジェームズ これでやっと停戦が進むでしょう。事実上、ウクライナはもう負けているわけですから。一部では、ロシア正教会がローマ法皇の言うことを聞くはずがないと言っている人もいますが、それはまったくロシアの実情をわかっていません。以前の記事でもお伝えしたようにロシア正教会のトップであるキリル一世はFSBの大物エージェントですから。
──FSBが裏で操っているとかじゃないんですよね。
ジェームズ そうです。ロシア正教会そのものがFSBです。キリル一世はブレゲの高級銀時計をつけてベンツのリムジンで移動しているような俗物ですから(笑)。ですので、今回の調停はロシア正教会もウエルカムです。
また、バチカンにとってもこのタイミングでの停戦は有益です。なぜなら、プーチンのロシアに対する延命策と、カトリック系であるウクライナの西側を守るため、という2つの理由があるためです。ウクライナの西側はまだあまり攻撃されていませんので、そこはカトリックの土地として残しておけるでしょう。
さらにバチカンとしては、ロシア軍主導のロシアよりはFSB主導のロシアの方が断然マシと考えています。そもそもバチカンとロシア正教会は裏金ネットワークのサーバーで繋がっています。軍主導になると、その利権構造が変わり、バチカンとロシア正教会がまた断絶してしまいます。
──また、金ですか!? ともかく、今回は停戦に至りそうですね。
ジェームズ いえ、断言はできません。ドゥーギンを含むロシア軍系はバチカンをアンチキリストとみなしていますので抵抗すると思います。それに前も言いましたが、たとえ停戦しても、それはあくまで停戦です。終戦とは違うということを肝に銘じておいてください。この戦争は泥沼化します。というよりも、すでに泥沼ですので。
〜つづく〜
https://tocana.jp/2022/03/post_232725_entry_4.html
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2022/08/07 (Sun) 14:56:06
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ロシア革命はユダヤ人やタタール人によるロシアの乗っ取りだった
「プーチンは今は3人で、本物はもう死んでいる」ジェームズ斎藤が徹底解説! プーチンとロスチャイルド、ユダヤ、ロシアの真実とは!?
2021.06.22
https://tocana.jp/2021/06/post_212901_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
──先日、プーチン大統領とバイデン大統領の米露首脳会談が行われましたが、何かこの二人に関連するニュースを教えてください。
ジェームズ それでは今回は特にロシアとプーチンについてぜひ知っておいて欲しいことがあります。まず、ロシアという国を見る時は、すべてがフェイクという前提で見ないといけません。もともとフェイクニュースの発祥の地がロシアなんですが、それはロシアそのものがフェイクの国だからです。
──ロシアはまるごとフェイクだと。
ジェームズ そうです。実は、その視点こそがロシアを、ひいてはプーチンを理解する際に凄く重要な点になります。いまのロシアに限らず、ソ連時代、さらにロシア帝国、モスクワ公国、キエフ公国時代からあの国はずっとフェイクだったんです。もちろん、共産党もフェイクです。多くの日本人は良くも悪くもロシアの革命の原動力だったと、共産党のことを考えていますが、全然違います。あれはユダヤ人やタタール人等の非ロシア人によるロシアの乗っ取りです。レーニンもユダヤの血が入っていましたし、トロツキーは生粋のユダヤ人です。
──つまり、フェイクとユダヤが関係しているんですね。
ジェームズ そうです。そもそもロシアという国は帝政時代にはポグロムといって、ユダヤ人をずっと迫害してきたんです。特に18世紀が一番ひどくてユダヤ人村を取り囲んで虐殺を繰り返していました。ユダヤ人たちにはその時の恨みがずっと残っているんです。その中で、ロシア革命が起きているんです。ですから、ロシア革命を単なる共産革命だと思ったらロシアという国を完全に見誤りますね。
──考えてみたら資本論を書いたマルクスがそもそもユダヤ人でした。
ジェームズ マルクスもフェイクです。彼はロスチャイルド家と親戚でかなり裕福な家庭で育ってますからね。
──えっ! そうだったんですか? プロレタリアートの味方じゃなかったんですか!?
ジェームズ まったく違います。彼は資産家でした。これひとつ取っても共産主義を導入したロシアのフェイクぶりが見えてくるでしょう。で、ここで大切なのが、ソ連時代の諜報組織KGBの歴代トップが全員ユダヤ人だと言われていることです。
──KGBまでユダヤなんですか!?
ジェームズ そうです。ということは当然プーチンもユダヤなんです。隠れユダヤです。
──えっ!
ジェームズ いえいえ、驚くことではありません。私のいる諜報の世界では常識ですし、いくつも証拠があります。まず、彼の母親の名字はシャロモビッチというのですが、最後にビッチがつくのはウクライナ系に多く、シャロモはシャロームで、ヘブライ語で平和を意味します。ロシア人ではこういう名前はありません。しかも、プーチンは自伝を書いているのですが、初版では母の名をシャロモビッチと書いています。しかし、第2版からはロシア風のシャロモーバに変えているんです。母親の名前が変わるなんて普通では考えられません。そして彼の父親ですが、タルムードの研究家なんです。
──シャロームにしろ、タルムードにしろ、完全にヘブライ、完全にユダヤ教ですね。
ジェームズ そうです。そしてプーチンの出身地、サンクトペテルブルク、当時はレニングラードと呼ばれていたんですが、彼が生まれたアパート街はユダヤ人居住区だったんです。あとは過去の発言を聞いてみるとソ連を礼賛しているようでいてユダヤを持ち上げることばかり言っています。一番はっきり言ったのは2010年で「私はユダヤ人のためならなんでもやる」と。ですから、プーチン・ユダヤ人説はほぼ確定しています。
──じゃあ、プーチンはユダヤ教の信者なんですね。
ジェームズ いいえ、プーチンは表向きは敬虔なロシア正教徒です。だから、そこもフェイクなんですが、もっと凄いのはロシア正教会自体もフェイクです(笑)。なぜなら、ロシア正教会を運営しているのはFSBという諜報機関だからです。ロシア正教会はソ連時代にKGBが乗っ取っていて、そのあとKGBの後継組織であるFSBが運営しています。事実、いまのロシア正教のトップ、キリル一世はFSBの大物エージェントです。
──FSBが裏で操っているとかじゃなくて。
ジェームズ そうです。ロシア正教会そのものがFSBなんです。ですから、キリルー一世は高額な給料を貰っていて、ベンツのリムジンに乗っていますし、ブレゲの高級銀時計も付けています(笑)。キリルー一世がブレゲを着けて宗教活動をしている画像もあります。これがロシアという国です。大統領がユダヤ教であることを隠して、民族を隠して、宗教が秘密組織そのものという国です。
──いやぁ、徹底的ですね。そういえば、昔、ジェームズさんが言っていた「プーチンは4人いる説」もありましたね。
ジェームズ プーチンは今は3人で、本物はもう死んでいると言われています。
──逆に本物がいない!?
ジェームズ そうです。ですから、これが一番のフェイクかもしれませんね(笑)。ともかくプーチンという存在はロシアのアイコンでしかありません。敬虔なロシア正教徒として世界のキリスト教徒を守る救世主であるというカバーをプーチンというアイコンはやっています。また、KGBとしてのプーチンは、大統領としての職業もカバーでしかありません。だから、彼は根っからの諜報員で、工作員のやり方で政治をやっているんです。つまり、プーチンのロシアそのものが謀略工作です。
──裏と表がまるで違いますね。
ジェームズ そうです。ロシアの裏側には常にユダヤがいます。ただし、ユダヤと言ってもプーチンのユダヤコネクションはユダヤの正統派、保守系で「チャバッド・マフィア」と呼ばれる、聖職者とマフィアを兼職する離れ業を生業にしている人士です。彼らの多くはヴァチカン、ロシア正教会、ヨーロッパ王室の金庫番を務めており、「権力者に擦り寄り稼ぐ」という独特のユダヤ流生き残り戦略を持っています。当然彼らはプーチンや彼の「お友達」の金庫番も務めています。彼らのお陰で大統領名義の個人資産は米国、英国、スイス等に厳重に保管され、その額は200兆円に上ります。おそらくプーチンは世界の指導者で最も資産家で、トランプやバイデンが小物に見えるほどです。プーチンのロシアはチャバッド・マフィアが支配し、国民から資産をカツアゲするただの泥棒国家です。そして、プーチンが表向き反グローバル主義を掲げている理由はここにあるんです。
──ただ、グローバリストたちもユダヤですよね?
ジェームズ そうです。ですから、グローバリストと反グローバリストの戦いというのは、実はユダヤの内ゲバなんです。ここを多くの人が理解していません。
グローバリストという呼ばれる人たち、典型的なのがジョージ・ソロスですが、彼にしたって基本的にユダヤ系なんですけど、本音は無神論者です。彼らはユダヤ系ですけど、ナチスにも協力するような化け物なんですよ。ですから、彼らは神と決別し、約束の地もないような人たちなんです。
しかし、反グローバリスト派は約束の地があるという立場で、それがカナンの地であるイスラエルです。プーチンはイスラエルを認める立場で、バリバリのシオニストです。なにしろ、いまロシアではホロコーストに関する疑問を持つだけで5年間の収容所行きです。プーチンは反ユダヤ主義に関しては物凄く厳しいです。ホロコースト説を法律によって守っている国なんです。反グローバリストとグローバリストの対立の軸はここです。
──ロスチャイルド家とかは保守系なんですか?
ジェームズ ロスチャイルドはどちらにも加担しています。ロスチャイルドにとっては、プーチンもソロスも投資のためのひとつのコマでしかありません。それはロックフェラーも同様ですが、影響力は遥かにロスチャイルドのほうが大きいです。ちなみにスターリンも革命家だった当時はロスチャイルド家がパトロンでした。もともとスターリンはギャングのメンバーで銀行強盗とかをやりまくっていたんですけど、それを裏で支援したのがロスチャイルド家です。彼はロスチャイルド家のためのマフィアだったんです。
ともかく、プーチンはロシアファーストではなくてユダヤファーストです。ロシアファーストのように見せかけていますけど、ユダヤに忠誠を尽くしているという視点で見ると世界が見えてきます。
──確かに、こういった話を聞くと、いまの世界が見えてきますね。
ジェームズ ロシア、ユダヤ、プーチンを見ないで世界は語れないんです。恐らく読者の皆様にはプーチンファンが多いかと思われますが、彼も結局は私が以前から何度も唱えている「コントロールされた反対勢力」なのです。このようなことはマスコミや学会では絶対に知ることができず、クレムリンの中枢でしか知ることができません。ロシアを知ることで見えてくるのは、近代国家というのは一握りの異民族が多数派の民族を支配する、フェイク国家です。日本も然り。ロシアを注視することで、日本の将来も見えて来ます。
文=ジェームズ斉藤
https://tocana.jp/2021/06/post_212901_entry_3.html
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2022/10/25 (Tue) 16:17:59
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ロシア軍敗北は演出、クリミア橋爆破は「核兵器使用のため」だった! プーチンの謀略で“欧州経済崩壊&NATO分裂”へ(ジェームズ斉藤)
2022.10.24
https://tocana.jp/2022/10/post_242677_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
──今回はクリミア橋爆破事件についてお聞きしたいんですが。
ジェームズ あの事件はガスパイプライン・ノルドストリームの爆破事件と併せて、今後のロシアを考える上でとても重要ですからじっくりお話ししましょう。
まず、誰が犯人なのかというと、ウクライナは、プーチンによるロシアの自作自演だと言っていますね。一方、ロシアはウクライナのゼレンスキー政権のテロ行為だとみなしていましたが、10月12日になってプーチンがノルドストリームの爆発に米国が関与していると言い出しました。
──誰が犯人なのか、相変わらず混沌としてますね。
ジェームズ こういう事件は基本的にそういうものです。ただし、犯人はわかっています。クリミア橋爆破は明らかにロシアの諜報組織FSB(ロシア連邦保安庁)の自作自演であると思います。なぜ、そう言えるのかというと、この戦争の侵攻からいままでの流れを見ていくとわかります。侵攻の最初からロシアの軍事侵攻は杜撰だと言われていましたよね? 実際、誰が見ても杜撰な作戦がずっと続いていました。多くの人は最初にそれを見て「まさか」と思い、そのあと次第に「ロシア軍って実は大したことないんじゃないか」と見くびるようになっていきましたよね。しかし、それがおかしいのです。ロシアの戦い方は確かに杜撰ですが、あそこまで戦術的に失敗するって本来ありえないんですよ。
──ということはどういうことですか?
ジェームズ 彼らは本当に取りたいものを取ったあとは勝とうとしていない、ということです。そこを考えていくと、すべての杜撰さは「核兵器を使うためにわざとやっている」という結論に達します。軍事作戦上の杜撰さは全て核兵器使用の口実作りのためです。なので、杜撰な作戦でロシアが攻め込まれる場面は絶対に必要だったのです。
──ある程度、自軍が危機に瀕しないと核は使えないからってことですか?
ジェームズ はい。そして、8月の中頃からはロシア国内でテロがバンバン起こるようになって、それが頂点に達したのがドゥーギンの娘ドゥーギナが自動車爆弾で殺された時ですね。
──ウクライナからのテロによって国内まで攻め込まれていると。
ジェームズ そういう演出です。あのテロに関しても自作自演だと言われていますので。そのあと、ノルドストリーム爆破があって9月に四州を併合します。そしてクリミア橋の爆破があります。
──ロシアはガンガン攻め込まれていますね。
ジェームズ ですよね。これらの報復としてキエフへのミサイル攻撃を始めています。
──我慢に我慢を重ねたがもう堪忍袋の緒が切れたと。
ジェームズ そういう流れになっていますよね。
──でも、ロシアは四州を併合する時に、「我々は停戦交渉の用意がある」と言っていますよ。
ジェームズ いえいえ、それは逆です(苦笑)。四州を併合した時点で完全にロシアとウクライナが停戦に持ち込むことはできなくなったんです。ウクライナ側からすれば、四州がロシアの一部に強制的に併合されてしまったんですよ。そんなタイミングで停戦を申し入れる事はありえません。完全に国に対する反逆行為になりますからね。ですから、ロシアは、ウクライナは停戦交渉などできないと知っていて、「停戦の用意がある」と言っていたんです。このようにロシアの言葉や、やっていることは表から見えているものとは常に逆だと考えたほうがいいんです。まさにマフィア国家と言われる如く、ロシアのやっていることは無理難題を吹っかけ領土を盗むという、地政学レベルのカツアゲです(笑)。
──カツアゲ(苦笑)。確かにそんな感じはしますね。その辺はよくわかりましたが、納得できないのは杜撰な作戦によって自国の兵士が死ぬわけじゃないですか。それはいいんですか?
