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手回し蓄音機はオーディオではない。楽器だ!

1:777 :

2022/05/21 (Sat) 15:35:03

手回し蓄音機はオーディオではない。楽器だ!

Sogaphon を取り付けた蓄音機 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=Sogaphon++
https://www.youtube.com/results?search_query=Sogaphon++%E8%93%84%E9%9F%B3%E6%A9%9F&sp=mAEB


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北関東蓄音機倶楽部の人 (この人の所有の倉庫で、聞きに行かれた WE、エルタスのスピーカーのデモが、開催されているようです。) が、小布施の BUD に来られて、曽我ホーンという、蓄音機のサウンドボックスを外して、小型スピーカーを取り付けられるアタッチメントみたいな機械のことを曽我ホーンと言います。
その小型スピーカーの音で、蓄音機の音道(ホーン)を通って音が出るというものです。

音源(CDウォークマン)とアンプ(1から2W)が、必要です。

SP の復刻 CD などは、とても良く鳴ります。実演してもらいました。

驚きの音が、しました。感激しました。
http://blog.goo.ne.jp/8417chiharu/e/ece199cc3ee61d9a28f075d29d796277


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2016年08月12日
音を聴く~シンプル イズ ベスト~
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/5258832.html


カルーソーが大きな朝顔型の集音器の前に向かってマイクなどなく突っ立って歌っている。
そんないとも殺風景な録音風景の写真を見たことがあります。

このように電気を使わない録音をアコースティック録音とか、ラッパ録音と呼んでいます。

1900年頃から1924年ごろまでですから100年前の録音です。

録音された当時のSPを機械式の蓄音機で聴くと、歌声の生々しさに思わず鳥肌が立つ感動を覚えます。
乾ききった喉に沁みる山の清水のようなものです。

しかし今、このような新鮮極上の生々しい歌声が録音された当時のSPが保存良く残されているのは稀です。

そのため、これらをLPやCDにできるだけ忠実に復刻する努力が続けられています。

そこでです、復刻されたSP原音は、できるだけ忠実に再生したいと思いませんか。
さて、そのための道具ですが・・・


先ず第一に機械式蓄音機。

LPやCDになってもSPの音は蓄音機に回帰しましょう。

これをプレーヤーとしてではなく、ホーンスピーカーとして使います。

LPやCDの音をどうやってそこから出すかですが、蓄音機に付いているサウンドボックスに換え、ソガフォンという小型スピーカーを取り付けます。

あとはプレーヤーとアンプですが、種々試行して音の違いを自分の好みに合わせ完成です。

ちなみに現在は以下の組み合わせを楽しんでいます。


CDプレーヤー:SONY D-2
アンプ:VintageJoin
蓄音機:DECCA 型番不明
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/5258832.html


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小布施のジャズ喫茶 BUD 音を聴く~音の芯~ 2016年03月24日
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/5247260.html


古いものには味がある。
古いものは風格がある。

人も今の人より昔の人の方が中身が濃い。
今の人より昔の人が出す音は一途で集中度が高い。

今に伝わり残る名人の録音は心打たれる演奏が多い。
帯域の狭い音だが心に強く訴える力がある。

音は人なり人は音なりの音は、
しっかりとした芯のある音で聴きたい。

音の栄養分を水で割らない音。
強く引き締まった響き。

1900年代から50年代に録音された音はそう要求する。
そうした音だと演奏家が目の前に現れるからだ。

それにどう再生したらいいか。

SPは盤を蓄音機で聴くのが本来の音だが、
CDに復刻された音をどのように再生したら生々しくなるか。

答えはいくつもあると思うのだが、試した中で一番良かったのは、

蓄音機専用スピーカーのソガフォンをHMV101に取り付けた音です。


それは音の核心と呼ぶにふさわしい再生音です。

あら不思議、アラジンのランプから魔神が立ち現れるごとく、HMVから演奏家の姿が見えてくるではありませんか。


 ソガフォンはドライバー、HMVはホーンスピーカー。
 
 レコードまたはCDプレーヤーからアンプに、そしてソガフォンに接続。
http://bud-jazz.dreamlog.jp/archives/5247260.html


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Sogaphon を取り付けた蓄音機で聴いた CD の音 - YouTube動画
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/288.html

北関東蓄音機倶楽部 Sogaphon _ SP録音の CD復刻盤 は Sogaphon を取り付けた蓄音機で聴こう
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/473.html

元祖ブリティッシュ・サウンド _ HMV と EMG の蓄音器
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/966.html

