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1:777
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2022/05/21 (Sat) 06:48:03
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イギリスの高級オーディオはすべて輸出用で本国では全く売れない _ イギリス人は何故そんなにケチなのか?
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14004079
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/447.html
この世のものとも思えない音を出すにはどういうオーディオ機器が必要か
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14030753
カリスマ音楽評論家 宇野功芳が50年間使っていた装置
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14004322
QUAD の静電型スピーカーを超えるスピーカーはまだ存在しない
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14004090
B&W のスピーカーは買ってはいけない
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14004028
タンノイのスピーカーは買ってはいけない
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14004027
直熱三極管 45シングル アンプで鳴らされた Goodmans Axiom80 が理想の音?
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14030364
欧州最高の出力管 PX4 を使ったアンプ
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14029910
イギリスの大出力三極管 PX25・DA30 を使ったアンプ
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14030285
ティム・デ・パラヴィチーニがいなくなった EAR に未来は無い
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14004541
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手回し蓄音機はオーディオではない。楽器だ!
https://a777777.bbs.fc2bbs.net/?act=reply&tid=14004305
HMV と EMG の蓄音器
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/585.html
デッカ
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/587.html
ロンドン・ウエスタン
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/588.html
パルメコ
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/589.html
ヴァイタボックス
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/590.html
グッドマン
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/591.html
ワーフェデール
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/592.html
ローサー(Lowther)
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/593.html
タンノイ
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/594.html
QUAD
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/595.html
QUAD ESL の修理お任せください _ サウンドポイント55
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/866.html
ジョーダンワッツ
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/596.html
ロジャース
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/597.html
セレッション
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/598.html
スペンドール
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/599.html
ハーベス
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/600.html
KEF
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/601.html
B&W
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/602.html
モニターオーディオ
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/603.html
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ブリティッシュサウンドとは HMV蓄音機とロンドンウェスタンの音の事
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/477.html
ロンドン・ウエスタンの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1074.html
ジャズを聴くなら JBL よりパルメコの方が遥かに上
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/945.html
伝説のデッカ デコラ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/683.html
デッカ リボンスピーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1148.html
▲△▽▼
酷い音のインチキ・レプリカを量産して伝説の評価を落とした Goodmans Axiom80
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/686.html
AXIOM80 の先駆けとなった英SOUNDSALES社のスピーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/448.html