ジェームズ 問題ありません。これは私のメルマガではすでに解説していますが、ロシアという国は異民族が支配層となって常に土着で多数派の住民であるロシア人を支配してきた歴史があるからです。ロシアの地は古くはモンゴル人が支配者でしたし、リューリック王朝はヴァイキング、ロマノフ王朝もドイツ人です。ソ連になってからはレーニンなどのユダヤ人が君臨してきました。そして、現在のプーチンも隠れユダヤです。
ですから、ロシアはロシア人が支配したことのない国なのです。というか、大昔のルーシの時代にロシア人貴族が貴族同士の利権争いに明け暮れ永遠に国がまとまらないので、異民族に「頼むからロシアに来てルーシ(ロシア人)を支配してくれ」とお願いしたのが元凶です。ここにプーチンとオリガリヒの関係の原点があります。いつの時代にしても、一般のロシア人は無力で絶望しかないのがロシアという国の現実です。何しろ、時代に関係なく、支配層からするとロシア人の扱いは家畜で、時代と共に農奴やプロレタリアなど、形は変われど、「ロシア人は単なる労働者」というのが永遠の歴史的法則です。ロシアで、ずっと国民が大事にされてこなかった理由はここにあります。実際、21世紀になっても何も変わっていないじゃないですか。
──おっしゃる通りですね。あの国は国民を大事にするという発想がそもそもない感じですね。
ジェームズ ロシアは欧米のようにルネサンスを経験していないので、近代の特徴である法の精神や個人主義を徹底的に否定します。そのような未開で前近代の国に「戦争を止めろ」と言っても全く通じないのは、自明でしょう。
つまり、ロシアの戦争とはクレムリンの「気分」次第で始まり、しかも自国民を粛清するための戦争になっていきます。対ナポレオン戦でも対ドイツ戦でもそうだったはずです。常に最初はボロボロに負けていますが、最終的には勝ちます、ロシア国民の大きな犠牲を代償に。
──確かに言われてみれば。
ジェームズ それがロシアの戦い方であり、ロシアという国です。ですから、杜撰な作戦で国民が死んでも支配者は平気なのです。むしろ、反乱分子になり得る20代、30代、40代の男性を間引きできるので一石二鳥だと思っているぐらいです。先日のウクライナ戦争への一部動員もプーチンとしては痛くも痒くもありません。
──そんなロシアなのでクリミア橋の爆破を画策した可能性はあると。FSBがやったという明らかな証拠というのはどういうものがあるんですか? ジェームズさんがTwitterにアップしたクリミア橋の橋桁の4枚の画像と関係ありますか?
ジェームズ あの画像は橋が爆破される直前、クリミア橋の橋桁のところに不思議な気泡が立ち上っていたものです。あれは海中で水中ドローンを爆発させたためだと考えられています。
──ノルドストリームを破壊したものと同じですか?
ジェームズ いえ、ノルドストリームの破壊は水中ドローンは使っていないと関係者から聞いています。それにノルドストリームはFSBというよりもGRU(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)の特殊部隊ですね。海軍スペツナズと呼ばれる、アメリカのネイビー・シールズのGRU版みたいな特殊部隊がロシアにもありますので。
──えっ、ノルドストリームの爆破はロシアなんですか? アメリカが水中ドローンを使ってやったといま盛んに言われていますが、違うんですか?
ジェームズ その情報自体がロシアが仕掛けている可能性が高いんですよ。実際、プーチンもアメリカが関与したと言っていますし、ノルドストリームが爆破された日にアメリカのヘリコプターが事件現場に一時停止していたという話もあるんです。
──めちゃくちゃ怪しいじゃないですか!
ジェームズ しかし、それと事件が直接リンクしているかは疑わしいですよ。もし本当にリンクしているんだったらアメリカの直接犯行ではなくてロシアとアメリカ両国の合意があった上での作戦になります。つまり、ロシアが、「『アメリカがやった』というディスインフォメーションに信憑性を加えるならば、アメリカのヘリコプターを事件の直前に事件の場所近くに浮かばせたほうが『なんだ、これは?』となるじゃないか」と提案している可能性があります。そういう演出ですね。しかし、今回、アメリカは関係ありません。
──でも、ノルドストリームの破壊ってアメリカも望んでいたんじゃなかったですか?
ジェームズ アメリカがノルドストリームを妨害しようとしていたことは事実です。これはトランプ政権がノルドストリームに対して制裁をかけたことでもわかります。ただし、ノルドストリームの破壊というのはロシアにもメリットがあるんです。
──自国のパイプラインの破壊がですか?
ジェームズ もちろん、破壊したことによってガス供給が一時減ってしまうというデメリットはありますよ。しかし、それ以上に大きなメリットとしてあるのが、ヨーロッパ経済の破壊です。ロシアからすると欧州をエネルギー危機に追い込んで締め上げることができるのでノルドストリームを破壊してもお釣りがきます。となると、ロシア的発想では「ヨーロッパ経済を崩壊できるなら、パイプラインの一つや二つくらいブッ飛ばしてしまえ」となり、実際にやりました。
──確かにノルドストリームが止まれば、それでなくてもボロボロになってしまったドイツ経済に止めを刺せそうですし、ドイツが潰れれば、ヨーロッパも潰れますね。
ジェームズ あとはバルト3国とポーランドへの圧力ですね。ドイツもそうですけど、特にバルト3国とポーランドに対する圧力は今後激しくなる可能性が高いです。なにしろ、ロシアがノルドストリームの破壊活動をやったということは、ロシアの特殊部隊がバルト3国やポーランドにまで出向いたことを意味します。ということはこれらの国に潜って何かしでかすかもしれないのです。
それにノルドストリームの破壊は四州併合の前の9月26日です。つまり、ノルドストリームの破壊を受けてから、例の四州併合での演説、「欧米はサタニスト」演説をしているんです。これはどういうことかというと、ノルドストリームの破壊は、プーチンにとっての敵国がウクライナから欧米に変わったことを意味します。ですので、欧米を締め上げるという意味でノルドストリームを破壊するのはかなりメリットがあったはずです。よって、アメリカがやったという情報はディスインフォメーションでしょう。
──アメリカがやったといろんなところで言っているんで、てっきりそう思っていました。
ジェームズ アメリカがやったと思えるような断片的な情報も多かったですからね。騙される人も少なくないんでしょう。しかし、それこそがディスインフォメーションです。
──一つ確認したいんですけど、欧州議会議員のラドスワフ・シコルスキーがノルドストリーム爆破直後に事件現場の画像をTwitterにあげて「Thank you USA」とツイートしたのはどうなんですか? あれもディスインフォメーションですか?
ジェームズ 彼はそのツイートをすぐに消しましたね。ただ、あれはいろんな意味で意味深で理解に苦しむんですね。なぜかというとシコルスキーはポーランドのユダヤ系で昔、ポーランドの国防大臣をやっていたんですよ。妻がアメリカ人でアン・アップルバウムというジャーナリストですけど、アップルバウムというのは典型的なユダヤ系の名前で写真を見ればわかりますが、顔も典型的なユダヤ系の人です。この人はもうアメリカ国内では有数の反プーチンのネオコンの人なので、普通だったらシコルスキーがアメリカに感謝するよというあんな際どいツイートをするはずがないんですよ。
──本人はアメリカがやったと本気で思っていて、本当に感謝したんですかね?
ジェームズ シコルスキーはポーランド人なのでノルドストリームなんて壊してもらったほうがいいというのは本音でしょうけど。
それにロシアにはもう一つのパイプラインであるトルコストリームがあります。これがトルコ経由で欧州に行きます。すでに10月15日のニュースでプーチンとトルコのエルドアン大統領が会ってトルコストリームをノルドストリームの代替パイプラインにすると合意しています。
──じゃあ、トルコも抱き込んで欧州を揺さぶろうという魂胆ですか?
ジェームズ これはどういうことかというとトルコを無理やりロシア側に引き込んで、EUではなくてNATOの内部分裂を図っているということです。
──あの手この手で、凄いですね。
ジェームズ こういうのを見ていけば、ロシアがウクライナ戦争で勝てないというのはお笑い草だというのがわかってくるでしょ。勝てないのではなく、わざと敗北を演出しているということです。言い換えれば、敗北を演出できるほど余裕があるということです。実際にまだ特別軍事作戦は正式には終わっておらず、つまり本気で戦争をしていないということです。ノルドストリームの件にしても、いまやアメリカのせいにされていますからね。ロシアの工作はかなり巧妙です。実際、プーチン自身が工作員上がりなので、彼の仕掛ける戦争も工作のようなものになります。
──確かに変な戦争ですよね。ロシアは攻めたり、後退したりを繰り返し、ゼレンスキーは各国の政府に戦費を寄付しろと言って回る。ウクライナの国民も残って経済活動を普通にしている人も結構いると。
ジェームズ しかも、戦闘行為よりもテロのほうが目立つ。こんなおかしな戦争を私はほかに知りませんよ。イランやアフガンでの戦いは本当に戦場でしたよ。しかし、ウクライナで起こっていることはなにか中途半端なんですよ。
であるのに、日本の某ロシア軍専門家や元自衛隊幹部の方々は真面目に「もはやロシア軍は終わった」と議論しています。しかし、プーチンのロシアに関しては軍事の視点自体が着眼点としては間違っています。指導者が工作員上がりであれば、こちらも諜報の観点で分析しなければなりません。
──言われてみると情報戦ですよね、ウクライナ戦争って最初から。
ジェームズ その観点がとても大事になってきます。
そして、その観点でノルドストリーム爆破事件を見ると、アメリカがやったというのはありえないんです。そもそもの話なのですが、アメリカが本当に関与していたという証拠が出たらどうなると思いますか? 米露の直接戦争になってしまいかねない話なんですよ。多くの人たちがネイビー・シールズを投入したとか言っていますが、そんなことをするわけがないんですよ。
基本的に皆さんがわかっていないのは、特殊作戦の場合、最初に考えておかなければいけないこととして「見つかった時にどうするか?」なのです。それを考えるとノルドストリームに米国がかかわる可能性は極めて低いです。リスクがデカ過ぎるんです。
しかし、その一方で、ロシアの場合は陰謀に関わって、それがもしも発覚しても「ロシアだから仕方ないか」となるんです(苦笑)。
──「ロシアだからしょうがないか」で終わるんですか!?
ジェームズ 終わるんです。世界の世論がロシアだから仕方ないかとなってしまうんです(苦笑)。実際、ウクライナ戦争だって侵攻しないとずっと言われてて、侵攻した瞬間「やっぱりロシアだ」となったはずですよ。
──なりましたね。当たり前に受け入れてしまいました(笑)。
ジェームズ ある意味、それがロシアの強みになっているんです。だから、ウクライナ戦争も世界が非難していますが、やはり「ロシアだから仕方がない」という諦めモードでダラダラと続いているんです。
しかし、これをアメリカがやってしまうとダメなんです。アメリカが逆に悪者になってしまいます。ですから、いまのアメリカの戦略はとても単純です。それは徹底して戦争に関与しない、ということです。世界各地で放置プレイをしているのはそのためです。そうするとどういうことが行われるかというと現地の人が戦わないといけなくなるんです。
よって、ウクライナも放置プレイで米軍がいないんです。何がウクライナに渡っているのかというと武器であってアメリカ軍は行っていない。ウクライナの軍事顧問にCIAが紛れ込んでいる可能性はありますけど、それは戦場じゃないですからね。ウクライナの大統領府などに紛れ込んでいるのは世界もわかっているのであまり驚きがない。しかし、ノルドストリームの破壊にアメリカが関わっていたという決定的な証拠が出たらこれはもうアウトです。それを防ぐためにも基本は放置プレイです。リスクが大き過ぎるので。同じ悪さをしてもあまりお咎めを受けないロシアと戦うのはそういう意味でも難しいのです。
──ある意味、最強の国家ですね、ロシアは。そのロシアがクリミア橋もやったんですね。で、さっきの話に戻りますが、あの画像はどういう意味なんですか? 爆発した時の泡ってことですか?
ジェームズ クリミア橋の爆破は公では橋を通行していたトラックが爆発したことになっています。しかし、その画像を見れば明らかで海の中で何かが爆発したことがわかります。潜水型のドローンが橋桁に自爆したもので、その爆破の瞬間を捕らえたものです。つまり、これは完全に工作で、犯人はFSBだと私は見ています。
──GRUではなくて、なぜFSBなのでしょうか?
ジェームズ ロシア国内とウクライナにおけるこういう特殊作戦というのは基本的にFSBが担当ですから。ノルドストリームの場合は完全に海外になってしまうのでGRUです。海軍スペツナズ部隊が潜水艦から海中に出てパイプラインに爆弾を設置したと言われています。ですから、やり方もまったく違ってくるんで、クリミア橋のほうはFSBの仕業でしょう。
──でも、なぜ、FSBはそんなことをしたんですか?
後編へ続く(25日20時配信予定)
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2022/10/25 (Tue) 20:27:56
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「ロシアは弱い核兵器を使わない」 最強水爆“ツァーリ・ボンバ”級核でウクライナを完全破壊か?(ジェームズ斉藤)
2022.10.25
https://tocana.jp/2022/10/post_242708_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
前編に引き続き、クリミア橋の爆破、パイプライン・ノルドストリームの破壊とロシアの核兵器使用の危険性を話してもらった。
──ある意味、最強の国家ですね、ロシアは。そのロシアがクリミア橋もやったんですね。で、さっきの話に戻りますが、あの画像はどういう意味なんですか? 爆発した時の泡ってことですか?
ジェームズ クリミア橋の爆破は公では橋を通行していたトラックが爆発したことになっています。しかし、その画像を見れば明らかで海の中で何かが爆発したことがわかります。潜水型のドローンが橋桁に自爆したもので、その爆破の瞬間を捕らえたものです。つまり、これは完全に工作で、犯人はFSB(ロシア連邦保安庁)ロシアだと私は見ています。
──GRU(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)ではなくて、なぜFSBなのでしょうか?
ジェームズ ロシア国内とウクライナにおけるこういう特殊作戦というのは基本的にFSBが担当ですから。ノルドストリームの場合は完全に海外になってしまうのでGRUです。海軍スペツナズが潜水艦から海中に出てパイプラインに爆弾を設置したと言われています。ですから、やり方もまったく違ってくるんで、クリミア橋のほうはFSBの仕業でしょう。
──でも、なぜ、FSBはそんなことをしたんですか?