驚異の音質を誇ったエジソン式蓄音器が滅びた理由
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/495.html
2:777 :

2022/05/21 (Sat) 15:42:02

日本蓄音器カタログ 日本で販売された蓄音器/蓄音機のカタログです
https://chikuonki.jp/

HMV蓄音機カタログ
http://umeya.bz/hmvcatalog.html

梅屋 蓄音機(for sale)
http://umeya.bz/php/gramophone/

蓄音機の梅屋 蓄音機 LIVE!!
http://umeya.bz/gramophone.html


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~代表的な蓄音器~
https://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/gaiyo/index.html

エジソン スタンダードB型

1901年(明治34年)~U.S.A 蝋管用蓄音器
Model : Edison B Type
Product : Edison Co. of U.S.A


ビクター 木製ラッパ卓上蓄音器

Victor STYLE Vol.II
1902年~1920年
(明治35年~大正9年)
$30~$37.50
Product : U.S.A



E.M.G.EXPRT
イギリス製手巻卓上型蓄音器

1927年(昭和2年)英国
(P.Willson Modern Gramophone)
Product : UK


ビクトローラ クレデンザ

1925年~1928年
(大正14年~昭和3年)
$275~$405 VV8-30型U.S.A
1926年~1927年
(昭和元年~昭和2年)
$650
Model : Victrola Credenza



ビクトローラ
手巻式蓄音器 VV-300型

1921年(大正10年)~1925年(大正14年)
$250~$315 金メッキ仕上げ
Model : Victrola VV 300
Product : U.S.A


エジソン ダイヤモンドディスク
テーブルグランド

エジソン社製。縦、横兼用蓄音器
Model : Edison Diamond Disk Table Grand



HMV 蓄音器 モデル194型

イギリス
1927年(昭和2年)~1930年(昭和5年)
金メッキ仕上
Model : HMV Model 194


ビクトローラ 1-90型

日本ビクター蓄音器株式会社製
1929年(昭和4年)10月 国内製作販売150円
米国製作輸入価格295円
Model : Victrola 1-90
Product : Japan



HMV 手巻蓄音器 ルミエール

Model : Lumiere
Product : HMV Co. of Uk

https://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/gaiyo/index.html

金沢蓄音器館
https://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/index.html


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蓄音器/蓄音機 コンサート / ソフィアザールバロック
https://sophiasaal.bbs.fc2bbs.net/


♪ランチタイムコンサート~ピアノ&蓄音器コンサート~♪

会場 : ソフィアザールバロック(東京・高円寺)


【使用する蓄音機】
ビクトローラー8-30 / HMV194 / ブランズウイック105 / ヴィクトローラ8-12 /


毎月第三水曜日開催(8月休)
ピアノ コンサート開場13:00 開演13:30 入場料 \1500
  蓄音器コンサート開場14:30 開演15:00 入場料 \1000
入場料 通し\2000 終演16:00 予約不要


【蓄音器のプログラム】


オープニング オペラ序曲 声楽を主体にシンフォニー、管弦楽、ピアノ、室内楽


アンコールは世界の音楽と題してシャンソン、タンゴ、ジャズ


メインプログラムはクラシックですが世界の音楽をジャズ、シャンソン等お聴きください


http://www.sam.hi-ho.ne.jp/happyendoh/baroque.files/baroque.ht

https://sophiasaal.bbs.fc2bbs.net/



くみこぴあのサロンコンサート - YouTube
https://www.youtube.com/user/kumikopianon/videos






3:777 :

2022/08/08 (Mon) 06:55:24

あげ0001
4:777 :

2022/08/08 (Mon) 07:07:30

手回し蓄音器を越える音が絶対に出せない理由


金沢蓄音器館では、「蓄音器聴き比べ」を1日3回行っている。

来館された方々にどちらからお越しになられたか、初めて蓄音器の音を聞かれるのか、また終りにはどの蓄音器の音色がお好きか、聴いた感想はいかがかとお尋ねすることにしている。皆さん、ニコニコと話していただける。

話もなく、ただSPレコードをかけているだけでは、寝てしまわれる方が多い。
あのシャーシャー(パチパチか?)という針とレコードが擦れる音が、眠気を誘うのである。

大阪から来たという産婦人科の医師が言っていたが、この音は人間が母親の羊水のなかにいたときの音だそうである。観光疲れで、椅子でゆっくりできるので、つい寝てしまうこともあるだろう。でも、その考えかたより、母の中に抱かれた安心感からリラックスできると思った方がずっと素敵だ。