グッドマン・スピーカーの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1079.html
グッドマンの最上位機種 Axiom 22
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1075.html
グッドマン MAXIMスピーカーシステム
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1076.html
グッドマン 8インチ フルレンジ スピーカーユニット AXIETTE
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1078.html
Goodmans Axiom80 については
オーディオマエストロ 是枝アンプ
https://www.audio-maestro.com/about.html
オーディオマエストロ Speaker System
https://www.audio-maestro.com/products1.html
「音楽&オーディオ」の小部屋 「オーディオ談義」
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/c/efca4d25974b323a3217e344a4edabfa
▲△▽▼
ワーフェデール・スピーカーの世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1084.html
ワーフェデール 後方開放・無指向性フロア型スピーカー SFB/3
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1091.html
ワーフェデール エアデール(1950年発売 オリジナルモデル)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1092.html
ワーフェデール スーパー3
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1093.html
▲△▽▼
魔性の歌姫 Lowther
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/685.html
LOWTHERの商品一覧 - 中古オーディオ 高価買取・販売 ハイファイ堂
http://www.hifido.co.jp/sold/?KW=LOWTHER&G=2&LNG=J&OD=0&L=50
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LPの音をSPの音に変える魔法のスピーカ タンノイ オートグラフ _ 2流オケの音もウイーン・フィルの響きに変える奇跡
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/494.html
タンノイで まともな音が出るのはモニターシルバーを入れた小型システムだけ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1085.html
頭が逝かれた信者が多いダメスピーカー タンノイ オートグラフ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1107.html
本当のブリティッシュ・サウンドはタンノイではなくヴァイタボックス
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/710.html
▲△▽▼
QUAD の静電型スピーカーを超えるスピーカーはまだ存在しない
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/380.html
伝説の静電型スピーカー QUAD ESL57・ESL63
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/682.html
ESL57 が似合う店 喫茶店 荻窪邪宗門 _ ESL57 と QUADⅡ の世界
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/214.html
QUAD ESL の修理お任せください _ サウンドポイント55
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/865.html
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BGM用にしか使えなかった高額なジョーダンワッツのスピーカー _ 天才 E.J.Jodan は結局何がやりたかったのか
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/859.html
天才 E.J.JORDAN のメタルコーン ユニットを引き継いだスウェーデン EAD社のドライバー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1000.html
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セレッションのスピーカー史上最高のツイーター HF1300
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1077.html
ブリティッシュ・サウンドとは何か? _ 安物スピーカー スペンドール BCII から奇跡の音が…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/690.html
ハーベスで初代 HLコンパクト唯一つだけ人気が出た理由
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/687.html
ロジャース PM510・LS5/9
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1177.html
KEF _ 世界で初めてデジタル解析に取り組んだスピーカーメーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1167.html
KEF サブウーファー KC62
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1179.html
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B&W なんて買うと 10年後に後悔しまっせ _ 超高性能だけど中高音がキンキンして音楽にならないダメダメ・スピーカー
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/955.html
この酷い音があの有名な B&W のスピーカーか
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/448.html
B&W Signature Diamond _ B&W で唯一まともな音のスピーカーだけど…
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1109.html