ジェームズ これも核兵器を使うための道筋作りです(前編を参照)。そもそもロシアには核兵器を使うための明確な条件が設定されているんです。「核戦略ドクトリン」というのがロシアにはあるので。どんな条件なのかというとロシアの領土に外国の通常部隊、これは特殊作戦ではなく、陸軍の戦車部隊なんかがロシアの領土を侵略し、ロシアの国家存亡を揺るがすような事態になった時に核兵器の使用が許されます。ということはロシアの領土が侵略されることが絶対条件なのです。ですから、この間の四州併合も核兵器使用のための布石と言えます。ロシアの感覚で言えば、すでに四州はロシアです。しかし、ウクライナとしては自国の領土だと思っていますから奪還のために戦車部隊を送ります。そうなった時、どうなるか、ですね。たぶん、また杜撰な作戦で後退するでしょう。西側メディアはそれをウクライナの勝利、民主主義の勝利と絶賛するのでしょうが、プーチンはそれを見てほくそ笑んでいるかもしれませんよ。
──ドクトリンに近づいているんですね。
ジェームズ そうです。というかロシアは非常に法的根拠にこだわり、侵略や他の悪事の口実に必ず法律をふりかざしてきます。そういう中でクリミア橋の爆破です。クリミアもいまやロシアの領土ですからね、あそこも通常兵器で攻められると核兵器を使用せざるを得ない状態になるかもしれないですよ。ですから、どこをきっかけに核兵器の使用になってしまうのか? 四州なのか、クリミアなのか、ロシア本土なのか。それは今後のウクライナの動き次第ですね。
──いずれにせよ、クリミア橋はそのきっかけを作るための小競り合いだと。
ジェームズ 小競り合いだけじゃなくて完全にエスカレーションの一部としてマネージされています。大切なのはエスカレーションです。8月のロシア国内のテロ、ドゥーギンの娘の爆死、そのあとにノルドストリームの爆破、クリミア橋爆破とロシアに対するテロが表向きにはどんどんエスカレートしていますね。しかも、ノルドストリームとクリミア橋というのはロシアにとって最重要インフラです。それを2つも“ウクライナは破壊した”わけです。
では、次に何が起きるのかというと当然、ロシアからの報復です。それがキエフへのミサイル攻撃です。
──確かに報復もエスカレートしてますね。
ジェームズ クリミア橋爆破直後に一気にロシアがミサイルを撃ち込み始めましたよね。つまり、一連のテロというのはエスカレーションをするための口実になっています。ロシアで動員がかけられたのが9月21日、ドゥーギナが自爆テロで殺されたのが8月20日で、ちょうど1カ月後です。「動員をしろ」というのはずっとドゥーギンが言っていたことなんですね。結局、いろんなものをエスカレートさせるためにこういったテロが仕掛けられています。
──段階的に行くように踏んで、気づけば、キエフにミサイルが打ち込まれるまで戦争はエスカレートしていましたね。
ジェームズ なのにアメリカもNATOも動いていませんから。
──世界もなんとなくそれを受け入れています。
ジェームズ これが狙いです。洗脳におけるプライミングの如く、世界の世論もプーチンによって完全に慣らされてきています。この間の四州併合の時のプーチンの演説で「アメリカは広島、長崎に原爆を落としたことによって核使用の前例を作った」と言っていたんですよ。これはどういうことかというと自分も使いたいんです。
──前例って言ってるんですもんね。
ジェームズ アメリカが前例を作ったんだから、我々が使えないのはおかしいっていうことです。いつからロシアは核兵器も使えないショボい国になってしまったんだっていう怒りの感情ですよ。だから、使いたいんですよ、最初から。
──ともかく使いたいのか。
ジェームズ そこを理解しないとこの戦争も核の使用も見えてきません。私は昔、モスクワの赤の広場で行われた戦勝記念日の軍事パレードに出席した時の、ある光景が忘れられません。あの軍事パレードで一番盛り上がったのはロシア兵が出てきた時ではなく、ロシアが持っている核を搭載したICBMが登場した時なんですよ。あれこそが大国の証だって熱狂するんですよ、国民が。私のすぐ横にいたある年配のロシア人バーブシュカ(お婆さん)などは「戦勝記念日」という有名なロシア軍歌を興奮のあまり高らかに歌っていました。ロシアのICBMで欧米が焦土化するイメージがロシア人の母性本能をくすぐるのか、とその時悟りました(苦笑) 。戦前の日本の兵隊さん万歳みたいな感じです。ロシアの場合は兵隊さんに対して熱狂すると思いきや、兵隊さんには熱狂せずに、核兵器、ICBMを搭載した車両に対して熱狂したんですよ。「核兵器=戦勝の兵器」というカルト信仰に近いものになっています。これがロシア人の国民感情ですから。
──核兵器が神格化している感じですね。
ジェームズ そうです。そういうのがあるのでプーチンが核兵器投下を命令してもロシア国内では「それはさすがにヤバいだろう」ではなくて歓迎すると思います。「やっと使ってくれた」と。
──その辺の感覚のズレはありますね。西側は核兵器を使ったらダメですけど、ロシアは「よく使ってくれた」って気になるんですね。
ジェームズ 逆に国威発揚になります。昔の日本は兵隊さんに対する熱狂も凄まじかったんですけど、海軍の軍艦に対する熱狂ってあったと思うんですよ。戦艦大和なんか世界最強の軍艦だったという、そこに対する熱狂と同じものがあると思います。
──日本人はいまだの戦艦大和への熱狂はありますから。
ジェームズ いまだにあると思います。特に海上自衛隊の護衛艦を神格化する動きはそれとちょっと似ています。ロシアの場合は海軍があまり強くないんで軍艦を神格化するっていうのはあまりないんですけど、核兵器にはあります。ロシアの核兵器に対する感情ってすごい大事で、ここがほとんど理解されていません。
では、なぜ、ここまでロシア国民の気持ちを刺激するのかというと、ロシアと核兵器の関係が屈辱から始まっているんですよ。
──屈辱?
ジェームズ アメリカに先を越されたという屈辱です。核兵器は、アメリカのマンハッタン計画で核爆弾を開発し、それをもとに広島、長崎に落としたことで先を越されてしまったんですね。ここで有名な話があるんですけど、スターリンは当時、アメリカのマンハッタン計画を知っていましたし、広島、長崎に原爆を落とすことも全部知っていました。それだけでなく、マンハッタン計画の技術を全部持ち出してモスクワに報告させていたんです。
──マンハッタン計画にロシアのスパイがいたんですか?
「ロシアは弱い核兵器を使わない」 最強水爆ツァーリ・ボンバ級核でウクライナを完全破壊か?(ジェームズ斉藤)の画像5
逮捕されたローゼンバーグ夫妻 画像は「Wikipedia」より
ジェームズ そうです。これは歴史学的にも証明され、有名です。ユダヤ系アメリカ人のローゼンバーグ夫妻が死刑になっていますから、彼らが流したんです。ポツダム会談が1945年の7月にあったんですが、そこでトゥルーマン大統領がスターリンに対して「アメリカはついに広島、長崎に投下するための原爆実験に成功した」と言ってるんです。するとスターリンは「既に知っている」と言ったんです。
──負けず嫌いなんですね。
ジェームズ そのお陰でローゼンバーグ夫妻のスパイ行為が発覚して死刑になっていますが。ともかく、ロシアにとっては核兵器の関係というのはアメリカに先を越された屈辱から始まっています。しかし、スパイ能力によって核技術に関してはわかっていたので、アメリカがビキニ環礁で水爆実験をやり始めると、負けじとソ連も水爆実験をやって、それがツァーリ・ボンバです。世界一の規模の水爆でいまだにツァーリ・ボンバを超える爆弾って開発されていないんです。
──こだわりが大きいんですね。
ジェームズ デカさに対するこだわりですね。ロシア語でも「ギガントマニア」という巨人信仰を意味する言葉もある程です。意味は単純で、とにかく「デカければ、勝てる」というものです。ですから、思うんですけど、いまロシアが使うのは戦術核が前提のように言われていますけど、「本当にそうだろうか?」と思いますね。戦術核は、たとえばワシントンのホワイトハウスに戦術核を落としたらワシントン全部が広島、長崎のように破壊されるかというと、そういうことはなくて破壊の規模は遥かに小さいんですよ。
──ホワイトハウスをピンポイントを壊すみたいなことまでできたりするんですか?
ジェームズ そんな感じです。でも、それって見た目のインパクトがないですよね? いま言ったようにロシアという国はデカイものが好きなんで戦術核のような小規模な核で満足するのかって不安はありますね。
──いきなりデカいのでいく可能性があると。
ジェームズ 普通、占領するのであれば都市機能とかインフラを残したまま相手を屈服させるはずですが、ロシアにはそういう常識は通用しません。デカい花火をぶち上げるほうを嗜好し、それを優先する可能性があります。核の場合でいえば、デカいきのこ雲ですね。それによってすべてが破壊されてもかまいません。ロシアはもともと破壊を好み、すべてを破壊してから占領して、また作り上げるんです。それがロシアのやり方で、そこを間違うと読み間違います。よって、ロシアの考え方をしっかり知らないと大きな被害が出る可能性がありますね。今後、ますます注意深く見ていく必要があると思います。
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14:保守や右翼には馬鹿しかいない
:
2023/03/03 (Fri) 08:11:11
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ロシア軍が北海道に侵攻、ウラジオストクが中国領に… 岸田政権が欠く“ウクライナ戦争後”の国家戦略=ジェームズ斉藤
2023.03.02
https://tocana.jp/2023/03/post_247703_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ):いまアメリカ国内ではウクライナ戦争後について真剣に話し合っています。日本はいまだにウクライナ戦争がいつ終わるのかなどといったことしか考えていませんが、他国はもうウクライナ戦争後のことを検討しているのです。
──それはウクライナの復興利権ということですか?
ジェームズ:いえ、復興利権はアメリカが、もっと言えばバイデン関係者が持っていくことはほぼ決まっています。そうではなく、ウクライナ戦争後のロシアをどうするか、です。アメリカはいまロシアが分断すると読んでいます。読んでいるということは、「分断を画策している」ということですが、ロシアはもともと89の地域に分かれる、細かな少数民族の集合体です。この集合体を内部分裂させてロシアの崩壊を目指しています。特に少数民族が率いるタタールスタンとか、シベリアではヤクート、ヤクーツクなどの少数民族のエリアを独立に導きます。彼らは完全にモンゴル系ですから、独立意識を刺激して内部崩壊に向かわせます。また、最近言われ始めているのがトルコとポーランドがロシア領内に入っていく可能性と、シベリアに中国が入っていく可能性です。
──すでに周辺諸国は戦争で傷ついたロシアを餌にしようと企んでいると。
ジェームズ:そうです。国際政治はジャングルの猛獣のような掟で動いており、腹をすかしたタカ、ライオン、トラ、ハイエナ等が、サヨナキドリ(ウクライナを象徴する動物)を相手に手こずっているクマをほふろうと虎視眈々と狙っています。ところが、その現実を日本人は見ようとしません。本来であれば、日本は北方領土問題を抱えているんです。戦後のドサクサにまぎれて侵攻を狙うのが普通の感覚ではないでしょうか?
──いやぁ、どうでしょう。日本人の思考では「侵攻」という発想はないと思います。
ジェームズ:もちろん、それはわかりますが、他国は動きますよ。間違いなく中国は動きます。ウラジオストクが中国にとられてしまう可能性だって低くないんですよ。
──う~ん。そうですけど。
ジェームズ:もちろん民間レベルであまり乗り気になれないのはわかります。しかし、ロシアが北海道に侵攻してきたらどうするんですか?
──その時は当然戦うべきだと思います。
ジェームズ:ですよね。アメリカがロシアの分断を狙えば、先にロシアが北海道を狙って動く可能性だってあるんですよ。なぜ、それに備えようとしないのですか? 加えて、北海道を巡る攻防に備えることは日本のいろんな矛盾を解決できるチャンスでもあるんです。たとえば、自衛隊を国軍化する動きです。安倍政権の時に一時加速しましたが、いま国内では停滞しています。ところが、アメリカはいま自衛隊に血を流してもらいたいと言っているんです。CSISの台湾有事に関する戦争シミュレーションでは日米ともに数千人規模で兵士が死ぬと書いてあったはずです。
・アメリカは台湾有事の発生を望んでいる!? 年内に下院議長が中国を挑発… 米共和党の思惑とは?(ジェームズ斉藤)
──あれは戦争で自衛隊員が死ぬことも考えろという、アメリカ側からのメッセージなんですよね。
ジェームズ:そうですよ。しかし、台湾有事を現実的に考えると自衛隊が動く場面というのは本当に来るのでしょうか? 中国が台湾だけを攻めて、与那国や尖閣に一切手を出さなければ、専守防衛の自衛隊が動くことはできません。いくら頑張っても介入するチャンスがないんですよ。しかし、ロシアが北海道に入ってきたら、それはもう日本侵略です。千島列島と南樺太はロシアと日本の間の条約では日本の領土です。確かにサンフランシスコ平和条約には千島列島と南樺太を放棄すると書いてあります。しかし、ロシアはサンフランシスコ平和条約に調印していません。調印していなければ効力を持ちませんので、日本とロシア間の条約とは1905年のポーツマス条約になります。国際法では現在の日本国は大日本帝国の正式な継承国となりますので、1905年当時の領土区分は今でも有効となります。つまり、千島列島と南樺太は日本のものなのです。
──現在は不当に占拠されているんですね。
ジェームズ:そうです。そしてウクライナ戦争後、もしも、アメリカの工作が成功して、ロシアが内部分裂、独立運動が盛んになれば、千島列島と南樺太を奪還する最大のチャンスが訪れます。そのチャンスについて、国民レベルで考えろとまではいいませんが、首脳レベルでも考えられず、「平和条約締結を目指す」とはどういうことですか? 何度も言いますが、アメリカはいまウクライナ戦争後を見据えています。内部分裂を画策できると踏んでいるんですよ。しかし、日本は岸田さんが安倍政権のロシア政策のままなのでこういうことを考えることすらできないでいるんです。
──岸田さんが考えないのは仕方ないとしても、外務省も外務省ですね。
ジェームズ:彼らも岸田さんと同じで、国家戦略などなく、外交のための外交をやっているだけなのです。
──財務省と同じで、外務省も岸田さんを省益のためだけに動かしているですね。
ジェームズ:外務省は交渉の場に座るための外交ごっこをしているだけです。彼らの最も愚かな行為の典型は、1956年の日ソ共同宣言でロシアと外交関係を回復してしまったことです。外交関係を回復すると大使館を設置できるんです。当然、ロシアは麻布にロシア大使館を作ったのですが、すぐに対日謀略組織の拠点になりました。
──僕らは世界と外交を結ぶことがいいことだと叩き込まれてきましたが、外交を結ぶことのデメリットってあるんですね。
ジェームズ:多くの日本人は忘れていますが、外交官は本来、諜報員です。特にロシアの外交は諜報機関が主導していますから、大使館や領事館はすべて謀略機関です。彼らは敵国内のさまざまな場所にスパイを配置して、敵国家の意思決定そのものをコントロールする謀略を「業務内容の90%」として行っている、国際社会の中でも特殊な組織なんです。つまり、ロシアは最初から対日謀略組織を作りたいから日ソ共同宣言にサインしていたのです。トモダチになりたいとか、友好関係を築きたいなんて少しも思っていません。というよりも、世界の外交は基本的に謀略のためのものです。日本はそこをまったくわかっていません。ですから、日本の外務省は世界中でバカにされるのです。日本の評価が世界的に低いのは彼らがあまりにも外交を知らないからです。
──なぜ、そんなことになってしまったんですか? 誰か教える人はいないんですか?