実際、来館者の方でこのシャーシャー音がなんとも言えず心地いいと話す人は、一人や二人ではない。

同じ曲でも蓄音器を変えると、音色は異なる。

同曲、同蓄音器でも天候や湿度が違うと乾いて軽やかに感じられたり、しっとりとした落ち着いた感じで聞こえることがある。

こんな体験をすると蓄音器は正に楽器ではないかと思うのだ。

________

金沢蓄音器館での「聴き比べ」は、10台くらいの蓄音器の音色の違いを聞くことができる。その中の1台に、明治・大正時代につくられたラッパ型蓄音器を入れてある。

SPレコードをかけてから、わざとラッパを取り外してみる。すると、音がずっと小さくなる。また、ラッパを取りつけると音は大きくなる。

ラッパは、音を大きくする働きがあることがすぐ理解できる。


大きい音を得るにはラッパを大きくすればよいのだが、外づけではその重量を支えたり動かしたりするのがたいへんになる。そこで、ラッパを内蔵するようになった。

その代表格が「蓄音器の王様」と言われる米国ビクター社のビクトローラー・クレデンザ(大正14年~昭和5年)である。 外からは見えないが、トーンアームの根元で二股にわかれ、中はじゃばらのようになっており、ラッパを大きくしてある。

これを1本にし、まっすぐ伸ばしてやるとなんと9フィート(約2m70cm)にもなるという。 6万7千台以上作られ、ビクターの名前を不動のものにした蓄音器である。

これによって中音、低音の響きと小さな音から大きな音までが素晴らしくよくなる。とても電気を使っていない音量とは思えない。王様と呼ばれる所以である。

初めてこの蓄音器の音を聞いた東京からの若い男性は、思わず「CDよりいい音だ!」と唸った。これも「聴きくらべ」られる。

http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/hitorigoto.html

レーザーターンテーブルでのSPの再生はどうだったか


確か、まだエルプになる前のフィニアル・テクノロジーという名前の頃だった筈なので、おそらく現行の製品とは多少違うと思われるが、実際に78rpm盤をレーザーで聴いた時の印象をちょっと書いてみよう。

某レコード会社で78rpm盤から復刻する際に少しでもスクラッチノイズを拾わずに音源を作れないかということで、わざわざ編集スタジオまでデモに来て頂いた時に実際の音を聴かせて貰った。

どんな音が出るのか興味津々だったが、レコード盤をセットし再生ボタンを押した後にスタジオに設置されたモニタースピーカーから出てきた音は低域のボンついた、何かゴロでも拾っているような感じのものだった。盤の傷に関しても思った程の低減効果が無く全体的に芯のない甘い感じの音で、これなら針でトレースした方がよいという結論になり結局採用はされなかった。

あれから随分と時間が経ち光学技術やサーボ系も飛躍的に進歩した筈で、現在の製品は相当改良されているだろうから、改めてもう一度じっくりと聴いてみたいものである。

http://www6.atpages.jp/omat/pages/grammophon.html#Model_104


これは蓄音機の心臓部です。 サウンドボックスと言いますが、これはビクトローラー、クレデンザについている物です。

最初期型2枚ドアだけに付いている貴重なものなのです。

下の写真の機種は4枚ドアで初期のものですが、この機種に付いているサウンドボックスは、裏がアンチモニーで出来ているため80年の間には、膨れて割れたものが多いのです。

最初の物は真面目にブラス、銅で出来ているので今でもしっかりしています。僅かな期間だけ作られ、コスト削減のためかアンチモニーになったと思われます。

3年間でアメリカで6万7000台も造られています。

エジソンが蓄音機を発明したのは、1877年だったか、微かに錫箔に音が録音された瞬間だった。それから、物凄いスピードで改良されてきた。しかし、機械的に録音される「音の振動を直接、盤に刻む」も1920年代には終わろうとしていた。

ベル研究所の改良の結果、蓄音機史上、最高の音を再生できる機械が出来上がった。1925年ビクターは、クレデンザと言う名の名器を発表した。それがこの機械です。

電気で録音、再生できる、時代に入ったにも関わらず、この機械はその再生能力は抜群だった。いまでも、2007年現在でもその音には、感心するのです。

最近33回転のレコードが見直されてきましたが、その前の78回転ですから、知らないわけですよね。

どこに電気が入っているのと聞かれますが、動力は4本のゼンマイなのです。

http://plaza.rakuten.co.jp/chikuonki/7004

要するにクレデンザはオーディオ機器ではなく、楽器そのものなのですね。 通常の楽器との対応関係は


ヴァイオリンの弦 → サウンドボックス

ヴァイオリンの共鳴胴 → 長さ1.8m のホーン


オーディオ機器が手回し蓄音器を越える音を出せない理由はもう明らかですね。 サウンドボックスの振動音そのものを電気的に増幅させるより、サウンドボックスの振動を木のホーンで共鳴させた楽器音の方がいいに決まっていますから。