今でもまだ現役 B&W Original Nautilus (1995)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1110.html
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今、高CP で大人気の
イギリス モニターオーディオ社 Platinum Series II
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1194.html
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audio identity (designing) 宮﨑勝己 現代スピーカー考
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1168.html
audio identity (designing) 宮﨑勝己 QUAD・ESLについて
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1169.html
audio identity (designing)宮﨑勝己 モニタースピーカー論
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1173.html
audio identity (designing) 宮﨑勝己 BBCモニター考
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1170.html
audio identity (designing)宮﨑勝己 BBCモニター、復権か
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1172.html
audio identity (designing)宮﨑勝己 BBCモニター考(LS3/5Aのこと)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1171.html
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2:777
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2022/05/21 (Sat) 07:52:40
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45シングルで鳴らされた Goodmans Axiom80 が理想の音
良く知られているように故瀬川冬樹氏は45シングルで鳴らされた Goodmans Axiom80を生涯理想の音とされておられたようです。このスピーカの設計者がその後作ったスピーカは多々ありますがそのどれもが一聴して柔らかな音を出しますから本来の方向はリアル派とは異なるのでしょう。低域共振点は20ヘルツ台で大変に低く、エッジ、ダンパのコンプライアンスが高い割には最大振幅に制限があるためにアナログ時代は極めて使いにくいユニットでした。ピックアップ系の共振が問題にならないデジタル時代の環境では大変使いやすくなっています。
https://www.audio-maestro.com/about.html
フルレンジ好きの人ならば、一度は憧れたであろう「GOODMANS AXIOM80」という英国製の特異なスピーカーが手元にございます。愛好者には古くは 故瀬川冬樹氏や是枝重治氏などが有名でしょう。私も数年前より80年代に発売された復刻版を数セット取り扱いました。旧タイプとは、コーン紙の形状や厚さが大きく異なっています。
旧タイプのコーン紙は、薄くて張りがあり、外周部分に折り返しを付けてコーン紙全体の強度を上げる構造でした。それに対して復刻版はポテッと厚めで、その外周部分は切りっ放しでありました。
カンチレバーも、旧タイプでは薄くしなやかなモノでしたが、厚めのものに変わっていました。旧タイプより耐入力が増している事から想像するとそれらと関係があるのかも知れません。復刻版は現在手元にはありませんが、オークションなどで手に入れることが出来る様です。価格は上がっていますが・・。
旧タイプも稀に目にしますが入手は絶望的かもしれません。
AXIOM80は、コーン紙が「フラフラ」して扱い難いと云う定説が昔からありました。アナログ時代には確かにレコードの反りなどの理由によりコーン紙が揺さぶられ、ボイスコイルが底打ちする可能性があり、狭帯域のシングルエンドの真空管アンプが有利でした。故瀬川冬樹氏は無帰還でトランス結合の「UX-45シングル」で鳴らしていたようです。能率が高く、2W程度の出力でも充分に楽しめました。
メーカー製の専用箱は私の知る限りは昔から存在せず、付属の図面を元に家具屋へ注文するか自作でした。通称「ヤマハ箱(ヤマハで製作されたもの)」も見たことが有ります。何れにしろ「専用 ARU」との組み合わせが一般的でした。
現在 AXIOM80 を駆動するアンプは「6BM8/ECL82 超3極菅接続」を私は使用しています。小型の出力トランスを持つエレキット製品の改造品です。見た目は非力なのですが、音の広がりや奥行き感などに優れ、安価で簡単に改造出来て、とても満足しています。
http://rmuk.exblog.jp/
瀬川冬樹は創刊まもない頃のSS誌で、ゴッホ美術館で手持ちの複製画の本物を見た時その本物は所蔵の複製画の複製に見えた、という小林秀雄の有名な一文を引いてオーディオ論を展開していました。今日眺めても極めて優れたオーディオ論で、瀬川畢生の名論文だとおもいます。
瀬川冬樹氏の名論文は1960年頃のラジオ技術誌の「私のリスニングルーム」、しばらくあとの「M夫人のクレオさん」(クレデンザのこと、M夫人は福岡で御健在)、1960年代半ばのラ技連載の一連の「これからのステレオ装置」などであり、個人的には1970年代の瀬川さんは抜け殻としか思えないのです。
それは瀬川さんも分かっていたようです。
お亡くなりになる直前のことですが倉敷在住のIさんに、
ぼくはもうだめなんだ、体もだめだしオーデイオも堕落してしまったんだ、
今一度昔に帰りたい、45とアキシオム80に戻りたい、
そのために80は8本用意しているんだが、、
、
と述懐されたそうです。
瀬川さんのピークは JBL の蜂の巣ホーンをお使いになられたマルチアンプ時代の頃まででしょう。
Iさんからその話を伺った時、なぜか太宰治を想いました。氏が癌に侵されていることはそのころは既に衆知のことでした。
しばらくしてお亡くなりになったのですが大村一郎としてはS字状結腸にできた腫瘍で亡くなったとしても瀬川冬樹としてはそうではないと思ったものです。
http://www.audio-maestro.com/luochi_sui_shii.html
Goodmans Axiom80 については
オーディオマエストロ 是枝アンプ
https://www.audio-maestro.com/about.html
オーディオマエストロ Speaker System
https://www.audio-maestro.com/products1.html
「音楽&オーディオ」の小部屋 「オーディオ談義」
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/c/efca4d25974b323a3217e344a4edabfa
▲△▽▼
超お買い得
真空管アンプ「カトレア」 ささやき 45アンプ
価 格 185,000円