ジェームズ:そこで問題になってくるのが外務省の国外研修です。アメリカ担当ならアメリカへ、ロシア担当ならロシアに研修に行ってしまうんですよ。外務省ではこれをアメリカン・スクール、ロシア・スクールなどと言うのですが、これは明らかにおかしいのです。なぜなら、これからその国で日本の国益のために交渉しようという人間を、その国の人間に教育してもらってどうするのですか? アメリカのためや、ロシアのために働く二重スパイを作っているようなものじゃないですか?
──そうですね。そうなりますよね。
ジェームズ:日本の外務省内は、アメリカ帰りの二重スパイや、ロシア帰りの二重スパイばかりです。しかもですよ、彼らは留学中に全員がハニートラップなどにあって、何らかの弱味を必ず握られてしまっています。
──聞いていると日本の国益ってことを外務省はわかっていないようですね。まずは日本の国益とはこうだって叩き込んでから、外国に行かせないとマズいですよね?
ジェームズ:一応、外務省でもそういう思考をする人はいます。それが先日、話した市川氏や故・岡崎久彦氏、秋葉氏です。岡崎氏は安倍政権で安倍さんと親しかった人で、安倍政権に働きかけて2013年に国家安全保障局というのを作ったんです。岡崎氏は『戦略的思考とは何か』という本も書いています。彼らは語学研修による○○○・スクールという垣根を越えて戦略的に考えるということをやろうとしてきた勢力です。安保派は自衛隊とも仲がいいんですが、外務省という巨大な組織の中ではごく一部なので、なかなか力が発揮できないでいます。
──ただ、この前の記事にもありましたが、菅さん派ですよね。安保派って。
ジェームズ:彼らは外務省の常識から外れていたので非主流派だったんですが、その非主流派をうまくまとめることができたのが菅さんです。
──ということは岸田政権には安保派はついていないと。
ジェームズ:ついていませんし、外務省全体で「岸田ではダメだ」という意見になっています。岸田さんが財務省しか相手にせず、財務省のための政治しかしないからです。
──ということはダメな外務省すら相手にしていないからあんなコメントをしてしまうんですね、北方領土の日に。
ジェームズ:外務省の条約局は条約を守るということが生きがいになっている人たちなのであんな原稿になった可能性もありますが、もしかしたら外務省の総意として、わざとああいうコメントを仕込んだ可能性もあります。
ともかく、菅さんの一つだけ評価できるところは安倍さんのロシア政策を継承しなかったことです。彼はロシアにはかなり冷たい態度を取っています。そこは安全保障派閥からレクチャーされている可能性があります。
──わかりました。 今後の岸田政権の外交政策はまったく期待できないし、ヘタすれば日本の首を絞める可能性すらあるということですね。
ジェームズ:はっきり言って極東はもともとロシアの侵略行為によって領土を取られています。私は帝国主義を助長するつまりなどまったくないのですが、南樺太には液化天然ガス(LNG)の拠点があるので日本にとっても大事なところです。しかも、ポーツマス条約で言えば、南樺太は日本国内です。国内問題であれば自衛隊を派遣することは何の問題もありません。派兵でもなければ、侵略でもないのです。国内の駐屯地の移動にしかならないのです。
──考えてみればロシアがクリミアに軍を送っているんですから、日本が南樺太に自衛隊を送るのもそれほど問題ないはずなんですよね。
ジェームズ:まさにその通りです。ロシア自身がロシア流の国際法のアプローチでウクライナに侵攻しているのですから、日本も同じことをしていいはずなんです。少なくともロシアに対しては、それが通用します。しかも、いまの国際世論であれば、南樺太に“移動”しても日本を責める勢力はほとんどいないと思います。中国、韓国、北朝鮮ぐらいです。しかし、中国、北朝鮮は敵ですから責められても痛くも痒くもありません。同盟国であるアメリカが非難しなければ問題ないですし、アメリカは非難しないと思います。
──いろんな選択肢がある中で、一番ダメなことをやっているのが岸田政権だということですね。
ジェームズ:その通りです。逆に中国の後押しをしている形になってしまっています。もしも、いまロシアが崩壊したら中国だけが得をします。ウラジオストクが中国領になる脅威を本気で考えてください。ウラジオストクはロシア語で「東方制圧」と意味です。つまり、ロシアの対日侵略拠点として1856年の創市以来、日本海の対岸に存在し続けてます。もしも、これが中国領になったら、東シナ海を経由せずとも日本海から対日侵略を実現できることになります。いまのロシア問題は、日露戦争前夜のような状況に近づいています。このような国難の時をどのようにして乗り越えることができるのか?がいまの日本人に与えられた課題です。この解決のためには国際標準のインテリジェンス思考を一刻も早く身につけて、あらゆる意味での日本の危機的状況を改善する道を探すべきなのです。そのためのインテリジェンス思考を私もメルマガで発信していきます。
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15:保守や右翼には馬鹿しかいない
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2023/04/20 (Thu) 15:51:02
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米機密文書流出はバイデン政権による政治工作! 犯人はCIAの特殊スパイ、狙いはウクライナ支援打ち切り、同盟国切り捨て、SNS規制=ジェームズ斉藤
2023.04.19
https://tocana.jp/2023/04/post_249536_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
ジェームズ斉藤(以下、ジェームズ):先日、アメリカの機密情報漏洩の犯人として21歳の若い軍人ジャック・テシェイラが捕まりました。しかし、あまりにも不可解な点が多すぎます。これはマスコミからの情報を額面通りに受け取ってはいけません。
米機密文書流出はバイデン政権による政治工作! 犯人はCIAの特殊スパイ、狙いはウクライナ支援打ち切り、同盟国切り捨て、SNS規制=ジェームズ斉藤の画像1
ジャック・テシェイラ(画像は「Facebook」より)
──そもそも流出した機密情報ってどの程度の情報なんですか?
ジェームズ:ペンタゴンの中でも最重要の一人である統合参謀議長に渡す資料です。掛け値なしのトップシークレットです。統合参謀議長というのは全世界に展開するアメリカの軍事作戦のトップであるとともに大統領に適切なアドバイスをする役割です。そういった人物に渡すための資料を持ち出し、拡散させたのが2019年に軍隊に入った、将校でもない一兵卒の軍人だったということです。
──意外でしたよね。
ジェームズ:最初はロシアのサイバー攻撃による拡散だと疑われていましたね。その理由は、ロシアのチャットアプリのTelegramで拡散していたからです。しかし、よく調べてみると、Telegramに書き込んだ人間は、ネット掲示板の4ちゃんねるを見ていたようで、その4ちゃんねるに書き込んでいたのはディスコードというオンラインゲームの、あるチャットグループに所属していた人間でした。捕まったテシェイラはディスコードのそのチャットグループのリーダーだったのです。これで流出の経路はわかったのですが、問題は本当に21歳のテシェイラが犯人なのか? という点です。
──なんか納得いかないですよね。
ジェームズ:直感的にみんなそう思いますよね。流出した機密資料を見ていくとはそれはさらに確信的になっていきます。その資料というのはアメリカと同盟国の関係を害するような内容か、ウクライナ戦争に関するマイナス情報ばかりなんです。
──具体的にどんな内容なんですか?
ジェームズ:たとえば、いまウクライナ軍の兵力が足りない、予想以上に犠牲者が多いといった情報で、これが漏れたことによってウクライナが春に予定していた大攻勢が頓挫しそうになっています。春の大攻勢でロシアを押し返すというのがこの2カ月間ぐらい議論されていたんですが、この機密資料の拡散によってできないような状況になりつつあります。はっきり言って、アメリカはウクライナを全面的に支援することが難しくなりました。
さらに、ウクライナ関連と同時に韓国、エジプト、アラブ首長国といったアメリカの同盟国、パートナー国に関する情報も多く流出しています。しかも、その情報はアメリカとの同盟関係、パートナー関係が悪くなるものばかりです。たとえば、エジプトがロシアからかなりの武器を調達しようとしているといったものです。エジプトはアメリカが軍事支援をしている国なので、ロシアから武器を調達するのは裏切り行為です。これでアメリカとエジプトのパートナー関係にヒビが入りました。韓国に関しては、尹大統領の電話を盗聴していたことが発覚しました。韓国国内ではアメリカが韓国に対して電波傍受をやっているということで大問題になっています。いまの尹政権は親米でなおかつギリギリ親日で、前の文政権の親中、親北朝鮮の政権からだいぶアメリカ寄りに戻したはずなのですが、この電波傍受の発覚でアメリカと韓国の関係はかなり悪くなりました。韓国はいま親北極左勢力が相当強くなっていて、今回、親米政権になったのは奇跡に近いんですが、それがダメになりそうです。
──日本関係の情報は出てますか?
ジェームズ:日本関係は現時点では確認されていません。いくらでもあるはずですが、日本はないんですよ。韓国、エジプト、アラブ諸国といった微妙な国々に対しては徹底的にアメリカとの関係を悪くするような情報が拡散されています。
そして、重要なのはこういった情報の選別を誰がしたのか? という疑問です。とてもではないですが、21歳の、それも軍隊に入りたての若い軍人がやったとは思えないセレクトなんです。もちろん、ランダムとも思われません。どちらかというとバイデン政権の国防政策が妙に反映されているんです。
米機密文書流出はバイデン政権による政治工作! 犯人はCIAの特殊スパイ、狙いはウクライナ支援打ち切り、同盟国切り捨て、SNS規制=ジェームズ斉藤の画像2
画像は「Getty Images」より
──つまり、バイデン政権が裏で糸を引いている疑いがあると。
ジェームズ:いまのバイデン政権はトランプ政権から始まった本格的な撤退政策をやっていますから。この辺の話はメルマガの記事で詳しく書きましたが、いまのアメリカは誰が大統領になるかなどはまったく関係なく、アメリカ一極体制を終わらせようとしています。世界の警察をやり続けたり、ドル基軸通貨体制を支えるなんてことはもうしたくないし、保たないのです。ですから、9.11以後で言えば、メチャクチャな軍事侵攻を行って世界中から嫌われることをするようになっています。いまは軍事侵攻はやめていますが、その代わりにバイデン政権はいま全体主義のゴリ押しをして世界中から嫌われています。日本だけはLGBTやSDGsを有難がってやっていますが、中東諸国ではLGBTは物凄く嫌われていますから。
──宗教的に受け入れがたいですよね。
ジェームズ:日本はなんでも受け入れてくれて都合が良いので、切り捨てられていないのです。ただし、それは決していいことではありません。アメリカと、対米従属でボロ儲けしている日本の上級国民にとって都合がいいだけで、一般の日本国民にとっては何もいいことはないと思います。そもそも読者の皆さんに覚えてもらいたいのは「日本人は簡単に騙せる」というのがワシントンの常識です。
ともかく、今回漏洩した情報はバイデン政権の流れに沿ったものばかりなので、21歳の若者がやったとはとても思えないんです。
──彼は天才ハッカーで、機密情報を手当たり次第に漏洩させたということはないですか?
ジェームズ:テシェイラは、サイバー関連の仕事をやっていたらしいですが、別にハッカーではないです。米空軍のインテリジェンス部隊に配属されていますが、彼の階級は兵卒という一番下の階級ですので大したことがそもそもできません。メディアの説明では資料を運搬する立場にあったので機密情報を手にすることができたとなっていますが、アメリカのセキュリティクリアランスを知っている者からすれば、兵卒レベルの人間が統合参謀議長に見せる資料を運んでいるということ自体おかしいんですよ。しかも、ペンタゴンの本省で働いているならまだしも、マサチューセッツの片田舎の空軍基地で働いているレベルなのでそんな資料、絶対に手にするわけがないんです。
──ということは、テシェイラは陰謀の犠牲者ということですか?
ジェームズ:いえ、関係者に聞いたところ、「彼はCIAにリクリートされた」と言っていました。元々空軍のインテリジェンス部隊の所属なので昇進した可能性も残りますが。いずれにせよ、彼は最低でも15年間は「服役中」ということになるので、今後表舞台に出ることはなく、別人として生き残って極秘ミッションに従事することになると思います。私自身、某国諜報機関の長官に直接リクルートされ、戸籍も全て抹消され「完全な別人」のカバーストーリーを与えられた関係者と一緒に任務に従事したことがあるので、今回の事件は「やはり」と直観的に思いましたね。
──要はスパイになるということですか?
ジェームズ:それも中東などの紛争地域に覆面で行くような極秘任務です。もちろん、いまのジャック・テシェイラという名前と顔はもう抹消されます。“ジャック・テシェイラ”はたぶん一生刑務所に入ることになるでしょう。
──顔も名前も変わって極秘任務。まるっきり映画ですね(苦笑)。
ジェームズ:映画のようなヒロイックなシーンなど一つもない世界ですが……。もう一つ気になるのがディスコードというアプリで拡散されたことです。このアプリはオンライゲームのマニアが使うチャットアプリなんですが、独特のインターネット文化を持っています。トランプ寄りの文化で、マスコミの報道では容疑者とその仲間たちは銃所持に賛成し、移民やLGBTに反対という思想を持っていたようです。これはトランプ支持者のど真ん中です。ど真ん中ではありますが、彼らは極右ではないんですよ。オルタナ右翼といった連中でもなくて、おもしろ半分で軍事機密を拡散していたレベルなんです。彼らは挑発的なことをして注目を集めることだけが楽しい、「エッジロード」と呼ばれるインターネット・オタクたちです。最近、これをバイデン政権が目の敵にして潰そうとしています。
──その程度でですか? 問題あるんですか?