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          |! |  \   ゚       /  |  .!
          {  |  | | ゙ヽ、    /  |   |  | オーディオの音は1925年から
         ゙、 ', | |   | `l'"´    ゙、|  |i   | 全然進歩してないのよ
         ヽ ヽ | |   レ'′      \ || /
           /ヽ \!  |  ̄ ``   r'´ ` ̄``ヽ
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        |     〉 V              |   |
        |    /  /       \       ヽ、 |
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クレデンザ:蓄音機の音と音楽


「蓄音機の音」は「電気再生の音」とは全く異なる。

前者はアコースティックな音「生の音」、後者は「電気の音」である。

何が異なるかというと、一言に言って、「生きた音」(実音)と「死んだ音」(虚音)である。「生きてる」か「死んでるか」か、この差は大違いである。

SP盤は米ヴィクトローラ、英HMVの大型の蓄音機で鳴らすと素晴らしい感動的な音と音楽が再生される。蓄音機で往年の名演奏を聴く音楽ファンはこのことをよく知っている。そして、名盤SPを収集する。

私は3台のヴィクトローラ「クレデンザ」を所有している。1台は4枚扉のトロント工場製、1台は4枚扉のキャムデン工場製、1台は2枚扉のキャムデン工場製、である。その他、米コロンビアのクレデンザ級の大きさの蓄音機「ヴィヴァトナール」(これも素晴らしい音が鳴る)を1台所有している。

クレデンザに限ると、部屋で常用しているのはトロント工場の「クレデンザ」である。サウンドボックスも最高の音が出るのを使っている。 並級のクレデンザ何十台と比較しても、太刀打ちできないだろう。まず、木材の材質の差はもとより、何と言ってもサウンドボックスの実力が並品とは丸で違うからだ。

1920年代のアメリカ民謡のSP名演奏を私のクレデンザで聴くと涙がでるほどの感動を覚える。生演奏のように生き生きした感動的な音と音楽が再生される。


しかし、SP盤そのものを電気再生しても決して、この「感動」は鳴らない。LP復刻盤、CD復刻盤、を電気再生したところで、クレデンザが鳴らす感動的な音と音楽は決して鳴らない。


特にCD復刻盤は致命的、クレデンザの音楽表現の片鱗さえも再生できない。

電気再生でクレデンザの音を再生することは「不可能」とされている。

オーディオ史上、誰も成功したことはない。

電気でそのような音を鳴らすオーディオ技術は在り得ないこととされている。

http://vitalsound.exblog.jp/4369786/


クレデンザで聴くSP原盤と「倍音」再生


電気オーディオを語る時、「倍音」を正しく理解しておかなければならない。

ここで、78回転SP盤、Gid Tanner and His Skillet Lickers(ギド・タナーとスキレット・リッカーズ) のストリング・バンドの名演奏、「Turkey in the Straw」(「藁の中の七面鳥」)を聴いてみよう。Colombia のオリジナル原盤を聴いてみよう。

1926年4月17日、ジョージア州アトランタでの録音である。一人一人の名人が構成するグループが奏でるもの凄い演奏だ。Gid Tanner のフィドル、 Riley Puckettのギターとリード・ヴォーカル、が奏でるオールド・タイム・マウンテン・ミュージックの素晴らしい感動の名演奏である。

この盤を私のクレデンザで再生させて聴くと、正に当時の生演奏を彷彿とさせる感動の音と音楽が再生される。聴き手である私の心に躍動のリズムが生まれ無我夢中の感動の連続の中で曲が終わる。

周波数はせいぜい上限5000ヘルツ程度の音である。しかし、その周波数の上限詰まりを感じることはまったくない。感動の音楽の世界へと引き込まれてしまう。

何故だろう? 

