『地獄に堕ちた勇者ども』(英語: The Damned (Götterdämmerung)、イタリア語吹替え版は イタリア語: La caduta degli dei (Götterdämmerung)、ドイツ語吹き替え版はドイツ語: Die Verdammten (Götterdämmerung)))は、1969年公開のアメリカ資本によるイタリア・西ドイツ合作の映画。監督はルキノ・ヴィスコンティ。副題はリヒャルト・ワーグナーの楽劇「神々の黄昏」(Götterdämmerung)が各国付記されている。なお、台詞は英語がオリジナル。イタリア語版、ドイツ語版、フランス語版など各国制作しているが、それらは吹き替え版。もっとも、脚本はイタリア語で書かれて英訳され、演者本人が母国語版の声を当てている場合もあり、純粋な各国現地吹替とは同列には扱えない。
原案・脚本はヴィスコンティらのオリジナルだが、シェイクスピアの『マクベス』、トーマス・マンの『ブッデンブローク家の人々』からモチーフを得た。マルティンの少女強姦のシーンはフョードル・ドストエフスキーの『悪霊』における「スタヴローギンの告白」からの引用である。また、実在のクルップ製鉄財閥のナチスへの協力と相続人(en:Arndt von Bohlen und Halbach)の醜聞をモチーフにしている。