ジェームズ:トランプ支持に回るかもしれないという恐れを持っています。そもそも、エッジロード文化は「アンチな反骨精神」があるから成り立つもので、ワクチン強制、LGBTQやSDGs推進といったリベラル全体主義のゴリ押ししかできなくなった民主党の極左ネタは完全に「体勢側」になっており、エッジロードたちにとっては「つまらない」を通り越し「ウザい」レベルに堕落しています。それでバイデン政権は国内でディスコードのようなプライベートチャット機能に対してもっと治安組織が介入できるように働きかけています。ディスコードのようなものがあるから情報漏えいにつながるんだという理屈です。
米機密文書流出はバイデン政権による政治工作! 犯人はCIAの特殊スパイ、狙いはウクライナ支援打ち切り、同盟国切り捨て、SNS規制=ジェームズ斉藤の画像3
画像は「Getty Images」より
──要は前回の大統領選挙のような情報統制を再び目論んでいるんですね。
ジェームズ:ですから、この事件はバイデン政権にとって一石二鳥、一石三鳥ぐらいの効果がありました。1つは、ウクライナへの支援をしなくていい状況ができましたし、2つ目はお荷物だった同盟国、パートナー国との関係も薄くなりました。また、アメリカ国内ではこれからソーシャルメディアの規制を広げていくきっかけもできました。また、諜報機関からすれば、リクルートに成功したという言い方もできるでしょうね。
──バイデン政権にとってはいいことずくめなんですね。
ジェームズ:そうなります。いずれにせよ、これから、前回の大統領選挙のような言論統制が始まることは確かでしょうね。そうなっていくと日本に対しても右派、陰謀論コミュニティに対する規制が激しくなる可能性は強いと思います。
──エマニュエル大使たちが動き出すと。
ジェームズ:日本政府もディスインフォメーション対策という名のもとに言論統制をいま仕掛けようとしてますから、間違いなくやってくると思います。日本などはアメリカの外圧がかかれば、自由や民主主義の理念も全て放り出して、簡単にゴリゴリの全体主義に向かうでしょうから。
ともかく、今回の事件は久しぶりにロシアが絡んでいない、バイデン政権が仕込んだディスインフォメーション事件だったというのが諜報機関関係者の間では常識となっています。
https://tocana.jp/2023/04/post_249536_entry.html
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16:777
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2023/08/05 (Sat) 11:03:21
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【ユダヤから紐解くロシア・ウクライナの歴史①】キエフ公国の誕生と滅亡|茂木誠
むすび大学チャンネル
2022/04/04
https://www.youtube.com/watch?v=RWLD5MkJUHc&list=PLGqoPsu9icDYmqlUflf_TmVklScqHwoQE&index=14&t=355s
【ユダヤから紐解くロシア・ウクライナの歴史②】モンゴル支配とウクライナ・コサック国家の興亡|茂木誠
むすび大学チャンネル
2022/04/05
https://www.youtube.com/watch?v=NDzjqG3Mua8&list=PLGqoPsu9icDYmqlUflf_TmVklScqHwoQE&index=15
【ユダヤから紐解くロシア・ウクライナの歴史③】帝政ロシアの反ユダヤ主義からロシア革命まで|茂木誠
むすび大学チャンネル
2022/04/09
https://www.youtube.com/watch?v=kUb629pwFIQ&list=PLGqoPsu9icDYmqlUflf_TmVklScqHwoQE&index=16&t=969s
<目次>
00:00 はじめに
00:27 紛争の度に迫害を受け続けたユダヤ人
08:54 ロシア帝国の崩壊とウクライナ独立宣言
14:15 非道の極み、隠された恐ろしい歴史
【ユダヤから紐解くロシア・ウクライナの歴史④】ロシア革命から第二次世界大戦、ソ連崩壊まで|茂木誠
むすび大学チャンネル
2022/04/10
https://www.youtube.com/watch?v=Z6CTpwdr3AY&list=PLGqoPsu9icDYmqlUflf_TmVklScqHwoQE&index=17
<目次>
00:00 はじめに
01:59 共産党とユダヤ人の意外な関係
10:54 壮絶なユダヤ人虐殺の真相
15:02 諸外国から見た当時のウクライナ
18:15 クリミア紛争の始まり
【ユダヤから紐解くロシア・ウクライナの歴史⑤】ナチズムとは何か|茂木誠
むすび大学チャンネル
2022/04/12
https://www.youtube.com/watch?v=T0yVN3iwgMc&list=PLGqoPsu9icDYmqlUflf_TmVklScqHwoQE&index=18
【補足】1:25- 『シオンの賢者の議定書』は、さらにタネ本があります。モーリス・ジョリーの『マキャヴェリとモンテスキューの地獄での対話』(1864)で、フランスのナポレオン3世の****体制を風刺した作品です。このような作品は手を替え品を替え、歴史上何度も現れています。
14:15- 『我が闘争』日本語訳から日本人蔑視部分が削除された、という意味です。
【ユダヤから紐解くロシア・ウクライナの歴史⑥】ロシアがウクライナに侵攻する理由|茂木誠
むすび大学チャンネル
2022/04/17
https://www.youtube.com/watch?v=O5tn4UQrorE&list=PLGqoPsu9icDYmqlUflf_TmVklScqHwoQE&index=19
【ユダヤから紐解くロシア・ウクライナの歴史⑦】ウクライナ戦争の見方|茂木誠
むすび大学チャンネル
2022/04/23
https://www.youtube.com/watch?v=O08Bc1hbHc0&list=PLGqoPsu9icDYmqlUflf_TmVklScqHwoQE&index=20
特番『茂木誠先生の歴史講義、ロシアとウクライナ、その”悲しみの歴史”を紐解く。その1、キエフ公国~ソビエト連邦建国まで』
https://www.youtube.com/watch?v=H7Y537GyIkc
特番『茂木誠先生の歴史講義、ロシアとウクライナ、 その”悲しみの歴史”を紐解く。その2、第2次世界大戦~現在まで』
https://www.youtube.com/watch?v=0wAcNSxZZq4
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17:777
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2023/10/01 (Sun) 18:26:17
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世界はロシア側に向かっている! 米露が秘密外交、ウクライナ切り捨ては確定路線、日本の未来に暗雲!?=ジェームズ斉藤
2023.10.01 11:00 文=中村カタブツ君
https://tocana.jp/2023/10/post_256726_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
──ジェームズさん、今日はどうしたんですか? 何か重要な話があると。
ジェームズ:先月G20があり、ロシアのプーチンと金正恩が首脳会談があり、ゼレンスキーの訪米、日本では内閣改造がありました。これを総括をしておかないと日本人の将来はかなり暗いものになってしまうと思ったので取材をお願いしました。
──わかりました! お願いします!
ジェームズ:まず、いま全世界でウクライナのポイ捨ての動きが加速しているのはご存じですよね?
──ゼレンスキーがアメリカの議会に行ったり、国連会議に出席して、金よこせ、武器よこせと言ってるのはたぶん焦りなんですよね(苦笑)。
ジェームズ:断末魔ですね(苦笑)。アメリカ議会では日本円で480億円をぶんどってましたが、前回、渡米した時は数兆円をもぎ取ってましたからかなりの減額です。しかも、目当ての長射程地対地ミサイル「ATACMS」の供与も見送りです。
──渡米前は「ウクライナが負けたら世界戦争が起こるぞ!」とか言って散々脅しまくってましたけど(苦笑)。
ジェームズ:そういうカツアゲには誰も付き合わなくなってきたということです。(苦笑)。「ウクライナが負けたら世界戦争が起こるぞ!」など軍事的な根拠のない非常にお粗末な脅迫で、ロシアが勝てば逆に米中露の大国3カ国間でバランスがとれ、周辺国は局地戦に巻き込まれますが、第二次世界大戦の「アメリカvsナチスドイツ」のような大国間の戦争は絶対に起きません。なにしろ、米中露は核保有国ですからね。
──逆に安定すると(苦笑)。
ジェームズ:そうです。なお、日本は米中露の周辺国の一つなので、台湾有事という局地戦が起こった場合当然巻き込まれますが。いずれにせよ、アメリカ国内では今までの「ウクライナ万歳!」の世論のフェイクさが最近バレるようになり、このような冷静な軍事の観点に立った議論がされています。やはりこうなった背景は、ゼレンスキーが今年の夏に大々的に反撃し、ウクライナからロシアを一掃すると言っていたのにほとんど何も変わっていないからです。
──ウクライナ東部及びクリミアはいまだにロシア領のままですよね。
ジェームズ:ロシアは、作戦は杜撰なんですが、確実に取るところは取っているのです。これについては私は2022年2月のロシアのウクライナ全面侵略開始前から「ウクライナ東部及び南部は軍事目標の最低ラインとして確実に取りに行く」と言っていました。西側諸国ではロシア軍の技術の遅れや兵士の士気の低さ、ワグネルの反乱をもって「ロシアは終わった」という観測がまん延していますが、それはロシアをまったく知らない、諜報分析に素人な人たちの楽観的分析です。以前にも私はX(旧Twitter)で発信していましたが、「ロシアは滅茶苦茶な戦術で悪名高いが、戦略ではほぼ失敗しない」というのはロシア史における永遠の法則です。
──ロシアは杜撰だけど大枠は外さないと。実際、クリミアでは選挙までやりましたからね。
ジェームズ:ロシアが完全に掌握しているということですね。こういうのもあって、ウクライナにいくら金を出しても戦争は膠着状態で、西側諸国がすり減るだけじゃないかといったことが見えてきてしまったんですね。ゼレンスキーにしても、ウクライナの領土を奪還するとか、領土を守るなんて気は毛頭ありません。彼が求めているのは欧米からの大量の補助金でそれを自分の口座に流して自分だけが逃げられるようにしているだけです。その証拠にゼレンスキー政権の閣僚の娘がつい最近ラスベガスやハワイで豪遊していたことがバレてしまいました。なんと、その娘は豪遊中の画像や動画をInstagramに投稿してしまったんです(苦笑)。
──脇の甘いバカ娘ですね(苦笑)。
ジェームズ:そうなんですね。ハワイでヨットに乗ってるんですよ、祖国が戦争中なのに(苦笑)。娘がこんなですから親の閣僚たちの感覚も推して知るべしで、戦争に勝つ気や領土の復活なんてまったく考えていないんですよ。
これはロシアも一緒で、SVR対外諜報機関のトップのナリシキンの奥さんはいまフランスに住んでいます。フランスの高級住宅街の24時間セキュリティ付きの超豪邸に住んでいますからね。なにが「ロシア対NATOの戦争だ」と言いたいですね(笑)。
──ロシア側にはバカ妻ですか(苦笑)!?
ジェームズ:ウクライナ戦争がいかにフェイクなのかということですよ。この戦争は支配層の勝手な都合で非支配層の一般国民が戦場に駆り出されて大量にムダ死にするという点で、いかにも「ロシア的」であり、ロシアもウクライナも完全に「同類」ということが証明されました。そういうことをすべてわかった上でバイデン政権は私利私欲のためにウクライナ戦争に付き合ってきたのですが、来年は大統領選挙ですから、それまでに停戦なり休戦なりなにかの形で目処をつけたいんです。来年の選挙まで約一年強になって来たので、もうそろそろ国民に対して「成果発表」をする必要が出て来たということです。バイデンからすれば、ウクライナで人が何人死のうが、領土を取られようが関係ありませんからね。
──なので、今回の訪米ではゼレンスキーに対して冷たかったわけですね。
ジェームズ:それだけではありません。バイデン政権は今年の4月からクレムリンと秘密外交を始めたんです。
──秘密外交!? でも、以前、ジェームズさんはウクライナ戦争が始まった頃から米露の代表が会っていたと言ってましたよね?
ジェームズ:それはまた違うチャンネルです。前のものはクレムリンとホワイトハウスのホットラインでした。アメリカ側はジェイク・サリバンというナショナル・セキュリティ・アドバイザー(国家安全保障担当補佐官)が担当し、ロシア側はニコライ・パトルシェフという同じくナショナル・セキュリティ・アドバイザーでプーチンの最側近が担当していました。しかし、これは公式なチャンネルなので対話があれば、こういうことをやりましたとホームページで公開しないといけないんです。当然米露間で議論された内容すべてが公開されることはありませんが、やはり対話をしたこと自体が公開されているので、これは厳密には秘密外交ではありません。しかし、今年の4月から行われているのは完全な秘密外交です。政府の正規ポストを持っていない外交評議会(CFR)というシンクタンクの所長リチャード・ハースやバイデン政権に近い有識者たちがアメリカ側の代表みたいな形で毎月モスクワに行ってます。ちなみに、このCFRは1921年にロックフェラー家がニューヨークで作ったものです。一方、モスクワ側の代表者はセルゲイ・ラヴロフ外務大臣で、本当であれば、今のアメリカの国内政治ではロシアに行くこと自体がスパイ行為になるのですが、堂々と行っています。
──堂々と行っているのに秘密外交ですか?
ジェームズ:秘密外交のはずなのですが、バレてしまったんです(苦笑)。リチャード・ハースたちは諜報のプロではなく、学者や元政府のトップ官僚で、バイデンに近いというだけで選ばれた人たちですから、ジェーナリストをかわすノウハウとか、秘密の通信手段なんか持っていません。つまり、訓練を受けていないど素人の「アメリカのオジサンたち」に諜報任務を与えているわけですから、当然バレバレです。
──アメリカも杜撰ですね(苦笑)。ともかく、アメリカとロシアがウクライナを出し抜こうとしていると。具体的にどんなことを話し合っていたんですか?
ジェームズ:アメリカ側の事情としては2024年に選挙があるのでウクライナ戦争が何らかの形で決着してないとバイデンも選挙に負けるかもしれないと。なので、落とし所を米露で見つけようということです。ここで肝心なことは、ウクライナは完全スルーで、すべてをクレムリンの密室で決めようとしている点です。ホワイトハウスではなくクレムリンの密室で決めよう、ということなので、いかにバイデン政権が実はゴリゴリの対露融和派かわかりますね。バイデンが叫ぶ「ウクライナ万歳!」のスローガンほどフェイクなものはないです。
──確かにそうですね。そして、フェイクの結末はもう決まってるんですか?