その原因は、倍音(ハーモニー)が充分に出ているからである。


今度は、オリジナル復刻CD盤で電気オーディオで聴いてみよう。バイタル化しないオーディオで聴いてみよう。


なんだ、一体どうした? 
駄目だ、さっぱり駄目だ。

出ない、出ない、倍音が無い。

もはや、音楽ではない、単なる音の世界だ。

いわゆる「虚音の世界」(電気の音)だ。

http://vitalsound.exblog.jp/4652767/

蓄音機の雄「ビクトローラ・クレデンザ」


 蓄音機というのは、その黎明期、あるいは電気録音以前にはユニークな形や機能を持った様々なタイプがあって、博物館などに行けば現在の私たちの眼や耳を楽しませてくれます。 そして当時のメーカーや技術者が、いかに良い音を再現しようかと努力していたことを知ることが出来ます。 その努力がやがて電気録音レコードを開発することになり(1925年)、外部で存在感を示していたホーンもケースに内蔵されるようになり、レコードも規格統一が進んで「ユニーク過ぎる」蓄音機というのは少なくなりますが、それでも見えないところで様々な工夫が重ねられていたのです。

 しかし…と、ある人が言いました。

 「蓄音機って、結局最高に音の好い1台を持ってればそれでよくなっちゃいますよね」と。

 そしてその最高の1台とは何か…。

 その多くの場合がビクトローラ・クレデンザなのです。


 この蓄音機に関しては様々な書物で取り上げられ、例えば「図説 世界の蓄音機」(三浦玄樹著:星雲社)などでは他の機種とは別に特集ページが組まれているほどです。 また


「傑作機」
「希代の名機」
「最高峰」
「耽美な音色」


等々の多くの讃辞も寄せられています。 実際、電気録音レコードへの対応として生まれたクレデンザは多くの工夫が詰め込まれていまて、その詳しくは前述の書を参考にしていただくこととしても、「100回にも及ぶ試作回数」「キャビネットに折りたたまれて収納されたホーンの長さ1.8メートル」と聞いただけでも「お~凄いではないか」と思わされてしまいます。

 では実際に聴いてみるとどうなのか。

 まずプレーヤーの蓋を開けたときにすでに「お~」なのです。

 蓋のステー(支え棒)が空気を使った「エア・サポート式」なので、バッコンとかガチャンとかで開くのではなく、フワ~と持ち上がって行くからです。 そしてプレーヤー部の金属が金メッキされていて、これもまた「コレハコレハ」の楽しさです。

 そうそう、肝心なのは音ですがまずはその音量に驚かされます。 ホーン開口部の扉を全開にすると電気増幅をしているわけでもないのに、つまりアンプを使用しない生音なのに、人によっては耳を塞ぎたくなるほどの音の大きさです(開口部蓋を閉めれば音量は小さくなる)。ピアノの演奏レコードをかければ、その音量は実際のピアノに負けないでしょう。

 音質はレコードの録音状態にもよりますが、クリアで明瞭、それでいてまろみがあって柔らかです。女性ヴォーカルやヴァイオリン演奏でそれを強く感じるかもしれません。

 低音はさすがにアンプとスピーカーの威力はありません。しかしアコースティック・ベースなどは本来こちらが正しいのじゃないかい、といった音色です。

 音量、音質、音色、どれをとってもアナログの再生装置としては申し分ありません。

 そしてレコードが1曲を終えると(当時はシングル盤しかなかった)自動的に止まります。
 お~、オートストップなのです。
 
 かようにビクター社(日本のではない)のビクトローラ・クレデンザは、実に多くの「お~っ」があって、聴いてみれば多くの人たちが「最高の1台」に推す理由がわかります。 その理由については、針を落とせばクレデンザが語ってくれるでしょう。

http://blogs.yahoo.co.jp/dolittle1890/35334281.html


皆様「CREDENZA」という蓄音機をご存知ですか。

1920年代にアメリカのベル研究所が設計し、ビクトローラ社が製作致しました78回転盤レコード専用の蓄音機です。

この蓄音機は世界で最も再生音の美しい蓄音機と言われており、世界ではじめて逆三角関数の数式に基づいた理論によるホーンの設計がなされた蓄音機、と言われております。その図体は蓋をあけると背丈よりも大きなものでかの有名なウェスタンエレクトリック社のホーンの設計の原型となったモデルとも言われております。JBL社、ALTEC社などのホーンもこの蓄音機のホーンが原型となっているそうです。

またサウンド・ボックス内のアルミ製の振動板についてもすべての高級ドライバーと言われるものはこの形状を踏襲致しております。気品のある音色はこの振動板から出てくるのです。