出力が2Wと少ないですが音質が素直でとても綺麗な音が聞けます少ないパワーで透明感と繊細な音を求めている人へお薦めです。但しスピーカーの能率が95db以上有るのが理想的です。
45はグリットチョークを使用し、ロングライフ設計で動作させています。良い球はシンプルに作るのが最高の音が聞けます。ごまかしの無い素直な音を是非聞いてみて下さい。
サイズ W335 x D235
回路構成 CR結合(グリットチョークによる)ドライブ
入力感度 1V 100kΩ
出 力 2W + 2W
使用真空管 6SL7 45 5Y3
シャーシー カリン
B電源回路 一回路
NFB回路 なし
納 期 1ヶ月
http://www.cattlea.jp/product/?no=3
▲△▽▼
ペンションすももの木 _ 「カトレア」の交流点火の真空管アンプ
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/488.html
真空管アンプ「カトレア」 _ 交流点火の 300B ・ PP5-400 コンパチブル モノラルアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/113.html
45 シングルアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/153.html
My Audio Life (趣味のオーディオ) 45 シングルアンプの製作
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/154.html
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3:777
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2024/04/10 (Wed) 17:43:53
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「音楽&オーディオ」の小部屋
口径38cmのユニットを使わない理由
2024年04月10日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/82e3ceca619afb033285a5fc0e42e5ed
オーディオ記事を書くたびに、いつも脳裡の片隅にあるのが(記事の内容を)「ジャズ・ファンが真に受けると拙いなあ」・・。
なぜなら、クラシックとジャズでは音の楽しみ方が違うと思う・・、つまり前者はハーモニーを重視し、そして後者はリズム感を通じて力感や勢いを楽しむ音楽だから~。
もちろん私見である。
ほんとうに いい音 はクラシックもジャズも差別なく聴けるものだ・・、「実際に我が家がそうだ」というご意見もきっとあることだろう(笑)。
そこで、わかりやすい実例として我が家で「口径38cmのユニットを使わない理由」を縷々述べてみよう。
先日のこと、オークションにワーフェデール(英国)の口径38センチ(15インチ)のユニットが1本出品されていた。
お値段は「13,800円」と超安いうえに、音がメチャいいとされている「赤帯マグネット」付き!
原則として我が家では「38cm」はお呼びではないが、コスパがいいとついフラフラッとくるのはいつものこと(笑)。
我が家のウェストミンスターに使えそうなユニットなので落札したいところだが、なんといってもステレオとしてはあと1本欲しいところ。
そこでヨーロッパのSPユニットに関して独自の輸入ルートをお持ちのTさんに伺ってみた。
「実はお伺いしたいことがあります。現在オークションにワーフェデールの口径38センチのユニットが1本出品されてます。落札したいのですが、ステレオ用としてあと1本欲しいところです。
そこで、T様のルートから同じ口径38センチが手に入る可能性はありますでしょうか。まことに勝手のいいご相談ですが、いかがなものでしょうか。」
すると、ご丁寧にも次のような返信があった。
「お元気ですか。
ご照会の件ですが、当該のオークションも覗いてみましたが、アルニコの15インチタイプはなかなか見つけられないと思います。
15インチはどちらかというとアメリカ人好みのようで、イギリス国内では、Wharfedaleに限らず、15インチのユニットそのものが、あまり見受けられないように思います。
ご期待にそえず申し訳ありませんが、これに懲りず、また何かありましたら、いつでもご照会なり、ご相談なりしてください。 では、失礼いたします。」
というわけで、手に入れるのが難しいとなればオークションの出品物を諦めざるを得ない。1本だけではどうしようもないので~。
さて、ここで何が言いたいのかといえば、イギリスでは15インチ(38センチ)のユニットがあまり見受けられないということ。
たしかにグッドマンやワーフェデールなどの有名どころにしても、15インチがあることはあるがめったに見かけない。
後日、この件を「有識者」に話したところ次のようなコメントがあった。
「そうなんです。イギリスは口径30センチのユニットが圧倒的に多いです。音のスピード感と繊細な表現力と適度な量感をマッチングさせるとなると口径30センチのユニットがベストと考えているのでしょう。
私もそう思います。したがって、あなたのユニットの選択は間違っていないと思いますよ。口径38センチのユニットを思いどおりに動かすのはたいへんです。タンノイの昔のユニットがなぜいいかというと、コーン紙の重さが軽いのも一因でしょう。」
この言葉にたいへん意を強くしたのは言うまでもない(笑)。
口径38センチのユニットはそれなりの魅力もあるのだが、どうしても空気を押し出す量と抵抗、そしてコーン紙の重さを考え合わせると、音声信号に対する追従性に問題が出てくる。
それがイヤで我が家のユニットはウェストミンスター内蔵のユニットまで含めてウーファー系はすべて「口径30センチ」に留めている。
いわば、クラシックの低音は主として箱の響きを利用して鳴らす、その一方ジャズの低音は口径の大きなユニットを強力なアンプで これでもかといわんばかりに ガンガン駆動する・・。
で、我が家で使用している小出力の「3極管シングル」アンプとの絡みもあるので一概には言えないわけだが、これまで使ってきた口径38センチのユニットはすべてオークションに放出してしまった。
そういえば、タンノイの創始者「G.R.ファウンテン」氏が愛用していたのは「オートグラフ」ではなく、口径25センチの「イートン」だったことはよく知られている。
これがクラシックを愛好するイギリス人の良識あるオーディオ観といっていいだろう。
自分もタンノイは「ⅢLZ・イン・オリジナル・キャビネット」「インパルス15」「ウェストミンスター」と使ってきたものの、一番バランスが良かったのは最初に使った「ⅢLZ」だった。今となっては手放さなきゃよかった(笑)。
まあ、クラシックファンの中で 「口径38センチ」のユニットを使っておられる方はたくさんいらっしゃるので、こればかりは是非もないが肝心の「お耳のセンス」の方は「?」だと内心秘かに思っている。
というか、好きとか嫌いというよりも「ブランドを盲信」されている方が大半だろうし、改造する勇気も無いし面倒だというのが実状だろう。
そこで、外野席から反論・・、「お前の勇気なんて蛮勇というものだ」という声が聞こえてきそう(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/82e3ceca619afb033285a5fc0e42e5ed
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4:777