ジェームズ:ロシアが取ったドネツク、ルハンスク、クリミアはもうロシアのものでいいだろうと。ウクライナはもう取られたところは諦めろと(苦笑)。
──ウクライナの意向は完全に無視なんですね。
ジェームズ:当然です。ですから、最近、イーロン・マスクもウクライナ戦争に対する発言が変わってますよね。持ち運びできる衛星基地局スターリンクをもう無償提供しないと。彼はどちらかというと民主党ではなく、共和党側ですけど、ウクライナでスターリンクを使わせるのは良いプロモーションだったんですよ。しかし、もう提供しないと言い始めました。これはマスクがアメリカ生まれではないので大統領選に出馬できないのと、将来の大統領を乗っ取るための一種の政治工作であり、風向きが変わったのを確実に捉えた結果です。
──スターリンクがないとウクライナも戦争できないですよね。
ジェームズ:はっきり言ってインターネットがまったく使えなくなりますから通信だけでなく、ミサイルなどのデジタル機器が一切使用不能になって戦争遂行は不可能になります。ですから、ウクライナ側もジワジワ追い詰められてきて、落とし所を決めないとやばいんじゃないかという雰囲気が漂い始めています。
まあ、これがいまの世界の現状です。そういう中で、先日インドでG20が開催されましたが、インドのモディ首相は中国、ロシアを批判する部分を声明文から削りましたよね?
──そうですね。報道ではモディ首相の舵取りが上手だったと書いてあったと思いましたが。
ジェームズ:いえいえ、舵取りなんてものではありません。声明文には中国、ロシアを批判する部分が盛り込まれていたのです。それをモディ首相が独断で削ったんです、各国には無断で(苦笑)。
──えっ、勝手にやったんですか!? そういうのはありなんですか!?
ジェームズ:まあ、主催国ですからやろうと思えばできますよ。しかし、例えば、日本の首相だったらビビッてやりませんよ(苦笑)。しかし、インドはいま経済発展著しい国であり、また、グローバルサウスの盟主の座を狙っていますから、西側諸国もうかつに文句も言えないのです。
──インドの力はいま本当に上がっていますよね。
ジェームズ:インドはいまグローバルサウスのトップになるという戦略をとっています。グローバルサウスの国から見れば、ウクライナ戦争はロシア側ですからロシアを非難するなどありえないのです。なにしろ、アフリカの国々ではいまワグネルTシャツがバカ売れですからね(笑)。それに加えて、ウクライナは恐喝まがいのおねだりですから人気が出るわけがありません。というか、最重要産業である農業が壊滅状態になり欧米からの補助金や武器供与も打ち切りになるかも知れないいま、ウクライナの中身は完全にスカスカな状態なので、「恐喝が国家戦略」のレベルに成り下がっているのが現状です。
──ゼレンスキーなんていつ戦場にいるんだよ、どこにいるんだよって話ですよね。
ジェームズ:本当にそうです。グローバルサウスのトップを目指すインドからすればウクライナの事情など後回しです。よって、ああいう声明文を出したわけですが、これによってウクライナ離れはさらに加速しているのです。
さらに金正恩がウラジオストクに行ってプーチンと首脳会談をしました。プーチンは自ら宇宙センターなんかを案内したわけで、これは格別の扱いです。
──北朝鮮がロシア寄りというのはそれほど驚く話ではないと思いますが。
ジェームズ:私が一番気になったのは金正恩が人民服ではなく、スーツを直用していたことです。これまで金正恩はどこに行くにも人民服でした。なのに今回に限ってスーツというのは意味深です。私の分析では金正恩は北朝鮮の原点に戻ろうとしているのではないか、ということです。北朝鮮の原点とは親ロシアです。親中国ではありません。
──ああ! だから、人民服を脱いだと!
ジェームズ:はい。これまでの北朝鮮は中国の属国みたいな感じでしたが、北朝鮮の人民的にはもともと抵抗が強くありました。そういう中でロシアが完全に反米勢力の中心になっているので、北朝鮮から見れば、それは本来のロシアに戻ったことを意味するので近づく価値があるのです。また北朝鮮で指導者がスーツを着るというのは、初代の金日成以来です。金日成は1949年に北朝鮮指導者として初めてモスクワを訪問しましたが、やはりスーツ着用でした。なので、北朝鮮がロシアに回帰する時はなぜか指導者がスーツを着るという歴史の法則があります。ちなみに金正恩の父親の金正日は、どちらかと言えば経済的事情から中国に接近したので、公の場ではスーツは一回も着用せず、常に人民服か「あのカーキ色のジャンプスーツ」でした。(笑)
──ということは世界はロシアを中心にまとまり始めているということですか?
ジェームズ:西側からの情報ばかりの日本ではトンデモ話に聞こえてしまうかもしれませんが、いま世界はまさしくロシア側に向かって進んでいるんですよ(苦笑)。
──中国ですらなく?
ジェームズ:はい。中国は完全に落ち目ですから(苦笑)。まだ、インドのほうですよ。
──じゃあ、日本はどうなるんですか!? 親米属国に満足している政治家か、媚中の政治家しかいないんですよ。
ジェームズ:かなり大変ですよね(苦笑)。 それについては次回お話ししましょう。
https://tocana.jp/2023/10/post_256726_entry.html
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18:777
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2023/11/09 (Thu) 14:50:39
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23.11.09XML
西側に見捨てられたゼレンスキー大統領は来年の大統領選挙の実施に反対
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202311090000/
ウクライナでは来年、大統領選挙が実施される予定だが、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はそれに反対している。2022年2月にロシア軍がウクライナに対する攻撃を始めて以来戒厳令下にあり、戦時中の選挙を禁止されているからだが、選挙を実施すれば負けると考えているのだろう。
大統領の座から降りれば、在任中のさまざまな不正が追及される可能性がある。ロシア語を話す人々への弾圧を継続、厳しい言論統制を実施して政治的な反対勢力を非合法化、正教会を弾圧、その一方でアメリカ支配層のマネーロンダリングや生物兵器の研究開発を容認、西側から得た武器の横流しなどはすでに指摘されている。
最も大きな問題は、アメリカやイギリスの命令に従ってロシアとの無謀な戦争を続け、ウクライナの若者を死なせてきたことだろう。この戦争が始められたのは2013年11月。アメリカのバラク・オバマ政権がキエフのユーロマイダン(ユーロ広場、元の独立広場)で「カーニバル」的な反政府イベントを開始したのだ。
年明け後、そのイベントは様相を一変、ステパン・バンデラを信奉するネオ・ナチが前面に出てきた。2月に入ると、そのメンバーはチェーン、ナイフ、棍棒を手に石や火炎瓶を投げ、トラクターやトラックを持ち出してくる。ピストルやライフルを撃っている様子を撮影した映像がインターネット上に流れた。
ユーロマイダンでは2月中旬から無差別の狙撃が始まり、抗議活動の参加者も警官隊も狙われる。西側ではこの狙撃はビクトル・ヤヌコビッチ政権が実行したと宣伝されたが、2月25日にキエフ入りして事態を調べたエストニアのウルマス・パエト外相は逆のことを報告している。バイデン政権を後ろ盾とするネオ・ナチが周辺国の兵士の協力を得て実行したというのだ。
ヤヌコビッチ政権は2月22日に倒され、大統領は国外へ脱出したが、有権者の7割以上がヤヌコビッチを支持していたウクライナの東部や南部では反クーデターの機運が高まり、クーデターから間もない3月16日にはクリミアでロシアへの加盟の是非を問う住民投票が実施された。投票率は80%を超え、95%以上が賛成する。
ドネツクとルガンスクでも5月11日に住民投票が実施された。ドネツクは自治を、またルガンスクは独立の是非が問われたのだが、ドネツクでは89%が自治に賛成(投票率75%)、ルガンスクでは96%が独立に賛成(投票率75%)している。この結果を受けて両地域の住民はロシア政府の支援を求めたが、ロシアのウラジミル・プーチン政権は動かない。
それに対し、オバマ政権は動いた。ジョン・ブレナンCIA長官が4月12日にキエフを極秘訪問、22日には副大統領を務めていたジョー・バイデンもキエフを訪れた。バイデンの訪問に会わせるようにしてキエフのクーデター政権は黒海に面した港湾都市オデッサでの工作を話し合っている。そして5月2日、オデッサでクーデターに反対していた住民が虐殺された。
虐殺は5月2日午前8時に「サッカー・ファン」を乗せた列車が到着したところから始まる。赤いテープを腕に巻いた一団がその「ファン」を広場へ誘導するのだが、そこではネオ・ナチのクーデターに対する抗議活動が行われていた。
広場にいた反クーデター派の住民は労働組合会館の中へ誘導されている。危険なので避難するようにと言われたようだが、実際は殺戮の現場を隠すことが目的だったと推測する人もいる。
その後、外から建物の中へ火炎瓶が投げ込まれて火事になる様子は撮影され、インターネット上に流れた。建物へ向かって銃撃する人物も撮られているが、その中にはパルビーから防弾チョッキを受け取った人物も含まれている。
建物の中は火の海になる。焼き殺された人は少なくないが、地下室で殴り殺されたり射殺された人もいた。その際、屋上へ出るためのドアはロックされていたとする情報もある。会館の中で48名が殺され、約200名が負傷したと伝えられたが、現地の人の話では多くの人びとが地下室で惨殺され、犠牲者の数は120名から130名に達するという。虐殺の詳しい調査をキエフのクーデター政権が拒否しているので、事件の詳細は今でも明確でない。その後、オデッサはネオ・ナチに占領された。
オデッサの虐殺から1週間後の5月9日、クーデター政権は戦車部隊をドンバスへ突入させた。この日はソ連がドイツに勝ったことを祝う記念日で、ドンバスの住民も街に出て祝っていた。その際、住民が素手で戦車に立ち向かう様子が撮影されている。そしてドンバスで内戦が始まるのだ。
しかし、クーデター後、軍や治安機関から約7割の兵士や隊員が離脱し、その一部はドンバスの反クーデター軍に合流したと言われている。そのため、当初は反クーデター軍が戦力的に上回っていた。
そこでクーデター体制は内務省にネオ・ナチを中心とする親衛隊を組織、傭兵を集め、年少者に対する軍事訓練を始めた。並行して要塞線も作り始めている。その時間稼ぎに使われたのがミンスク合意だ。
合意が成立した当時から西側では「時間稼ぎに過ぎない」と指摘する人がいたが、この合意で仲介役を務めたドイツのアンゲラ・メルケル(当時の首相)は昨年12月7日、ツァイトのインタビューでミンスク合意は軍事力を強化するための時間稼ぎだったと認めている。その直後にフランソワ・オランド(当時の仏大統領)はメルケルの発言を事実だと語っている。
ミンスク合意で8年稼いで戦力を強化、昨年初頭からドンバスへの大規模な攻撃が噂されるようになる。ドンバス周辺にキエフ政権が部隊を集結させ、砲撃が激しくなったからだ。
そうした中、昨年2月24日にロシア軍がドンバス周辺に集結していたウクライナ軍をミサイルで壊滅させ、キエフ側の軍地基地や生物兵器の研究開発施設などをミサイルで攻撃し始める。これでロシア軍とウクライナ軍の戦いはロシア軍の勝利が決まった。その後、戦闘が続いたのはアメリカやイギリスが戦闘の継続を命令、武器や弾薬を供給したからである。
ロシア軍の攻撃が始められてから今年の秋までに約50万人のウクライナ兵が戦死したと言われ、ベン・ウォレス前英国防相は10月1日、テレグラフ紙に寄稿した記事の中でウクライナ兵の平均年齢は40歳を超えていると指摘、もっと多くの若者を前線へ送り出せと要求している。「学徒動員」や「少年兵」を前線へ送り出せというわけだ。ロシア軍の戦死者は5万人から10万人と言われている。
こうした状況であるにもかかわらず、西側の有力メディアは「ウクライナが勝っている」と宣伝していたが、今年の秋にはウクライナ軍は勝てないと書くようになる。ホワイトハウスでも、ジョー・バイデン大統領、ビクトリア・ヌランド国務次官、ジェイク・サリバン国家安全保障補佐官などのグループは孤立しつつあるようだ。
ウクライナではゼレンスキー大統領の側近が離反し始めていたが、 最近ではウクライナ軍のバレリー・ザルジニー最高司令官は西側の有力メディアに対し、戦況が膠着状態にあると語った。(ココやココ)
そのザルジニー最高司令官の副官を務めていたゲンナジー・チェスチャコフ少佐が自宅で死亡した。「贈り物の箱」に入っていた手榴弾のピンを自分で引き抜いたと言われている。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202311090000/
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2023/11/23 (Thu) 08:02:40
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【緊急】米国が「反ウクライナ」に手の平返し、次はアジア戦争か!? 岸田を裏切った“増税の黒幕” ジェームズ斉藤
2023.11.22 18:00 文=ジェームズ斉藤
https://tocana.jp/2023/11/post_258883_entry.html
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報。メルマガはコチラ】
ジェームズ 今日は日米の2つの裏切りについてお話ししましょう。
──2つの裏切り?
ジェームズ はい。まず、一つはCIAがゼレンスキーたちを裏切りました。去年、ノルドストリームというガスパイプラインの爆破事件があったじゃないですか。
──アメリカがやったとか、やらないとかになった事件ですね。
ジェームズ あれは以前に親露派のセイモア・ハーシュというアメリカ人ジャーナリストがCIAがやったと言い出したんです。これで一気に「CIA犯行説」 が広まったのですが、今回、ワシントン・ ポストがウクライナの特殊部隊がやったと言い出したんですよ。
NHKでもウクライナ実行犯説が報じられている
ジェームズ ワシントン・ ポストというバイデン政権大バンザイ御用メディアがここに来て完全に反ウクライナに舵を振りました。これはCIAの謀略です。ちなみに、私は昨年に事件が起きた直後に「ロシア自作自演説」 CIA関係者を含む私の人脈から聞いていたのでそれを暴露しま した。今でもそれを支持しています。あれはロシアにしかできないことです。
ハーシュの「CIA犯行説」も元を辿ればクレムリン発の悪質なディスインフォメーションです が、重要なのは今回CIAがそれを反駁せずにあろうことか「ウクライナ犯行説」 というディスインフォメーションを拡散したことです。CIAはワシントンポスト等の主要メディアを「 モッキングバード作戦」 というメディア工作を通じて完全に握っていますので、いくらフェイク満載のディスインフォメーションでも「真実」 になります。つまり、CIAはロシアに対抗せずに、ウクライナに責任をなすり付けて「見殺し」にしています。このCIAの一連の行動を振り返ると、私が2022年2月のウクライナ全面侵攻以前から主張していた「ウクライナの生贄化」があからさまに実行される段階になったということがわかります。
──手の平返しを始めたんですね。
ジェームズ そうですね。いまやアメリカでは「ウクライナの部隊を野放しにすると何をするかわからない。 そんなやつらに支援金を出す必要はない」という論調になっています。もちろん、その前からもう、ウクライナへの支援はやめるべきだという国民の声は大きかったの ですが、これで決定的になりましたね。
──やっとあの茶番のような戦争が終わりますか。
ジェームズ 確実に終わりに向かっています。実際、ウクライナ国内ではすでに内部分裂が起こっています。 10月にウクライナ参謀本部のヴァレリー・ザルジニー総司令官が「いま戦況は膠着状態にある」という事実をエコノミスト誌に語ったのですが、直後にゼレンスキー大統領が「待った」をかけて、「ウクライナは勝っている。膠着状態ではない」と否定しました。ウクライナ軍の総司令官が負けてると認めているのに、 トップが負けを認めないという状態です。しかも、その後、 ザルジニー総司令の腹心の部下が誕生日プレゼントとして手榴弾を渡されて爆死しています。ウクライナ政府はこれを事故だと言い張っています(苦笑)。
──誕プレが手榴弾!? なんか、 手榴弾をプレゼントする習慣がウクライナにはあるんですか!?