  オーディオ界の最長老に君臨しておられました今は亡き「池田 圭」先生のスタジオにWestern Electric社製の巨大ホーンが左右に鎮座しており、その中央に「CREDENZA」が設置してありました。

私がたまたま先生とお会いし、お話をしていたところ、私が「CREDENZA」でSP盤を聴くのが趣味です、と申し上げたところ、先生は目を輝かせて君の「CREDENZA」はどんな音がするのかい、何年製のものかね、聴かせてもらえないだろうか、と言われました。そんな訳で池田先生とのお付き合いが始まり、何年もの間亡くなられるまで本当に親しいお付き合いをさせて頂きました。

私が「クレデンザ」を修理、調整するに当たりましては、私が持っております音色を改善するためのピアノのボディーの木工修復技術の手法を用いました。私の所有致しておりますクレデンザは他のクレデンザに比べ、「周波数特性」「音色のまろやかさ」「音量」「楽器が持っている旨みと香り」どれをとっても驚くほど秀でております。

マルセル・モイーズの演奏するフルートなどは息遣いまで聞こえてまいります。ヴァイオリン、声楽に至ってはまるでそこで演奏しているかの錯覚にとらわれるほどです。池田先生も私のクレデンザの音色には舌を巻いておられました。

長野県伊那市に於ける「クレデンザ」蓄音機によるSPレコード鑑賞会風景

旧型 前面すべての開閉型 1925年製 所蔵品

上記写真の鑑賞会を予告する記事が政治欄を押しのけ、第一面トップに掲載されました。「幻の名器」とは驚きました。「想像を絶する音」は事実です。

http://www1.odn.ne.jp/~cbz49420/credenza.htm

HMV蓄音機の魅力


アメリカのビクターとイギリスのHMV(正式にはグラモフォン社だが、HMVといくのが一般的)、 この2つがディスク型蓄音機を代表するブランドだ。

両社とも同じトレードマークを用い、ほとんど同じデザインの製品を発売していたこともあり、 また、共通する部品も多い(実際HMVはビクターからパーツを取り寄せていた時期もある)。 しかし出てくる音にははっきりとした違いがある。 今回は電気吹き込み時代のHMVの製品に焦点を当ててその特徴を述べてみたい。

 音の特徴
音の印象は主観的なものだということを承知でHMVの音にはある共通点があると 思っている。それは音に躍動感と新鮮さがあるということだ。 出てくる音の凛とした感じはHMVならではのものだと思う。

あとは大型になるに従って、音に余裕が生まれ、スケール感が増し、気品すら漂ってくる。

http://umeya.bz/miryoku.html


9 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/02/22(水) 10:44:33 ID:sd+h1Inl [1回発言]

まあオーディオの原点だ。音楽を保存するメディアの再生機器の原初的形態だ。
それで 結構バイオリンとか歌声とかのおいしい部分をいい具合に聴かせるのである。妙に現実感 があってぞくぞくっとするのであります。

とはいえ盤に刻まれた情報すべてを再生するにはちょいとつくりが荒っぽすぎる。

36 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2006/07/14(金) 02:49:43 ID:JvHTf9+b [1回発言]

蓄音機の音の反応(立ち上がり)のよさに注目している。伝えるのが機械と空気だから早いと思う。真空管だと風呂桶の水を焚き木温めているようなものだといわれ、確かに機械式の蓄音機の方がガリッと角がある音が出ている気がする。

CDも早い筈だけどその後に続く音は重厚さに欠けると思う。LPの音が丸っこい気がしています。ちなみにクラシック党です。

http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/pav/1140065288/

Victrola グレデンザを聴く

山村サロンさんで、「Victrola・グレデンザ」を聴かせていただいた。アルフレッド・コルトーによるオールショパンのプログラムで曲目は下記の通り。

ショパン:ワルツ 第1番、 第2番、第3番(日・ビクター盤)
ショパン:ポロネーズ 第6番「英雄」(英・HMV盤)
ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番「葬送」(日・ビクター盤 以下、同じ)
ショパン:ノクターン 第2番 op.9-2
ショパン:バラード 第1番、第3番
ショパン:ワルツ 第17番、4番「華麗なワルツ」、第5番、第6番「小犬のワルツ」、第12番


再生装置で音楽を再生する場合に、最もセンスの出るのがその人のボリュームの設定である。言うまでもなくグレデンザは、手巻き式のモーターとサウンドボックスによるSPの再生機であるのでアンプによる電気的な増幅は無い。ボリュームはいわば固定である。しかし、この音量はどうだ。通常、われわれが聴く最も適切な音量が、ちゃんと出ているのにまずビックリさせられる。それは、音楽再生にあたって、これくらいの音量が適切だと教えてくれているようなものだ。