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2024/04/13 (Sat) 09:34:46
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「音楽&オーディオ」の小部屋
ボーカルの再生
2024年04月13日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/5df57a85f390c82c217b8a1b266699b0
先日のブログ「小澤征爾 指揮者を語る」の中で紹介した小澤氏のコメントを改めて再掲させてもらおう。
「音楽の根源は人間の声から始まったと我々は思っているわけ。それから楽器は声の代わりに音楽をつくってきた。だんだんとそれが、声ではとても出ない高い音や低い音をヴァイオリンとかで出せるようになった。
だけど音楽の根源は声だとすると、息を吸うことは絶対必要で管楽器は息を吸わなければいけないけど、ヴァイオリンなどの弦楽器は息を吸わなくても弾ける。しかし、そこのところで、息をみんなにうまく吸ってもらう指揮者もいて、それがいい指揮者だと言われる。」
というわけで、声が音楽の根源だとするとオーディオだって声の再生が出発点だと考えてもおかしくないですよね~。
人の声は日常的に聴きなれているので、再生装置で聴くときも「生の声」との違和感にいちばん気が付きやすいのでなかなか厄介な存在だと思う。
で、声の再生に有利なスピーカーといえばやはり「同軸ユニット」ですよね~、そして同軸ユニットといえばタンノイかなあ・・。
「タンノイ」に関しては我がオーディオの歴史において重要な位置を占めているものの、一方では複雑な思いがあってなかなか一口では語れないブランドである。
「ⅢLZ・イン・オリジナル・キャビネット」、「インパルス15」、「ウェストミンスター」と遍歴したが、「ⅢLZ」のときは当時黄金の組み合わせと言われたラックスのアンプ「SQ38FD」で鳴らしていたのだが、このアンプは出力トランスが故障した。
これまでずっと真空管アンプを使ってきたが、出力トランスがイカレタなんて後にも先にもこの機種だけで、これは真空管アンプとしては絶対にあってはならない故障だと思う・・、腹が立ったので以後、ラックス製品はいっさい使わないことにしている。
それもこれもあって、嫌気がさしてきてとうとう「ⅢLZ」と「アンプ」をセットで手放して、次は15インチのユニットにしたが、これまたうまく鳴らせなかった。というか、その頃からどうもタンノイの音が自分に向いているのだろうかと懐疑的になってしまい、とうとうオリジナルユニットを外して現在に至っている。
こうして満足に使いこなせなかったタンノイだが、さすがにボーカルの再生を含めて同軸2ウェイユニットの音像定位の優位性には見るべきものがあった。
以前、オーディオ仲間のU君(福岡)から次のようなメールをもらったことがある。ちなみにU君は工学部で音響学を学んでいる。
「小さな口のボーカル再生が望ましいと言ったのは、録音する際のテクニックから来ています。通常、ボーカルを録音するにはボーカルマイクを使用するのはご存知の通りです。
そして特別の事情がない限り、ボーカルはセンターに定位させます。「センターに定位」と言ったのは、左端から右端までのどの位置にも自由に定位させることが出来ますが、普通はセンターにさせるからです。
そしてセンターに定位させると、左右チャンネルに同位相・同レベルの音声信号が記録されます。このボーカルの入ったCDを再生すると、ボーカル音声信号に関しては同位相・同レベルの音波に再現されるのが理想ですが、「同位相」というところで引っ掛かって来ます。
音波の位相が乱れる原因はスピーカーのマルチウェイにあります。本来なら一つの音声入力に対して、それに対応した一つの音波が発せられて耳に到達すれば良いのでが、マルチウェイの数だけ音波が発せられ(当然強弱の差はありますが)、空間で合成されて一つの音波となります。
この時、各スピーカーで発せられた音波の位相が微妙に違うため、本来あるべき音波波形から崩れてしまうことが、ボーカリストの口の大きさにつながります。
原理的に、ソロボーカリストは“センターで小さな口”で録音されている筈です。小さな口を小さく説明しようとしましたが長くなりました。」
ボーカルの再生に当たっての聴感上の留意点として、一般的にボーカリストの口の大きさがどのくらいに聴こえるか、息継ぎ(ブレス)が明瞭に聴こえるかといったところが上げられる。
ほら、五味康祐さんの名著「西方の音」の中にも、「歌手がカバのように大きな口を開けて唄うスピーカーがある」という表現が出てくる!(笑)
というわけで小さな口で歌うように聴こえるという点ではフルレンジや同軸ユニットの優位性は圧倒的だし、これを敷衍すると一つのシステムの中にSPユニットが多くなればなるほど不利になるのは言うまでもない。
ただし、もちろん同軸ユニットも万能ではなくて周波数レンジの狭さやスケールの面においてオーケストラの再生などにはあまり向かない。
この両面を一挙に解決しようとしたのがタンノイの同軸ユニットというわけだが、個人的には周波数レンジや繊細さの面でちょっと物足りない。
結局「あちら立てれば、こちら立たず」 → 「二兎を追うもの一兎を得ず」
そういうわけでオーケストラとボーカルの両極端のいずれかに(システムが)特化してしまうのか、それとも中庸で我慢するか、オーディオはこういう選択の行きつ戻りつで、ただひたすら時間だけが過ぎていく(笑)。
最後に、我が家のスピーカーのうちボーカル再生において「ベスト3」を挙げておこう。
1 「AXIOM80」(英国グッドマン)
2 「PL100」(英国モニターオーディオ)
3 「TRIAXIOM」(英国グッドマン)
2番目の「PL100」だが、7000ヘルツ以上に「ツィーター」(ワーフェデール)を付け加えて、この程ようやく愁眉が開きました。
小口径ユニットの有利性、箱の響きを極力排した優れた応答性・・、最高で~す!
実はこれが書きたいばかりに、 あれやこれや延々と引っ張ってきました(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/5df57a85f390c82c217b8a1b266699b0
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2024/11/03 (Sun) 15:17:21
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「音楽&オーディオ」の小部屋
このスピーカーを譲っていただくわけにはいきませんか
2024年10月23日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/9fa311b4a8177c5ba6a3add0b8f1d830
このブログを通じて我が家の(オーディオの)最近の「動き」を察知された「YO」さん(岡山)。
「ぜひ聴かせてください」とのことで、日程調整したのがこの21日(月)。この1年半で3回目のご訪問だから、遠路はるばる「ご苦労様です」と同時に、その熱心さにも頭が下がります。
その熱意に応える必要があるので、受け入れ態勢にも余念がなく聴いていただくスピーカーの順番まで決めていたのだが、いざ当日となってみると、予想外の展開になってしまった。
やはり「筋書き通り」には事が運ばない・・、「人生と同じだ」と改めて痛感しましたぞ~(笑)。
さて、当日の模様を振り返ってみよう。
お電話があったのは午前9時過ぎだった。