ジェームズ ありません(苦笑)。狙われたのは部下ではなく、ザルジニーだったという説が濃厚です。
──ということはゼレンスキー側が狙ったと。
ジェームズ その可能性がいま示唆されています。ウクライナはそういう状況で、 戦争をやりたいのは戦争支援金ビジネスで潤っているゼレンスキー たちだけです。ウクライナ軍も国民も厭戦気分がまん延していて、 本当であればゼレンスキーは大統領を辞めるべきなんです。 実はアメリカもそれを望んでいて、ゼレンスキーに対して「選挙をやれ」と言ったんです。やれば間違いなく落選しますから。しかし、11月に入る前にゼレンスキーは「いまは戒厳令下なので選挙はしない」と拒否しました。 それで11月に入ってノルドストリームの暴露記事が出たのです。
──完全にウクライナ外し、ゼレンスキー外しの流れができてきてるんですね。
ジェームズ アメリカからすれば、イスラエルで戦争が起きたので、ウクライナ戦争は終わっていいのです。 前回お話しした新エルサレム計画(メルマガを参照)も、いまの状況であればロシアとイスラエルで勝手に進めていってくれるのでバイデン政権にとってはウクライナ戦争はもう必要ありません。いまは新たな戦争としてアジアを睨んでいて、それが15日の米中首脳会談になります。報道では大して中身がなかったことになっていますが、台湾有事についての密約があったと聞いています。 この会談については岸田VS習近平会談の様子も併せて次回お話ししましょう。ともかく、ウクライナ戦争はアメリカが見放ししたことで事実上終わりになったということです。
岸田総理は財務省に裏切られた?
そして、もう一つの裏切りが岸田さんです。 岸田さんは財務省に裏切られました。
──ああ、人気取りのために減税とか言い出しましたからね。本気でやる気なんかないくせに。
ジェームズ まさにその通りで、増税で批判されたので突然減税と言い出しました。それで財務省に見捨てられたのですが、どうやら岸田さんはそうなることがわからなかったようです。彼は何も考えていませんので、その場その場の対応しかできないのです。しかし、これまでの日本の政治を見ていると財務省に喧嘩を売って無事だった政治家はいません。 財務省と真っ向から対立していた安倍さんですら増税をしていますから。
── あの増税があるから安倍さんを手放しで絶賛できないんですよね。
ジェームズ 本来、安倍さんは積極財政派なので「増税マンセー」の緊縮財政を支持するはずがないのですが、増税をせざるを得ないほど財務省は強いということです。財務省にとっては増税だけが存在意義で、事務次官レースに勝つためには政治家に増税を飲ませた人間が勝つという不文律まであります。一番有名なのが野田政権の時に増税をやった当時の財務事務次官の勝栄二郎です。彼は事務次官のあとにインターネットの会社の顧問になりますが、その会社がいま何をしているのかというとマイナンバーのデータベースの監理ですよ。
──えっ、それって何もしなくてもウハウハじゃないですか!?
ジェームズ 永久に金が入ってきますからね。そもそもマイナンバーは勝栄二郎が事務次官の時に仕組みを作ったのです。彼の言葉に「政治家が財務省に勝てるはずがない」というのがありますが、これは残念ながら事実です。政治家は常に落選と隣り合わせの孤独な個人プレーなのに対し、財務省の官僚は上から下まで全員が増税派でチームプレーの結束力 でもって完全に圧倒します。政治家と財務省の力関係は、サッカーの日本代表チームに対し地方の代表選手が「一人サッカー」を挑むようなものです。ともかく、 歴代の総理も財務省と対立するとすべて失脚しています。 それにもともと国民のことを非人ぐらいにしか思っていません。
──財務省ってなくなったほうがいいですね。
ジェームズ 国家の財政を管理する組織は必要悪ですが、彼らの欺瞞を日々の任務で目の当たりにする機会がよくあるので、私でもそう思ってしまいます(苦笑)。 最低でもあの組織は一度解体したほうがいいと思います。そういう組織を無意識のうちに敵に回したのが岸田さんです。
──ということは岸田さんは終了ということですね。 それはそれでいいと思いますが。
ジェームズ ところが終了ではないのです。ここが岸田政権の最大の矛盾なのですが、国民に嫌われ、財務省にも捨てられた人間なのに現在でも首相だということです。本当であれば、内閣は崩壊しているのですが、そうならないのはバイデン政権に気に入られているからです。
──結局、バイデン政権か!
ジェームズ 岸田さんは信頼されているわけではなくて、 手駒として使いやすいためですが(苦笑)。 来年9月の総裁選にしても密約があって茂木さんは出ないことにな っています。すると対抗馬は石破さんや河野太郎なので、また、 岸田さんの続行です。 来年の9月ならまだバイデン政権もありますし。
──まだまだ続くのですか、岸田政権は!?
ジェームズ 残念ながら(苦笑)。これが日本政治の現状です。 おそらくここまでアメリカの意向が直に反映される政治は、 GHQの占領時代でもあり得なかったことだと思います。選挙もなにも信用できなくなった今、インテリジェンス・ リテラシーのみが生存の道だと思います。
https://tocana.jp/2023/11/post_258883_entry.html
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2024/02/23 (Fri) 16:45:42
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プーチン大統領のウクライナとロシアの歴史的関係についての話には悪質な嘘が多い:
【ゲスト:宇山卓栄先生】解説! タッカーカールソンによるプーチンインタビュー 2024.02.21.
Lizzy channel (愛国女子見習い)
https://www.youtube.com/watch?v=ZDtC5h1BdMc
プーチン大統領xタッカーカールソン インタビュー関連 - YouTube
Lizzy channel (愛国女子見習い)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLJDF9ZFIrooq7-ZHFPTbimpTyvTBmdrXi
ウクライナは ロシアではない
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=16827873
スキマにイストリヤ 私が生まれ育った「ウクライナ」とはどんな国なのかご紹介します!
https://www.youtube.com/playlist?list=PL5aGzPS3WGqAxZTTgLeyPe0EOHJOljT3x
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2024/02/28 (Wed) 11:59:02
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2024.02.28XML
ナチスに協力していたウクライナの民族主義者は大戦後、米英情報機関が育成
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202402280001/
ウクライナの現体制はアメリカやイギリスの支配層を後ろ盾にしているが、体制を維持する仕組みを支えているのはステパン・バンデラを信奉するネオ・ナチにほかならない。ウクライナに限らず、第2次世界大戦後にネオ・ナチを保護、育成してきたのはアメリカやイギリスの情報機関だ。
バンデラは第2次世界大戦の前に組織されたOUN(ウクライナ民族主義者機構)の幹部だった人物。当初、この組織を率いていたのはイェブヘーン・コノバーレツィだが、1938年5月に暗殺された後、内部対立が激しくなる。
1941年3月にその対立は頂点に達し、アンドレイ・メルニクを中心とするグループ(OUN-M)とバンデラを中心とするグループ(OUN-B)に割れた。ドイツはOUN-Bに資金を提供、バンデラの側近だったミコラ・レベジはクラクフにあったゲシュタポ(国家秘密警察)の訓練学校へ入っている。この年の6月、ドイツはソ連へ軍事侵攻を開始した。バルバロッサ作戦だ。その一方、イギリスの情報機関MI6のフィンランド支局長だったハリー・カーはバンデラ派を雇っている。
ウクライナのリビウを制圧したドイツ軍はOUNのような排他的なナショナリストとユダヤ人を虐殺しはじめ、6月30日から7月2日にかけて犠牲になった人の数は4000名から8000名だと推測されている。ウクライナ西部全体に拡大すると、7月に殺されたユダヤ人の数は3万8000名から3万9000名に達するという。(Grzegorz Rossolinski-Liebe, “Stepan Bandera,” ibidem-Verlag, 2014)
レベジと同じようにバンデラの側近だったヤロスラフ・ステツコは仲間とウクライナの独立を宣言、ナチスの親衛隊は7月からOUN-Bのメンバーを次々に逮捕していくのだが、活動が止まったわけではない。8月にレベジたちはOUN-Mの幹部ふたりを射殺している。9月になるとゲシュタポがウクライナのナショナリストを摘発し始め、その年の12月にOUN-Bは1500名のメンバーが逮捕されたと発表している。(Grzegorz Rossolinski-Liebe, “Stepan Bandera,” ibidem-Verlag, 2014)
1943年1月にドイツ軍はスターリングラードで降伏、ドイツの敗北は決定的になった。その年の春にOUN-BはUPA(ウクライナ反乱軍)として活動し始め、その年の11月には「反ボルシェビキ戦線」を設立。OUNやUPAの幹部のうち半数近くがウクライナの地方警察やナチスの親衛隊、あるいはドイツを後ろ盾とする機関に雇われていたと考えられている。(前掲書)
UPAはユダヤ人やポーランド人を虐殺しているが、その際、妊婦の腹を引き裂いて胎児や内蔵を取り出すようなこともしている。脅しのために灌木に引っかけるといったことをしたという。1943年から45年の間にOUN-BとUPAが殺したポーランド人は7万人から10万人と言われている(前掲書)
1945年5月にドイツが降伏した後、OUN-Bの少なからぬメンバーはオーストリアのインスブルックへ逃げ込み、夏になるとバンデラたちはドイツの情報法機関を統轄することになるラインハルト・ゲーレンの機関に匿われていく。
ゲーレンはドイツ陸軍参謀本部第12課(情報部門)の課長を務めていた軍人で、 ドイツの敗北が決定的になっていた1944年にOSSのフランク・ウィズナーを介してアレン・ダレスのグループと接触、ソ連に関する情報を持っていたゲーレンにダレスは興味を持った。そのゲーレンに雇われたバンデラがCIAの指揮下に入るのは必然だ。
OUN-Bが組織した反ボルシェビキ戦線は1946年4月にABN(反ボルシェビキ国家連合)へと発展、APACL(アジア人民****連盟、後にアジア太平洋****連盟に改名)とともにWACL(世界****連盟。1991年にWLFD/世界自由民主主義連盟へ名称変更)の母体になった。WACLはCIAが秘密工作を行う際の道具として機能している。WACL/WLFDの役割は小さくなったが、ウクライナで実権を握っているネオ・ナチは対ロシア戦争の最前線にいる。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202402280001/
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2024/04/01 (Mon) 11:23:43
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クリントン大統領がエリツィン時代のロシアでやった事
伊藤貫【真剣な雑談】 第17回「アメリカ外交の巨悪と中東の絶望!!!」[桜R6/3/30]
https://www.youtube.com/watch?v=fTXHt0irDKE
特番『伊藤貫先生登場!その1 ~ アメリカ政治の混乱、民主主義という政治イデオロギーの欠陥~』ゲスト:国際政治アナリスト 伊藤貫氏
2024/03/30
https://www.youtube.com/watch?v=QUPANdUBvUA
特番『伊藤貫先生登場! その2 ~冷戦後のアメリカ軍事外交政策の大失敗、今後の国際政治 構造の変化~』ゲスト:国際政治アナリスト 伊藤貫氏
2024/03/31
https://www.youtube.com/watch?v=Kh8-JFSx7So
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ロシア 聖なる我等が国
ロシア 愛する我等が国
固き意志 偉大な栄光や
永久に汝が富ならん
讃えよ我等が 自由なる祖国
いざ集え 兄弟よ
先人が知恵 我等がもとに
讃えよ 汝が誇りを
新世紀を間近に控えた2000年。プーチン大統領は、それまでの愛国歌からソ連国歌のメロディーに変えました。
ソ連からの独立後のロシアには未来への希望が満ち溢れていました。共産主義の呪縛からの解放、独立、そして自由。しかしエリツィン政権のもとでは共産主義からは逃げられましたが、安定した生活は得られませんでした。そして独立を境にしロシアからは光が失われつつありました。ロシアの大国としての誇りが失われ、犯罪は多発し、誇りである軍隊はほぼ崩壊に近くなりました。
アメリカには頭が上がらなくなり、西欧との生活環境の落差は広がる一方。これらに追い討ちをかけたのが98年の経済危機。帝政ロシア、ソ連を通じ自らの経済を見つめてきた、またロシア人の誇りのルーブルが紙くず同然となりました。
ロシアの人々は現実に打ちのめされました。しかし。ロシアの人々はこんなことではへこたれません。・・ですが、やっぱり自分達の生活には限界が近づいてくるわけです。
エリツィンは何もせず酒ばかりのんでいる。国民の生活の不満は政治に向けられました。そんな中。1999年の大晦日。ロシアと全世界に衝撃が走りました。エリツィンが突如辞任したのです。
後任は元ペテルブルグ市長プーチン。名も知らぬ若き男に大国ロシアは委ねられたのです。国民はあまり期待をしませんでした。「エリツィンよかましなだけだろう」と。
しかし、そんな国民のさめた目を横目に、「強いロシア」を掲げた大統領は次々と改革を断行。経済はだんだんと回復。生活も苦しいながらも徐々に改善。なんと言っても「強いロシア」が現実に感じられるようになったのです。
もう昔の我々ではない。昔の栄光を取り戻そうじゃないか!