出てくる音は、日・ビクター盤と英・HMV盤とでは若干違うが、意外に日・ビクター盤が良かった。「葬送ソナタ」、「ノクターン変ホ長調」、「バラード」の美しさは比類が無く、グレデンザは、電気蓄音機のデコラより一枚上手である。

帰宅して、早速、「あらえびすSP名曲決定盤・第1集」からCDへの復刻の出来具合を聴き比べてみた。QUAD 67CDから送り出して、QUAD・QCII+QUADII経由、EMI711AとQUAD ESL-57での再生である。トーンコントロールを調整して耳の記憶からグレデンザに近づけてみる。同じコルトーのピアノで、曲はショパンの「ワルツ第7盤」、「ノクターン第7番」、それに当日は演奏されなかったが、シューマン「子供の情景」など。こちらのソースSPは英・HMV盤である。その特徴は、ポロネーズ 第6番「英雄」(英・HMV盤)と同じ傾向がはっきり出ていて、当日の日・ビクター盤の方がよい。そして全体として復刻はかなりいい線までいっているが、やはりグレデンザ特有の芯の強いホーンの音は本物でないと無理である。それに復刻版は、針音がかなり強い。

源流の音を聴くことは大切である。これで英デコラの音とグレデンザの音を掴んだので、自宅での音楽再生には計り知れない指針が得られた。次次回くらいには、シューマンの「子供の情景」のコンサートもあろうが、「あらえびすSP名曲決定盤・第1集」の同曲は、当日の音に近い状態で鳴っていて大変楽しめるのは嬉しいことだ。グレデンザの音は、中高域が鋼のように強く比類のない美しさで鳴る。また、左手のアタック音がズーンと下に響くのは、あのF氏宅で聴いたTANNOYと同じ体験であった。自宅でアンプを通ると低域は若干ふくらんで、よりLPに近い音とはなるが、やはり電気的なものを通さない方がずっとよい。

http://www2.nkansai.ne.jp/sch/kayo-net/av29.htm
5:777 :

2023/06/19 (Mon) 15:27:27

Dreams Come True   一筋縄ではいかないSP盤再生 Der Klang vom Theater (ドイツ~劇場の音と音楽)
http://kaorin27.blog67.fc2blog.us/blog-entry-585.html

SP盤時代に録音されたレコードをどうやって聴けばよろしいか?

時間に余裕があって、気持ちが充実して、気力も充分であれば「蓄音器」で聞く事ができればそれは何よりです

しかしながら、制約が沢山あるのでやっぱり蓄音器一択では厳しいのも現実です

・1面ごとに針は使い捨て、まあブランドの針は高いし
・長くても5、6分で終わる
・ゼンマイを巻くは面倒(電動モーターに変えているのもあり)
・音量の調整幅が狭いので時間によってはうるさい


もうこれはSP盤の電気再生も並行して運用するしか無いよね

更に、LPやCDへの復刻であれば1枚でSP盤を10枚分とか20枚分を連続して再生してくれますから、使い様によってはBGMにだってなり得るんです・・・もちろん、そんな聴き方はしませんけれど


ここで、大きな壁が立ちはだかります

「オーディオ」の常識からすると、音は広い帯域で歪なく聞こえるのが良いに決まっていますが
元がSP録音ですから帯域的には「100Hz〜4kHz」で最大です

これ以上広帯域のいわゆる「音の良い」オーディオで再生すると、どうしてもSP盤の持つ甚大なエネルギーやエモーショナルな世界観を拾いにくいのが恨めしいところです




そんなこんなで、周囲の奇異の目に耐えつつ数少ないフランス製のオーディオ機器を探し求めています

まずはプレーヤーを見てみます


_DSF2057_convert_20230609131748.jpg

プレーヤーは取り敢えず、「ピエール・クレマン」にしました
この針は SP再生用のE25N=L5シリーズで、クレマンがLP用として最初に作ったシリーズになります(多分!試作とかは知らん)
自重も針圧も重いので、この時代のプレーヤーでしか使えません



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奥に立っている綺麗な赤色のカートリッジがLP用のE25Mですが、やはり相応の針圧を必要とするので初期盤以外に使うとレコードの溝を削ってしまうので注意が必要です