「現在、別府湾サービスエリアにいます。これからお伺いしてよろしいでしょうか?」「ハイ、どうぞ、お待ちしてます。何時に岡山を出発されましたか?」「午前3時に出発して8時頃に着きました。5時間です、スイスイでした」「昨晩何時に寝られたのですか?」「11時ごろです」「たった4時間しか寝られてないのですか?」「4時間寝れば十分ですよ」
随分、タフな方である(笑)。
10分程度で我が家に到着された。さっそく試聴開始~。
全体で4台のSPを聴いていただく予定で、最初はいちばん右端の「075」ツィーターがポイントのシステム。
もちろん、今回のハイライト「6A3シングルアンプ」(モノ×2台)は4台すべてのシステムで暗躍させるつもりで、今回はウーファー部分(口径25cm)に活用した。
肝心の075はこの「LS7シングルアンプ」で駆動した。
すべて希少な「なす管」で、球の種類の詳述は専門的になるので避けるが、おそらくこの組み合わせは世界中でもこれ1台だけだろう~。つい自慢したくなるのがブログ主の浅はかなところだ(笑)。
で、肝心のお客様の反応はといえば、終盤になって「ちょっと高音域のレベルが高いように感じました」とのことで、以前福岡からお見えになったお客さんからも同じご指摘があった。
我が家では悲しいかな加齢のせいだろうか、どうも高音域のレベルをつい上げてしまうみたい・・、ま、全体的には可もなし不可もなしといったところかな~。
次は、いよいよ本命の「AXIOM80」へと展開する予定だったが、「YO」さんと話をするうちに、本日、ローサー(英国)の「PM6A」をクルマに積んできているとお伺いして、飛び上がらんばかりに驚いた。
「エ~ッ、それは願ってもない機会です!ぜひ、聴かせてください・・」。英国の名門「ローサー」のユニットは強力なマグネットが付いており、再生能力が抜きん出ているのは百も承知。
ずっと以前に所持していたことがあるが「エッジがボロボロ」になり、泣く泣く別の愛好家へと手放したことがある。「タンノイⅢLZ」と「ローサー」は我が長いオーディオの歴史において涙と悔恨の傷跡として深く刻まれている(笑)。
何という典雅な音なんだろう・・、一聴しただけですっかり魅了されてしまった。低音とか高音とか透明感とかが、どうのこうのという音ではない。
とてもバランスが取れていて、家庭で「音」を気にせずに、ひたすら「音楽」に聴き耽るのには絶好のスピーカーであることを改めて思い知らされた。
ユニットもいいけれど、箱のツクリも抜群なのだろう。もちろん「6A3シングル」アンプとの相性は言わずもがなである。
ご覧の通り、ギター用の薄い銘板に取り付られている「PM6A」だが、低音域がふっくらと充実していて、これだとサブウーファーなんか邪魔になるだけである。改めて箱の重要性を思い知らされた・・、今さら~(笑)。
2時間ほど自分の世界に閉じこもって音楽に聴き惚れた。
モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ全集(2枚:バロックヴァイオリン)・・、もうお客様なんか そっちのけ なんだからひどい話である(笑)。
とうとう「このスピーカーを譲っていただくわけにはいきませんか、即答されなくて結構です・・、お帰りになるときまでにご返事をいただければ結構ですから」、こんな音を聴かされると黙って引き下がるわけにはいきませぬ・・(笑)。
とはいえ、こういう厚かましいお願いをしたというのも、YOさんはいくつもSPを持っていらして、「PM6A」をメインで聴いておられないとのことだったので申し上げてみたというわけ。
そして、いよいよ興奮冷めやらぬ中を「AXIOM80」の登場・・、これはこれで良かったのだが、「ふっくら感」は「PM6A」の方が一枚上だね~。
「YO」さんは「この音で贅沢を言ったら罰が当たりますよ、むしろ自分からスピーカーの方に寄り添う姿勢が大切ではないでしょうか」
「う~ん、それもそうですけどね・・、PM6Aを聴いた後だとどうしても不満が残りますね~」
すぐに、「AXIOM80」を容れている箱の改造計画が脳裡を駆け巡った。
「PM6A」を容れた箱のように、バッフル、それと対面する後ろ側の板を「4mm」厚ほどにする、当然、補強は必要だろう、そして側面の板厚は従来通り「1.5cm」くらいにする・・。
その後は、うわの空状態のまま「ウェストミンスター+TRIAXIOM」を聴いていただいたが、予想外にも好評だった。
そして、2時半ごろになって「遠方だしぼちぼち・・」、と腰を上げられながら「PM6Aは今日の所は勘弁してください。それにとても故障の多いユニットですし、修繕代も目の玉が飛び出るほど高いです。そうなると申し訳ないですから」
「ハイ、わかりました。」「熱願冷諦」とはこのことだね・・(笑)。
翌日になって「無事帰り着かれましたか?」と、連絡してみたところ「はい、行きと違って帰りは工事中が多くて夜の9時ごろ帰り着きました。結局6時半かかりましたよ。聴かせてもらった音を忘れないうちにと、11時ごろまで我が家の音を確認しました」
「また懲りずにお越しください・・、その気になったらPM6Aをよろしくお願いします。」
というわけで、秋の好日、熱い、熱い試聴会が終わりました(笑)。
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善は急げ
2024年10月26日
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「善は急げ」 → 「良いことをするのにためらうな」(広辞苑)。
つい先日、我が家にお見えになった「YO」さん(岡山)の「ローサー」にすっかり魅了されたことはすでに書き記した通り~。
ユニットもさることながら、感心したのは箱のツクリで「4mm」厚の薄板(ギター用)を使って上手く箱の共振を利用し、見事にふっくらとした音を出していた。
口径20cmとは信じられないような音なので、箱の重要性について再認識させられたが、これは古典系の英国ユニットに限っての話だろうけどね~。
で、それに引き換え我が家の「AXIOM80」(以下「80」)は・・、箱の面で「未(いま)だし」の感を深くしたことだった。
何といっても「ふっくら感」がまだ足りない。
ことオーディオに関しては指をくわえて傍観するほど「怠け者」ではない積りなので、さっそく行動に移った。
せめて「80」のバッフルだけでも薄板にしてみよう・・。
クルマで40分ほどの大型「DIY」店へ乗りつけて薄板を吟味したところ、「4mm」厚と「5.5mm」厚の板があったので、どちらにしようかと迷った。
重量級の赤帯マグネットを持つ「80」となると、前者は強度がちょっと不安なので後者に決めることにして、所定の寸法「横49.5mm × 縦950mm」にカットしてもらった(2枚)。
そして補強材を追加して、全体の会計は見事に「3000円」以内に収まったのだから、ビンボー人にとってはメデタシ、メデタシ~(笑)。
さあ、後は家に帰って作業あるのみ~。
で、帰宅後に気が付いたのだが2枚の内1枚が歪気味に たわんでいる のを発見・・、これが薄板の 哀しさ なんだよなあ~。
両端に錘を載せて矯正することにした。2時間ほどでようやく正常になった。
その片手間に、もう一枚の方のバッフルに口径25cmの穴をジグソーで開けて、補強材を張り付けた。
そして、完成形がこれ。ちなみに、肝心の「ARU」(背圧調整器)は底板に取り付けている。これで少しは「見栄え」も良くなったかな~(笑)。
まだ海のものとも山のものともつかないので塗装の方は後回し~、とはいえ、もうこのままでいいかもねえが気持ち半分かな~(笑)。
さあ、後は肝心の音出しである。「80」が完璧な音を出しさえしてくれたら我が家のオーディオは完結するといっても過言ではない。
もうワクワクしながらオーディオ人生を左右するような運命の一瞬に身を任せた!