ロシアの人々は沸き立ちます。
http://www.medianetjapan.com/10/travel/vladimir/russian_house/russian_anthem.html
アメリカを心底恐怖させた国ソ連は消滅しました。この時、アメリカ政府は、今後のロシアをどのようにしたらいいだろうかと考えました。
心優しい日本人であれば、「経済危機に陥っているロシアに支援を送る」とかなんとか善意に基づいた行動をとるでしょう。
しかし、「普通の国」アメリカはもちろんそのようなことは考えない。これは当然、「ロシアが二度とアメリカに反抗できないよう、この国を破壊し尽くそう」と考えた。
アメリカは国際通貨基金(IMF)を通して、ロシアに「改革のやり方」を伝授した
まず「政府による経済管理の廃止」。貿易が自由化され、西側の優れた製品がロシア市場になだれ込み、ロシアの国内産業は壊滅した。
次に「価格の全面自由化」。国内産業が駆逐され、輸入に頼るしかない状況で、ロシアの通貨ルーブルは急落し、国内はハイパーインフレーションに見舞われた。改革がスタートした92年のインフレ率はなんと2600%、GDP成長率はマイナス14.5%。ロシア経済はアメリカの思惑通り破綻した。
さらに大規模な「民営化」。国有財産はそれを今、手元に持つ人の所有となった。アパートの住人は、アパートの所有者となった。そして国有石油会社のトップは、その会社をほとんど無料で手に入れた。ここから生まれた新興財閥はエリツィン政権に賄賂を送って、税金をほとんど免除してもらった。当然、国家財政は大幅な赤字に転落した。
http://www.asyura2.com/0502/war67/msg/218.html
ロシアと社会主義
11日に発表された、ロシアの世論調査機関が行った国民意識調査によると、ペレストロイカを失敗と見なした人が56%、「1985年以前の体制を続けていれば生活水準は良くなっていたはず」とした
人が48%、「ペレストロイカがなければ超大国の地位を維持できた」と答えた人は36%に上ったという。
一般の日本人から考えると信じられない数字かもしれない。
西側メディアのプロパガンダによって、旧ソ連も人たちも今の北朝鮮の人のような生活を送っていたと考える人が大半なようだが、実情はそんな悪いものではなかったと思う。
確かにモノ=商品は質が悪く、流通量も少なかったが、きちんと働いていれば、生活に困ることはなかったし、老後も安心して過ごせたのだ。病院も学校もタダだった。
今は、1割のお金がある人は良い生活を、残りの9割の人は食うや食わずで1日中働く。
男性の平均寿命を見ると面白い。
85年には63才ぐらいだったものが、10年後には55才を下回ってしまったのだ。
もともと社会主義は競争を否定し、(成長を犠牲にして)平等と共生を重視する理念だった。
しかし、冷戦構造に巻き込まれ、米国と真っ向から世界対立する路線を進んだために、資本主義と競争する羽目になり、戦時態勢をずっと続けるようなことになってしまった。
本来なら2次大戦が終わった時点で、軍事から民生重視に産業を移行するべきだったものができなかった。その辺にソ連崩壊の最大の理由があるのではないか。
24時間仕事と金のことばかり考え、生き馬の目を抜くような人生しか
送れないのが、資本主義社会の本当の姿だと思う。
http://kenuchka.paslog.jp/article/11458.html
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23:777
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2024/09/05 (Thu) 15:13:36
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2024.09.05XML
欧米に操られてロシアと戦う道を選んだゼレンスキー政権の閣僚が相次いで辞任
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202409050000/
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー政権が沈没しそうだ。イリーナ・ヴェレシュチュク副首相兼再統合相、オルハ・ステファニシナ欧州・欧州大西洋統合担当副首相、アレクサンドル・カムイシン戦略産業相、デニス・マリウスカ法相、ルスラン・ストリレツ環境相がウクライナ議会に辞表を提出、また大統領はドミトリー・クレーバ外相を含む複数の高官の解任も検討しているという。そのほかウクライナ国有財産基金(SPFU)のヴィタリー・コヴァル総裁も辞表を提出、デニス・シュミハリ首相の解任も噂されている。
ゼレンスキー大統領は2月8日にバレリー・ザルジニー軍最高司令官を解任し、後任にオレクサンドル・シルスキーを据えた。ザルジニーは兵士の犠牲を少なくする作戦を採用しようとしていたが、米英政府の意向を受けたゼレンスキーは「玉砕攻撃」を繰り返させようとしてきた。アヴデフカでの戦闘でザルジニーは全面撤退を計画していたという。
ゼレンスキーはイギリスの対外情報機関MI6のエージェントだと言われているが、昨年11月1日付けエコノミスト誌にザルジニーが「戦闘は膠着状態にある」とする論説を発表した段階で欧米支配層の内部にゼレンスキー下しの動きがあると言われていたが、その一方でロシア領内への攻撃を求める勢力も存在する。
2013年11月から14年2月にかけてアメリカのバラク・オバマ政権はウクライナでクーデターを仕掛けた。その手先がネオ・ナチだが、指揮していたのは副大統領だったジョー・バイデン、国務次官補だったビクトリア・ヌランド、そして副大統領の国家安全保障担当補佐官を務めていたジェイク・サリバンだ。2021年1月にバイデンが大統領に就任するとサリバンは国家安全保障補佐官になった。ヌランドは同年5月から国務次官に就任するが、今年3月に辞任している。
ヌランドは父方の祖父母がウクライナからの移民で、夫はネオコンの重鎮であるロバート・ケーガン、義理の弟はフレデリック・ケーガン、フレデリックの妻はISW(戦争研究所)を設立したキンベリー・ケーガン。マデリーン・オルブライトやヒラリー・クリントンと親しく、ビル・クリントン政権でアメリカをユーゴスラビア侵略へと導いた仲間。アントニー・ブリンケン国務長官の父方の祖父もウクライナ出身だ。
サリバンはエール大学出身で、ローズ奨学生としてイギリスのオックスフォード大学へ留学している。奨学金はオックスフォード大学の大学院生に与えられ、学費を支払うローズ・トラストは1902年にセシル・ローズの意志で創設された。
ローズはナサニエル・ド・ロスチャイルドの資金でダイヤモンドや金が発見された南部アフリカを侵略して財を築いた人物で、優生学を信奉していた。ローズは1877年6月にフリーメーソンへ入会、その直後に書いた『信仰告白』で彼はアングロ・サクソンは最も優秀な人種であり、その居住地が広がれば広がるほど人類にとって良いことだと主張している。領土を拡大して大英帝国を繁栄させることは自分たちの義務であり、領土の拡大はアングロ・サクソンが増えることを意味するとしている。(Cecil Rhodes, “Confession of Faith,” 1877)
セシル・ローズの時代からイギリスはロシア征服を目指していた。そのためにユーラシア大陸の周辺を海軍力で支配、傭兵を組織しながら内陸を締め上げる戦略を進めている。1991年12月のソ連消滅でこの戦略はほぼ達成できたとアメリカやイギリスの支配層は考えたのだが、21世紀に入ってからロシアが再独立、そこで米英はロシア再征服を目論む。
アメリカをはじめとする西側諸国がウクライナ制圧作戦を本格化させたのは2004年から05年にかけての「オレンジ革命」からだ。ウクライナはそれまで中立政策を掲げていたが、それを変えさせて西側の私的権力に従属する体制を築こうとしたのだ。そこで中立政策を進めようとしたビクトル・ヤヌコビッチを潰すために「オレンジ革命」を仕掛けた。
その「革命」で大統領に就任したのは西側の傀儡だったビクトル・ユシチェンコ。この政権は新自由主義政策を推進、不公正な政策で貧富の差を拡大させたことからウクライナ人の怒りを買い、2010年の大統領選挙では再びヤヌコビッチが勝利した。そこでオバマ政権は2013年から14年にかけてネオ・ナチを利用したクーデターを実行、西側資本の属国にしたわけである。
このクーデターをヤヌコビッチの支持基盤だった東部と南部は拒否、クリミアはロシアの保護下に入り、ドンバスでは武装闘争を始めた。軍や治安機関の約7割は新体制を拒否したと言われているが、クリミアの場合は9割近い兵士が離脱したと伝えられている。そこで西側はキエフ体制の戦力を増強するために必要な時間をミンスク合意で稼いだ。
2014年に誕生してからキエフ体制は欧米の傀儡にすぎず、22年春にはドンバスへの大規模な軍事攻勢を計画していたことがわかっている。その直前にロシア軍はウクライナ軍に対する攻撃を始めたが、すぐにゼレンスキー政権はロシア政府と停戦交渉を開始した。それをイギリスとアメリカが止めさせたことは本ブログでも繰り返し書いてきた。
米英はウクライナを使ってロシアを疲弊させ、あわよくばロシアを屈服させようとしたのだが、思惑は外れた。西側の有力メディアの宣伝とは違い、ウクライナは劣勢になり、欧米諸国はウクライナへの軍事支援をエスカレートさせなければならなくなる。そしてウクライナだけでなくNATOの兵器庫は空になった。こうした状況になっても戦争を継続させようとしている勢力がアメリカやイギリスには存在する。
今年8月6日、アメリカとロシアが「捕虜交換」をした直後、ウクライナ軍は1万人から3万人の部隊をスーミからロシアのクルスクへ軍事侵攻させた。ドンバスから戦力を割いたほか、アメリカ、イギリス、フランス、ポーランドの特殊部隊、そして各国から集められた傭兵が参加、この作戦を立てたのはイギリス軍だとも言われている。
その当時、クルスクに配備されていたのは国境警備隊だけ。装甲車両を連ねた部隊に対抗することはできなかった。西側では喝采が贈られていたが、軍事に多少でも興味のある人なら、ロシア軍の反撃で侵攻軍が壊滅的な打撃を受けることは見通せたはずだ。
実際、 ロシア軍は航空兵力に続いて予備兵力も投入、ウクライナ軍を押し返している。ウクライナ軍がクルスクへ送り込んだ貴重な戦闘車両は破壊され、虎の子の部隊では多くの死傷者が出た。ウクライナ側はクルスクを防衛するためにドンバスで戦っている部隊の一部を移動させると考えていたようだが、予備兵力を投入しただけ。その結果、ドンバスでロシア軍の進撃速度が早まった。しかもクルスクではロシア軍の反撃でウクライナ軍は壊滅状態だ。
ロシア壊滅を目論んで失敗した西側各国は責任をゼレンスキー大統領に押し付けて逃げようとしている。ゼレンスキー政権が崩壊し始めたのはそのためだろう。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202409050000/
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2024/09/06 (Fri) 08:15:54
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【ウクライナ越境攻撃】ロシアのクルスク州への 侵攻について武田邦彦先生が伊藤貫さんに話を聞いてくれました(虎ノ門ニュース切り抜き)
真相深入り! 虎ノ門ニュース 2024/09/05
https://www.youtube.com/watch?v=Izje6rGAM0s
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25:777
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2024/09/14 (Sat) 06:02:51
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2024.09.14XML
ウクライナ乗っ取りのために資金を投入してきた西側の金融資本
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202409140000/
アメリカ政府はソ連が消滅した1991年からウクライナを支配するための工作を開始、2013年までに50億ドルをウクライナに投入したとアメリカのビクトリア・ヌランド国務次官補は2013年12月13日に米国ウクライナ基金の大会で明らかにしている。ヌランドが立った壇上には巨大石油企業シェブロンのマークが飾られていた。
それを含め、ウクライナの対外債務は増加し続け、IMFや同国の財務省によると、対外債務は1037億9000万ドル、公的債務の総額は1521億6000万ドルになる。今年7月31日にウクライナ政府は債務返済を一時的に停止することを可能にする法律を発動、8月から債務返済を停止した。2022年7月にウクライナは2年間の支払い猶予が認められたが、その期限が今年8月1日だ。
ウクライナのクーデター体制は金融資本に支配されている。表に出ているのは「闇の銀行」とも呼ばれている資産運用会社のブラックロック(アメリカ)やアムンディ(フランス)。西側から供給される兵器や資金の使い道についてアドバイスしているのはブラックロックだという。そのほか、JPモルガンやゴールドマン・サックスともゼレンスキー政権は協力関係にある。ちなみに、軍需産業も医療産業も闇の銀行に支配されている。
債務の支払い猶予期限が来る2カ月前、ロスチャイルド&Coはこうした金融会社とウクライナ政府を直接会談させたと伝えられている。ロスチャイルド資本が金融会社やウクライナ政府に今後の計画を示したのかもしれない。
西側の金融資本がウクライナへ多額の資金を融資している目的のひとつは言うまでもなくカネ儲けである。穀倉地帯が広がり、豊富な資源を抱えている。例えばチタン、マンガン、鉄鉱石、水銀、石炭など。そうした資源を「担保」にしたレベレッジド・バイアウトを行なっているのだろう。勿論、西側資本は石油も狙っている。だからこそ、ヌランドが立った壇上にシェブロンのマークが飾られていたのだ。
ウクライナにおける怪しげな工作で中心的な役割を果たしていると見られているのが「ブリスマ」だ。この会社はミコラ・ズロチェフスキーが設立したウクライナのエネルギー会社で、その重役には元ポーランド大統領のアレクサンデル・クファシニェフスキー、元CIA高官のジョセフ・コファー・ブラック、ジョー・バイデン大統領の息子であるハンター・バイデンも名を連ねていた。ブラックはブラックウォーター(後にXe、そしてアカデミに名称変更)の副会長を務めている。
2014年4月16日、ハンター・バイデンはビジネスパートナーであるデボン・アーチャーとホワイトハウスで会談し、その5日後にはウクライナを訪問、アーチャーは4月22日に、またハンターは5月12日にそれぞれブリスマの取締役会に加わった。2014年11月から15年11月までの期間、ブリスマはハンターやアーチャーが経営するロズモント・セネカ・ボハイなる会社へ350万ドル支払っている。
アーチャーはサリバンと同じようにエール大学の出身。そこでルームメートだった人物がジョン・ケリー元国務長官の義理の息子であるクリス・ハインツだ。
アメリカ政府はウクライナを従属させるため、中立政策をとるビクトル・ヤヌコビッチを2度にわたって排除している。最初は2004年から05年にかけての「オレンジ革命」。ジョージ・W・ブッシュ政権は西側の金融資本とつながるビクトル・ユシチェンコを大統領に据えたが、彼の新自由主義政策は国全体の経済力を低下させ、貧富の差を拡大させた。
そこで、 2010年の大統領選挙でもヤヌコビッチが勝利したのだが、その際、WHOはパンデミックを宣言、ウクライナで致死的な豚インフルエンザが発生したとも報道された。そうした実態はなく、戒厳令を発令するための政治的な報道だったと言われている。
そして2013年11月から14年2月にかけてバラク・オバマ政権はクーデターでヤヌコビッチ政権を倒した。手先として動いたのはネオ・ナチ。このクーデターではヤヌコビッチを抹殺する予定だったとも言われている。
ちなみに、クーデターが始まる前年の2012年5月にジェイコブ・ロスチャイルドとデイビッド・ロックフェラーは手を組んでいる。ジェイコブ・ロスチャイルド氏が率いる投資会社RITキャピタル・パートナーズがデイビッド・ロックフェラーのロックフェラー・ファイナンシャル・サービシズが発行している株式の37%を取得すると発表したのだ。
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202409140000/