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このヘッドは鉄針を一回一回挿して使うSP時代のピックアップです
電気再生でも気合を入れる時にはこれを使おうと思っているのですが、まだセット出来ていないので運用はもう少し先になります



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こちらは、再発盤のレコードを聞くためのL7シリーズのプレーヤーです

お洒落な金色のカートリッジはL7Bの仲間で、上述したL5カートリッジの半分程度の重さです
あまりに可愛いので、キャビネットの隙間に渋いサビ赤の差し色を入れました
全体のミルキーなブルーの塗料も含め、見た目にも気を使っています


ありがたくも針圧2.5g程度でかかりますので、チップを楕円ダイヤに改装して近年のプレス盤に対応しています

なんと言っても、我が家にはPATHEのリファレンス・シリーズが大量にありますから、これをちゃんと聴ける様にしなければいけません

それとHMVのトレジャリー・シリーズとで100枚もあれば、1000枚以上のSP盤の資産を有するのと同じ事ですからね


しかし、英仏の復刻LP盤というのは何であんなに素晴らしくSP盤の世界観を伝える事ができるのでしょうねえ
まことにレコード界の七不思議の一つと言っていい偉業です

私が家康公なら、所領安堵どころか加増して茶釜の一つも差し上げたいくらいですよ




クレマンのカートリッジは手持ちの資料に載っているだけでも16種類ほどあります

数を揃えてコレクションするつもりはありませんが、将来カートリッジの予備を購入しても使えないアームとの組み合わせもあります

そこで、アームだけは全種類(紹介したのも含めて恐らく5種類)買っておきましたので、いつかカートリッジを変更する必要が生じても聴ける様に準備だけはしておきました
http://kaorin27.blog67.fc2blog.us/blog-entry-585.html
6:777 :

2023/06/22 (Thu) 06:34:27

Date: 6月 21st, 2023
クレデンザをきいて(その1)
http://audiosharing.com/blog/?p=39864

昨日、映画を二本観ていた。
「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」と「ザ・フラッシュ」だ。

どちらもハリウッドの大作で、CGを多用した作品。
どちらもIMAX Laserの劇場で観た。

こうい作品をIMAXで観るたびに、
この映画の上映、一回あたりの使用電気量はいったいいくらなのだろうか、と思う。

スクリーンに映し出されるディテールの明瞭度、
それに音。
そうとうな電気量なのだから、入場料金が高くなるのもしょうがない、と思う。

それにこれら二本の作品は上映だけに多くの電気を必要とするわけではなく、
制作においても、そうとうな電気を消費している。

とにかくそうやってできあがった作品を、二本観た次の日、
つまり今日、アクースティック蓄音器の王様といわれるクレデンザを聴いてきた。

それも二箇所で聴いてきた。

一箇所目のクレデンザはゼンマイ式、
二箇所目のクレデンザはモーター式。

ゼンマイ式のクレデンザは、電気をまったく必要としない。
モーター式のクレデンザはディスクの回転のための電気は必要とするものの、
音を出す仕組み(構造)には、まったく電気は使われていない。

音は電気信号に変換されることなく鳴ってくる。
http://audiosharing.com/blog/?p=39864
7:777 :

2023/07/04 (Tue) 02:06:25

Date: 7月 3rd, 2023
クレデンザをきいて(その2)

クレデンザの誕生は1925年。
ほぼ百年前のこと。

オーディオテクニカのウェブサイトによると、
クレデンザは67,000台ほど作られた、らしい。

日本で当時の価格は、家一軒分ときいているから、
海外ではそこまで高価ではなかったにしろ、67,000台という数字には、驚く。

今回聴いたゼンマイ式のクレデンザのシリアルナンバーは、1,000番未満である。
初期のクレデンザなのだろう。
オーディオテクニカ所蔵のクレデンザは40,000番台とのこと。

クレデンザの音を聴いたのは、そう多くないが、
実物を見る機会は、それよりも多かった。

今回、はじめて気づいたのは、二枚扉のクレデンザということだった。
私のなかでの印象は、四枚扉のクレデンザである。
中央二枚の大きい扉、
その他に両端にSP盤を収納するための狭い扉がついているタイプである。

二枚扉のクレデンザは、SP盤の収納スペースはない。
こんなクレデンザがあったのか、と検索してみると、確かに存在している。

そして、同じゼンマイ式のクレデンザでも製造時期によって、
けっこう仕様が違っていたこともわかった。

そういうクレデンザから鳴ってくる音を聴いていた。
http://audiosharing.com/blog/?p=39907

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