そして・・、あれ~、なんだ期待したほどじゃないぞ・・というのが第一印象である。これまでが80点だとすると85点くらいにはなったけど、まだ「ふっくら感」は「ローサー」には及びもつかない~。
ここから、例によって少しでも向上させようと「もがき」が始まった。
こういう時にパワーアンプ「6A3シングル」が「座標軸」の役割を果たしてくれるのはありがたい、何せ他のアンプはこのアンプ以上の音は出せないんだから・・。
で、パワーアンプの責任じゃないとすると当然「プリアンプ」との相性に目が向く。
「12AU7」アンプから「E80CC」アンプへ代えてみると、明らかに神経質な響きが減って少し「まったり感」が出てきたのはうれしい限り。
次に「DAC」へと目を向けた。これまで「D2R」を使っていたのだが、ようやく夏が終わったので「エルガー プラス」(英国:dCS)の出番がやってきた。
実は、我が家では7月~9月にかけて「天板」が猛烈に熱くなるので使用しないと決めているのだ。
このDACは20年前くらいの産物なので、日進月歩のデジタルの世界では「旧石器時代の遺物」みたいなものだが、「豊かな音」という点では特筆すべきものがある。何しろ、アンプのボリュームを絞っても「音が痩せない」んだから~。
さすがに、発売時の定価が「250万円」だった、だけのことはありますぞ~。
というわけで、以上2点の対策によりどうにか「85点 → 90点」に持ち直した感じで、老骨に鞭打っての半日間の作業もどうにか面目を施したかなあ~(笑)。
今日(26日)はこの新装なった「80」で「ワールド・シリ~ズ」(MLB)でも観よう、大谷選手頑張れ!
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「見てくれ」が良くなると音も良くなる?
2024年10月30日
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10日前(21日)にお見えになった「YO」さん(岡山)さんが持参された「ローサー」のSPには大いにショックを受けた。
改めて「箱」の重要性について大いに啓発されたので、その興奮が冷めやらぬうちにと、すぐに行動に移したのは既報通り~。
まずは「AXIOM80」のバッフルを「5、5mm」厚の薄板に代えて大成功・・、な~に自分が勝手に思うだけだけどね~(笑)。
見てくれの方も、かなり変身~。
これが、「YO」さんがお見えになる前の画像だが、こうやって眺めてみるとあまり冴えないなあ~(笑)。
もう少し「見てくれ」にも気を使ってみようかな~、で「AXIOM80」が次のように既存のサランネットを被せてイメ~ジを一新~。
そして、この土曜日(26日)に、「AXIOM80」ファンの仲間に聴いてもらったところ「余分なロスが少なくなって音の粒立ちがメチャ良くなりました!」と絶賛、また絶賛~(笑)。
これに大いに自信を得て、さっそく「柳の下の二匹目のどじょう」を狙うことにした。「AXIOM80」のバッフルづくりのときに余った「5.5mm」厚の薄い板材がまだ大量に残っているのだ!
狙う対象は「スーパー10」(ワーフェデール:フルレンジ:口径25cm)である。
昨日(29日)は家人が仕事に出かけるの待ってから取り掛かった。玄関先で木の屑が散らばるのを嫌うので仕方がない(笑)。
半日がかりの作業の結果、この通り~。
何しろ「ワールドシリ~ズ」(MLB)の中継をときどき観ながらの作業なのでなかなか はかどらない(笑)。ようやく完成したところで、昼飯時になった。
午後はいよいよボックスへの取り付け作業にかかった。
これも既存のサランネットを被せて「見てくれ」のレベルアップを図った~。
で、肝心の音である。ワクワク、ドキドキしながら耳を傾けた。まさにオーディオの醍醐味ですね~。
お~っ、これは素晴らしい!! ローエンドへの伸びが際立っており、全体的に豊かな音へと大変身。たかがバッフルでこんなに変わるのかと耳を疑うほどだった。
流石に重量級の赤帯マグネットを付けた「スーパー10」の本領発揮~。
思うに、この箱の板の厚さは「4cm」もあるほど頑丈だが、ユニットの後ろ側に出る「逆相の音」が逃げ場を失って薄いバッフルに押し寄せて盛大に振動させているのだろう。
ただし、SPの箱の振動の良し悪しは論議があるところだろうが、古典系の英国ユニットを使う限りにおいては必須だと思っている~。
そして、この音ならもう「サブ・ウーファー」も「ツィーター」も要らないな・・。
8000ヘルツ以上を受け持っていたツィーターの「075」(JBL)を外すことにした。
そもそも同じ「英国勢」なのに「ワーフェデール」は「グッドマン」に比べて高音域の繊細さにやや欠けると思ってきたのだが、こうやって聴いてみると高音域もなかなかいいじゃない・・。
悪いのはどうやら「鳴らし方」だったらしい(笑)、ここでも「6A3シングル」アンプ(モノ×2台)が利いているのは想像に難くない。
これで、メデタシ、メデタシ・・、「見てくれが良くなると、音も良くなるのかなあ」(笑)。
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柳の下に3匹目のどじょうを狙う
2024年11月03日
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このところ、スピーカー・ユニットを取り付けるバッフルの交換に余念がない。
何しろ板の厚さが「1・5cm」から、およそ1/3の「5.5mm」の薄板に代えるだけで、いとも簡単に「低音域の量感」が増すようになるからたまらない~。
オーディオは「気に入った高音」を出すよりも「気に入った低音」を出す方がはるかに難しいと思っているが、はたしてバッフルを響かせることで低音を出すのがいいことなのか悪いことなのか・・、こればかりはいろいろ論議があるところだろうが我が家で使っている古典系の英国ユニットを使う限りでは大いに気に入っている。
な~に、自分さえ良ければそれでいい趣味なんだから~(笑)。
当初、及び腰で実験したのはグッドマンの「AXIOM80」(初期版)だった。
そして、予想外ともいえるほど上手くいったので、「柳の下の二匹目のどじょう」を狙って次はワーフェデールの「スーパー10」のバッフルづくり~。板厚が4cmの箱に取り付けようという試み~。
これも気が遠くなるほど上手くいった!(笑)。
そして、まだあと1ペア分のバッフルが残っている・・、さあどうする?
同じ箱を使ってグッドマンの「TRIAXIOM」(口径30cm:同軸3ウェイ)に向かうのは必然的な成り行きだった。
「スーパー10」があまりにも気に入った音を出すもんだから「後ろ髪」を引かれる思いだったが、「TRIAXIOM」からどういう音が出てくれるのか、その誘惑が優って交換へ。
つまり同じ箱用のバッフルを2種類作ることになるわけで、片や口径25cm、片や口径30cmだから同様に使うわけにはいかないのがつらいところ。
昨日(2日)は家人が旅行(宝塚観劇)で不在なのをいいことに、張り切って朝から大っぴらにとりかかった。
バッフルの穴開けには「ジグソー」が大活躍~、重宝してます。
作業も手馴れてきて「裏蓋」の補強など、すいすい運ぶ~。
これが完成形~、さあ、いよいよ音出しである。オーディオの醍醐味ですねえ!
絶対にいい音が出ると踏んでいたが、あれ~、意外にも何だか「冴えない音」・・、ぼんやりして鈍い音というのが第一印象だった。
そういえば、先日岡山からお見えになった「YO」さんが「あなたのブログを読んでいると、スピーカーを交換してすぐにコメントを出されていますが、スピーカーにもある程度エージングが必要ですよ、いつも不自然に感じています」というコメントが耳に残っている。
アンプなどに使う新しいコンデンサーのエージングは当たり前だが、古典系のスピーカーだと、製作からもはや50年以上も経っているので、微妙で繊細なツクリのユニットの「慣らし運転」が必要なのは頷けるところ。
で、30分ほど経つと音が随分こなれてくるのがわかった。しかし、まだ何となく違和感が残る・・。
低音の制動力が少し利いておらず、少しボン付き気味かな~、中高音域も少し歪みっぽい感じがする。
経験上、アンプのパワーがオーヴァー気味だとこういう音が出ることが多いので、絶対的な存在の「6A3シングル」から、思い切って「6AR6シングル」に交換してみることにした。
ほかにも待機中のアンプがいろいろあるが、まあ組み合わせ上での一種の「勘」ですな~(笑)。
「6AR6(5極管)を3極管接続にすると、銘管「PX4」とそっくり同じ特性になります」とのことだったので、作ってもらったアンプだが期待に違わぬ仕上がりだった。
この真空管の出自を辿るとウェスタン製の「350B」に行き着くが、さすがに素性がいいだけあって魅力的な音を出す~、ただし画像でご覧のように初期の「湾曲型プレート仕様」に定評があるところ。
そして・・、このアンプで諸々の課題はすべて解決した。「もう、つべこべ言うな」と、有無を言わせぬほどの説得力がある音。
試聴用のソースは例によって「You Tube」で、先日の「シンフォニー全集」に続いて「ディヴェルトメント全集」をいきなりテレビが提示してきた。
トップバッターが大好きな「K136」だから痺れ上がりました!
音もいい、音楽もいい・・、これは極上のパラダイスだね!(笑)
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